リーグ戦 対大分トリニータ

2009年7月4日 九州石油ドーム

降格圏に漂う2チーム、ジェフ対トリニータの直接対決は2-1でジェフが勝ち、大分に引導を渡しました。ジェフにとっては負けてもまだ悲観的になるような状況ではありませんが、12連敗中の大分にとっては生きるか死ぬかの大一番でした。大分側は、試合前から社長が「ぶっ殺すつもり」でやるなどとぶちあげ、選手、サポーターも必ず勝つと意気込んでいたようです。しかし、意気込みだけで試合は勝てません。ひどいピッチの中で動きは鈍く、唯一勝てると読んでいたらしいジェフにも負けたことで、試合後のスタジアムは通夜のようでした。帰りに乗り合わせたタクシーの運転手さんも、「もう皆諦めてますよ。維持費の高いビッグアイは取り壊されるでしょう」などと、これからの巻き返しなど期待するふうもありませんでした。

規制でビデオが撮れず、深井、下村のファインゴールは分解写真で撮っただけですが、勝ってくれれば大分まで足を運んだ甲斐があるというものです。あとは、ジェフが、間違っても、つられてJ2落ちするような羽目に陥らないことを祈るばかりです。

試合後、前にも泊まったことのある大分川傍のホテルで1泊し、翌日は以前から考えていた国東半島巡りをしました。観光バスで、宇佐神宮、富貴寺、磨崖仏、両子寺などを回りました。宇佐神宮、富貴寺では、九州に5つしかないと言われる国宝の建造物のうち2つを見ることができました。因みに、残りの3つはいずれも長崎にあります。富貴大堂は国宝に指定される前は、近所の子供たちの遊び場になっていたそうで、九州最古の木造の建物の柱は塗りが剥げ落ち、つるつるに光っていました。国宝の中で柱登りができた子供たちは幸せです。