美ヶ原2018


■王ヶ鼻への道

美ヶ原最初の朝は天候に恵まれ、王ヶ鼻までのんびり散策しました。霧氷が青い空に映え、きれいでした。

雪の上には何か動物の足跡が点々と続いています。

狐ではないかということですが、よく分かりません。

王ヶ鼻への道は、多くの山の絶好の展望台です。これは四阿山と上田市街の眺めです。

北には長野新潟の国境、頚城三山。妙高山、火打山、焼山。

さらに西側に目を転じると、北アルプスが連綿と続いています。壮観です。右端は白馬三山、左端は穂高連峰です。

白馬三山(以下3枚は前日撮影)。

五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳。

立山と剣岳。その手前は針ノ木岳、蓮華岳。

少し歩くと王ヶ鼻に到着します。

頂上にはお地蔵さんや岩が立ち並んでいます。

御嶽信仰ということでお地蔵さんは御嶽山の方角を向いていますが、この日は雲の中でした。

王ヶ鼻からは、正面に槍穂高連峰を、眼下に松本市内を眺めることができます。左手手前にはお城も見えています。

槍穂高連峰はいつ見ても雄大で、見飽きることがありません。槍ヶ岳の手前には常念岳、北穂高岳の手前には蝶が岳が見えます。

乗鞍岳。

■王ヶ頭の朝

夜明け前、ホテルの前の樹木には霧氷がついています。

2日目の日の出。雲が厚くその上から出てきました。

3日目。雲がなく、蓼科山の奥、奥秩父からの日の出です。

富士山が八ヶ岳の麓の向こうに見えました。手前は霧ケ峰車山、気象観測ドームがあります。

富士山の右手には南アルプス。左から、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、北岳、間の岳、仙丈ケ岳。さらに3000m級の山が続きますが、はっきり確認できません。

南アルプスのさらに右手、南東方向には中央アルプスがあります。主峰は木曽駒ケ岳。

王ヶ頭の頂上では標識が朝日に赤く染まっていました。背後の山は左御嶽山、右乗鞍岳。さらに右には加賀の白山がありますが、雲が多くよく見えません。

■王ヶ頭の昼

美ヶ原の草原から見た王ヶ頭山頂。ホテルと並んでTV塔・電波塔が林立しています。

美ヶ原牧場。山上の平らな台地では、古くから夏場は牛の放牧をやっていたようです。

牧場の中央にはシンボルの美しの塔。

牧場の南東には蓼科山と八ヶ岳連峰。

牧場の北東方向には浅間山。わずかに噴煙が上がっています。

ホテルの玄関には氷のブロックが積み上げられ、塀のようになっていました。

■王ヶ頭の夕・夜

標高2000mまで雲海が広がっています。

美しい夕焼けです。陽は御嶽山の横に沈みました。

日没後、松本平の灯が見え始めます(2日目)。

天頂近くの星空。オリオン座の下にシリウスが輝いています。天の川も確認できます。

北天の銀河の中にペルセウス座、カシオペア座があり、カシオペアを辿ると北極星が見つかります。左端にはぼうっと光るアンドロメダ銀河が見えます。