2005/01/09 コーチも裏切り

江尻コーチが新潟に移籍するようです。JEFの生え抜きで、歴代名監督のもとでコーチの英才教育を施してきた江尻がこともあろうに新潟に行くとは、怒りを覚えます。

オシムの下で勉強するより反町を選んだのは、やはりカネなのでしょうか。ベングロシュやオシムの世界レベルのコーチング・ノウハウを安いカネで買い取ることを思いついた新潟はかなり利口です。こうした、したたかさがなければ、儲かるクラブは育てられません。JEFフロントも見習わなくてはいけません。

とはいえ、単に下で仕えたからといって指導力が付いたと考えるのは早計です。オシムは状況を見ながらその場に応じたやり方を臨機応変に選択すると言われています。大事なのは状況を見極める目を持っているかどうかということでしょう。練習メニューやプログラムだけ真似ても意味ありません。

小倉コーチもU-15日本代表のコーチに就任するので、クラブでは下部組織のコーチとなるとのことです。こちらはおめでたい話です。もう一人のコーチ、ジョゼさんもブラジル人選手が2人ともいなくなれば、トップチームのコーチを外れる可能性が高く、後任のコーチ3人を探さなければならなくなりました。オシムの息子アマルをサテライトから昇格させるのが一番素直ですが、オシム監督がどう考えるでしょうか。幸いJEFは古河以来豊富な人材を輩出していますので、コーチ探しはそんなに難しいことではないでしょう。ましてやオシムの下でやれるとなれば、自薦他薦大勢の候補者が現れると思われます。