PCオーディオ入門

音楽CDをBDにバックアップしたのを機に、音楽をパソコンで聴くことに興味を持ちました。音楽を聴くこと自体はあまり好きとはいえないのですが、パソコンを使って良い音を出してみるのは面白そうです。

とりあえず、USBでつなぐ卵型スピーカー「TW-S7」を買ってみました。パソコンからデジタル出力し、スピーカーに内蔵されているDACでアナログ信号に変換するのだそうです。再生ソフトは定番だというフリーのfoobar2000を入れ、音源はCDからリッピングしたものです。CDレベルなら、安上がりで手軽な、それでいて上質なシステムが出来上がりました。私にはこれで十分といった感じです。

しかしながら、世の中はCDよりはるかに音質の良い音源をネットで買える時代になっているようです。そんなことを聞くと、ちょっと試したくなります。新たに手に入れなければならないのは、音源とDACのようです。音源の方は、ハイレゾと呼ばれる、CDよりサンプリング周波数と量子化ビット数が大きく、音の高さ、強弱が幅広く表現できる音源が簡単に手に入ります。DACは、数千円から数百万円までと幅広くあるようですが、5万円も出せば、十分だそうです。後はパソコンとDACをオーディオ装置のCDプレーヤーに置き換える要領です。アンプやスピーカーは既存の物が使えます。パソコンもノートブックの廃物利用を考えています。DACはどれを選べばよいか全く分からないので、ネットで紹介されていたKORGの「DS-DAC-10」にでもしてみようかと思っています。5万円未満です。リニアPCM方式とは異なるハイレゾ音源DSD(量子化ビット数を1にして、サンプリング周波数を極端に高くした方式)にも対応しているようです。

構想は出来上がりました。後は、好きでもない音楽を今後聴き続けるのだろうか、そんな先が分からないことにカネをかけるなら、広角レンズにした方がましではないかとの誘惑もあり、決めかねています。

森本貴幸加入

久し振りにサッカーというかJEFの話題を。

相変わらず勝たなければならない試合を落とし、不甲斐ないサッカーを続けていますが、ビッグニュースが入ってきました。ネット上ではかなり前から噂されていたセリエAカターニアの森本が日本に戻って来て、こともあろうかJEFに完全移籍で入ってきました。我が家では、過去の経緯からか、応援したくないとの声もありますが、JEFの一員となったからには頑張って結果を残して欲しいと願っています。

なにしろザッケローニ監督の代表試合初戦で先発した、バリバリの日本代表FWでした。何が何でも昇格したいJEF首脳陣にとっては、どうしても欲しい人材だったのでしょう。J1チームでも出せなかった、かなりの資金を用意したとの報道もありました。JEFサポにとっては、茶野が振り切られてゴールされ、15歳のJ最年少ゴールと報道され続ける因縁のプレーヤーです。あの時はスタジアムで悔しい思いをしました。その後すぐにイタリアに渡り、それなりの結果を出しましたが、膝の怪我をして以降、鳴かず飛ばずでした。今年はUAEのアルナスルにレンタルされ6ゴール、ACLにも出場し2ゴールあげたようです。

FWですからまずは得点を挙げることですが、なかなか軌道に乗らないチームを活性化させる効果を期待しましょう。膝の状態はどうなのでしょうか。本人は代表復帰をことある度に口にしているようですが、JEFで貢献することが第一なのを忘れないで欲しいところです。

CDのバックアップ

このところ滅多に聴かない音楽CDを整理していたら、痛んで使い物にならないものがいくつかありました。ソニーのCDP101が売り出された頃、面白がって買った、古いCDばかりですから、仕方ありません。ブルーレイディスクにバックアップをとることにしました。クラシックとビートルズ限定です。wmaファイルのデータとして保存したので、CD117枚分が25GBのBD1枚に余裕で収まりました。聴く時はパソコンでなければならないのは不便ですが、パソコンからBOSEに出力したら、かなり良い音になった気がします(聴き分ける耳があるかどうかは疑わしいのですが)。

ブルーレイプレーヤーでも聴けるようなBDも作ってみました。こちらはビートルズの17枚だけです。メニューを作ったり、曲名を入れたり、ジャケット写真を撮ったりして前準備に時間がかかりました。そのうえ、1つにまとめたら、データが大き過ぎるようで、書き込みに失敗しました。m2tsファイルへのエンコードに10時間もかけたのにがっかりです。CD1枚分ごとに1つのファイルとし、作り直しました。またエンコードに10時間近くかかりました。もっと別の作り方があるような気がします。
長い時間と労力をかけてなんとか仕上がりましたが、これをTVで見聴きすることはほとんどないと思われます。要は、作ること自体が目的でした。暇人なので。

サーバー移行中

ホームページは、年間5000円で借りているサーバーと自宅サーバーで運営しています。自宅サーバーは主としてファイルサイズの大きいビデオ格納用として使っています。容量は40GBです。レンタルサーバーは当初容量10GBだったのですが、最近同じ料金で30GBに増量されました。さらに9月には100GBになるとのことです。料金は変わらないというから、太っ腹です。これは大助かりです。

これを機会に自宅サーバーからレンタルサーバーにビデオファイルを移行することにしました。自宅サーバーはパソコンを付けっ放しなので電気代がかかりますし、何かと管理に手間がかかります。ことに将来パソコンが壊れてしまった時、linuxで再構築する気力が残っているかどうかが心配です。
ファイルの移し変えは簡単に終わりましたが、ドメイン変更に伴うリンクの書き換えが大変です。一括で済むものもありますが、ブログ1件ごとに書き込んだリンクは1件ごとに処理しなければならないので、終わるまでには時間と手間がかかりそうです。幸い暇なので、のんびりやります。それが終わってから、「グルメ探検隊」など関連サイトの移行を行います。

話はやや違いますが、最近ブラウザーIEをバージョンアップしました。多分IE9からだと思うのですが、ホームページ作成に使っているMovableType4が利用不能との情報がありましたので、バージョンアップは控えていました。しかし、WordPress利用開始を契機に、MovableTypeはFirefoxかGoogleChromeで使うこととし、ブラウザーをIE10に更新しました。そうしたら、トップページや写真のスライドショーが動かなくなってしまいました。FirefoxやGoogleChromeでは最新版でも動きます。これまで長年IEに合せてサイトを構築してきたのに、残念な気分です。

XA20 これは良さそう

canon11.jpgサッカーの試合は続いていますが、何も書く気がおこらないので、カメラの話題を。

大分前に発表され、先週発売されたキヤノンのビデオカメラXA20は魅力的です。あくまでカタログ上での判断ですが、私が撮影対象とするサッカーを撮るにも野鳥や動物を撮るにも理想的です。
最大の特徴は、小型軽量のボディにもかかわらず、光学20倍ズーム望遠端576mmのレンズを装着していることです。テープ時代に使っていたFX7の750mmには及びませんが、サッカーには十分だと思います。フィールドスコープには長過ぎるほどです(それ以前に、フィールドスコープとの相性が問題ですが)。60pにも対応し、動きの早い場面で効果的です。そのほか、ビューファインダーは可動式の156万ドットに改善し、パネルは有機ELとなりました。マニュアル操作が全面的に可能で、LANC端子も使えます。肝心の画質は使ってみないことには確認できませんが、機能面は求めることがほぼ満たされています。 

キヤノンのビデオカメラはDV時代にXV2、その後AVCHDになってからHFS21を主力として使っていました(その中間のHDV時代はソニーのFX7)が、60pに対応しないこと、ファインダーが見にくいことから、ソニーのNX70Jに乗り換えました。現状、画質を含めほぼ満足はしているのですが、望遠が263mmしかない(デジタルを使っても368mm、その場合手振れ防止が切れない)のが最大の難点です。XA20には惹かれます。しかし、あまりビデオは撮らなくなっているので、投資する踏ん切りがつきません。

力負け

アウェー長崎戦は1-2の逆転負けでした。

今の力関係がそのまま結果に出た感じです。ベテラン頼りなので、運動量で負け、そうかといって技術で勝っているわけでもなく、必死さでは明らかに劣っていました。今シーズンはずっとこんな調子です。相手がミスしてくれた時だけ勝てているのに、何ら手を打とうとしているようには見えません。この敗戦を見て、どうチームを立て直すかなどという興味も尽きてきました。

今シーズンはもう何も期待しません。

4連勝3位

松本とのホームでの対戦は1-0で勝ちました。これで4連勝、順位も1つ上がりました。

相手は降雪による日程の変更で中3日とコンディションは悪いはずなのに、よく動いていたのは松本の方でした。大勢のアウェーサポーターの声援に元気付けられたのでしょう。サポーターの後押しを受けるチームは強くなります。こちらはベテランが多く、センターラインの動きが物足りませんでした。目立つのは米倉、大岩の両サイドバックくらいで、ゴールに迫るのはケンペス任せの感があります。スコアレスドローで終わるかと思われた試合は、ベテランを下げ、ジャイールを攻撃陣に加えたことから動き出し、勝ち切ることができました。何故、このところ技術能力の高いジャイールやナムの外国人選手をベンチに置いておくのか、疑問に思っています。4連勝はしていますが、安心して観ていられる、よい内容の試合は1つもなく、思い切った選手起用でテコ入れを図るべきではないでしょうか。

来週は長崎での試合となります。高木監督の下、良い試合をしています。順位争いのライバルです。しかし、昇格1年目の相手にきちんと勝てないようでは、先行きは危うくなります。故郷での、大事な試合ですが、TV観戦の予定です。

勝っただけ

最下位岐阜とのアウェー戦は1-0で勝ちました。

ちょっと守られると、最下位相手でも点が獲れません。最多得点のケンペスが出場停止、代わりとなるジャイールもベンチスタートで、ブラジル人を欠いた攻撃陣が決定力に乏しいことは試合前から十分予想されました。しかし、この試合は決定力不足というレベルではなく、それ以前にゴールになりそうな場面すら作れませんでした。ずっと攻め込んでいて、CKも何本あったか数えられない位でしたが、ゴール前に入れるキックは不正確で工夫もなく、味方が触れたのはほんのわずかです。シュートを撃てたとしてもゴールマウスに飛ばす能力がありません。唯一のゴールはCKからでしたが、立っている選手にたまたまボールが当たって跳ね返って入っただけで、蹴ったわけでもヘディングしたわけでもありません。相手がどんな戦い方をしてくるか分かっているはずなのに、プロが毎日毎日練習しながらチームとして対応できない姿を見ると、情けなくなります。

危うい勝利

ホーム愛媛戦は2-0の勝利でした。

勝ったとはいえ、酷い内容の試合でした。ことに前半15分位までは一方的に攻め込まれ、2、3点奪われてもおかしくない内容です。なにしろこちらはいい加減なプレーばかりで全くボールが繋がらないのに対し、相手はスムーズなパス回しで確実にこちらのゴールに迫っていました。幸運と相手の決定力不足に救われました。その後なんとか互角以上の展開に持ち込みましたが、下位相手の試合でこんな状況では、先が思いやられます。救いは深井、ナムが入って、内容がかなり好転したことです。深井の諦めずに走り回る姿とボールを失わないナムの技術は、今後のチーム作りのヒントになるのではないでしょうか。走れない、ボールを持つとミスばかりのプレーヤーに頼っているようでは結果は見えています。

4戦勝ちなし

アウェー京都戦は3-3の引き分けでした。ここ4試合勝ちがなく、3分1敗です。

京都みたいなチームとやると、個人技術の差が明らかとなります。1対1の場面では体力勝負しない限りほとんど負けていました。激しいプレスを掛けられるとボールロストばかりです。パスもトラップもミスが多く、ゲームを組み立てることができません。3点獲れたのはカウンター気味の速攻だけで、下位のチームとやる時と逆の様相を呈していました。目指す方向とはまるで逆のような気がします。J2上位でやれる実力のないチームということなのでしょうか。ボールを持てる選手や運動量のある選手をもっと活用し、局面の打開を図ることは可能と思うのですが。

辛うじて引き分け

ホーム福岡戦は1-1の引き分けでした。

敗色濃厚な試合を、アディショナルタイムのDF山口のヘッドで何とか引き分けに持ち込みました。試合内容は、ゴールに向かおうという意欲も窺がえ、前戦より改善したとはいえますが、いかんせん決定力に欠け、3試合連続で完封される直前でした。キャプテンの諦めないプレーに救われました。昨年までに比べ今シーズン、こうした粘りが見られることは進歩ですが、この試合でも、もっと序盤から攻撃的で、走る姿勢を見せて欲しかったところです。全員での波状攻撃に移ったのは試合最終盤になってからで、それまではDFラインでのボール回しばかり目立ちました。

守備では、相変わらず攻守の切り替えが遅く、ずっと攻め込んでいて不用意に放り込んだボールを相手GKに直接捕られ、ロングスローからカウンターを食らう形で失点しました。失点以外にも危うい場面がありました。この停滞した状況を早く乗り越え勝つ試合をしないと、昇格どころか来場者をつなぎとめることすらできません。

今日は完敗

アウェー水戸戦は0-2の完封負けでした。

惜しい試合を失ったという内容ではなく、現時点での力の差がそのまま結果に出た試合です。前線はボールを落ち着かせられず、クロスはふんわりボールであさっての方向ばかり、ドリブルすれば密集に突っ込むだけ、攻撃のたびに相手にボールを渡してしまいます。おまけに走れないので攻守の切り替えが遅く、ピンチの連続。中盤のスペースを空けまくって好きなようにパスされ、守備陣は交わされ、GKは判断悪く頭を越されること数回。ナムと米倉を欠いていたとはいえ、最悪の内容でした。

ミスだらけのプレーしかできないのに、自分たちには力があるという思い上がりを叩きのめされた、ある意味、有意義な敗戦でした。引き分けた前の試合を、内容は悪くなかったなどとコメントしている監督には、この試合の惨状を見てチームの現実の姿を掴み直してほしいものです。1人や2人の怪我人が出たくらいでボロボロになってしまう底の浅いチームであることがはっきりしました。この敗戦を糧に、若手の起用、連携の強化、走力の涵養などチーム改革に努めるしかありません。

負けないけれど

ホーム岡山戦は0-0の引き分けでした。これで、8試合消化し、3勝1敗4分です。

先週はアウェーで群馬に勝ち、3連勝といきたかったところでしたが、今期3度目の無得点に終わり、守備陣の奮闘で何とか引き分けに持ち込みました。昨年は引き分けが10試合だったのに対し負け数が12と、惜しい試合を引き分けにできず勝ち点を失い続けました。その結果、自動昇格を逃すことになりました。今年は、初戦こそロスタイムに失点し引き分けに出来る試合を失いましたが、それ以降負けはありません。その点では、改善したといえますが、いかんせん点が獲れません。ホームで相手よりシュート数が少ないような受身の試合では勝てるわけがありません。シュートの内容も決定的なものはほとんどなく、攻撃は質量とも相手が上回っていたように見えました。ここ2試合で8得点はうまく行き過ぎていたようです。

今シーズンの帰趨はひとえに攻撃陣が点を獲れるかどうかにかかっています。攻撃陣の個々の能力は十分あるはずですから、シーズンが深まるにつれ、有機的な連携がとれるようなチームに成長していくことを期待しています。

大勝

ホーム北九州戦は6-1の大差で勝ちました。ケンペスが4ゴールの大活躍でした。

6得点は確かチーム最多得点のはずです。昨年は対町田戦で記録しました。古くは大分戦、京都戦などで記憶があります。この試合も先発メンバーが変わりました。佐藤勇人の代わりは兵働、右SBの高橋に代わり米倉が回り、右サイドは谷澤でした。ケンペスがトップに復帰しました。佐藤、高橋の怪我によるもののようですが、この交代は良い方向に働き、攻撃面ではかなり有効な布陣でした。相手守備陣の能力との相対的な面もありますので、今後の試合を見る必要がありますが。

米倉は攻撃的なプレーヤーですが、今年は前目のプレーで伸び悩んでいました。攻撃が得意な米倉が下がったことにより、谷澤とのコンビで右サイドからの攻撃が活性化しました。高橋が戻るとまた元に戻すのかも知れませんが、続けて見たい気がします。右サイドだけでなく、中央の兵働、左の大岩も攻撃を仕掛け、ケンペスやジャイールがゴールを狙うスタイルが前の試合辺りから出来上がりつつあります。全体に、メンバーを入れ替える前の2、3試合までとは違い、格段に安心して見ていられました。

3連続引き分け

アウェー、ガンバ大阪戦は1-1の引き分けでした。3試合勝てません。

20日の鳥取戦から先発を2名入れ替えました。ケンペスの代わりにナム、キムの代わりに大岩としました。誰を引っ込めるかは別にして、ナム、大岩の起用は当然のような気がします。また、ジャイールを最後まで使い、米倉、佐藤勇人を早めに交代させました。選手の起用法に明らかに変化が見てとれます。開幕以来ずっと内容が良くなかったので、ここらは変え時と判断したのでしょう。結果的には、試合は引き分けたとはいえ、ガンバ相手に内容は評価できるものだったと思います。次の北九州戦はどのようなメンバーで戦うか、選手起用に関して今以上の厳しさを示せるか、試合結果・内容以上に注目しています。名前や過去に囚われない選手起用ができない限り、今年のリーグ戦は手ごわい相手揃いなので、このままずるずると中位で低迷し続けることになりかねません。

負け試合

アウェー栃木戦は0-0の引き分けでした。

試合内容は一方的に栃木に分がありました。よくぞ引き分けられたといえましょう。栃木の激しいプレスに遭うと、ボールを失ってばかりです。前線までボールを運べることは稀で、得点の香りがしたのは相手GKがミスしてくれた時だけでした。いつにも増してパスミスが目立ちました。他にも種々問題はあるにせよ、まずは、こうもボールを繋げなくてはとてもJ1を目指しているチームのレベルとは言えません。個人能力に大きく依存する問題であり、過去の実績や名前に拘らず、もっと積極的に選手の入れ替えを図らないと解決できそうにありませんが、チームに代わり得る人材はいないのでしょうか。もしいなければ、トレーニングの積み重ねで個人能力を改善するか、泥臭く走り回るか、連携を高めるかしかありません。いずれにせよ、新戦力の補充ができないからには、指導者の手腕(選手起用、鍛錬の両面)に頼らざるをえません。

アウェー熊本戦初勝利

今期第2戦、うまスタでの対熊本戦は3-0で勝ちました。これまでアウェーでは熊本に勝ったことがありませんでした。

先週の開幕戦とは兵働を佐藤健太郎に代えただけの先発メンバーでした。完封負けした前戦とは異なり、先制点を挙げ、その後も順調に得点を重ねました。決してプレー内容が大幅に改善した訳ではありませんが、うまく試合の流れを掴んで、快勝した感じです。相変わらずミスでボールを失い、ピンチを招いていましたが、相手もミスが多く助けられました。

この試合ケンペスが2ゴール、ジャイールも惜しいシュートを放つなどブラジル人選手は得点力アップに貢献していました。また、韓国人のナムは後半途中交代出場するとすぐに2アシストしました。ボールを思うところに止め、柔らかいパスを繰り出せる良いプレーヤーです。先発して欲しいところですが、両外国人やこの日ゴールを決めた米倉、谷澤、深井、兵働、田中、大塚など攻撃的選手の層は厚いので、監督がどう判断するか、次の栃木戦に注目しましょう。

進歩できるか

今シーズンの開幕試合ホーム札幌戦は0-1で負けました。

開幕前J1との2試合で良い結果を残していたので、昨年までとは違う戦い振りを期待していたのですが、昨年J1で最下位だった札幌に思惑通りの試合をやられてしまった印象です。ボールは持ててもシュートにつなげられず、ミスを繰り返しては相手にボールを奪われ、何度も良い形の攻撃を許していました。そしてお決まりの試合終盤での失点を繰り返しました。いつもの、そして今年に入ってからもちばぎんカップで見られた連携の悪さと軽率な(あるいはこれが能力の限界か)プレーがこの試合でも出てしまいました。「絶対J1」などという嘘くさいスローガンに反し、今年もリーグ戦での苦戦は免れられないようです。試合が進むにつれて、着実にチームを成熟させていけるかどうか、新首脳陣の手腕を見極める1年となりそうです。

今期公式初戦で勝利

柏とのちばぎんカップは3-0で完封勝ちしました。

相手はJ1、始動が遅かったチームとはいえ、幸先良い勝利です。新指導者による、新しい外国人選手が加わったチーム作りは順調に進んでいるといってよいでしょう。この試合では、ジャイール、ナム、キムの3人が戦力となっていることを確認できたことが最大の収穫です。ジャイールのスピード、韓国人2人の体の強さはJ2で間違いなく通用するでしょう。一方、やや気になったのは、パスミスでボールを失うことが多く見られたことです。開幕までの2週間でさらに鍛え直さないといけないでしょうし、メンバーの入れ替えも十分ありえます。今日は、ケンペス、高橋、田中、大塚、町田などがベンチにも入っていませんでした。いくつかのポジションをこなせる選手も多いことですし、新チームで機能しない選手はたとえベテランであってもうかうかしていられません。競争の激しい、良いチーム状態となってきました。

外国人4名決定

チームは沖縄でキャンプの真っ最中ですが、新体制発表会の後、今日までにブラジル人2名の加入が決まりました。これで一応今シーズンの陣容が最終的に固まったということになります。ジャイールは韓国チェジュユナイテッド、ケンペスはブラジルポルトゲーザからの移籍で、2人とも攻撃的選手です。なおケンペスは昨シーズン一時セレッソ大阪でプレーしていました。今年はこの2人を軸に点を獲るサッカーとなりそうです。日本人若手を鍛えるよりは手っ取り早い方法を選んだといえます。昇格が親会社やスポンサーからの至上命令だとすれば、クラブとしては時間が迫っている中、頑張って体制を整えたと評価してよいのではないでしょうか。あとは、この2人がどれだけの結果を残せるか、ブラジル人の夫人を持ち、外国人を使うのが巧いと噂される鈴木監督がどう使いこなすかにかかっています。「外れ」外国人でないことを祈ります。

残り2名の外国人選手は、韓国の大学生、ナムとキムです。この2人はどちらかというと守備的プレーヤーです。ブラジル人2名がプロでの経験が豊富なのに対し、この2人は実績がなく、どれほどの実力なのか、すぐ戦力となりうる素材なのかは分かりません。育成的観点から長い目で見るべき選手なのかもしれません。

昨年のレギュラーからは実質的にはFWの藤田が抜けただけで、代わりにブラジル人FW2名が加わったとみれば、攻撃面は強化されたといえましょう。山口、佐藤、兵働など日本人の中核となる選手は不動で、昨年途中加入の谷澤、高橋が開幕から揃う今シーズンは、陣容だけから見れば、良いスタートが切れるはずです。戦術、連携面で抜かりがないよう監督、コーチがどう仕上げるか、期待しましょう。

今年のチーム

昨日、新体制発表会見が行われました。同時に開催されたサポーターコミュニケーションの内容はまだ伝わっていない段階ですが、今年は大丈夫との確信を抱くことはできませんでした。それは、攻撃の柱となる選手をいまだ探し出せていないからです。

昨年は、肝心な時に点が獲れない欠陥を露呈し、リーグ5位に終わりました。チームを変えていかなければ、J1昇格、定着は成し遂げられないのは明白です。TDが代わり、監督・コーチも一新され、違うチームになる下地は整いました。問題は実際にプレーする選手がどう変わるかという点です。顔ぶれは、外国人プレーヤーが全ていなくなり、FWの藤田と荒田、サイドの坂本、武田が抜けました。これまで新加入は控えGK、大卒DF1名、韓国人学生2名が決まっただけです。レンタル中だった兵働、大塚の完全移籍、高橋のレンタル継続は好材料とはいえ、この部分は昨年並みに過ぎません。点を獲るための即戦力FWが不可欠です。日本人には目ぼしい選手はいそうもないので、外国人頼みになるでしょうが、開幕までに間に合わせ、チームに馴染ませることができるでしょうか。

外国人は、有能な選手を獲得できればそれに越したことはありませんが、獲れてもやってみないと分からない面もあります。「絶対J1!」を標榜するなら、今いる顔ぶれでチームの戦闘能力を大幅に強化するしかありません。変わらなければならないことを選手の意識に植えつけ、明確な戦術構築と厳しいトレーニングで個人の能力と選手間の連携をともに向上させる手腕を新監督に期待できるのでしょうか。注目して見守りたいと思います。

ベスト8ならず

長崎総附は東海大仰星に0-1で負け、3回戦で大会を終えました。試合は見ていませんが、強行日程と組み合わせ抽選に影響された面も否定できないと思っています。総附は12月31日に初戦を戦い、中1日で2回戦、翌日3回戦ではいくら若いとはいえ、野球とは違うハードなスポーツですから、疲労の蓄積は大きかったと思います。今回準々決勝に勝ち残った8チームのうち、6チームは1回戦を免除されたチームで、2試合しかしていません。3試合やったのは2チームのみです。こんな過密日程の中で試合数が異なっては公平な戦いはできないでしょう。例年のことですが、早急に改善されなければならないと思います。

ともあれ、長崎総附はフクアリに戻れず残念な結果でしたが、来年はもっと強くなって、もっと上まで勝ち抜いてくれることでしょう。千葉代表の八千代も初戦で負けたので、応援するチームがなくなってしまいました。今大会はもうスタジアムに行くことはありません。毎年観戦している決勝戦も今年は用があって欠席します。あとは、Jリーグの開幕を待つだけです。退屈な長いストーブリーグ(サッカー用語ではないけれど)が始まります。

2回戦突破

長崎総附は香川西に4-1の完勝でした。文句なしの勝利です。

久し振りに市原臨海競技場に行きました。名物の風がいつも以上に強く吹いていました。GKのキックがハーフウェイラインの遥か手前でお辞儀し、ゴールの方向に戻っていくシーンも見られました。どのチームのGKも苦労し、ゴールキックが何度もサイドラインを力なく割っていました。しかし、きちんと蹴ればボールはそこそこ飛びますので、GKの技量が表れてしまいます。

長崎は前半風上を選び、ロングボールを駆使した得意の戦術で3点奪い、試合を決めてしまいました。風を味方にして攻めたとはいえ、ゴールはいずれも素晴しい内容でした。後半は、風下でも1-1でまとめ、逃げ切りました。攻撃では1年生の安藤や3年生の吉岡などのプレーが目立ちました。また守備陣も相手キーマンをしっかりマークし、小さいGKは好セーブを連発、1失点にとどめました。ベスト16の3回戦は明日大阪東海大仰星と駒沢で対戦します。例年通りの無茶な連戦のスケジュールです。遠いので観戦は休もうかと思っていますが、準々決勝はフクアリでの試合なので、是非勝ち抜いて欲しいところです。

全国大会初勝利

全国高校サッカー選手権1回戦長崎総合科学大学附属と静岡常葉学園橘との試合を見てきました。長崎が0-0からのPK戦で競り勝ち、初勝利をあげました。全国大会でははじめての勝利です。もっとも、サッカーではPK勝ちは公式には引き分け扱いですから、勝利ではありません。マスコミでは初勝利と言っているので、そうしておきます。

小嶺さんが率いるチームらしく、徹底してロングボールでDFの背後を狙っていました。走ることも同じです。前半は試合を支配できましたが、後半は攻め込まれ、危うく失点の場面もいくつかありました。身長166cmのGKとバー、ポストに助けられました。

次は1月2日市原臨海での2回戦です。相手はこの日長野創造学園を3-2で破った香川西です。香川西といえば、2008-2009年大会で1年生2人が大活躍し、臨海競技場で市立船橋を破った試合が印象に残っています。あの時ほど今回のチームは運動量もスピードも感じないので、長崎が勝つチャンスはあるように思います。真の意味での初勝利を期待しましょう。

新監督

次の監督に鈴木淳前大宮監督が就任すると発表になりました。

関塚やハシェックの名前も報道されましたが、いずれも条件が折り合わず、破談となっていました。正直、やってくれる人なら誰でも良いという心境ですが、こうも毎年監督が変わり、サッカースタイルもそのつど変わっていくのはやめにして欲しいものです。鈴木監督がどんなサッカーをやるのか今まであまり興味を持って見たことがないので、全く知識がありません。どんなサッカーでも良いので、また喜んでスタジアムに行きたくなるようなチームを長期的展望を持って作ってくれることを願っています。その上で、J1昇格、定着という結果が付いてくるなら言うことはありません。

強化責任者と監督が決まり、あとは1人もいなくなった外国人選手をどう補強するかが、短期的視点からのチーム強化の鍵となりそうです。攻撃の核となれるようなプレーヤーは見つかったのでしょうか。ここ数年のような中途半端な実力の外国人で妥協して欲しくありません。

準々決勝へ

天皇杯4回戦福島ユナイテッドとの対戦は5-0で勝ちました。次は味スタで鹿島と準々決勝です。

地域リーグのチームとの試合なので、勝って当たり前なのですが、相手は甲府、新潟を破って勝ち上がってきました。苦戦も予想されました。しかし、結果は意外な大差となってしまいました。内容にも差があったかというと、そうとは言えません。ジェフには良いプレーとミスが交互に出た感じで、後半途中まではほとんど互角、福島に決定力とわずかなツキさえあれば、逆の結果になったかもしれません。さすがに終盤は疲れが出て、一方的になりましたが、健闘は称えられるでしょう。

福島は試合内容だけでなく、終了後もジェフ側に挨拶に来たり、サポーターは坂本の引退セレモニーに参画してくれたり、その姿勢も賞賛されるべきチームでした。さわやかな気持ちでスタジアムをあとにすることができました。

ガンバとやれる

今日は、午後からTVで、J2への降格のかかった真剣勝負を楽しみました。磐田-G大阪、神戸-広島、新潟-札幌(途中からC大阪-川崎)の3試合を1クリックでチャンネル切り替えできるよう、リモコンをセットしてあちこち覗き見しました。

去年までJ1優勝争いの常連だったガンバがJ2に落ちてきました。同じオリジナル10として親しみの湧くチームとまた試合できることを喜んでいます。神戸と札幌も落ちました。札幌は昨年までJ2だったお馴染みさんです。神戸は毎年苦しい局面を迎えながら、2007年J1復帰以来ずっとJ1で頑張ってきました。楽天マネーにも拘らず、ついに力尽きた感じです。

来年のJ2はJ1経験チームが9チームとなりました。2度のJ2降格経験のある広島が今年J1で優勝したり、昨年は昇格したばかりの柏がリーグ戦で、J2のFC東京が天皇杯で優勝するなど、J2上位陣のレベルは向上しているように感じます。一方で、JFLからの昇格チームも力をつけてきているので、ますます厳しい戦いが予想されます。JEFも、うかうかしていると万年J2のチームになりかねません。

来期もJ2

プレーオフ決勝は大分に0-1で負けました。J1昇格の夢は潰えました。

今期、というかこのところのJEFを象徴するかのような試合でした。大事なところで勝てない、攻めてもゴールを決められない、集中を欠く守備で痛い失点、先制されると何もできない、これらを克服するまではJ1に戻ってくるなということでしょう。来期はどうなるか。ここでまた監督が変わり、選手も出入りがあるはずです。彼らはどんなサッカーを見せてくれることになるのでしょうか。これまでは期待を込めてチームにいろいろな希望もありましたが、J2も4年目となり、進歩のない姿を見ていると、正直うんざりして来て、もうどんなチーム作りをしようと関心がなくなりつつあります。愛着の湧くメンバーでやって欲しいということだけが望みです。

現実的には、経営陣は昇格だけに拘る路線を続けることになるでしょう。もしそうならば、当たり外人を連れてくることです。ほかがどうあろうと、3人揃えばそこそこ勝てます。カネの使い方を間違えないことです。勝てるチームを作るのは難しいことではありません。スポンサーに見放なされさえしなければ。

高校サッカー選手権

総大附が長崎日大を破って長崎代表に決まりました。総大附は初出場です。この学校の名前を初めて知りました。急に強くなったと思って調べたら、長崎総合科学大学は橘(千々石)湾に面したペンギン水族館の隣にあり、大学、附属高校ともサッカー部の総監督はあの小嶺先生です。2008年に就任したそうです。どうりで強くなった訳です。大会での活躍を期待しましょう。

総大附は1回戦で静岡代表藤枝明誠vs常葉学園橘の勝者と対戦します。12月31日フクアリでの試合ですので、ぜひとも応援に行きたいと思っています。

国立へ

プレーオフ準決勝アウェー横浜FC戦は4-0の完勝でした。

このところの良い流れを引き継いだ試合でした。シーズン終盤に安心して試合が見られるのは久し振りの感じです。これで金曜日は国立で大分と対戦することとなりました。大分は3位の京都にアウェーで4-0と圧勝しました。こちらも勢いに乗っています。戦歴では圧倒的に分の良い相手とは言え、今回は侮れません。引き分けでも昇格できますが、今日の2試合が教訓のように引き分けでも良いなどと試合に臨むと碌なことはありません。きちんと勝って決着をつける覚悟で戦って欲しいところです。

高校サッカーでは毎年行っていますが、ジェフの試合では2009年のFC東京戦以来の国立競技場参上です。気持ちよく帰りたい。そしてできれば、来年元日にも国立で試合が見たいものです。

V・ファーレン長崎J2へ

V・ファーレン長崎がJFLで優勝し、今日のJリーグ理事会でJ2昇格が承認されました。

昨年までは競技場問題などで昇格資格がありませんでしたが、諫早の県営競技場の改築が来年早々終わることから、今年は優勝もしくは2位になれば、昇格の可能性がありました。見事成績面をクリアし、今般の昇格となったものです。九州では6番目のJチームです。サッカーどころ長崎としてはやや遅れましたが、めでたし、めでたしといったところです。

しかし、Jリーグで戦っていくには多くの難関が待ち受けています。身近なところでは、まずはチーム呼称の浸透を図らなければならないでしょう。知らない人は誰もヴィファーレン(日本人の発音でビファーレン。ブイファーレンではありません)とは読んでくれないでしょう。公募でつけた名前ですが、奇をてらいすぎた感があります。競技場にしてもまだ来年開幕までに間に合うという保障はありません。出来上がったとしても主要都市の長崎市や佐世保市からは遠く、専用スタジアムでもありませんし、集客に不安が残ります。そして何より財政基盤の確立が喫緊の課題です。クラブライセンス制度の審査においても、競技、施設、人事組織、法務、財務の項目のうち、財務については現状の債務超過状態を今期決算で解消することが条件となっています。今期末は企業などの増資協力で乗り切れるとしても、これまで安い人件費でも赤字体質だったものをどうやって黒字企業にもっていくか、大変な難題です。選手補強に伴う人件費増、競技運営費、遠征費、練習場の整備などカネのかかることばかりです。県や市、地元企業、そしてサポーターがどこまで支援しようという姿勢を見せるか、前途は多難です。その前に、勝たなければ、今シーズンの町田のようにまたJFLに逆戻りです。

頑張れ!ヴィファーレン、頑張れ!長崎

横浜FCと

アウェー徳島戦は3-0で勝ちました。最終順位は5位でした。

これでプレーオフ準決勝は4位横浜FCと敵地で戦うことになりました。引き分けではトーナメント敗退です。勝たなければなりません。勝てば、決勝は国立で、京都-大分戦で勝ち抜けたところとの対戦になります。もし、下位の大分が決勝の相手ならば、ジェフは引き分けでもJ1昇格となります。これが一番望ましい展開でしょう。どうも京都とは分が悪く、そのうえ引き分けでもダメだとなると、悲観的にならざるをえません。ただ、例年最終盤はチーム状態が最悪だったのに比べ、今年はここ3試合連勝し、内容も改善しています。チームは上昇気流に乗っていると感じますので、どこと対戦しても勝てるような気がしています。

最後の一踏ん張りです。頑張れ!

プレーオフ行き

ホームでの松本戦は2-0で勝ちました。

試合内容はだいぶ良くなってきて、試合データや結果は完勝に見えますが、GKとの1対1の場面を2度ほど作られるなど不用意な戦い方は相変わらずです。これだけの戦力をそろえながら、使いこなせず、最後までチームが熟成することはありませんでした。

この試合は今期ホーム最終戦で、あと1試合徳島での試合が残っているだけです。見には行きません。現在の順位は6位。7位との勝ち点差が6あり、プレーオフ進出が決まりました。同時に2位との勝ち点差は4で、残り1試合では追いつくことができません。あとは、プレーオフを何が何でも勝ち抜けるだけです。悔やみきれないような敗戦や引き分けばかりだった今期を良い形で締めくくって欲しいものです。

来期のシーチケ

ジェフの試合の方は勝ったり、負けたり、相変わらずです。今月はスタジアムへ行くのを1回サボりましたし、TVでもあまりちゃんと試合を見ていません。見てもあまり愉快ではありません。

来期はJ1なのか、J2なのか分からない時期なのに、シーズンチケット更新の依頼状がはやばやと来ました。来年J2に上がってきそうな長崎の応援に回ろうかとも思いますが、如何せん遠くなので、試合の生観戦はままならず、引き続きフクアリに通うことにしました。

願わくば、スタジアムに行くことが楽しくなるような試合をしてください。

これだけ負けても

ホーム大分戦は1-2の逆転負けでした。

ここ数年、シーズン終盤になると、今日も勝てないだろうなと思いつつスタジアムに足を運ばなければならないのは、辛いものがあります。この試合も途中までは圧倒的に優勢だったのに、試合前の予感どおり、寂しい結末に終わりました。悪い流れになると、建て直しできない試合が続いています。今年が例年と違うのは、これだけ負けてもなお5位にとどまっていて、プレーオフ進出圏内にいることです。うまくすれば、J1昇格の可能性があるからには、応援をやめるわけにもいきません。プレーオフは罪作りな制度です。いつまで苦痛を味あわされるのでしょうか。

また同じこと

アウェー愛媛戦は2-2の引き分けでした。

下位に低迷している愛媛に対しても、先週のヴェルディ戦と全く同じ得失点の経過を辿ってしまいました。2度のリードを追いつかれ、ロスタイムに勝ち点を失い続けています。この日は攻撃も単調で、ボールを持っても小さい背丈しかない前線にロングボールを放り込むだけでした。相手が運よくミスしてくれることに頼った攻撃です。パスなりドリブルなりで相手の体制を崩してシュートまで行くことなど放棄したかのような戦術です。それでも、先制点、勝ち越し点はうまく取れました。しかし、それ以外ほとんどチャンスらしいチャンスも作れず、相手には攻められ続けました。同じような形でシュートを撃たれ、いつ失点してもおかしくない場面を繰り返しているのに、何の工夫もありませんでした。相変わらずの訳の分からない選手交代だけでは、ロスタイムに同点弾を食らうのは必然だったといえましょう。下位相手にこんな体たらくでは、一から出直すしかありません。それを担える良い指導者に巡り会えるでしょうか。

これが実力

東京ヴェルディ戦は2-2の引き分けでした。

試合の展開は、先制し追いつかれ、再度突き放したもののロスタイムに同点にされた、惜しいゲームでした。しかし、内容は、ヴェルディに球際で負け続けて主導権を握られ、引き分けで上々といった印象です。最後の逃げ切りに失敗したわけですが、例によって、ベテラン勢が疲れきって動けなくなったのが失点の遠因でしょう。最後、前線の荒田に代え、米倉を起用しました。しかし、ここは、ヴェルディ攻撃陣にずっと振り回されていた守備陣にテコ入れが必要な状況だったような気がします。米倉の前線でのチェックもボールキープも効果的とは言えませんでした。このところ先発メンバーを含め、選手起用が裏目に出るケースが目立ちます。結果が悪くても、仕方ないと納得できる戦い方、選手起用ならサポーターにもストレスがたまらないのでしょうが。

この試合に光明を見出すとすれば、ここ数試合と相手の戦い方・気温などに違いがあるにしても、ことにサイドから何度か良い攻撃の形を作ることができていました。攻撃陣はよく動けていたと思います。あとは、引かれた時の攻撃方法、決定力、ゲームマネジメント次第です。選手と監督の奮起を期待しましょう。

泥沼状態

ホーム北九州戦は0-3の完封負けでした。

事態は悪化するばかりです。攻守の要山口と藤田が負傷し、試合に出られません。ミスを犯した坂本、大岩、町田は外され、活躍していた武田は何故かベンチにも入れません。外国人はロボが出場停止、オーロイはほとんど使われません。そんなこんなで昨日新たに使われたのは青木良太、渡辺の二人。急造DFラインでファーストプレイから不安定な守備でした。中盤の選手も集中を欠く感じで、開始2分、谷澤に青木、兵働がからんだ、いい加減なプレーから失点してしまいました。その直後、今度は青木がゴール前で相手を倒し、レッドカードで退場、FKも決められました。開始6分で0-2、1人少なくては試合は終わったも同然です。その後は例によって1点も獲れず、試合後は大ブーイングとサポの居残り抗議でした。

ますます泥縄的な選手起用で、どんな戦い方をしたいのか、さっぱり分からなくなってきました。新しく獲った高橋、ロボ、谷澤を多用した結果は成績が悪くなるばかりです。補強方針、人選が適切でなかったのでしょうか。それとも監督の起用方法に問題があるのでしょうか。残り8試合、多くは期待しませんが、観客が激減しチーム消滅に繋がりかねないような無様な戦い方だけは避けてほしいものです。

最下位相手に3連敗

アウェー富山戦は0-2で負けました。残留争い中の下位4チームにこうも勝ち点をプレゼントしてばかりでは呆れるほかありません。

同じことを繰り返しています。その時の最下位チームに負けるのはこれで3度目です。先制された試合9試合のうち負けるのは8度目です。しかも7試合で失点後得点が1つもありません。勝って当然の相手に勝てず、先制され守りを固められると攻め手無しでは、J1昇格は無理という以前に、トップリーグで戦う資格すらありません。相手に走り負けず、勝負強い、きちんとしたチームを作ることが先決でしょう。残り9試合、のんびり応援します。

JFLに苦戦

天皇杯2回戦V・ファーレン長崎との試合は1-0で勝ちました。

このくそ暑い中で午後1時のキックオフは気違い沙汰です。ゴール裏の応援席も、屋根のある2階の方が大勢いるようにも見えました。ジェフは、佐藤勇人を除くと、リーグ戦ではほぼ控えないしベンチ外の選手ばかりで、主力はお休みです。昨日はJのチームがJFLや地域リーグのチームに負けていたように、カップ戦は上位チームにとって戦いにくい試合のようです。ジェフの相手はJFL2位の長崎。1位の長野は札幌、3位のSAGAWAは神戸といずれもJ1に勝っているので、苦戦も予想されました。案の定、なかなか点が入らず、相手には際どいシュートを撃たれる場面がありました。試合内容はジェフが主導権を握り、相手ゴールを再三脅かしたとはいえ、いかんせんゴールが決まりません。しかし、オーロイ、大塚のコンビで奪った虎の子の1点を守りきり、何とか面目を保ちました。勝ったことと若手をテストできたことだけが収穫の試合でした。

次の3回戦の相手もJFLのSAGAWAです。もっと安心して見ていられる試合をやってほしいものです。

勝っただけ

ホームでの福岡戦は2-1で勝ちました。3位浮上です。

勝つには勝ちましたが、前半はどうなることかと思って観戦していました。相手のプレスにあってミスが多く、セカンドボールは失い続け、決定的シュートを撃たれるかと思えば、前線の大黒柱藤田が負傷退場したり、ひやひやものでした。水戸とは楽に戦えたのに、何故こうも変わるのでしょうか。

後半は一転よい立ち上がりでした。しかし、なかなかゴールを奪えませんでしたが、兵働の初めて見る素晴しいFKで先制し、これで楽になったのか荒田も角度のないところから難しいシュートを決めました。このまま逃げ切れれば、前半の不出来や動きのなさを帳消しにできるところでしたが、守備が崩されて失点し、あたふたとした終盤になってしまいました。まだまだです。

下には下

ホーム水戸戦は3-0の完勝でした。

久し振りに勝ちました。今のジェフは相当弱いと思っていましたが、水戸はそれ以上でほとんどいいところがありませんでした。主力選手が移籍したり、怪我人や出場停止でチームがボロボロだったように見えました。そんな厳しい状況のチームとの対戦ではきちんと評価しにくいところですが、少し暑さが和らいだせいか、気合を入れ直したのか、ベテランを含めいつもよりはよく動けていました。前線からのプレスも効いていましたし、谷澤の復帰、兵働のボランチ起用も攻撃を活性化させました。バックパスが減り、縦パスやミドルシュートが増えました。これが本物ならば、少し先が期待できるような気もしますが、うまく先制点が獲れた展開など幸運な面もありましたので、2、3試合見て確かめる必要がありそうです。

サポーターはいつもと違うスタイルの応援をしていました。選手コールは交代時やゴール時以外は行わず、試合の状況に関わりなく、前半、後半とも、ただひたすら、それぞれひとつの応援歌を歌い続けていました。ご苦労なことです。選手の力になったのでしょうか。

どことやっても

アウェー岐阜戦は0-0の引き分けでした。

真夏の連戦で中2日、メンバーとシステムを変えて戦いましたが、結果は出ませんでした。残留争いをする町田、鳥取、岐阜を相手に勝ち点1しか上げられなくては現状リーグ最弱チームとみなされても仕方ありません。立ち直る気配も感じられません。失点を最小に抑えてはいますが、肝心なところで危うい守備が見うけられ、攻撃ではパスを横と後ろにつなぐだけで全く良いところがありません。練習試合でもこのところ大学生相手に負けてばかりです。今後どうやってプレーオフ圏の6位に入っていこうとしているのでしょうか。

岐阜戦のあと、選手は「球際、セカンドボールのところは意識していました」と言っていましたが、後半は球際でいいように岐阜にやられていました。岐阜の選手は最後まで必死に走ってボールを追いかけていました。ジェフの選手は自分たちの能力を過信せず、この必死さを見習うべきだと感じます。

6位死守に切り替え

鳥取に1-2と逆転負けしました。

これだけの補強をしながら、今年も例年通り夏場になると、さっぱり勝てなくなりました。先週の相手はビリの町田、今日は20位の鳥取、こんな相手に連敗していてはどことやっても勝てる気がしません。いかんせん走れません。動かないので、攻め切れず、守備ではプレスが甘くなり、相手カウンターには戻り切れません。目先の勝ち負けに拘り、ベテラン頼みのチーム作りを3年間やってきたツケが今回ってきました。J2降格時に若手主体に切り替えておけば、と悔やみきれません。しかし、これがチームの決めた方針であり、こんな結果になったのが現実です。優勝や2位は夢の夢と化してしまいました。こうなったら何が何でも6位に入ってプレーオフに進出し、そこで勝ち上がることを目指すしかありません。チームはあくまで昇格を狙うと公言したのですから。

最悪

最下位町田に0-1で負けました。ホーム3試合連続で無得点です。

ここから下位相手の対戦が続き、勝ち点を稼ぐ時期だと思っていましたが、初っ端から最下位相手にホームで完封負けしては、優勝どころではありません。今年も夏場以降はチーム状況が低迷するというパターンに陥ってしまったようです。シーズンが深まってもチームの熟成度が上がらないのは相変わらずです。

シュートは枠にいかない、ボールはトラップできない、パスは相手に渡す、といった場面が多すぎます。下手でもせめて走り回れば、何とかなるはずですが、攻守の切り替えは遅く、すぐへばってしまう選手ばかりです。最後まで走りきれる選手よりは足先でこねくり回す選手が優先されている印象です。パス回しのサッカーが結果を伴わないことは監督自身が身にしみているはずのに、まだ拘っているのでしょうか。それなら、若い選手に入れ替え、時間をかけて一から出直すしかありません。

オリンピックサッカーでは長崎出身の選手に期待していましたが、準決勝、3位決定戦では、オーバーエイジ枠の徳永、吉田が失点の原因となってしまい、最悪の終わり方でした。残念です。

足踏み

栃木との対戦は0-0の引き分けでした。

先週アウェーで勝って、今週はホームで連勝し勢いに乗りたかったところでしたが、引き分けて足踏みです。このところ、以前はアウェーが苦手でホームを得意としていたのに、ホームで勝てなくなりました。相手が敵地ではしっかり守ってくるのを崩せないのが原因でしょうか。相手ホームでは相手も攻めざるをえないので、こちらのチャンスも多くなりがちです。

昨日の試合ではいくつか決定的チャンスを作りましたが、いずれも外してしまいました。助っ人のロボにはこんな場面でこそ決めてくれることをあてにしていたのに裏切られた気分です。これなら、日本人と同じです。まあ、これからさらにチームに馴染めばどんどんゴールを決めてくれると期待しておきましょう。

栃木は6連勝と好調だっただけに、負けなかったのは幸運だったのかもしれません。これから下位相手の試合が7試合程度続くので、ここでしっかり勝ち点を稼いで、優勝戦線のトップに躍り出たいところです。逆にここでだめなら、昨年、一昨年と同じ道を辿ることになります。経営陣も含め、チームの正念場です。

ところでオリンピックでは男女サッカーとも準決勝に進みました。全試合生でTV観戦していますが、ことに男子はだんだんチーム力が上がっているように感じます。チーム躍進の原動力、吉田と徳永は長崎県人ですし、控えの山村も長崎市の出身です。3人を含む若いチームが大仕事をやってくれるかもしれません。

生き残り

アウェー岡山戦は1-0で勝ちました。

スカパー観戦だったのですが、チューナーの様子がおかしく、しょっちゅう画面が消えてしまいます。リセットボタンを押すと、回復しますが、またすぐ同じ症状がでます。そんな訳で途切れ途切れに見ましたので、感想はかなり適当です。前半は何度もサイドから攻撃を仕掛けることができ、兵働も点を奪い、先制すればこちらのものと楽観していましたが、後半は岡山に走り負け、大攻勢を受けるはめとなってしまいました。追加点を奪うよりもパス回しで楽に逃げ切ろうとしたのかもしれません。深井だけは例外でしたが、暑さの中ではベテランだけでなく、若手も走り続けることは辛かったのでしょう。岡山のミスにも助けられ、うまく逃げ切れたので、大成功だったと言っておきましょう。

首位に立つと負けるというジンクスは今週も続き、首位ヴェルディが2位甲府に負けたので、ジェフは2位にあがりました。しかし、首位になった甲府を初め、湘南、大分も勝ち、首位から勝ち点3以内に6チームがひしめいています。今日負けたら、昇格戦線から離脱しかねないところでした。圧倒的な強さはないことがはっきりしていますので、シーズン終了まで粘り強く戦い抜くしかありません。

同じことの繰り返し

甲府との対戦は0-1で負けました。

出だしは良かったのですが、ここで決めきれず、逆に15分ごろダヴィに個人技でゴールを決められてしまいました。ここからは攻め込む場面がめっきり減りました。甲府の堅い守備に阻まれ、完敗でした。攻撃はあせるばかり、シュートは撃っても点にはならず、攻撃の中心兵働はヘトヘトでミスを繰り返えす有様でも代わりはおらず、打つ手は全て裏目でした。

またしても先制され、守備を固められると、攻撃が単調となり、点が獲れません。負けた7試合のうち6試合は先取点を奪われ、そのままなすすべなく敗れています。逆転勝ちは1試合しかありません。先制しなければ勝てないようでは、とても優勝を狙えるチームとはいえません。今のところ他のチームも似たり寄ったりなのが救いとは、今年も情けないことになってきました。

頑張り勝ち

アウェー横浜FC戦は1-0で勝ちました。首位返り咲きです。

このところ監督が変わって勢いのある横浜相手にアウェーでよく勝ち点3を取れました。風が強い中、技術うんぬんよりも選手全体が頑張って走り切った結果です。早い時間帯での兵働の素晴しいゴールのあと相手に攻め込まれる場面もありましたが、1点を守り抜きました。途中米倉が入って主導権を取り戻すことができ、最後は安心して見ていられました。

次の試合からロボや浦和から移籍してきた高橋が出場可能です。どのようにチームが変わるか興味深いところですが、甲府相手に「首位に立つと次の試合に負ける」というこのところのJ2のジンクスを打ち破って欲しいものです。

辛うじて逃げ切り

京都との対戦は3-2で勝ちました。

京都は個人能力が高く、プレスも厳しいので、立ち上がりから苦戦が続きました。しかし、得点をあげたのはジェフの方です。カウンターからゴール前で良い形を作って3点先取しました。これで安心して観ていられると思ったとたんCKから1点返され、その後一方的に攻められて、ひやひやものの終盤でした。長いアディショナルタイムの最後の最後に1点差に追い上げられ、勝ったのにスタジアムには微妙な雰囲気が漂っていました。ベテラン揃いのチームですから、試合をうまく終えるよう制御できるはずなのですが、いつも攻め立てられると浮き足立ってしまいます。逆に負けている試合ではボールをキープし攻め立てることができるのに、難しいものです。

ともあれライバル京都相手に勝点3取れたことは昇格争いにおいて一歩前進ですが、こんな戦い方だと前途は多難と考えるしかありません。ロボの獲得は好材料として、さらにミリガン、レジナルド退団を埋め合わせる外国人選手獲得の動きはあるのでしょうか。

3試合勝ちなし

アウェー熊本戦は0-1の完封負けでした。

雨中の対戦の結果は、試合内容にふさわしいものでした。18位の熊本の方が攻撃も守備も上回っており、ジェフには勝つチャンスは全く無かったといえます。走り負け、ボール際でやられ、ミスは多く、決定的得点機会は皆無でした。相手はボールを支配する時間は短くても、良い形で攻め、何度か決定機を作っていました。確かに直接の敗因は新人選手がボールを失ったミスですが、敗戦をそのせいにして終わらせてはならないでしょう。この試合でも明らかなように、もっと根本的な能力がチームには不足しています。個人の基本技術、走力、チームとしての連携、指導者のマネジメント力、どれをとってもJ1で通用するレベルとは思えません。これらを鍛え直すことが何としても必要です。

大混戦

ホーム湘南戦は1-1の引き分けでした。

お互いに攻めあい、チャンスも多く作って、拮抗した良い試合だったと思えます。しかし、逆に言うと、両チームともミスが多く、ボールは簡単に奪われる、パスは繋がらず、シュートはミスだらけ、レベルの低い試合だったと言えなくもありません。ここまで堅かったジェフの守備もカウンターで何度も崩されました。攻守ともかなり雑なプレーが多かったと感じました。ベテラン勢に疲れが出てきているのかもしれません。昇格を確実にするには何としてもミスを減らすこと、シュートを枠に撃つことが課題でしょう。

リーグ前半戦を終わって、ジェフは2位、上位5チームが勝ち点差1の中にひしめいています。ジェフを含めリーグ戦をリードすると見られていた数チームが戦力に見合った勝ち星を上げられず、混戦を招いています。ここからこれらのチームが立て直して抜け出すのか、最後まで混戦が続くのか予想できません。ジェフは過去2年後半戦で急速に失速しています。今年はそうならないことを祈ります。

 

三日天下

アウェー東京ヴェルディ戦は1-2の敗戦でした。首位から陥落しました。

試合は早々にセットプレーから先制点を奪われると、あせるばかりでミスが多く(これが実力なのでしょう)、リードされた試合の常で何もできませんでした。2点差となり、終盤オーロイを入れ、やっと効果的な攻めが見られましたが、遅すぎました。初めからもっとリスクを犯してでも点を奪うという姿勢を見せて欲しいものです。

ネット上で監督の采配がいくつか疑問視されています。私がスタジアムで先発メンバーを聞いた時最も驚いたのは、今年ほとんど試合に出ていない渡辺を怪我明けでいきなり先発に使ったことです。レギュラーの武田に急な支障が出たとしても、坂本や山口など経験豊かなプレーヤーがいます。こういう局面で使わないなら、彼らを何のために雇っているのでしょうか。結局、2失点とも渡辺が絡んでしまいました。もう一つは外国人選手の起用方法です。レジナルドがベンチにもいない理由は定かではありませんが、外国人3人ともほとんど使われないのは実力のせいばかりとは思えません。現にオーロイはこの試合でも短い時間で結果を出しています。後半ほとんど試合から消えていた印象の兵働や藤田は最後まで使われていました。有り余る現有戦力をもっと有効に使えないものでしょうか。

とりあえず首位

鳥取に3-1で勝ちました。これで山形を抜いて首位です。

立ち上がりに先制点を決め、楽に試合を運べました。先行逃げ切りがこのところの勝ちパターンです。逆転でも勝てるようにならないといけません。大して危ない場面もなく、2点目、3点目が入り、後半途中からは町田、大塚の若手を使う余裕がありました。町田はボール扱いがうまく、今後の可能性を感じさせます。ただ、体が小さいので、相手との接触を少なくするため、もっと走らなければならないでしょう。大塚はよいところが分かりにくいのですが、レジナルド、久保などを差し置いてベンチ入りしているのですから監督の評価は高いのでしょう。早く実力の片鱗を披瀝して欲しいものです。この日スタメンのもう1人の若手米倉は完全に戦力化していますが、やらなければとの意識が強すぎるように見えます。力を抜いて楽にプレーすれば十分です。

次は2位東京Vとの対戦です。若手が揃った、得点力のある良いチームです。京都とともに最も警戒すべき相手でしょう。まだ、リーグ戦は半分も終わってないので、1、2位対決といってもそれほど深刻ではありませんが、ここで勝てれば、ロボ補強というニュースもありますし、後半戦独走もありうるかもしれません。ただ、例の、肝心なところで勝てないという病気が出ないことを祈ります。

この調子で

アウェー甲府戦は2-0で勝ちました。首位山形とは勝ち点差1、自動昇格圏の2位に順位を上げました。

立ち上がりはうまく試合を運べない印象でしたが、米倉が先制点を入れると試合の流れが変わり、ほぼ一方的な内容となりました。すぐ2点目をPKで奪い、さらに相手外人DFが退場処分を受けたことが楽にさせてくれました。その後、1人少ない相手に対し、ボールキープを主眼とした戦い方で、無理に点を取ろうという姿勢が感じられませんでした。確実に勝とうとしたのでしょうが、次の対戦に備え、3点目を獲って相手を叩きのめして欲しかったところです。

負傷で長らく欠場していた米倉が戻ったことは大きな戦力アップです。早速結果を出してくれました。あとはレジナルドの調子が気懸かりですが、今後は、最下位に負けた悪夢を振り払い、走り回って勝ち進んでいって欲しいものです。

肝心なときに勝てない

ホーム岐阜戦は0-1の完封負けでした。

この試合に勝てば首位に立てる状況だったのに、最下位のチーム相手に1点も獲れませんでした。肝心な時に結果を出せないのはジェフの伝統とも言えます。しかし、本当のところは実力が備わっていないということでしょう。基本的な技術、体力、走力が足りないためにミスが多く、ボールは持っても決定機は作れない、1対1では当り負け、パスは適当に蹴るだけになっています。今日は前線からのプレスも影を潜め、相手の方が肝心な時に走っていましたし、ボールを持てば良い攻撃の形が作れていました。降格、経営危機に直面し、必死さが伝わってきました。こんな相手に舐めて掛かり、楽に勝とうなどとの戦いぶりでは、いつまでも強いチームにはなれません。

6連勝

お得意様の大分に2-0で勝ちました。6連勝です。

アマル監督時代以来の5年ぶりの6連勝と盛んにTVで言っていましたが、当時はトップリーグであり、現在のJ2とは重みが違います。J2ならば、7連勝、8連勝してもおかしくありません。勝ち続けて早く首位に立って、昇格を確実なものにして欲しいところです。

昨日の試合は、8試合負けなしと好調のホーム大分が暑さに負けていたのに対し、粘り強く戦ったことが勝因でしょう。攻撃から守備への戻りが早く、攻めが遅れがちな大分に隙を見せませんでした。攻めても何人かがゴール前に飛び込むのでチャンスが増えました。30度を超える、サッカーを行うこと自体が無謀と思われる中で、これだけ前線から追い回し、守備に攻撃に労を惜しまず動き続けるのは大変なことだったと思います。日頃の鍛錬が実ったといえましょう。欲を言えば、もう少しミスが少なくなればJ2では敵なしになれると思うのですが。

5連勝

熊本とのホームゲームは4-0の圧勝でした。4得点後のお粗末な試合内容には目を瞑るとして・・・。

この試合の得点はいずれも流れの中から生まれた素晴しいゴールで、前の試合に続く決定力が本物であると信じたい気分にさせてくれます。外国人選手を3人ともベンチに置きながら、これだけ点を獲れるのですから理想的です。とはいえ、守備の堅いチームにも本当に通用するのか、これから当たる上位との試合で試されます。得点力さえあがれば、ディフェンスラインは安定しているので、昇格も優勝も夢ではありません。

これから夏場に向け懸念されるのは、ベテラン選手の疲労、累積警告による欠場、大岩・ミリガンの代表召集による不在などですが、米倉の復帰や若手選手も控えていますし、深井や田中のようにスタミナ十分の選手が頑張ってくれるでしょうから、心配ないと思っています。監督が、試合に出られない選手のモチベーションを維持しながら、うまく選手を使いこなせるかどうかが鍵となりそうです。

4連勝

アウェー町田戦は6-1の大勝でした。これでアウェー3連勝、通算4連勝です。

連勝数といい、得点数といい、田中のハットトリックといい、チームにとっては何年か振りの記録尽くめの試合でした。11本のシュートで6得点と日頃の決定力の無さが嘘のような点の取り方でした。しかし、試合内容はとても安心できるものではありません。ボールキープは町田の方が上回り、いいようにボールを回され、チャンスを作られていました。シュートの本数は同じです。ミスが多く、何度もやられたと思いました。町田に決定力があれば、結果は反対になったかもしれません。

監督はジェフらしいサッカー(ボールキープを高め試合の主導権を握る)ができるように、ベストを尽くしたいとコメントしています。もっと基本技術を鍛え、連携を密にし、動き回ることが必要でしょう。ただ、ボールキープできても結果がなかなか伴わないことは数年前に散々経験しています。今日の田中のようにボールが来ると信じてムダ走りを繰り返すことを忘れてはなりません。オシムさんの言うように技術が足りないものは走るしかないのです。

相手の思う壺

今年J2に昇格したばかりの17位松本に0-1の完封負けでした。

今シーズンもここ2年間と同じ結果に終わるのでしょうか。チームに進歩が見えません。ホームでの岡山戦、アウェーの松本戦ともに相手の思い通りの試合運びをされてしまいました。相手はこちらをよく研究しているのに対し、こちらは相手に応じたサッカーができず、下位相手に勝ち点を失い続けています。相手の戦い方を事前によく掴まず、試合になってあたふたしている感じです。そうかといって、自分たちのサッカーをきちんと作り上げているとも思えません。相変わらず、パスミスでボールを失い、シュートを撃てず、撃っても枠にすらいかず、チーム状態は悪くなる一方です。必死の練習あるのみ。

ビデオカメラのバージョンアップ

先日、ビデオカメラNX70Jのファームウェアがバージョンアップされ、昨日初めてサッカー撮りでその効果を試してみました。ソニーの説明では、アップデートの内容は、

  • ズームレバー操作性向上(ズームスピード変更機能の追加)
  • 内蔵メモリーとメモリーカードへの同時記録機能の追加
  • 1920x1080/30p, 1280x720/60p記録モードの追加
  • アサインボタン機能の追加
  • ラストシーンレビュー機能の追加
  • 顔枠の信号を画面表示出力メニューでON/OFF可能にする機能を追加
  • ゼブラ、ヒストグラム表示を外部出力する機能を追加

  • とのことでした。この中では特にズームレバーの動きに不満があったので、期待していました。説明のようにズームスピードが2段階になっただけでなく、ズーミングの動きがスムーズになり、コントロールしやすくなったので安心しました。これまではレバーの操作とズームの動きが一致せず、時に暴走気味になるので困っていました。また、説明外ですが、もうひとつ不満だった録画スタートボタンの反応の遅れも解消されていました。押すとすぐ録画が始まりますので、サッカーのめまぐるしい状況の変化に対応しやすくなりました。

    これで不満だった点が解消され、気持ちよく撮影できます。あとは望遠距離が263mmと大きく不足している点(それに伴うデジタルエクステンダー使用時の動き)ですが、これは新しいカメラを買わないことには解消できないことでしょうから、諦めています。

    点が獲れない

    岡山戦は0-0のスコアレスドローでした。

    3試合振りのホームで勝って、今期初の連勝といきたかったところでしたが、ボールはキープできてもゴールは遠く、天候同様お寒い試合でした。今期8試合で6試合が完封できており、失点は全チーム最少、守備は山口復帰効果で大きく改善しています。しかしながら、いかんせん点が獲れません。ボールを支配し、サイドから攻める形はできていても、いい形でシュートまでいけません。この日も守備的な岡山と同数のシュートしか撃てず、しかも決定的な場面は明らかに岡山が多く作っていました。岡山のシュート技術の拙さに助けられました。

    課題ははっきりした訳で、監督がどう立て直していくのか、見守りたいと思います。一人で局面打開できる米倉の長期欠場が響いているのは確かですが、これだけの補強をし、能力を持った選手を多く揃えているのですから、それをうまく使えなくては鼎の軽重が問われます。私はレジナルドの使い方、生かし方が鍵を握っている気がするのですが。

    アウェー初勝利

    水戸とのアウェー戦は1-0で勝ちました。

    やっと勝てました。前半から水戸は激しいプレスを仕掛けてきました。これでは後半足が止まるはず、それまでうまくいなせれば勝てるのではないかと思いつつTV観戦していました。しかし、昨年同様激しくチェックされるとボールを繋げず、苦し紛れのパスが増え、苦戦となりました。水戸にもチャンスらしいチャンスもなく、後半、徐々に走れなくなり、中盤が間延びし、やっとゴールを奪うことができました。勝ったので何もいうことはありませんが、チャンスにはきちんと枠内にシュートを撃ってほしいものです。

    アウェー栃木戦は1-2の逆転負けでした。15位のチームにやられてしまいました。

    これでアウェーは1分2敗、ホームでは圧勝するのに敵地で勝てないのは何故でしょうか。監督も選手も変わったのに、ここ数年同じ傾向です。アウェーで勝てない理由をキャッチした江尻さんにお教えを乞いたいものです。次のアウェー水戸戦でも勝てないようだと、みんなが自信をなくし、最終的に自動昇格の2位までに入ることが難しくなってしまいます。
    何が何でも次は勝て!

    ホーム全勝

    徳島とのホームゲームは3-0の完封勝ちでした。

    相変わらずホームでは強く、全試合無失点で3連勝です。木山監督の目指すサッカーが浸透しつつあるようです。このまま行ってほしいものです。この試合は勇人が怪我で抜け伊藤がボランチに、新外国人選手レジナルドが田中に代わって右サイドに入りました。2人代わったことで返ってパスを繋ぐサッカーができていました。攻撃時に走りこむ人数も増え、チャンスが多くできています。レジナルドは守備もきちんとやり、独りよがりのプレーではなく、周囲を活かすことを心掛けているように見えました。それでいてこの日最多のシュートを撃つなどブラジル人的な特徴も見せていました。まだ周囲とかみ合わない場面もありましたが、慣れれば大きな戦力になることは間違いないでしょう。期待通りです。

    試合は深井のファインゴール、新人大岩の意外な2ゴールで圧勝しましたが、2点獲ったあと相手に攻め込まれる場面を何度か作らせたのは残念です。緩めることなくきちんと追加点を獲って相手の息の根を止めるしたたかさが必要でしょう。とは言っても、相手に決定的場面を作らせることはなく、危なげない試合でした。やっぱり山口智の復帰が大きいようです。相方の竹内もつられて安定性が増してきました。ディフェンスラインからのロングフィードやサイドチェンジのパスに場内が沸く場面が増えました。両CBがしっかりしているので、SBが攻めあがる機会も増え、大岩のゴールはその産物とも言えるでしょう。オシム時代の2バックを髣髴とさせます。この強さをアウェーでも発揮できれば、今シーズンは楽しく応援できそうです。

    大黒市場閉鎖

    長崎では、昨年末の諏訪町青空市場の閉鎖に続き、大黒市場もこの3月末に閉鎖されるそうです。NHKTVでドキュメンタリーをやっていました。この市場で買い物をしたことはありませんが、古びてゴタゴタしたところが懐かしく、何度か訪れたことがあります。昨年の9月にも傍を通ってみました。ドンキホーテが浜町に進出すると伝えられる一方、大丸(旧岡政)など古い百貨店や市場がなくなり、寂しい気分です。

    このほかでは、馴染みのある唐人街の館内市場もかなり寂れた様子なので、いつまで続くか心配です。5月に長崎に行く時に覘いてみようと思います。

    アウェーではまた勝てず

    福岡とのアウェー戦は0-0の引き分けでした。

    懸念したとおり、アウェーとなると攻撃の組み立てがうまくいかず、ロングボールを多用した展開となり、また勝てませんでした。ミスが多く、たびたびヒヤッとする場面がありました。まあ、チーム作り直しの途上でもあり、負けなかっただけよしとしましょう。中2日の試合で前線の藤田、兵働、深井には疲れが残っていたのかもしれません。横浜戦のようなキレがありませんでした。CB2人が頑張っていたので、失点は免れましたが、点が獲れなくては勝てません。
    次はホーム徳島戦、きっと勝ってくれるでしょう。

    この日は上々

    ホーム横浜FC戦は3-0で完勝しました。

    サッカーは相手次第とはいえ、前戦とは全く違ったチームに見えました。普通に決定力さえあれば、倍のゴールがあってもおかしくない試合でした。相手の横浜は出来が悪く、ミスが多くてプレスも弱く、思うとおりのプレーをさせてくれました。ほとんど効果的な攻撃を受けることもありませんでした。

    ジェフ側ではワントップの藤田やトップ下の兵働がチャンスを作り、シュートにつなげていましたし、深井が動き回って見事なゴールを決めていました。DFは智、竹内が相変わらず安定していて、こんなチームが何故アウェーに行くとジタバタして勝てないのか不思議です。この次の福岡戦ではアウェーであっても真価を発揮してほしいところです。また、この試合での収穫は、控えに回っていた山口慶が慣れない左サイドで予想以上に機能したことです。渡辺がまた負傷してしまいましたが、心配しなくてよいようです。

    福岡戦を乗り切れば、次の徳島戦からいよいよレジナルドが登場します。一気に得点能力が増すことを期待していますが、算盤どおりに行くかどうか・・・。

    何も変わっていないのか

    アウェー京都戦は0-2の完敗でした。

    開幕戦は降格組の山形に圧勝したので、今期こそはと期待していたのですが、昇格を争うライバルと目される京都に打ちのめされました。アウェーでのひ弱さも、圧力を受けると繋がらないパスワークも去年と何ら変わっていませんでした。若い選手の多い京都に個人能力でも戦術でも劣っていたのはショックです。ジェフの現状の力がこの程度だとは思いたくないのですが。

    これからどうチーム力を高めていくのか、監督の頭の中で目途が立っているのでしょうか。レジナルドだけが頼りというのでは困ります。

    レジナルド正式発表

    噂の外国人選手は正式名 Reginaldo Ferreira da Silva で、登録はレジナルドとなります。ブラジルのポルトガル語では「l」を「ウ」と表記することが多いのですが、ポルトガル本国と同じく「ル」と読ませるようです。

    年齢28歳、身長175cm、イタリアでは通算45得点を挙げているFWです。巷間ドリブル得意といわれることから、深井の大型版とみてよいかもしれません。期待が膨らみます。10日の練習から合流するので、土曜日のユナパは見学のサポで賑わうことでしょう。

    新外国人獲得!

    今朝の報知によると、イタリア・セリエAシエナ所属のブラジル人FWレジナウド(28)を獲得することが確実となったとのことです。ネット上ではかなり早くから噂になっていましたが、関係者も「近いうちに発表できると思います」と話したと伝えられますので、まず間違いないでしょう。

    待ちに待った朗報です。今期の鍵は決定力のある外国人選手を獲得できるかどうかだと思っていましたので、これでしっかりしたチームが出来上がるでしょうし、昇格への期待も一段と膨らみます。来日する前から期待し過ぎかも知れませんが、何と言ってもイタリアトップリーグで活躍(レギュラーとはいきませんが)していた選手が来るとなれば、期待しないわけにはいきません。最近セリエAから直接来日した選手を見た記憶がありません(Jリーグ初期の頃のW杯得点王スキラッチがそうだったはず)。どれだけの実力の持ち主か、早くこの目で確かめたい心境です。

    開幕戦勝利

    今期リーグ戦の第1戦はホームで山形と対戦し、2-0の完封勝利でした。

    良いスタートを切れました。1週間前のプレシーズンマッチでは内容は悪くなかったし、決定力さえあればと思わせた試合でしたが、この日は新加入の藤田がしっかり決めてくれました。相手のカウンターを受ける場面もあったとはいえ、総じてパスが繋がり、試合を支配できました。山形の球際の弱さにも助けられ、再三ボールを奪ってはシュートまで持ち込みました。深井を筆頭によく走っていましたし、初戦にしては上々の出来と言えましょう。

    問題は、シーズンが進むにつれてチーム状態も改善し続けられるかどうかです。昨年はオーロイが暑さにやられ、怪我をしてからさっぱり勝てなくなりました。今年は中核となっているメンバーが山口智、坂本、佐藤勇人、兵働、深井、オーロイ(この試合は親族の不幸で欠場)などベテランが多いだけに、疲れが出た時期にそれに取って代われるだけの若手が育つことが不可欠です。加えて、誰が出ても戦える戦術の確立も必要でしょう。木山監督の手腕に期待しましょう。

    でんでらりゅう

    以前掲示板(No.149→こちら)で紹介した長崎の古い童謡「でんでらりゅう」の歌がTVCMに使われ、長崎出身の女優2人が登場していることから、長崎で話題になっているようです。ネットでも騒がれているとのことです。この歌は、くんちで子供たちが踊ったり、NHKの「お母さんといっしょ」に登場したり、さだまさしの映画「解夏」で使われたりして、よく知られているはずですが、トヨタの全国CMで使われたとなると、話題性も違うようです。

    ところで、仲里依紗と川口春奈の「とっとっとー?」、「とっとっとよー」という会話はお分かりになるでしょうか。

    シーズン到来

    今期初の公式戦、ちばぎんカップは柏に0-1で敗れました。公式戦とは言っても所詮はプレシーズンマッチであり、勝敗よりも、今年どのような戦い方ができるのか見極めるに絶好の試合です。

    前半は明らかにジェフが主導権を握り、良い戦いをしているように見えました。後半に入ると前半ほどの運動量がなくなって中盤でのチェックが弱くなり、柏にボールを動かされました。SBが圧力をかけられ、苦し紛れに出したバックパスを相手に奪われ、この日唯一の失点を喫してしまいました。これで勝負は決まりましたが、やはり問題だったのは、ジェフは何度かあった決定機にことごとくミスしたのに対し、柏はきちんと決めたことが前年J1優勝チームとの越えられない差だと感じさせました。

    決定力を除けば、攻守とも昨年よりは期待の持てる戦いぶりだったように思います。守備面では山口、竹内の両CBが安定しており、攻撃面ではパスワークを主体に連動した攻めで、FWの裏を取る動きが好機を作っていました。新加入の選手はそれぞれ持ち味を出していたように見えました。一昨年、昨年の極端な戦法から変更したばかり、かつ、新加入選手が多いので、木山監督の戦い方の浸透には時間がかかると思いますが、今年こそはシーズン後半になると失速するような失態はないであろうと、期待しています。不安材料は、決定力不足をさらに助長する、この日骨折した米倉の長期不在と外国人選手の補強失敗です。

    カバのムー死亡

    長崎バイオパークのオスカバ「ムー」が昨日急死したそうです。まだ14歳の若さでした。投げ込んだ餌のキャベツを美味しそうに食べていた姿が思い出されます。ムーは泳げないカバ「モモ」のだんなさんです。2頭の間には、ももたろう、ゆめ、龍馬、百吉(ももきち)の4頭の子供が産まれました。上の3頭はよその動物園に貰われていき、現在は百吉だけが残っています。

    日本には60頭程度しかカバはいませんので、ムー・モモ夫婦の繁殖力は貴重でした。モモには日本の動物園のため今後も頑張って欲しいものです。また機会があれば、バイオパークにドン、ノンノン、モモ、百吉の一家に会いに行きたいと思っています。

    諏訪町青空市場閉鎖

    通り1本向こうの旧新橋町にあった青空市場が昨日閉鎖されたそうです。

    昭和25年に川沿いの露天市からスタートし、30年ごろに高い屋根を設けたとのことです。子供の頃、中島川の傍の青空市場に買い物に行ったことは覚えていますが、今の場所に移った当時、屋根があったかなかったか記憶にありません。記憶の大半は、その後帰郷した際に通りがかったときの屋根つきのものです。一時は賑わっていたようですが、時の流れと共に寂れていったのは仕方ありません。跡地にはマンションが建つ予定だそうです。昨年の2月に築町の市場に行ってみましたが、こちらは、ビルの地下に収まっていました。どんな形ででも残ってくれれば、スーパーやコンビ二ばかりになるよりは遥かにましです。

    背番号

    今年のユニフォームが発売になりました。引き続きKappa製です。セカンドが黒となるようです。

    背番号も明らかになりましたが、5番が山口智になっています。もともと付けていた番号なので、十分予想されたわけですが、ということになると、昨年まで5番だったミリガンがいなくなることになります。まだミリガンの退団は公式には発表されていません。あと目に付くのは6番と10番が欠番になっていることです。新外国人用にとってあるのでしょうか。どんな外国人になるか、期待して待つことにしましょう。

    あとは31番まできれいに埋まりました。返り咲きの山口は別として、新加入が荒田智之、兵働昭弘、佐藤健太郎、藤田祥史、田中佑昌、武田英二郎、佐藤祥、井出遥也、町田也真人、大岩一貴と中堅・若手が粒揃いで、チーム内の競争が激しくなりそうなのは大歓迎です。日本人の補強としては例年になく充実しているように思われます。あとは外国人の質と采配を取る木山新監督の才覚如何ということになりそうです。

    市船優勝

    全国高校サッカー選手権大会の決勝戦は、市船が逆転で四中工を破り優勝しましたが、臨海での初戦対長崎日大戦と全く同じ展開の試合でした。

    開始早々四中工が先制点を奪い、それを市船が追いかけました。試合の主導権は握れるのですが、点が獲れません。しかし、試合終了間際にキャプテン和泉が同点とし、延長後半にまたも和泉が決勝点を挙げました。長崎日大戦でも得点を挙げたのは2点とも和泉であり、前半はなかなか攻撃の形を作れないのに、後半相手の動きが悪くなってから猛攻を仕掛けたのも同じでした。市船に優勝をもたらしたのは、結局、鍛えられた体力と諦めない精神力だったのではないでしょうか。

    四中工も初戦は楽勝だったにしても内容はそれほど良いとは思われませんでしたが、2回戦からはボールが繋がるようになり、決勝でも途中までは良い組み立てで内容でも優位に立っていました。ことに2年生の浅野は素晴らしいプレーを見せてくれました。若いチームだっただけに累積警告で出場停止だった国吉キャプテンがいれば、うまく試合を落ち着かせ、終わらせられたかもしれません。

    華やかなサッカーの試合会場のすぐ傍の東京体育館で、バレーボールの全日本高校選手権大会がひっそりと行われていました。男子は長崎代表大村工業高校が優勝しました。おめでとう。

    長崎日大敗退

    高校サッカー2回戦で地元市立船橋と対戦した長崎日大は1点をリードして残り5分を迎えながら、そこから2点奪われ、惜しくも負けてしました。結果は力の差をあらわしていたように思います。開始早々相手のミスで幸運な先制点を挙げましたが、その後は決定的チャンスは少なく、ことに後半は守勢一方でGKのファイセーブの連続によりなんとか無失点に抑えていました。しかしながら、試合終了間際に力尽きてしまいました。市船は長崎の運動量があるうちはなかなか攻撃の形を作れなかったものの、後半風上に立つと、キャプテンの10番の選手が前を向いてプレーできるようになり、地力を発揮し試合を逆転しました。

    第二試合は、大晦日に勝った四日市中央工業と市立徳島の対戦でした。四中工は徳島に先制されましたが、後半大量6点を奪い、大勝しました。立ち上がりこそ蹴り合いとなって、ボールが空中にある時間が長かったのですが、その後はロングボールに頼りすぎることなくパスを繋いで、サイドから良い形の攻めを見せていました。初戦を勝ってチーム状態がほぐれてきたような印象です。それにしても終盤のゴールラッシュは見事でした。この日の2試合で計10のゴールが生まれましたが、全て風下側の同じゴールであげられました。臨海名物魔物の風に各校が翻弄されたかのようでした。

    高校サッカー開幕

    昨日、国立で開会式と開幕戦が行われた高校サッカー選手権大会は、今日から本格的なトーナメントに入りました。千葉会場のひとつ市原市臨海競技場に行ってきました。かつてジェフの応援で通いなれた競技場です。いつも座っていたシーズンシートの近くで観戦しました。

    試合は、羽黒(山形)対四日市中央工(三重)、旭川実業(北海道)対徳島市立(徳島)の2試合でした。初戦だったせいか、4校ともロングボールが多く、大味な感じの試合でした。今年の各校の実力やどこが有力校なのか全く前知識はありませんが、例年の内容から見ると、勝ち残った四日市、徳島両校ともこのままの戦い方ではこのあと勝ちあがっていくのは大変かもしれません。次は、2日に地元市立船橋が登場し、長崎日大と対戦します。3年振りに登場する18回出場の強豪校がどんな戦い方をするか、楽しみです。私は長崎日大を応援しますが。

    山口智復帰か

    監督も決まり、少しずつですが、選手獲得情報も入ってきています。今日の報知によると、2000年までジェフにいたユース出身の山口智が帰ってくると伝えられます。本人は、年俸の大幅ダウン呈示をうけてもガンバに愛着があるものの、戦力として強く求められた古巣への復帰を決断したとのことです。

    もう33歳になった選手を何故いまさら迎え入れようとするのでしょうか。茶野、村井、林で失敗したことをまた繰り返そうというのでしょうか。若い選手主体で一から出直して、J1上位に定着できるチームを着実に作りあげようとの考えはないのでしょうか。若手の活躍を期待してシーズンシートを継続したばかりですが、安易な補強策を繰り返すのを見ては、応援しようという意気が萎えてしまいます。

    山口はジェフに在籍した当時は応援していた選手の一人で、私はその背番号のついたグッズを身に付けていました。しかし、ジェフが最も苦しかった時期に、引止めにも応ぜずレンタルでガンバに行き、そのまま完全移籍してしまいました。皮肉にも、その年ジェフは大補強し、背番号5をあのジェフ史上最高のDFミリノビッチが引き継いで、大躍進の原動力となりました。山口の実力ならば今のジェフならそこそこ戦力にはなるでしょうが、今頃になって帰ってこられても昔のように応援する気分にはなれません。

    バルセロナ圧勝

    昨日昼頃、地下鉄浅草駅で「決勝戦!決勝戦!」と叫びながら階段を下りていく外国人の一団と遭遇しました。どうもバルセロナのサポーターのようでした。浅草見物した後で横浜国際競技場に乗り込んだのでしょう。

    クラブワールドカップの決勝はバルセロナとサントスの対戦でしたが、バルセロナの圧勝でした。準決勝ではバルセロナもサントスも共に相手を寄せ付けず勝っていましたので、この2チームとその他の間には大きな溝があると感じていましたが、決勝ではそのバルセロナとサントスの間にも越えられない力の差があることが分かり、バルセロナひいてはヨーロッパのトップクラブチームの強さに感心させられました。

    バルセロナは、よく言われるように、パスを繋ぎ、ボールを支配し続けることで、試合の主導権を握る戦い方です。そのパスの繋がり方がマスコミなどで大いに賞賛されています。確かにパスは繋がりますが、私が最も感じたのは、失敗した時のチームの連携の良さです。パスが味方に渡らず相手ボールとなっても、その直後に周りのプレーヤーが共同してボールを奪いに行き、再びパスを繋ぎ始めます。ボールキープ率が70%を超えるのも頷けます。たとえ奪い返せなくても、簡単には相手に攻撃体勢を作らせません。サッカーにはミスが付き物です。リスクを犯さなければゴールには繋がりません。バルセロナは、ミスしても皆ですぐ取り返えすことができる、相手に攻撃させないとの守備面での自信があるので、安心してボールを繋ぐことに専念できるのではないかと感じました。

    わがジェフも一時はバルセロナのようなサッカーを目指しました。しかし中途半端で失敗し、監督は首になりました。ジェフの選手の技量では無理だったのかもしれませんが、方向性まで捨て去る必要はありません。ただ闇雲に前線に向かって放り込むだけのサッカーより、現実を見据えつつも夢を追いかける姿勢のほうがずっと好感が持てます。

    新監督決定

    前に報知で交渉中と伝えられていた清水の木山隆之コーチのジェフ監督就任が決定したようです。日刊スポーツやスポニチで天皇杯清水戦後に正式発表されると報じられています。

    また監督が代わります。神戸・菅澤コンビは昇格だけを目指した暫定的なトップだったようです。無駄なことをしたものです。結果は散々でした。監督経験のない2人に即効的な成果を求めるとは、およそサッカー経営のプロがすることとは思えません。この2人には、ユースからの引き上げを待ちながら時間をかけてチームを作り上げる仕事をやらせるべきでした。さらにここで監督を代えたのは、また即昇格を狙ったものなのでしょうか。同じ間違いを3度繰り返して欲しくはありません。

    木山新監督は39歳と若年ながら、すでにJ2水戸で監督を経験しています。どんなサッカーをやるのか、クラブはどんなところを評価したのか、全く分かりません。クラブが何を目指しているか明確ではありませんが、1サポータとしては、スタジアムで応援することが楽しくなるようなチームを作り上げてくれれば、不満はありません。お手並み拝見です。

    戦力外通告

    土曜日のリーグ最終戦は水戸に2-1で勝ち、今シーズンは6位で終わりました。試合後、サポーターは挨拶に立った神戸TD兼監督に大ブーイングを浴びせていました。直前に交代就任したばかりの社長(それまではクラブNO2の取締役)やキャプテン佐藤に対しては大人しく、対照的な光景でした。昇格できなかった責任は、監督にも選手にもフロントにもあると思うのですが。

    翌日、契約満了および期限付き移籍終了となる選手が発表になりました。ファンゲッセル、ラム、茶野、村井、林、太田、福元の7人です。出戻り組3人が含まれていますが、同じ出戻りの佐藤、ベテランの坂本、藤田、櫛野、それにレンタル中の竹内、大島の名前はありませんでした。まだこの後、他へ移籍したり、引退したりする退団者が出るのかもしれません。新入団はユース2人、大卒の大岩・町田が確定していますが、まだ外国人を含め、大幅な補強があるはずです。肝腎の監督もこれから決まります。来期の体制はもう少ししないと、大筋が見えてこないようです。新社長がいうように、若い選手を軸にベテランが持ち味を発揮するようなチームが出来上がるのを待つことにしましょう。

    不安定

    パソコンの修理は、電話連絡したら宅配業者が受け取りに来て、週末には届けてくれました。手続きは思ったよりスムーズでした。マウスのフリーズはなくなりました。不良部品を取り替えたのではなく、「調整」しただけのようです。

    これで万々歳かというと、そういう訳にはいきませんでした。起動時、終了時にやたらとプログラムの自動更新を繰り返し、時には失敗したとの表示が出ます。仕方なく、手動でアップデートをしました。また起動時にWindows画面に替わる前の画面でフリーズしたりします。そのほか、LAN上、他のパソコンの共有ファイル・プリンターは操作ができるのに、他のパソコンからは接続できなくなりました。全般的に動作が以前より遅くなったような気もします。種々問題含みですが、設定等を間違えているかも知れませんので、しばらく様子を見てみます。

    踏んだり蹴ったり

    この週末は、お酉様に行って熊手を買い、小野照崎神社にお参りし、近くの割烹さいとうで安い海鮮丼を食べ、鈴本で落語を聴いたところまでは申し分なかったのですが、自宅に帰ってみると、ジェフはFC東京に手も足も出ずといった感じで完敗し、おまけに3月に買ったばかりのパソコンがマウス操作不能になってしまいました。もともと動きに不安なところがあったのですが、急にポインターが全く動かなくなったり、動いたとしてもマウス通りでなかったり、消えてしまったりと使い物になりません。マニュアルを見ながら種々やってみても埒が明かないので、OSを再インストールしました。これも途中フリーズしたりして難航しましたが、何とかインストールは完了しました。最終的には夜明けまで掛かってしまいました(途中は寝ていましたが)。しかし、マウスの動きは相変わらずで、途方にくれています。

    こうなってはメーカーに修理を頼むしかなさそうです。スムーズにいけばよいのですが。

    高校サッカーいきなり

    第90回高校サッカー選手権大会の組み合わせが発表になりました。

    長崎代表の長崎日大は1月2日の2回戦から登場します。その相手はなんと千葉県代表です。千葉の代表は11月26日の市立船橋対流通経済大柏の決勝戦で決まります。私にとってはいきなり本命対決が来た感じです。どちらかが1月9日の国立で決勝戦を戦うことを期待しましょう。開幕戦と決勝戦以外まだ試合会場は決まっていません。千葉では臨海競技場、柏の葉となるようで、残念ながら、フクアリは使用されません。長崎-千葉戦は何とか観戦したいと思っています。臨海ならばよいのですが。それ以外は天候、スケジュールを見ながら決めることになりそうです。

    ホームサーバー快調

    ルーターの交換に伴い、ホームサーバーも無線接続としました。ルーターWR9500Nと同じものを購入して、それを無線子機として設定し、子機とサーバーパソコンとを有線接続しました。これまではOSがlinuxなので無線は諦めていましたが、この繋ぎ方だとサーバーパソコンをいじる必要がありません。そのうえ最高450Mbpsで無線接続できるので、速度の点でも申し分ありません。

    無線としたことでサーバーを別の部屋に移すことができました。傍にあると、夏場はサーバーのファンがうるさかったのですが、今は年中静かになりました。接続にも何ら問題なく、極めて快適です。心配は、サーバーパソコンが壊れた場合、再度サーバーを構築する気力が残っているかどうかだけです。

    7位転落

    東京ヴェルディとのアウェー戦は0-1の完封負けでした。

    これで北九州、東京ヴェルディにも抜かれ、7位になりました。昇格どころの話ではありません。早く来年以降に向けて再出発すべきなのに、この試合では、相変わらず年寄り選手の起用を優先し、新戦力の発掘に努める姿勢が見うけられませんでした。

    試合後、進退はフロントに預けてあるとの監督自身の発言がありましたが、クラブは監督を代える考えがあるのでしょうか。神戸、菅澤体制が単に今年の昇格を狙った暫定的なものだったとしたら、代えてくると思われます。ユースからの一貫した体制作りを目指すなら、このままでいくのでしょうか。それついてはそれぞれ意見もあるでしょうが、クラブ自身が判断すべき事項(判断した結果は当然問われます)です。いずれにせよ、経営陣、監督、スタッフを含め来期以降の長期的体制構築にできるだけ早く着手し、クラブ一体となって再建に取り組むべきと考えます。

    ルーター交換

    このところ自宅内無線LANの繋がりが不安定なので、5年ぶりに新しいルーターを買いました。11n、a、g、bに対応し、最高450Mbpsで繋がるという触れ込みのNEC製AtermWR9500Nです。

    普通に設定するならば、「らくらく」なんとかというツールがいくつかあって簡単にできます。問題は、これだとパソコンのIPアドレスがその都度変わってしまい、ホームサーバーが使えません。サーバーのIPアドレスは固定しなければならないので、これまでは全てのパソコンのIPアドレスを指定していました。やっかいだなと思っていたところ、新しいルーターはDHCPサーバーで自動的にIPアドレスを割り振るほか、特定のIPアドレスを特定のパソコンに固定することができるようです。便利になったものです。

    ルーターのIPアドレス(固定)が前とは違うので、サーバーのアドレスも付け変えなければならないのですが、サーバーのOSがlinuxなので要領が分からず苦戦しました。マニュアル本を引っ張り出してきて何とか設定したら、やや問題含みながらサーバーは無事動き出しました。

    有線、無線パソコン、ゲーム機、携帯端末など全ての機器が繋がりました。接続スピードは多分かなり改善したのでしょうが、今のところあまり実感はありません。安定的に繋がってくれればよいと思っています。それと、子機(親機と同じものを切り替えて使う)を介してTVに繋ぎ、自分で撮ったビデオを大画面で手軽に見られるようなので、楽しみにしています。

    案の定

    パナソニックは、10月に発売したばかりの交換レンズLUMIX G X VARIO PZ 45-175mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.のファームウェアをアップデートすると発表しました。 内容は、

    DMC-GX1使用時でのタッチズーム動作の適正化
    手ブレ補正の性能向上
    静止画及び動画撮影時のオートフォーカス性能を向上

    の3点です。カワセミ撮影日記に書いた(こちら)ように、このレンズをフィールドスコープに付けてみましたが、ピントが甘く、鮮鋭度の低い写真しか撮れませんでした。このカメラは1回試しただけで使うのを諦めていたところです。ただ、今回のアップデートでフォーカス性能が改善したとしても、ちょっと暗いとシャッターが切れにくい欠陥は変わらないと予想されますので、カワセミ用としては再び使うことはなさそうです。小型・軽量の望遠レンズとしては重宝するかもしれません。

    苦戦続き

    土曜日のホーム鳥取戦は1-0の完封勝ちでした。7試合ぶり、監督交代後初の勝利です。

    この勝利でチーム状態が大幅に改善したと見ることはできません。試合内容は悪くないのですが、PKによる得点しかなかったこと、追加点を奪えないこと、最後は相手の猛攻を受け守勢一方になったことは、先行きに不安を抱かせるものでした。技術的な未熟さも根底にあるのでしょうが、勝ちから遠ざかっていることから来る自信の無さの表れとみてよいでしょう。戦い方の方向性をきちんと保持し、人を入れ替え、来年のキャンプから鍛え直せば、解決できる問題かもしれません。

    今シーズンも残り3試合、観戦予定は最終戦のみと、大詰めに近づきました。次節にはJ2残留が確定するはずです。今年は昇格するとのクラブ首脳の言葉を当てにしていたのに、昨年と同じような失敗を繰り返し2年連続不甲斐ない結果しか出せなかったのは残念でなりません。とはいえ、クラブが消滅する訳でもありませんので、来期もチームの成長を見守りつつ応援を楽しむことにします。

    新人に期待

    中央大学大岩一貴君の加入内定が発表されました。182cmの長身DFで、ユニバーシアードでの優勝経験を持ち、ロンドンオリンピックの候補にも選ばれています。センターもサイドもできるようです。

    これからチームは若返りを図らなければならない状況にあり、大岩君はその中核になってくれるものと期待しています。現在CBはほとんどミリガン、竹内、青木でこなしていますが、ミリガンや竹内が来期以降も残ってくれる保障はありません。あと若手では福元くらいしかいないので、大岩君は貴重な戦力です。SBとしてもみても右サイドは専門でない小柄の山口や衰えの目立つ坂本しかいません。こちらのほうが出番は早いかもしれません。いずれにせよ、代表もつとめる有能な新戦力ですから、少々の欠点には目をつぶり、試合に使って経験を積ませて欲しいところです。

    前にユースからの昇格2名が発表されており、これで新加入は3名となりました。まだ他にもあるようですし、他クラブからの移籍、外国人選手の入れ替えなど、来期に向けた補強がどうなるか、昇格がほぼ消滅した今、関心はこちらに向かわざるをえません。

    また勝てず

    アウェー大分戦は1-1の引き分けでした。監督交代後2引き分け2敗、勝ちがありません。

    久保のプロ初ゴールで先制するなど試合の主導権を握っていましたが、PKで同点とされた後、点に繋がるような迫力のある攻撃はできませんでした。内容は良くなっているとはいえ、勝てなくては何のためにクラブはシーズン途中で監督を代えたのでしょうか。若手育成が目的ならば、この日のようなメンバー構成にはしなかったはずです。社長や監督の言葉通り、クラブはひたすら昇格を狙っているようです。しかし1つも勝てません。結果からみると、監督の交代、人選は失敗だったというしかありません。

    チーム作り直しのための監督交代だったとしたら、人選は間違っていなかったと思います(結果が分かるのは先のことですが)。直ちに方針変更すべきではないでしょうか。これまで目先の勝敗に拘って監督交代を繰り返してきた経営陣は、また、昇格に拘り、前任者に違約金を払ってまでこんな監督、コーチに代えるという間違いを犯してしまいました。今シーズンが終わったら、即効性のある監督選びに奔走するつもりなのでしょうか。(私は、クラブ首脳の本音はJ1上位を狙えるチームを時間をかけ、若手を鍛えて作り上げたいと考えているが、スポンサーやサポーターへの配慮からやむなく昇格を諦めていない振りをしているものと、淡い期待を抱いています。)

    何かが足りない

    4位徳島との対戦は0-1の完封負けでした。4試合連続無得点です。

    これで監督交代後1分け2敗、結果が出ていません。試合内容は明らかに改善しています。守備はよくなりました。攻撃を組み立てていこうとの意欲も見えます。しかし、なかなかシュートまでいけません。リードされると、たまらず以前と同じロングボールに頼りがちです。走ることを忘れ、リスクを恐れているように感じられます。また、守備から攻撃への切り替えの遅さが気になります。ことにGKがボールを持つといつも一息ついてしまいます。岡本の問題なのか、受け手の体勢作りの遅れなのか分かりませんが。どうすればシュートまで持ち込み、ゴールを挙げられるのか、現状何が足りないのか、新監督、コーチの分析と指導に期待するしかありません。

    今は来シーズン以降に向け、目先の勝敗に拘らず、走り回って全員で得点を目指すサッカースタイルを再び築き上げることに注力すべきだと私は思っています。そのためには、戦術を浸透させ、選手を入れ替えることも必要でしょうから、時間がかかっても仕方ありません。我慢の時が続きます。

    これから

    監督交代後の初戦、アウェー栃木戦は0-0の引き分けでした。

    前の試合から中2日、新監督の戦術を大幅に取り入れることは無理な状況だったので、これまでとほぼ同じ選手、同じシステムでの戦いでした。前半は、パスを繋ごうとの意識がみられ、ボールを失うことも少なく、村井からのスルーパス、久保のポストプレーなどこれまでとは違う攻撃的な面もかなり見受けられました。後半は悪癖が顔を出したとはいえ、全体にコンパクトな戦い方で、守備も安定し、良い方向には向かっている印象です。

    同じように監督を更迭した浦和は新監督の下、連敗から脱出しましたが、ジェフは勝てませんでした。浦和のように選手の能力の高いところは監督交代の刺激でチームががらっと変わる可能性を持っていますが、ジェフの選手層ではそうもいきません。若い戦力を投入しながら、時間をかけてチームを作り直すしかないでしょう。昇格できればそれに越したことはありませんが、あせることはありません。

    新コーチ

    クラブからも神戸監督の就任が公表されました。同時に、現U-18(ユース)コーチ菅澤大我さんのコーチ就任が発表されました。これは興味深い人選です。菅澤さんは伝えられるところによると、ヴェルディや名古屋の各年代の指導で大きな成果を挙げられた方です。ジェフでも近年ユース年代の選手が成長していると評価され始めており、菅澤さんの手腕によるものいわれています。神戸監督もジェフではユース年代の指導に長年携わられた方ですし、クラブとしてトップチームと若年層の強化を連動させようとの意欲が窺われます。以前のように育成のジェフと呼ばれるようになるには時間がかかるとはいえ、クラブ全体で一貫した戦略・戦術を持とうとすることは極めて好ましい方針だと思います。若い年代から鍛えて、山口、酒井、阿部、佐藤兄弟、村井、山岸といったクラスの選手を輩出できれば、ジェフの未来は明るいといえましょう。

    神戸さんは、就任挨拶であくまで昇格を目指すとしか言っていませんが、菅澤さんのコーチ起用は若手育成によって長期的にチームの強化を目指すとのメッセージと受け止めています。

    監督更迭

    スポニチによれば、ドワイト監督が解任され、後任に神戸TDが就任するそうです。

    監督交代と聞くとまたかという気分になります。監督を任期途中で解任して結果が良かったためしがありません。次に据える監督がまともなチームを作れたことがないからです。つまり、クラブに監督を選ぶ能力が不足していると言わざるをえません。オシムが日本代表監督に望まれ退任して以降5年間に、オシムの息子、クゼ、ミラー、江尻、ドワイトといずれも任期を全うできず、クラブは契約残存期間の違約金を払い続けるはめになりました。金銭的負担もさることながら、問題は監督が代わるたびにチームの基本戦術が変わり、攻撃的になったり、守備的になったり、パスを繋いだり、ロングボールに頼ったり、酷いときには1人の監督の戦い方が途中で大幅に変更されたりと、一貫性のないチーム作りが続いたことです。これがJ2に低迷する事態を招いたといっても過言ではないでしょう。今後は、クラブとして基本的な戦い方の方向性をはっきりと定め、それに相応しい監督を招聘し、時間をかけて再建に取り組まなければなりません。ジェフというクラブにその能力があるかどうかが問われます。

    昨日も書いたようにジェフはチームを作り直すべき時にあると考えていますので、監督の交代自体は、それに沿ったものならば、大歓迎です。交代の目的が単に昇格のためだけならば、無駄ガネは使うなといいたいところです。神戸さんはザムフィールやベルデニック監督時代にコーチを務めていました。フィリピンなど東南アジアの代表監督もいくつか経験しています。しかし、Jリーグでの監督経験はありません。実質的なGMとしてチームの実情をよく把握している神戸さんがどのような指揮を執るか注目してみたいと思います。

    連敗

    アウェー水戸戦は0-1の完封負けでした。

    試合はミリガンの退場が響きましたが、それがなければ勝てたとも言えない、お粗末な内容でした。昇格のかかった5連戦は連敗スタートとなりました。今の実力どおりといったところでしょう。それでも昇格圏の3位と勝点差3とは驚きです。ライバル達に感謝しなければなりません。

    ただ、今の試合内容ではとてもJ1で戦うことはできません。まだ昇格を争っているとはいえ、自力で昇格できる力のないことが明確になった今こそ、昇格は二の次にして来年以降を見据えたチーム作りに着手すべき時ではないでしょうか(それが副次的に昇格に繋がるなんてことになれば、言うことなしですが)。もともとJ2に落ちた段階で、時間をかけてでもJ1で優勝争いのできる若い、攻撃的チームを作り上げるべきだと思っていましたが、クラブは、いろいろ事情もあったのでしょう、昇格もチーム作りも目指すと宣言し、江尻にまかせました。結果は見てのとおりです。今年も昨年の失敗を繰り返しました。技術は未熟、走ることもしない、組織力も欠けるチームに成り下がってしまいました。この2年間が全く無駄な時間となったのは残念です。今すぐチームの作り直しに着手すべきと考えますが、肝腎の大株主はどう考えているのでしょうか。J1に昇格さえすれば、金を湯水のごとく注ぎ込んで全く違うチームを一気に作れるとでも考えているのでしょうか。

    内容に相応しい結果

    ホーム草津戦は2-3の逆転負けでした。

    勝ち負けはもうどうでもよい心境です。幸先良くミリガンのロングスローを深井が決め先行しましたが、試合はずっと草津が攻め込んでいました。前半終了間際に同点にされ、後半伊藤のFKで再度リードしたものの、草津に2点入れられ、負けてしまいました。ジェフの攻撃はこれまで何度も書いたように繋がりがなく、すぐボールを失います。中盤の競り合いでは出足が悪く、ほとんど負けていました。チャンスになるのはカウンターだけ、得点はセットプレーからだけでした。守備では、3点とも同じような流れの中から失点し、サイドからのクロスに2度もゴールを破られました。同じ過ちを繰り返す、こんな内容では勝てるはずもありません。

    チーム状態は試合を重ねても一向に改善しません。草津など財政的に苦しいクラブが苦労しながらも着実に強くなっているのとは対照的です。先日の天皇杯、地域リーグ島根との試合でもわずかに1点獲っただけで、危うく負けるところでした。今の力はJ2でも中位以下のレベルです。この相手なら必ず勝てるという試合は皆無です。残り9試合、勝てる試合がどれだけあるか、寂しい気持ちで応援します。

    後半持ち直し

    アウェー愛媛戦は1-0の勝ちでした。アウェーですから、例によってスカパー観戦です。早くJ1に戻ってスタジアム観戦したいものです。

    勝敗はともかくとして、内容は褒められたものではありませんでした。ことに前半が酷く、後半、メンバーを入れ替えて少しましになりました。修正できたことは褒められます。なにしろ、パスが繋がるのは後ろか横だけ、前方へボールを運ぶことができず、後方からやたらと前線に向かって蹴り込むだけです。たまに縦パスを出せば誰もいないところか、トラップミス。ボールを失ってばかりです。そのうえ、自陣ゴール近くではっとするようなミスが再三起こります。相手が得点力のない愛媛で助かりました。

    後半はミリガンがボランチから本来のDFに下がり、怪我明けの伊藤が入ってやっとサッカーらしくなりました。相手が疲れてきてプレスが弱まった面があったかもしれません。サイドからのクロスがFWに合いだし、そのうちの1つがゴールに結びつきました。あとは相手の攻勢をいなしてタイムアップ。めでたしめでたしです。

    この日はTVで鹿島-柏戦、G大阪-浦和戦を見ましたが、鹿島やガンバのパスの繋がり方を見ていると、ため息がでます。相手が詰めてきてもボールを持った選手は慌てることなく、受けやすいポジションをとった選手を探してパスを出します。相手が傍にいるのに際どくボールが繋がり続けるのが不思議です。最後の縦パスも通ってチャンスが数多く生まれます。降格の危機にある浦和でさえ、ジェフより遥かにボールが繋がっていました。まあ、チャンスはあっても点は獲れませんでしたが、これもサッカーなのでしょう。
    ジェフの今のメンバーに同じことを求めるのは無理なのでしょうか。せめて危険なところでの不用意な、決定的なミスだけは根絶して欲しいものです。攻撃面では、オーロイが戻れば放り込み戦術もそれなりに威力を持つでしょうし、それまでは大島や久保に代役として頑張ってもらいましょう。あとは深井の運動量と決定力に期待しましょう。

    今年は終わり

    ホーム京都戦は0-1の完封負けでした。5位に後退しました。

    若い選手が多くチーム作りをしている段階の京都にほとんど決定的チャンスを作れませんでした。何となくシュートは数多く撃っていましたが、相手を崩した、これはと思わせるシュートは皆無でした。適当にボールを蹴ってそれがうまく転がってチャンスになれば、というような攻撃ではJ1で戦うのは無理でしょう。パスもまともに繋げない今の選手で今の戦い方をしていれば結果は知れています。昇格は諦めた、というより今は時間をかけてチームを作り直すべき時期だと思いますが、大株主が時間をかけることを待ってくれるかどうかは窺い知れません。昇格は極めて危うい状況に陥っているのに、この夏、クラブは何も手を打ちませんでした。リザーブスは潰しました。トップチームについてもどう考えているのか疑心暗鬼にならざるをえません。

    今シーズン残りの11試合、結果は問わず、のんびりと応援することにします。ライバルがこけて間違って昇格できるかもしれないのを楽しみにします。

    2か月振りのホーム勝利

    あまりに不甲斐ない戦い振りが続き、ここに書く込む気力も萎えがちです。旅行なども間に入り、20日間も書き込みしませんでした。昨日のホーム北九州戦は1-0で逃げ切りました。実に、7月23日に札幌に勝って以来ホームで味わう2か月振りの勝利です。

    こんな体たらくでありながら、昇格圏の3位とは勝ち点で並び、4位につけています。明後日の京都戦で勝てば、2位ないし3位に上がれます。上位が待ってくれているのですから、これを生かさない手はありません。京都戦に勝って勢いをつけたいところなのですが、肝腎な時に勝てないのがジェフのジェフらしいところです。どうなりますか、水曜の夜が楽しみです。

    勝てない

    東京ヴェルディとのホームゲームは1-1の引き分けでした。これで最近4試合2分け2敗の勝ちなし、ホーム3戦連続の引き分けと、泥沼状態です。シーズン当初の勢いからは想像もできない低迷が続いています。もっとも、最初の頃勝ち点を稼げたといっても、基本技術に欠ける選手が多い中、オーロイ頼りの戦術でなんとか凌いできたに過ぎません。オーロイが負傷欠場し、チームの化けの皮が剥がれたようです。

    シーズン半ばなのに、自力での昇格は絶望的と感じられるようになりました。ミスが多く、走れない選手が多過ぎます。しかも高齢化しているので、今後の改善は望めそうにありません。昨年も状況は違うとはいえ後半同じように失速しました。チームには監督の采配ではどうにもならない病根が潜んでいるように思われます。救いは、他のチームも似たり寄ったりで、上位との差が開かず、混戦模様になっていることです。オーロイが戻ってそこそこ勝てるようになれば、他が勝手に転んでくれるかもしれません。とはいっても、そんな形で昇格しても、今のチーム力では今年の福岡の二の舞は必至なので、昇格が望ましいことかどうか疑問ではありますが。

    相も変わらず

    ホーム富山戦は0-0の引き分けでした。

    0-4で大敗した札幌戦と同じメンバーです。何も変わらず、今日の試合も1点も獲れませんでした。チーム状態は最悪です。何かを変えていかないとずるずると優勝・昇格争いから脱落していくのは目に見えているのに、クラブも監督も何も変えなくてよいと考えているのでしょうか(オーロイの代役として獲った大島はコンディション不良とか)。監督にしてみれば代わるべき選手がいない、クラブにしてみれば補強するにもカネがない、というのが言い分でしょう。しかし、J2のクラブはジェフ以上にカネにも人にも恵まれないチームが大半です。厳しい環境の中で着々とチーム力をつけ、結果を残しつつあるクラブもいくつかあります。要は工夫です。とりわけ監督の才覚です。

    数年前のジェフは選手の能力不足を全員が走ってカバーし、若手を多用するなどコストパフォーマンスの良いクラブでした。今では全員が現状に満足し、何の工夫もない、そこらにある金満クラブとなったかのようです。やたらと監督・コーチを変えるのは愚の骨頂ですが、チームの力を最大限に発揮できるような選手起用と戦術の変更は何としても必要でしょう。

    絶望感漂う敗北

    アウェー札幌戦は0-4の大敗でした。

    前半をTV観戦しただけなので、内容については何もいえませんが、この先発、控えのメンバーなら、これまでの戦い振りから見て想定しうる範囲内の結果です。湘南戦のあと、ここ5試合を勝ち負けイーブンでいければ上々と予想していました。結果は2勝2敗1分けでした。監督が変わっても昨年と同じ経過をたどることになるとは、憂鬱極まりない事態です。

    勝ったとはいえ

    アウェー岐阜戦は2-0の勝利でした。他より1試合消化数が少ない段階で昇格圏の2位に浮上しました。

    岐阜は最下位に低迷するチームであり、アウェーとはいえ勝てないようならば昇格も危ういとみなされる相手です。その岐阜に対し、前半は攻めまくられ、相手のシュートミスと岡本の再三のファインプレーでなんとか凌いだ試合でした。ことに、相手11番に何度も左サイドを破られ、DF陣は裏を取られ放しでした。攻めては、クロスを入れてもまともに前線に収まる時がなく、単騎ドリブル突破は失敗ばかりです。オーロイの不在、岐阜の猛暑があったとしても酷い内容でした。

    後半は、林に代え青木を起用したのが効いたのか、監督の指示内容が良かったのか、相手に攻め疲れが出たのか、やっと試合の主導権を握ることができ、2ゴールを挙げ逃げ切りました。この暑い時期にベテランの坂本、林、ゲッセル、村井、藤田を使わざるをえないようでは先行き悲観的にならざるを得ません。この試合の収穫は、ドワイト監督の修正能力が証明できただけといえましょう。

    久し振りの代表戦

    韓国との親善試合は3-0で勝ちました。TVで代表戦をフルに観戦したのは久し振りです。

    この結果について、世間での評価は何十年ぶりの3得点だの、快勝だのと景気のよいものですが、喜んでいてよいのかどうか疑わしいと思っています。まず何と言っても親善試合であり、韓国がどれほど本気だったのか、コンデションはどうだったのか、疑ってみる必要があるでしょう。韓国がこの程度の実力とはとても思えません。

    攻撃面では3得点したのですから評価できます。ただ、本来点を獲るべきFW陣の陰が薄く、本田と香川二人ばかり目立っていました。問題は守備面です。何度崩され、裏を取られたか、数え切れません。それを韓国はことごとく外してくれました。何度もああやられたと見えたのに、わざと外しているのかという位に枠に飛びませんでした。普通に3点位は獲られてもおかしくない状況だったのに、相手の不出来で無失点の結果に恵まれた感じです。八百長騒動に沸く韓国側のチーム状態は良く知りませんが、エースのパクチソンが引退するなど、チームを作り直している途中と思われます。日本もこの結果に安心することなく、本番のW杯予選に取り組んでいかないと、思わぬ結果に泣きかねません。

    力の限界

    19位横浜FCとのホームゲームは1-1の引き分けでした。

    札幌戦での懸念が現実のものとなりました。横浜のプレスにあうと、パスを繋げず、やたらとロングボールを蹴り込むだけのサッカーになってしまいました。前の試合で活躍した村井も何もできず、前半終了で交代させられました。それでも両チームの力の差からチャンスはいくつも作りました。しかし、ことごとくシュートを外してしまい、もう一つの悪癖である決定力の欠如を見せ付けられました。守っては主力を欠いた相手攻撃陣に振り回され、真ん中からのなんでもないミドルシュートを止められませんでした。

    この試合の内容、結果は、現在試合で使われている選手の力では妥当なものといえなくもありません。毎日トレーニングしながら、進歩なく同じことの繰り返しばかりです。相手のプレスを掻い潜りながらゴール前までボールを繋ぐ、シュートを枠に撃つ、これができません。守備時には相手マークを外さない、GKは慌てない、これだけなのに・・・。個人能力を高めることには限界もあるでしょうから、若手新戦力の起用など思い切った、先を見据えた戦い方に切り替えることも必要でしょう。

    これで区切の5試合のうち3試合消化し、1勝1敗1分けの五分の星です。ノルマ達成には残り2試合を勝たないといけません。ジェフの戦力は欠陥だらけで、とても苦手のアウェーで連勝できるとは思えません。しかし、昇格を争うライバルも似たり寄ったりなのが救いです。ここは必死に駆け回って技術の未熟さを補うしかありません。後半失速した昨年の二の舞は御免です。

    一方的ながら

    ホーム札幌戦は2-0で完封勝ちしました。ドワイト監督も「今日のゲームは、今シーズンの中で、一番いいゲーム」と評価したように、危なげない勝利でした。

    この試合はメンバーがかなり入れ替わり、先発には佐藤、坂本、村井、林と4人の出戻り組が揃いました。控えには茶野と藤田の大ベテラン、平均年齢はいくつだったのでしょうか。その中で初先発の村井が新しいポジションのボランチで大活躍しました。喜ぶべき事ながら、チームの進歩という点では不満が残ります。シーズンが深まったこの時期にベテランに頼らざるをえないようではチーム作りは失敗でしょう。とても今後を見据えたメンバーとは思えません。

    久し振りに対戦した札幌は怖さを感じないチームになっていました。以前はチームを引っ張っていたブラジル人選手が一人もいなくなったのが原因でしょうか。中盤で簡単にボールを奪えますし、キープも楽にさせてくれます。シュート数26-5が物語るようにジェフがずっと攻め込んだ試合でした。それでも2点しか奪えないのが首位に立てないジェフの現状なのでしょう。プレスの弱い相手に対しいくらボールを支配できたとしても喜んではいられません。村井とてこの相手だからこその活躍だったかもしれません。次の試合で真価を証明して欲しいところです。

    首位陥落

    アウェー湘南戦は0-2の完敗でした。代わってFC東京が首位となりました。FC東京はシーズン初めはJ2での戦い方に戸惑っていた気配がありましたが、戦力に見合った位置に収まりました。

    今日の試合は、6戦勝ちなしの不調湘南が相手なのに、相手の思うような試合をされてしまいました。首位にあったとはいえ、このところの戦いぶりからチーム力に不安を感じ始めていましたが、この敗戦で「来期もJ2」が現実味を帯びてきました。攻守ともにちぐはぐで、個々の戦力の見極め、それに応じた戦い方が未だにできていないと感じます。

    これまでの結果は16戦9勝4分け3敗です。偶然なのか昨年と全く同じです。昨年はこの後9勝3分け8敗と失速し、最終4位で昇格を逃しました。暑さに慣れない外国人選手が機能しない中で、今後、今までと同じペースを守れるかどうかが鍵となります。取り敢えず、今日からの5試合で、ノルマの勝ち点10(3勝1分け1敗)を確保できるかどうかが問われますが、今の力では勝ち負けイーブン程度でいければ上々かもしれません。

    首位とはいえ

    土曜日のホーム熊本戦は1-1の引き分けでした。しかし、幸い栃木やFC東京も(ともにアウェー戦)引き分けたので、首位の座はなんとか確保できました。

    納得のいく試合だったとは誰も思わないでしょう。ブーイングがあまりなかったのは意外でした。セットプレーではノーマークで相手FWに再三シュートを許すかと思えば、1人少ない相手から点をもぎ取る工夫のない単調な攻めの繰り返し。相手は、後半開始早々レッドカードによる退場者を出し、この暑い中45分近く1人分余計に走らなければならない状況に追い込まれました。にも拘わらず、首位のチームが5位のチーム相手にホームで無得点に封じられたのですから、負けたと同じ感じです。相手監督や時間稼ぎに精を出したGKなどはほくそ笑んでいることでしょう。攻めても点を奪えない攻撃陣は人が変わっても昨年と全く同じ症状を抱えています。いつになったら、J1でも通用する攻撃体制が構築されるのでしょうか。それ以前の問題として、攻守ともに熟成できないままで、混戦の様相を呈してきた昇格争いを勝ち抜けられるのでしょうか。

    片隅のニュース

    HD映像/記録再生規格「AVCHD」のVersion 2.0が策定された、と報道されています。新たに、3D記録用とともにプログレッシブ記録「AVCHD Progressive」規格が盛り込まれているとのことです。  扱いは小さいのですが、60pで撮影する者にとっては大ニュースです。これで、60pをブルーレイディスクに記録できる下地ができたことになり、ハードやソフトの対応がどうなるか、続報が待たれます。

    現在、60pで撮影した映像は、編集後、実時間の数倍の時間をかけて、パソコン鑑賞用としてHDDに60pのmpeg2で出力するほか、それ以上の時間をかけてBD保存用に60i/24Mbpsのm2tsファイルを作成しています。今後は60p/28Mbpsで直接BDに書き込めるようになるはずなので、TVの大画面で手軽に鑑賞できるうえ、大幅に時間が節約できます。

    ほっと一息

    アウェー富山戦は2-1で勝ちました。アウェーでの勝ち点3は4試合振りです。とりあえず、栃木やFC東京の追撃を抑えることができました。

    前半はパスが弱くしばしば相手にカットされ、全くシュートまでいけない情けない内容でした。後半は雷雨中断で連戦の疲れが和らいだのか、パスが繋がるようになり、2点先行しました。しかし、試合終盤、富山の方がチャンスを多く作り、最後にとうとう失点してしまいました。2点リードした時点で相手に点をやらない戦術に切り替えたはずなのに、19位の相手にやられてしまったのは、気の緩みのせいだけではないでしょう。なんとか首位を守ったとはいえ、優勝を目指すにはチームにもう一つ力が足りないのではと思わせます。

    首位返り咲き

    ホーム湘南戦は2-0で勝ち、総得点差で首位となりました。この時期の順位にあまり意味はありませんが、気持ちはよいものです。

    5月8日以来の完封勝利でした。シーズン当初は守備が堅く、失点が少なかったのに、このところ綻びが目立っていました。しかし、この試合は安心して見ていられました。それはジェフの守備が良かったというよりも湘南の攻めが鋭さを欠いていたためのようでした。中盤でのボールの奪い合いでこれほど勝てた試合は最近ありません。湘南は、主力の韓国人選手が出場停止だったのが響いたのでしょうか。このところ出番の減っていたあの田原がフル出場しましたが、往年の力強さは陰を潜めていました。

    ここ3試合通算で0-10という酷い状態の湘南にはもっと圧倒的な勝利を期待していましたが、オーロイが前半で交代するなどジェフの状態も万全とは言えないようです。ただ、ファンゲッセルが日本のサッカーに慣れてきた様子なのと、オーロイの代役久保が元気なのが明るい材料です。ホーム2試合が続いたあと、次はまたアウェーでの試合です。今期ビリから2番目に沈む富山には快勝して欲しいところです。

    栃木に勝てず

    勝ち点が並ぶ首位栃木との対戦は2-2の引き分けでした。先週のアウェー横浜FC戦に続き2試合連続の引き分けです。

    オーロイ抜きのジェフは、栃木にホームでも勝てない程度の実力のようです。アウェーでしたが、この前オーロイが欠場した徳島戦は敗戦でした。全般に栃木の方がやや主導権を握った試合で、シュート、FK数も上回っていました。栃木にはロボという決定力のあるブラジル人がおり、結局、Jリーグは外人次第との「定説」を見せ付けられた感じです。現状の戦力からすれば、この日の引き分けは相応なものと受け止めるべきでしょう。引き分けでブーイングを浴びせるほどジェフの力が頭抜けている訳ではありません。
    次は湘南との対戦です。この試合は何としても勝たないといけないでしょう。5試合ごとに勝ち点10のノルマ達成には残り3試合全勝が必要という側面もありますが、湘南は3連続大差の完封負けと調子を落としているチームだからです。こんな相手から確実に勝ち点を取れないようでは、栃木や調子を上げてきたFC東京、徳島などの後塵を拝してしまいます。

    首位陥落

    アウェー横浜戦は1-1の引き分け、栃木に首位の座を明け渡しました。

    アウェーで引き分けたことはそう悲観すべき事態ではありませんが、戦い振りはかなり心配です。前半はボールを繋いでビルドアップして行こうという意図が見えましたが、DF陣より前でパスが全く繋がりません。仕方なく適当に放り込んでは相手にボールを渡してばかりです。後半はいきなりのロングボールが多くなりましたが、前線でなかなかボールが収まりません。相手のミス待ちといった感じで、試合の主導権を握ることができませんでした。横浜はサイドから良いクロスを入れるなど効果的攻撃を繰り返し、同点にした後も決定的チャンスを作っていました。横浜の方が勝つに値する試合内容でした。

    アウェーでは戦力差(すなわち給料の差)が大きい相手に対しても苦しい試合ばかり続けています。これまでそう難敵に当たったわけでもないのに、2勝2敗2引き分けと、優勝を目指すには物足りない戦績です。これでは昨年と大して変わりません。昨年の監督はアウェーで勝てない原因を「キャッチした」と言っていましたが、ドワイトはどうなのでしょうか。全勝のホームとは様変わりするチームをどうすれば立て直せるか、プロとしての腕を見せて欲しいところです。

    来週はホームとは言え、オーロイ抜きで首位栃木と対戦しなければなりません。そして週央には昨年J1だった湘南とも当たります。ここで連敗するようなら、気は早いですが、昨年の二の舞となることを覚悟しなければならないかもしれません。アウェー横浜戦でのチーム力はその程度と感じました。

    ホーム5連勝

    岐阜との試合は3-1の完勝でした。先週の完敗直後の試合だけに注目されましたが、良い内容の試合でした。今シーズン、ホームでは結果を残していて、首位キープです。

    一時同点に追いつかれましたが、負ける気がしない試合運びでした。終盤攻勢に掛かった時の迫力は十分でした。久し振りに林が攻撃陣に加わって、早速結果を出しました。監督もマットを控えからも外すなど戦力の見極めがついてきたようです。この日の采配で感心したのは太田の先発起用です。前の試合で太田は途中出場・途中交代の屈辱を味わいました。その選手をすぐ次の試合で使うとは、選手の心理をよく理解していると思います。オシムが監督だった頃、水本のミスで2失点したとたん前半途中で交代させました。しかし、次の試合ではちゃんと先発で使ったことを思い起こさせました。こんな監督ならば、選手はミスを恐れず、監督を全面的に信頼してプレーすることでしょう。

    この試合の内容・結果は良かったとは言え、相手が最下位の岐阜であったことを考慮に入れておく必要があります。岐阜は先発できるほどの外人選手のいないチームです。より戦力の整ったチーム相手でも同じようなプレーができないと、本物ではありません。また、すでに2敗したアウェーでの戦い方が改善されたかどうかも注目しなければならないでしょう。そうした意味でこれから続くアウェー横浜FC戦、ホーム栃木戦、ホーム湘南戦が正念場となります。

    なお、この日も60pで撮影しました。前回指摘した問題のうち、データ書き込み遅延は今回は起こらず、ズームリモコンは別のものにしました。手振れ防止装置は切りました。パソコンのトラブルもどうにか解消(原因はどうやら外付けHDDの接続方法にあった模様)され、編集後mpeg2で出力し、24インチパソコン用ディスプレーで鑑賞することにしました。BDに保存できないことを除き、障害はほぼなくなりました。やはり60pの画質の良さは魅力です。デジタルエクステンダーを使わず撮影しても、ディテールの表現力が良いので、選手や観客の表情まで捉えることができます。おまけは、映像をソフトでスローモーションに変換した時、これまでとは段違いのきれいさでした。今後は、1.5倍のテレコンバーターを試してみようと思っています(現状接続部品が品切れで未入手)。

    雨中の逆転

    先週は酷暑のアウェーで熊本と1-1で引き分けましたが、昨日は肌寒い大雨のホームで大分に3-2で逆転勝ちしました。ノルウェー人のオーロイ初め外国人には寒いくらいの気候が合っているようです。

    前半はボールを支配し攻め続けましたが、相変わらずゴールは遠く、逆にカウンターで2失点と最悪の出だしでした。今年の強さは組織的守備のはずなのに、ほころびが出てきたようです。2点とも左側を破られました。左サイドバックの坂本が負傷欠場したのが響いたのかもしれません。坂本にしてもピークは過ぎたプレーヤーだし、左サイドの守備がジェフの弱点となっています。後半は攻めるしかなく、猛攻を仕掛けました。左SB青木良太に代えFW久保を投入したとたん竹内、深井が得点し、最後は竹内が逆転ゴールを決めました。竹内はCBでありながら足で2得点挙げ、今期通算4ゴールとなりました。これまでプロノーゴールとは思えない鋭い得点感覚を見せてくれました。

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    ところで、昨日はsonyの新しいビデオカメラHXR-NX70Jを初めて使いました。期待通りファインダーが見やすく、懸案の腰痛緩和に効果的でした。試しに60pで撮影してみました。防滴・防塵仕様なので雨中でも心配なく、メモリー、電池とも容量十分で、スタジアムでの撮影は快適でした。一方、いくつか問題もありました。
    1つは、懸念していたように、望遠距離不足でデジタルエクステンダー(アクティブ手振れ防止とセット)を使わざるを得ず、三脚上でカメラを動かした時、手振れ防止装置の作動による意図しない画面の動きが見られました。今後は極力手振れ防止は使わないようにしようと思っています。
    第2は、撮影の途中データの書き込みに失敗したのか、何かメッセージが表示され、カメラが一時制御不能に陥りました。どうしてこのような事態が生じたのか、また、どうすれば防げるのか皆目見当がつきません。
    第3は、いつもの市販のLANCコントロール機器を使いましたが、ズーミング時に動きをうまくコントロールできない(少しレバーを押しただけで急激にズームが動く)時がありました。カメラのせいか機器のせいか分かりません。
    第4は、録画のスタート・ストップボタンの反応がやや遅れることです。実際の映像がどう映っているかは編集してみないと分かりませんが、画面への表示が遅いので、撮影していて心配になります。
    あとは60pをどうやって編集し、保存するかです。パソコンへの取り込みとEDIUSneo3での編集(パソコンがフリーズしたり、ソフトが起動できなくなったりすることあり)は何とかなりそうですが、編集後に60pのままで出力する方法が分かりません。よく調べてみないといけないようです。撮影・編集データは当面の間HDDに保存しておくことにします。BDには60iにダウンコンバートしたものを書き込むことになります。いずれにせよ、環境が整うまでは60iで撮るのが無難なようです。

    この新しいカメラはフィールドスコープとの相性も良さそうです。仮接続して確認した結果では、広角側が6割くらい広がり(kowaTSN-VA3使用可)、低照度での感度も良いので、好都合です。残念なのは、60pやAVCHD最高画質で動画撮影中は静止画撮影が不能となってしまう点です。実際に使用した後で「カワセミ」ブログに詳細を書こうと思っています。

    3試合連続の粘り勝ち

    昨日のホーム岡山戦は、2-1の辛勝でした。

    試合開始早々失点し、あとはジェフが攻め続ける展開でした。途中ストヤノフのハンドでの退場、PK獲得で同点に追いつきましたが、10人の岡山相手になかなか勝ち越せませんでした。ロスタイムにやっと前の試合と同様セットプレーで決勝点を挙げました。愛媛、鳥取戦に続きそう難敵とも思われない相手に苦戦しました。いずれの試合も攻め込み、シュートまでは行けるのですが、相手ゴールを割ることができません。攻撃面で何かが足りないのでしょう。ドワイトの指導に期待するしかありません。

    攻め込み続ける合間には、相手のカウンターを喰らうこともしばしばで、危うく失点しかねない場面も見受けられます。GK岡本が頑張っているので、なんとか難を免れていると言えましょう。試合終了間際ではなくもっと早くその気になって点を獲ってくれないと、サポーターはハラハラし通しです。

    この日も元キャプテン阿部勇樹君のお父上がフクアリに見えていました。英国から一時帰国した阿部君も一緒だと話されていましたが、スタンドでその姿は確認できませんでした。2部落ちした古巣の戦い振りを心配していることでしょう。

    またもぎりぎりの勝利

    アウェー鳥取との対戦は1-0の勝利でした。アディショナルタイム3分ぎりぎりの得点です。

    今年JFLから昇格したばかりの鳥取は、Jリーグ初年度は苦戦するものと誰もが思っていたのでしょうが、蓋を開けてみると予想外に強く、ここまで4試合2勝1敗1分けと上位につけていました。この日も前半こそ守備に追われるプレーでしたが、後半になると鋭い攻撃で何度かジェフを追い詰める局面を作りました。ジェフがラストプレーで勝利をもぎ取ったのは幸運としかいいようがありません。今シーズンは4勝1敗と結果こそ出ていますが、いずれの試合も内容は接戦ばかりです。ただ、苦しいながらも勝ち点を拾い続けられるのはチームの底力が上がってきた証拠かもしれません。粘り強い戦いのベースは5試合2失点の守備力です。このような戦い方を続けていくうちに得点力もあがり、磐石の内容の試合ができるようになるものと期待しています。

    何とか勝利

    愛媛FCとのホームゲームは2-1で辛勝しました。

    注目のオーロイはベンチ入りしましたが、先発しませんでした。まだ怪我が完全に癒えていないのでしょう。オーロイの代わりに久保がワントップに入りました。2列目は深井、米倉、青木孝太でした。マットは外れました。久保は初先発ながら、頑張っていました。ポストプレーもそれなりにこなし、裏へ抜けるプレーも見せました。今後が楽しみです。ただオーロイ抜きの攻撃陣に点をとる力が足りず、守備的な愛媛に対し、決定的チャンスをあまり作れませんでした。前半の得点はボランチの佐藤が貰ったFKをこれまたボランチの伊藤が直接決めたものでした。

    後半立ち上がり、同点とされましたが、あまり攻めてこない愛媛だったので、ミリガンと坂本のプレーにやや隙があったのではないでしょうか。その後、休ませたかったであろうオーロイと太田を投入し、退場で1人少ない愛媛を必死で攻撃しましたが、点に結びつきません。試合終了直前になって、深井が二度と見られないような見事なボレーシュートを放ち、やっと振り切りました。勝ったことは評価できますが、J2優勝を狙うには物足りない内容の試合でした。攻撃陣の奮起を期待しましょう。

    オーロイ頼み

    リーグ戦3試合目アウェー徳島戦は、0-1の完封負けでした。

    今シーズン初めての失点は、審判の誤審によるPKでした。失点にがっかりする必要はさらさらありません。問題は、オーロイがいないと攻撃の形が作れず、まるでゴールの臭いがしなくなることです。期待の米倉もプレーが精彩を欠いたものになってしまいました。オーロイのお膳立てがないと、単独ではまだまだ局面を打開する力はついていないということでしょう。

    オーロイの代わりに青木孝太をワントップで使い、マットを右サイドに起用しましたが、これは失敗でしょう。オーロイが使えないと分かった時点で、素直に、背の高い久保にオーロイの役割を果たさせれば、いつもの戦い方を変えることなく試合に臨めたと思うのですが(ただし、得点力が落ちるのは仕方ありません)。それにしても、最前線のプレーヤー達のシュートことにヘディングが枠に飛ばないのには唖然としました。オーロイがいないとまともな得点を挙げられないようでは今後が思いやられます。前から心配しているように、大型の選手には怪我と警告カードが付いて回りがちです。今後もオーロイのいない試合を何試合かこなしていかなければなりません。きちんと対策を練っておいて欲しいものです。

    今年はいけそう

    Jリーグ再開、ホーム開幕戦はFC東京との対戦でした。3-0で完封勝ちしました。

    全勝でJ1復帰を公言しているFC東京は現役、元日本代表を多数抱える強豪チームであり、この試合後半途中まではかなり攻め込まれ、危うい場面もありました。しかし、去年とは一味違うジェフは、粘り強い組織的な守備で得点を許しませんでした。後半、ラインが下がり過ぎと見たドワイト監督は青木良太に代え負傷復帰のミリガンを投入し、さらにその後、攻撃の芽を潰すことの多かったマットを青木孝太に代えました。この交代の効果かそれ以降ジェフが試合の主導権を握りました。そして、ミリガンのスローイン、オーロイのヘッドで均衡を破り、続けざまに米倉、オーロイが加点、FC東京の息の根を止めました。

    開幕戦に続きこの試合でも最も目立ったのはオーロイでした。大変な武器を手に入れたものです。その陰で米倉が大きく成長しているのも見逃せません。この二人を軸とする攻撃にも増して注目すべきなのが守備の安定です。公式戦3試合無失点です。組織的守備体制を構築したドワイトの手腕が評価されます。この日、ドワイトの選手交代も的確で、試合の流れを引き寄せることに成功しました。現状、改善を要するとすれば、坂本とマットのプレー振りでしょうか。坂本には体や判断に衰えが、マットにはスピード不足と技術の未熟さが見えるように思われますが、二人とも能力はこんなものではないはずです。次戦ではサポーターの心配を吹き飛ばすような活躍を期待しましょう。

    当然の措置

    大震災で中断されていたJリーグは今週末に再開されます。ジェフの試合に飢えたサポーターはワクワクして待っていたことでしょう。ところが、再開試合のFC東京戦の前に観客全員と歌手の光永さんとで、被災地への応援としてYou'll never walk aloneを歌おうという企画がクラブから発表され、冷や水を浴びせられました。何故なら、You'll never walk aloneはFC東京の応援歌だからです。被災地を勇気づけようという趣旨は悪くはなかったし、You'll never walk alone自体相手がFC東京でなければ、みんなに受け入れられたことでしょう。さすがに、クラブのこの無神経さには大人しいと言われるジェフサポーターも黙ってはいられなかったようです。一斉に不満の声が上がりました。光永さんも困惑したことでしょう。

    今日になってこの企画が中止されました。一度発表したことを取りやめるのはクラブのメンツにかかわることだったでしょうが、良くぞ勇気を出したと評価したいと思います。間違いと気づけば正す、という姿勢が過去間違いの多かったこのクラブを少しずつ良くしていくものと信じます。

    八方塞り

    その後、パナソニックのAG-AC130はAG-AC160と同じ大きさであること以外に、追加の詳細情報はありませんでした。また、今日発売の雑誌ビデオサロンによれば、ソニーのHXR-NX70Jとレンズ・撮影素子が同サイズのCX700Vは、アクティブモード(手振れ防止の一種)の時しか1.4倍のデジタルエクステンダーが使えないことが判明しました。一般的には、このモードだとカメラを動かして撮影した時に勝手に映像がゆれ戻しする現象が起こります。このため、三脚を使う時は手振れ防止機能を切るようにしています。サッカー撮影時は三脚が必須なので、結局、このカメラで得られる最長焦点距離は263mmになります(広角側を犠牲にし1.5倍のテレコンを使ったとしても400mmに届きません)。かすかに望みをつないでいたHXR-NX70Jもサッカー撮影には十分でないようです。なお、同誌によれば、CX700Vはフィールドスコープとの相性がよく60pで撮影した映像は、60iよりはるかにきれいだったということです。これはカワセミ撮影には嬉しい情報です。

    残念ながら現時点では、見やすいファインダーが付いていてそこそこ望遠撮影が可能なカメラは、いずれも大きすぎるか、60pやLANC端子を備えていなかったり、使用中の編集ソフトが対応していなかったりで、見つけることができない状況です。気長に待ちます。

    期待はずれかも

    AG-AC130のニュースがなかなか伝わってきません。関心のあるスペックについては、重量は2.3kg、ビューファインダー122万ピクセル、LCD92万ピクセル、1080/60p対応なし(プレゼンテーション用のビデオ画面には1080/60pという文字が確かに見えるのですが)などとイギリスのサイトに書かれていますが、130のことか160のことかいまいち明確ではありません。映像で見る限り、両者の大きさに違いはないようです(インプレスウォッチだと130はより小型ということでしたが)。

    いずれにせよ、私が期待していたより大型で60p撮影もできないとなれば、高価な製品を無理して買うこともないとの結論になりそうです。パナソニックにはAG-HMC45並みのカメラを期待しましょう。

    期待のパナソニック

    パナソニックから新業務用AVCHDカメラの概要が発表になりました。

    今秋発売で、今日からの全米国際放送機器展に出展するという段階ですので、あまり詳しい製品内容は分かりません。AG-AC160とAG-AC130の2機種あり、価格はそれぞれ5500ドル、4000ドル以下とのことです。製品概要は、1/3型220万画素3MOSセンサー、28mm~588mm大口径レンズ、高解像度・高輝度のビューファインダー、ズーム・フォーカス・アイリスの3リング装備など、サッカー撮影用には打ってつけといった感じです。ただ、写真で見る限りサイズが大き過ぎるような気がしますし、カワセミ用としては全く期待できないでしょう。重量、60p対応の可否、LANC端子の有無など今後チェックが必要です。

    AG-AC160(写真)のみスロー/クイックモーション撮影、HDSDI出力などに対応しているとのことです。高画質でのスローモーションは魅力的ですが、値段や重量からすると、より小型と伝えられるAG-AC130のほうが狙い目でしょう。ラスベガスからどのような展示品の詳細が伝えられるか、楽しみです。

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    ついでに

    外出したついでにヨドバシカメラに寄って、発売されたばかりのキヤノンHFG10を触ってみてきました。

    チェックしたのは主としてファインダーの見え具合とエッジモニターの使い勝手です。ファインダーはHFS21に比べると、画素数が増えて像はきれいになりました。ただ、画面サイズが小さいので、XV2、FX7など以前サッカーを撮っていたカメラのようなわけにはいきませんでした。エッジモニターは、画面の最下端に横いっぱいに表示されていて、画面上下のどの部分のピントが合っているのか判断できませんでした。XF100のように画面の中央部3箇所のピント状況を示してあれば、分かりやすいと思うのですが。また、表示されるのは液晶画面だけのようで、私のようにファインダーだけ覗いて撮りたい者にとってあまり有難味を感じません。ただし、マニュアルを読んだわけではないので、使用方法をきちんと理解していないだけかもしれません。

    今は、ファインダーがより見やすく、60pに対応し、望遠の利くカメラの出現を待ちたいと思っています。

    ソニーの新業務用カメラ

    SONYのNXCAMカムコーダーHXR-NX70Jが発表になりました。

    仕様書で見る限り、撮影素子サイズやレンズなど中枢部分が民生用のHDR-CX700と同スペックなので、それをベースとするカメラのように見えますが、実態はどうなのでしょうか。大きく異なっているのはファインダーが格段に性能アップしているところです。老眼近視の者にとっては待望久しいニュースです(実際に覗いてみないと、本当には喜べませんが)。AVCHD記録、60p対応、122万画素ファインダー、LANC端子、本体重量840gと、サッカー撮影に好適な機能を揃えていると言えましょう。望遠端が263mmと不足しているのが最大の不満ですが、デジタルエクステンダーで368mmまで拡大できますし、1.5倍のテレコンを併用すればなんとかなりそうです。ただ、付属のマイクを取り付けると外観がいかにも大仰で、サッカー場のスタンドでは顰蹙を買うかもしれません。内蔵マイクが付いていてハンドル部分を取り外せるようだと理想的なのですが、確認が必要です。
    カワセミ用カメラとしては、望遠距離が足りない(デジタルエクステンダー使用が不可欠)うえに、SONYにはフォーカスアシスト機能は多くを期待できない(ただし、高性能のファインダーがそれをカバーしてくれる可能性はあります)でしょうし、フィールドスコープとの相性、静止画機能の詳細も不明です。多分、カワセミ用としては引き続きCANONのHFS21を使わなければならないでしょう。

    これまではCANONの業務用XA10を次に購入するカメラの最有力候補として考えていましたが、とりわけファインダーが小さいことが購入に踏み切れない要因になっていました。60pに対応していないので、将来的には再度買い替えが必要となることもネックでした。CANONの画質の信頼性は捨てがたいものがありますが、最優先課題である腰痛対策のためにファインダーが見やすいカメラを選びたい気分です。 AG-HMC45を出しているパナソニックがどういう機能を持った新モデルを発表するかも注目して待ちたいと思います。

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    地震の怖さ

    今回の地震では、我が家は避難所に避難した者や会社から帰宅不能な者が出たりしましたが、大した被害はありませんでした。それに比し、TVで見る被災地の惨状は目を覆うばかりです。津波の怖さを映像で思い知らされました。被災者の皆さんに心安らげる時が早く戻ることをお祈り申し上げます。

    余震や津波の危険はまだ残る状況ですが、現状最も心配なのは福島原発の大惨事の行方です。スリーマイルズ島やチェルノブイリの先例もありますし、今後どこまで悪化するのか、憂慮されます。一般国民に被害が及ぶことのないよう政府や東電関係者には最善を尽くす義務があります。電力事業は地域独占や原油価格転嫁が認められている公共的な産業です。どんな状況にあろうとも電力の安定供給と安全性の確保には絶対的な責任があるはずです。このことを自覚し、常日頃から最大限の努力をしてきたと断言できるのでしょうか。同じ場所にありながら、第一と第二とで地震被害の程度が大きく異なるのは古い原子炉設備に対するメンテナンスが十分でなかったことの証左ではないのかとの疑念も湧いてきます。
    今回の事故が国民の原子力への信頼性を喪失させたことは痛恨の出来事です。今後の電力供給政策に大きな制約となることは間違いないでしょう。海外依存がほぼ不可能という電力の特殊性を勘案すると、どうやって拡大する需要を賄うのか、あるいは需要を押さえ込むのか、長期的視点から、国民の負担を最小限にとどめうる電力政策を構築する必要があります。残念ながら、予想外の技術開発でもない限り、利用者である我々の負担が大きく増加することを覚悟しなければならないのかもしれません。

    身近なところでは、サッカーのリーグ戦が延期になってしまいました。当然のことでしょう。プロ野球は開幕時期を巡ってもめているようです。こんな時にスポーツ興業を心から楽しめる人はあまりいないと思うのですが。

    新パソコン

    地震で交通機関がマヒし休んでいる日に、前に注文していたパソコンが届きました。設定やソフト、データの移行はほぼ終わりました。心配していた古いソフトもほとんどがちゃんと動いています。プリンターはメーカーサイトから7対応ドライバーやソフトをインストールし解決しました。パソコンの主なスペックは、

    メーカー機種 HP Pavilion Desktop PC HPE-590jp/CT
    OS  Windows7 Professional
    CPU  Corei7-950 3.06GHz
    メモリ 12GB
    SSD  160GB
    HDD  1TB
    ディスクドライブ BD読み書き
    グラフィックス GeForce GTX460

    といったところです。1年前に買ったビデオ編集用の方がCPUのスペックは上なのですが、SSDの効果なのか、立ち上がりなどが早くて快適です。長持ちして、生きてるうちはもう買い換えなくて済むよう祈っています。

    パソコン昇天

    初めビデオ編集用として使い、その後常用パソコンとして使っていたDELL のワークステーションが故障してしまいました。電源が入らなくなり、どうしようもありません。新しいパソコンを買わなければならない羽目になってしまいました。もともと懐寂しいうえに何かと出費の多い時期だけに、臨時の支払いは憂鬱です。

    取り敢えず、ビデオ編集用パソコンにソフトやデータを移し変えて急場をしのいでいますが、バックアップを取っていなかったデータがあったり、OSがXPから7に変わったことで、動かないソフトも出てきてしまいました。例えば、プリンターはDVDラベル書き込みソフト、写真印刷ソフトが使えません。今後手に入れるパソコン次第(多分、7の32ビット版なら大丈夫そう)では、プリンターまで買わなければならないようです。パソコンは壊れるものと頭では分かっていても、実際に壊れてしまうと、がっくりしますし、何かと手間とカネが掛かって大変です。

    Jリーグ開幕

    開幕はアウェー北九州戦でした。3-0と順当な勝利を収めました。

    今年もアウェーは原則休んで、スカパー観戦です。今日の試合はオーロイの活躍に尽きます。得点全てに絡んでいました。相手にとって204cmの高さは本当に脅威のようです。これだけ身長があると、高さだけに目がいきますが、2点目のアシストの時のように前線から守備をしてボールを奪い、見事なパスを足で繰り出しました。怪我とカードさえなければ、大活躍間違いないと見てよいでしょう。

    それに比較し、他の新外国人選手ラムとゲッセルは本領発揮とは行かなかったようです。しかし、初めての日本での公式戦ということもあるでしょうし、アウェーだし、慣れるまでもう少し長い目で見てやる必要があるでしょう。前からいるもう一人の外国人選手ミリガンはまだ去年の怪我が後を引いているようです。次のホーム開幕には間に合ってくれるよう期待しています。

    新加入の日本人選手竹内も活躍しました。安心して見ていられました。他の選手たちも無難なプレーで完封勝ちに貢献しましたが、坂本のプレー振りが気になりました。足を滑らすシーンやパスミスが目立ち、体の衰かとも思わせました。まだまだ頑張ってチームを引っ張って欲しい選手だけに、今日の雨のせいだったということを願っています。

    新情報

    前に、キヤノンの3月発売予定新ビデオカメラXA10、HFG10にはEdgeモニターの情報が製品説明に見当たらないと書きましたが、今月号のビデオサロンに、Edgeモニターが付いているとの記事が載っていました。写真で見る限り、XF100のと同等のものとは思えませんが、これは朗報です。残る問題の1つ、ファインダーについては、同じ仕様のものが付いている発売済みHFM41で確認したところ、見易いとはとても言えませんが、今使っているHFS21よりかなりマシなのは確かです。

    望遠距離不足をどう補うかのメドが立てば、XA10、HFG10のいずれかを使うことになるかもしれません。使うとすれば、テレコン併用でサッカー用中心になると思いますが、広角側が広いので旅行用に好適です。密かに期待しているのはカワセミ用で、このカメラをフィールドスコープに装着できるようならば、今使っているHFS21にテレコンを付けてカワセミ用サブカメラ(アドバンスドズーム使用で最長焦点距離1100mm)とすることです。動きのあるカワセミの映像を撮るのに、私の拙い技量でもこの程度の望遠ならなんとかなります。

    今後使いたいカメラの本命は60pです。それには、60pの規格が統一され、BDに書き込み可能となることが大前提です。それがいつになるか、それまで待てそうにありません。

    公式戦初勝利

    恒例の柏とのプレシーズンマッチ、ちばぎんカップは一応公式戦です。J1柏を1-0で破り、幸先良いスタートを切りました。このカップ戦は長年スタジアムで観戦し続けていましたが、今年は不便な柏の葉まで足を運ぶ気力が湧かず、自宅でのTV録画観戦でした。

    オーロイ以外の外国人選手3人は怪我などで間に合いませんでしたが、日本人主体で、外国人が4人揃った柏を完封しました。組織的な守備が機能したようです。ドワイトのチーム作りはまだ守備主体の段階とのことなので、開幕までには攻撃面でも成果が期待できそうです。この試合では何といっても204cmの長身FWオーロイの存在が目立ちました。ヘディングでは圧倒的に競り勝ち、ポストプレーもうまくこなしていました。前線での守備も怠ることなく、まじめな良い選手を迎えることができました。この選手を生かすには、周りの日本人攻撃陣が決定力を上げて欲しいところです。

    ちばぎんカップを含めたプレシーズン練習試合の結果は6勝3敗でした。まだまだ万全には程遠いチーム状態ですが、リーグ戦開幕まで2週間、怪我人が復帰し、互いの連携が高まっていけば、チームは良くなっていくことでしょう。きちんとした指導者を迎えた今年こそ、J1復帰を果たして欲しいものです。

    キャンプは順調そう

    1月19日石垣島から始まった今年のキャンプは2月4日に熊本に移り、11日愛媛FCとのTGで終了します。沖縄の寒さや霧島の噴火にも拘らず、調整は順調に進んでいるようです。ドワイト監督やハンスコーチの的確な指導で、組織として機能するチームに仕上がってきているように伝えられます。昨年のようにシーズンが深まるにつれチームが段々弱くなっていくような悲惨なことが今年はないと、信じてもよいでしょう。

    今日4人目の外国人選手獲得が発表になりました。U-20カナダ代表のマット・ラムです。実績は定かではありませんが、21歳の若い選手に背番号10を付けさせるのですから、それなりの確信があって採った選手なのでしょう。カナダではドワイト監督や新加入のファン・ゲッセルと一緒にプレーしていました。身長182cmの長身MFです。オーロイ204cm、ファン・ゲッセル192cm、竹内181cm、久保181cmなどの加入で、ちびっこ揃いだったチームはいきなり大きくなりました。得点の臭いすらしなかったセットプレーが楽しみになってきました。

    ビデオ保存に新戦力

    データロボティクス社の外付けストレージボックスDrobo Sを注文しました。

    ビデオカメラがテープからメモリーカードになって、撮影したデータの保存に頭を悩ましています。これまでは撮影済みのテープをそのまま保存しておけば済んだのですが、メモリーだと必ず他の記憶装置に移し替える必要があります。ハイビジョンビデオだとそのデータ量が半端でないので、工夫が必要です。最初はBDに入れてみたのですが、50GBしか入らないので、BDの枚数ばかり増え、転送速度も遅いので再編集が簡単にいきません。現在は、抜き差しができるカートリッジ方式の、eSATA接続外付けHDDに保存しています。カワセミとサッカー、その他に分けて別のHDDカートリッジにしていますが、カワセミ用の500GBが満杯に近づきました。またカートリッジの数が増えそうです。今度はもっと大容量のHDDにするとしても、数が増えると管理はやっかいになります。そして、何よりHDDが破損したら大ごとです。一応、編集済みの映像はBDに入れてありますが。

    最近ビデオ雑誌を見ていて新しい方式のHDDケースがあることを知りました。それが上記のDrobo Sです。5台のHDDを収納でき、普通のRAIDとは違うRAIDシステムを採用しているので、収納するHDDの種類や容量には制約がなく、増設したり、利用中のHDDを交換するといったことが簡単にできるそうです。もちろんHDDのどれかが故障してもデータは保護されます。取り敢えず、2TBのHDDを3台取り付けたものを注文しました。総容量は6TBですが、データは4TBくらい保存できるようです。これで映像データ全部を1箇所で保存・管理できます。転送速度もビデオ編集に耐えられそうです。容量が足りなくなったら、HDDを追加します。

    ちょっとがっかり

    カメラ各社から、先日CESで発表されたビデオカメラの国内向け製品が発表されています。

    注目のキヤノンXA10、HFG10の2機種は、ほぼ伝えられていたとおりのカメラでした。価格は業務用の前者が22万円、民生用の後者が15万円とのことです。発売は3月中旬です。期待していたEdgeモニター(少し前に発表された業務用のXF100にはついている)、アドバンストズームはともに製品説明の中に見当たらず、少し失望しました。このカメラの機能は、全体にいまひとつの感が否めず、購入意欲が掻き立てられません。現在の喫緊のニーズは、サッカーの試合撮影時に無理な姿勢からおこる腰痛を何とかしたいというものですが、その助けとなるビューファイダーの見易さが確保されている保証もなく、画質が飛躍的に向上するわけでもないので、今のところ、急ぐこともないかなと考えています。サッカーは適当に撮ります。

    高校サッカー決勝戦

    今回の高校サッカー選手権大会は、初日と決勝戦だけの観戦となりました。国立競技場のホームゴール裏はぽかぽか陽気で暖かく、快適でしたが、フィールドから遠く、向こう側のゴール付近の様子はよく見えませんでした。チケットを前売りで買わなかったので、メインかバックスタンドの真ん中に行けなかったのが失敗でした。フクアリで見慣れていると、こんな大きなスタジアムでのサッカーは別物のように思われました。

    試合は、滝川二高が早々と3点先取し、試合は終わったかにみえました。しかし、そこから久御山が反撃し、3-4まで追い上げたので、スタンドは大いに盛り上がりました。結局滝川二高がロスタイムに追加点をあげ、優勝しましたが、1回戦の野洲対松商学園戦と同様、点の取り合いでサッカーの面白さを堪能させてくれました。

    パナソニック

    CESが閉幕しました。最後に、ソニー、キヤノンに続き、パナソニックのビデオカメラの新製品を見てみましょう。パナソニックでも数モデルが発表されましたが、フラッグシップはHDC-TM900です。TM750の後継機であり、それほど大きな変化はないように見えます。前モデルと同様、3Dコンバーターレンズを付けると、3D撮影ができます。60p対応も同じです。このカメラは望遠サイドが420mmなのが評価できる点ですが、ビューファインダーの仕様が英文サイトでも明示されておらず、サッカー用として使えるという確認がとれません。また、LANC端子がないのも欠点です。パナソニックには、業務用のAG-HMC45が機能アップして、60p対応となり、ビューファインダーが見やすくなることを期待しましょう。BD規格の変更もお願いします。

    キヤノンの新製品

    CES2011でキヤノンもビデオカメラの新製品を発表しました。こちらも数多くのモデルを出しましたが、注目は業務用のXA10です。キヤノンアメリカのHPをざっと見た感じでは、今月発売予定の業務用XF100の小型AVCHD版といった印象です。XF100は、残念ながら、現在使っている編集ソフトが対応していないのが最大のネックでしたが、AVCHD記録となったことでこの点が解消されました。望遠が305mm、ビューファインダも26万ドットといまひとつ不十分であり、60pにも対応していないのが惜しまれます。ただ、現状では望みうるベストのカメラのように思われます。Edgeモニターの有無など細かい仕様が分かりませんので、今後よく検討してみたいと思っています。

    XA10と基本性能が同じコンシューマーハイエンド製品がHFG10です。XA10とは、ハンドル、XLR入力、赤外線撮影機能の有無だけが違っているようです。もしそうならば、価格が500ドル安いHF G10で十分のような気もします。このほかさらに、現在使用中のHFS21の後継機HFS30も出ますが、それほど大きな変更はないようなので、わざわざ買い換える必要性を感じません。それよりは、エントリモデルR21が1153mmのアドバンストズーム超望遠を備えており、フィールドスコープの代替として興味を惹かれます。

    写真は、ハンドルを外した状態のXA10.

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    CESの季節

    ラスベガスで、ビデオカメラなどエレクトロニクス家電新製品が続々発表される毎年恒例の展示会が開催されています。早速レポートが届き始めましたが、まずはソニー製品です。10種以上発表されたビデオカメラの中で気になるのは、HDR-TD10とHDR-CX700Vです。前者は今はやりの3Dが撮影できます。後者は現行CX550Vの後継機です。3Dには現状興味はないのですが、両機種とも動きに強い60p撮影、記録が可能になった点に注目しています。ただし、まだ60pのBD書き込み環境が整っていないので、すぐには役立ちませんが。

    CX700Vは、望遠サイドが263mmしかなく、ビューファインダも20万ドットと画素数が少なく、60p以外私の必要性を満たしてくれません。私が今望む最低機能は、サッカー用としては①十分な望遠、②近視老眼にも見やすいビューファインダ、③リモート操作のためのlanc端子、④60p対応、カワセミ用としては⑤フィールドスコープ適合、⑥きれいなボケ味、⑦使いやすいフォーカスアシスト機能です。理想に近いカメラが早く発表されることを心待ちにしています。

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    お年玉

    1月1日、ノルウェー・オーレスンSKのHPでトール・ホグネ・オーロイのジェフ移籍が発表になりました。来週来日するようです。なお、今日の記事によると、オーロイはスポーツ紙で伝えられているのと異なり、ノルウェー代表経験はないとのことです。今シーズンはノルウェーリーグ30試合で12得点、通算では242試合90得点だそうです。

    ネトがブラジルに帰り、外国人FWがいなくなるのではと心配でしたが、オーロイの加入決定で一安心です。ネトのほか鎌田、和田などが退団し、それ以外にもスポーツ紙では有力選手流出の可能性が伝えられます。久保、藤本、大久保の新加入、益山の復帰以外の補強の進捗状況が気になります。中でも外国人は有能な選手を連れてきて欲しいものです。Jリーグでは、結局のところ、チーム成績は優秀な外国人を獲れるかどうかにかかっています。スカウト陣の奮起を期待します。

    高校選手権初日

    フクアリで初めて高校サッカーが行われたので行ってきました。千葉地区の開催スタジアムはこれまで臨海競技場だったので、随分便利で快適になりました。バックスタンドは日当たりもよく、ポカポカ陽気のもとでのんびり観戦しました。

    試合は2試合とも白熱しました。帝京大可児対立正大淞南は、淞南が上下黄色のユニフォームで応援歌もジェフと同じものが多く採用され、よく走るサッカーだったので、親しみが湧き、応援しました。試合終了間際のゴールで勝ち越しました。松商学園対野洲は、当然、青木孝太の出身校野洲の応援です。野洲は立ち上がりから得点を奪われ続け、後半一時1-4と敗色濃厚でした。しかし、ここで2得点を挙げ、これはいける、と思った瞬間、出過ぎたGKの頭上を遥かに越える超ロングシュートでまたもや失点し、万事休すと思われました。奇跡はそこから起こりました。ロスタイム4分を含め5分くらいの間に2点奪い、終了の笛がなる直前に引き分けに持ち込みました。PK戦はともに5人のうち3人が失敗するという泥試合で、結局は野洲が大逆転勝利を収めました。選手、応援団は大喜びでしたが、こんな勝ち方では、これから大会を勝ち抜いていくのは大変でしょう。地味ながら淞南の方が可能性を感じさせます。マスコミでは全く話題に上らない学校ですが。




    強化情報続々

    名古屋DF竹内彬へ声を掛けているとの先日の報道に続き、今日の日刊は、元ノルウェー代表FWのオーロイとの仮契約が間近かだと伝えています。オーロイは身長204cmの長身で、恐らく世界一背の高いフィールドプレーヤーとのこと、見ものです。また、別の情報によれば、徳島のFW津田の獲得に動いたが、失敗したらしいということです。

    これらの動きの背景には新監督ドワイトの意向があるのかもしれません。竹内、津田はドワイトが名古屋時代に指導経験のある選手と伝えられます。オーロイとの接点は明確ではありませんが、前任監督のパスをつなぐサッカー(とは云いながら、点を獲るのは放り込みに頼りきりでしたが)とは異なるスタイルを目指しているとのシグナルかもしれません。これだけの長身ならば、ヘッディングでの競り合いに負けることはないでしょう。クロスの質次第では得点力は倍加しそうです。今後の情報が楽しみです。

    障害多々

    キヤノンの新業務用ビデオカメラXF100は1ヵ月後に発売されます。サッカー撮影用として、その性能に大いに期待していたのですが、どうやら無理のような気がしてきました。最大のネックは編集ソフトです。新しいカメラはMXFという形式で映像を記録するようです(この辺は難しくて良く理解できていません。仕様書によると、映像圧縮方法MPEG-2 Long GOP、ファイルフォーマットMXFということです)が、この形式は、今使っているEDIUSneoという編集ソフトでは扱えないそうです。同じメーカーの20万円位する放送局用のソフトを買えば、編集できますが、そんなカネはありません。Adobeのプレミアに代えれば、もうちょっと安上がりですが、今更慣れないソフトを使うのは億劫です。ほかにも不満な点がありますので、購入は見送りとします。サッカー用カメラは、動きに強い60pがBDに書き込めるようになるのを待つことにしましょう。

    ごく最近、ビクターから40倍ズームで望遠端1656mmの小型ビデオカメラGZ-HM690が発表になりました。これならテレコンバージョンレンズを付ければ3600mm以上の超望遠となり、フィールドスコープなしでカワセミを大写しできます。軽量で、三脚・雲台も小型化でき、レンズは暗くならず、ピントがオートで、ズーム幅も大きいので、極めて好都合です。しかしながら、欠点がありました。肝腎のテレコンを取り付けるフィルターネジが切ってありませんでした。ビクターの前モデルにはこのネジがあったのに、残念です。デジタルズームという手もありますが、画質劣化を覚悟しなければならないでしょう。重い道具を担いで公園通いを続けます。

    良い補強

    今朝の日刊スポーツで、横浜FCのGK大久保択生を獲得したと報じられています。
     
    ずっと以前からジェフの弱点はGKだと思っていました。GK出身だったジェフの社長にそう言ったこともあります。現在の櫛野、岡本も肝腎なところで大きなミスが出るので、安心して見ていられません。外国人GKの補強があっても良いとすら思っています。今回、FCの大久保に声を掛けたことは良い判断だったと思います。大久保は、まだ若く21歳、帝京高校時代にはU-18日本代表に選ばれたこともあり、ジェフも卒業時に獲得を目指したようですが、失敗に終わりました。190cmと長身で潜在能力は高く、次のオリンピック代表も夢ではないとみられる選手です。FCでは監督が古巣から連れてきたGKにポジションを奪われ、出場機会を求めて移籍を希望したとのことです。ジェフで順調に育ち、すぐにもレギュラーの地位を獲得できるよう期待しています。

    新監督インタビュー記事

    スポーツナビにローデヴェーヘス監督の記事が掲載されました。あまり目に付かない記事だと思いますので、問題があるかもしれませんが、全文を転載します。

    「フクダ電子アリーナ開場以来、真のサッカークラブとして輝きをまとったと評判の高いジェフ千葉。チームは昨季、古河電工時代も含め初の2部落ちを経験したが、それでもスタジアムの雰囲気は素晴らしかったという。来季はローデヴェーヘス監督体制のもと、J1昇格を目指す。指揮官のショートインタビューがオランダの全国紙『アルヘメーン・ダッハブラット』に載った。そこでローデヴェーヘスは、「ジェフは日本のビッグクラブではないが、本当の庶民のクラブ。ちょっと"日本のスパルタ"だ」と語っている。

     ローデヴェーヘスはカナダ生まれのオランダ人で、今季はカナダのFCエドモントンで監督を務めていた。「なぜ日本へ?」という問いに対し、ローデヴェーヘスは「わたしはセフ・フェルホーセンとともにUAEのアル・ジャジーラで働いた後、日本の名古屋へ行った。両国はとても対極的で、日本はとても組織された国で、人々はお互いをリスペクトし合っている。食習慣もとても素晴らしかった。素晴らしいのは、ジェフのスタジアムが今でもいっぱい入っていることだ。ジェフは1年前、J2に降格した。J1復帰が目標だったが、それは失敗に終わった。わたしに与えられた仕事は、来季J2で3位以内に入って、J1昇格を果たすこと」と答えている。

     気になるオランダ人補強に関しては、今後の編成次第で今は何も決まっていないという。フローニンゲン、NECとオランダでは結果が出なかったローデヴェーヘスだが、周囲の関係者は「彼は素晴らしい指導者だ」と口をそろえる。ジェフでのさい配に期待したい」

    有終の美飾れず

    先週の土曜日、リーグ最終戦が行われ、徳島と1-1のドローに終わりました。

    徳島に先制され、アディショナルタイムに辛うじて同点にするという、今シーズンのジェフを象徴するような際どい試合でした。期待の若手米倉が活躍したのが唯一の取柄でした。結局、今シーズンは点は獲れないうえに、失点は簡単にしてしまうという悪い形の試合ばかりだったように思います。勝った試合でも安心して見ていられたのは数試合に過ぎません。あれだけの戦力を備えながら、力を発揮できない悔いの残るシーズンでした。

    昨日、新監督内定の発表がありました。新聞で伝えられたオランダ人ドワイト・ローデヴェーヘスです。どんなサッカーをする方が知りませんが、Jリーグ指導の経験もあるだけに、日本人の特性を理解したうえで、若手を鍛え、最先端の戦術を教え込んでくれるものと期待しています。

    終戦

    J1昇格を目指した今シーズンの戦いは、アウェー草津戦で完封負けし、終了しました。

    また来年新監督の下でJ1復帰を目指します。今シーズン最も失望したのは、1年間経ってもチームの成長を全く感じることができず、逆に段々弱くなっていったように思えたことです。毎日毎日練習をしながら、それが無駄になったか、もっと悪く、害になったかのようです。指導者に恵まれないというのはこんなことなのでしょうか。試合に勝てなくても何かひとつでも進歩が感じられれば、サポーターは落ち込むことはありません。若手が育っているとの実感があれば、未来に向かって希望が持てます。しかし、今年はそんな期待が裏切られ続けた1年でした。最後の最後までアウェーでは酷い試合しかできませんでした。

    次の監督には、目先の勝ち負けだけではなく、サポーターに真の喜びをもたらすような指導を期待したいと思います。

    江尻解任か

    今日のスポニチに江尻が今期限りで退任するとの記事が出ています。後任のオランダ人の名前も上がっていますので、かなり信憑性の高い記事と思われます。

    現在、リーグ戦4位、3位福岡に勝ち点差5離されています。残り4試合しかなく、かなり昇格は難しいところに来てしまいました。肝腎な勝負どころで3連敗しては、4位争いの東京Vには勝ってもその上にはなかなかいけないでしょう。今シーズンの昇格はないものと諦めています。たとえ福岡がこけてタナボタで昇格できたとしても、現在の戦いぶりを続けていてはすぐ降格するのは目に見えており、根底からチームを作り直す必要があります。そうしたタイミングで監督交代が明らかにされました。遅すぎた交代といえますが、交代の決断は歓迎するところです。ただ、今シーズン当初のチーム作りは、コテ先の強化だけで、将来の展望が開けない、J1昇格に拘りすぎた性格のものでした。社長は口では「二兎を追う」と言っていましたが、結局何も得ないで終わってしまいそうです。加えて、昇格が危うくなってもシーズン途中のテコ入れは何もありませんでした。今シーズンの不振は、監督だけではなく、フロントにも責任があります。深く反省して欲しいものです。

    新監督はオランダ人のドワイト・ローデヴェーヘスと伝えられます。どんな方か知りませんが、ジェフ初の外国人監督フェルシュライエン以来のオランダ人指導者に期待したいと思います。私としては、チームの若返りと守備体制の確立を願っています。

    (追記)
    クラブのオフィシャルサイトでも退任が発表になりました。それによると、「契約満了に伴い」とありますので、解任ではないようです。巷では、任期はあと1年あると云われていたのですが・・・。

    キヤノンの新業務用カメラ

    キヤノンの業務用メモリーカード(MPEG-2記録)カメラXF300の下位モデルXF100が発表になりました。

    今使用中のキヤノンHFS21(AVCHD記録)はファインダーが見にくく、液晶画面をフード付きルーペで覗いている状況です。サッカー撮影時には、無理な姿勢から腰に負担がかかっています。また撮影した画像の質にも問題があり、より良いカメラを探しているところです。現行のXF300は同社初の業務用メモリーカードカメラとして、発売時から興味を持っていましたが、いかんせん値段が70万円もし、重量も本体2.6kgと重く、はなから検討対象にはなりえませんでした。今回発表されたXF100は価格30万円、本体重量1kgと大幅に安く、小さく(パナソニックの業務用AG-HMC45と重量はほぼ同じ)なっていますので、検討対象の1つと考えています。

    XF100は画質や操作性はプロ用として十分なレベルにあるとは思いますが、ファインダーが0.24型26万ドットとカタログ性能はアマ用並み、ズーム倍率10倍で望遠側焦点距離が300mmしかないことなどが不安材料です。ファインダーの実際の見え具合やデジタルズームの性能(もしついていれば)、テレコンバージョンレンズの装着感など試してみないと分からない面もありますので、発売後じっくり検討してみたいと思っています。サッカー専用にと考えていますが、このカメラの口径はHFS21と同じく58mmなので、もしかしたらフィールドスコープで使えるかもしれません。その場合、カワセミの動画の質が良くなることが期待できます。来年1月半ばを楽しみに待つことにしましょう。

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    豆谷旅館6800万円

    五島玉之浦の荒川温泉「豆谷旅館」は昨年5月に倒産し、土地、建物、温泉権が競売にかけられていたそうです。このほど五島市の社会福祉協議会が落札し、今後は福祉施設になるようです。

    豆谷旅館は五島を代表する温泉旅館でした。次に五島大瀬崎(映画悪人のロケ地)にハチクマを見に行く時は、この旅館をベースにしようと決めていました。まさか経営に行き詰って倒産してしまったとは知りませんでした。ほかにも旅館がありますが、湯は豆谷旅館から引いています。使えなくなることはないとは思いますが、五島の名物旅館がなくなることは観光客誘致に痛手となることでしょう。残念です。

    それにしても、わずか6800万円で手に入るなら、終の棲家にすることもできそうです。

    何度目か

    週末のリーグ戦は、福岡が堅実に勝ち点3を挙げたのに対し、ジェフは横浜FCに完封負けでした。福岡の連敗でせっかく1点差まで詰めていた勝ち点がまた4に開いてしまいました。加えて、チーム存続が決まり意気上がる東京ヴェルディが勝ち点差2に迫ってきました。

    多くのサポーターが集まり、ニッパツスタジアムは黄色の乗っ取り状態だったにも拘わらず、やはりアウェーでは勝てませんでした。大事なアウェーの試合を失い続けています。原因はチームとして力がないからに決まっています。選手のレベルもカネも練習環境も横浜FCには負けていないのと思うのですが、何故かチームには勝つ力がありません。アウェーの試合のたびにこのチームに対する失望感が募ります。監督は「アウェーで勝てない原因をキャッチした」と明言していましたが、この試合を見ると、ほんとに解明できたかは疑問と言わざるをえません。監督と違ってクラブ首脳は勝てない原因を把握しているはずですが、こちらはカネ勘定しか頭にないのでしょう。今期の昇格もチーム強化も諦めざるをえないのでしょうか。まだリーグ戦は残っているのに、無力感が漂い始めています。

    3連勝

    ホーム水戸戦に1-0で辛勝し、今シーズン2度目の3連勝です。

    3位の福岡も勝ちましたので、負けるわけにはいかない試合でした。前半はその気持ちが伝わる内容で、試合の主導権を握っていました。しかし、後半に入ると、前半のプレスの疲れからか、水戸にたびたびチャンスを作られます。決定的なのは自らのミスを起点とするものでしたが。それにしても重大なミスが多すぎます。技術が未熟としか言いようがありません。それでも無失点に封じたのは運が良かったからであり、水戸の決定力の無さに救われたからなので、完封を喜んでいる場合ではないと思います。

    疑問だったのは、攻めまくられてもなかなか選手を交代させなかったことです。明らかに動きが悪かったりミスの目立った選手がいるのに、ベンチは動きませんでした。終盤やっと伊藤に代えて工藤をだしてから、戦局が持ち直しましたので、その遅さがことさら感じられました。今後も拮抗した試合が多くなることでしょうから、ベンチワークのミスは命取りになります。選手のプレーミスは避けられないので、ベンチにしっかりしてもらいたいものです。

    昇格争いは3位福岡に勝ち点差1で続いています。2位の甲府とは7点差ですが、甲府は1試合多く消化しており、直接対決も残しています。6点詰めるチャンスがあるわけですから、甲府を越えることも不可能ではありません。いずれにせよ、自力での昇格はなくこの2チームの自滅を期待せざるをえない状況ですが、昇格のプレッシャーは大きいはずなので十分に可能性はあります。ジェフは、現状、とても昇格に値する力があるとは言えませんが、可能性を信じ、ひたすら目の前の試合を勝っていくしかありません。

    日本代表の進化

    日本代表は、ザッケローニが監督となって2試合こなしましたが、久し振りに手ごたえを感じる試合振りでした。

    W杯では、大会前結果が出ず選手主導で戦術を変え、こわごわ戦ったところ、望外の結果に恵まれたとの印象でした。今回のアルゼンチン、韓国戦は、新監督のしっかりした方針のもと、着々とチームが出来上がってきつつあるように見えました。まだ新体制になったばかりですから、当然監督の考え方が戦いぶりに十分浸透しているとはいえないでしょうが、チームには自信が溢れています。若い選手がヨーロッパに移籍し、そこで成長していることも見逃せません。今後どこまで強くなれるか、興味深く見守ることにします。

    ザッケローニの指導

    新監督のもとで日本代表の初練習が行われたました。ザッケローニはやはりイタリア人でした。

    マスコミではザッケローニは攻撃的と評価されていますが、私はイタリア人の発想はまず守備からだろうと、予想していました。昨日の初練習では、新監督はDF陣を集め、自らゾーンディフェンスの基本を教えたようです。内容は良く理解できませんが、(1)体を常に相手ボールに向ける(2)体の後ろに出されたボールは、後ろの選手に任せて無視する(3)2人1組でボールを持つ相手に1メートルの距離まで体を寄せる、の3点を強調したそうです。基礎の基礎を教えている印象です。初のイタリア人による日本代表指導により、日本にも守備の文化が育まれれば、ザッケローニ招致はそれだけで成功だったと言えるのではないでしょうか。今後に期待しましょう。

    ジェフの力はこの程度

    ホーム栃木戦は2-1の勝利でした。3連敗を免れました。

    早い時間に2得点したことで楽に勝てるかと思いましたが、そうはいきませんでした。リードで慢心したのか、一部の選手のプレーがいい加減で雑になってしまいました。必死さが感じられません。栃木のプレーは相変わらず荒く、後半途中には退場者も出ました。それでもジェフはゲームをコントロールできず、逆に1点返され、最後は時間稼ぎまでしてなんとか逃げ切りました。今シーズンここまで、人数の少ない相手に失点したり、無得点に抑えられたのが何試合あったことでしょうか。今のジェフの力はこの程度なのです。過大な期待を抱いてはいけないようです。シーズン前の期待感はどこに行ってしまったのでしょうか。

    1人少ない下位のチームにホームで苦戦しているようでは、残り10試合に多くを期待することはできません。ことに何故か苦手なアウェーで勝ち点を稼げるか疑問です。チームは、昇格には全勝しなければならないところまで追い込まれています。頼みは、3位の福岡やその他のライバルチームが失速してくれることだけという寂しい状況となってしまいました(切羽詰ってくると、普段の戦い方ができなくなることはよくありますので、ライバルの自滅は大いにありうることと密かに期待していますが)。

    繰り返えす愚策

    ホームでの柏戦は2-3の負けでした。3位の福岡は快勝したので、昇格圏からまた遠ざかりました。福岡が負けてくれることを祈らなければならないとは、情けない状況です。

    首位柏に比べ技量の差、体格の差、戦術の差を感じさせる一戦でした。技と体で劣った部分をカバーすべきなのが戦術なのでしょうが、選手にも疑問を抱かれるような戦い方と意図不明な選手起用を続けていては勝てるはずもありません。勝つことが目的なら、ボールを蹴る・止めるが満足にできない選手によるパスサッカーなど早々に捨て去るべきです。時間をかけてチームを作り直すなら、若い選手に入れ替えるべきです。だらだらと今のサッカーを続けてシーズン末を迎えるのはご免です。

    遠のくJ1

    福岡との昇格争いの大一番は1-2の逆転負けでした。

    ラッキーゴールで途中までリードしていたものの、戦いぶりからは逃げ切れそうに見えず、何とか引き分けて帰ってきてほしいと願いながら、TV観戦していました。結果は引き分けどころか逆転負け、がっくりです。途中交代で谷澤、工藤に代えて村井、林というのはどうみても納得いきません。この2選手は守備を期待できないプレーヤーです。無謀にも何が何でも勝ちにいったのでしょうが、案の定、交代後に2失点してしまいました。倉田を含め交代3選手は攻撃面でもほとんど機能しないばかりか、失点につながるミスを犯していました。苦手のアウェーに加え、理解不能な戦術をとっていては、この結果も当然です。

    1試合少ない福岡に勝ち点で逆転され、上位の柏、甲府は順当に勝ち点3を上げた結果、昇格は極めて難しくなったといえましょう。これだけアウェーで負けては、どれだけホームで勝っても計算が合わないのは道理です。メンバーを一新し、長期的にチームを作り直していくしかありません。

    天皇杯初戦

    天皇杯2回戦FC琉球との試合は3-0の勝利でした。次はJ1京都との対戦です。

    今回の天皇杯のスケジュールは異常で、1回戦を金曜日に戦った都道府県代表などのチームは中1日でJリーグのチームと対戦しました。このくそ暑い真夏でなくても考えられないような日程です。FC琉球はよく戦い、前半終了間際にネトのどさくさにまぎれたゴールで先制されるまでリードを許しませんでしたし、後半もよく粘っていました。しかし、さすがに疲れたのか終盤に2失点してしまいました。

    ジェフはこんな戦いぶりで、アウェーの福岡戦で勝つことができるのでしょうか。次の試合はJ1昇格に向けたライバル直接対決の重要な試合です。負ければ昇格はほぼ絶望と言ってもよいくらいです。天皇杯で休んだアレックス、佐藤、深井などが戻ってチーム状態が激変することを期待しましょう。

    ザッケローニ

    次期日本代表監督が前ユベントス監督のザッケローニに決まったと報道されています。

    イタリアサッカーの門外漢である私でも名前を知っているような有名人がよく来てくれたな、というのが正直な感想です。年俸2億円が魅力だったからとは思いたくありません。きっと、極東のサッカー後進国を世界的レベルに引き上げようとの強い想いにかられてのことでしょう。オシムと同じようにこの国を愛してくれることを祈ります。

    この方の人柄は皆さんが褒めているようです。どんな経歴かは報道で分かりますが、どんなサッカーをするかは試合をいくつか見てみないと何とも言えません。守備の国イタリアの人でありながら攻撃的サッカーをすると言われますが、どうでしょうか。前に紹介したようにイタリア人には、日本には守備の文化がない、ゾーンディフェンスの本質を理解していない、と見られているようです。ザッケローニにはまずゾーンディフェンスの守り方を徹底して教え込んで欲しいと願っています。攻撃の構築は遅れても仕方ありません。日本サッカー協会が期待するように4年後のブラジル大会で結果を残せれば、それに越したことはありませんが、それに拘ることはないと思っています。大事なことは今後の日本サッカーの土台を築くことです。ザッケローニが、日本人の適性を理解し、それに沿った正しい方向付けができる人材であることを切に祈っています。

    同じチームとは思えない

    ホーム岡山戦は4-0の圧勝でした。

    ホームではアウェーとは別のチームのようです。あれだけ点を獲れないチームが4度もゴールに入れました。ほんとに謎です。同じ人間がやってこれほど結果に差が出るのは何故なのでしょうか。選手の技術的、体力的要因に違いがあるはずもなく、監督の戦い方についての指示の違いが考えられますが、この辺りは当事者にしか分かりません。ピッチコンディションやサポーターの応援がそれほど大きく影響するとも思えません。あとは、心理的要因なのでしょうか。何でも精神論で片付けるのは嫌いですが、他に理屈付けができません。いずれにせよ、きちんと分析して対応策を講じるのが監督の仕事です。次の大一番、アウェー福岡戦でその成果を発揮してもらわないと困ります。

    もう何も言うことがない

    アウェー岐阜戦は0-1の敗戦でした。

    アウェーでまた勝てませんでした。試合振りも監督のコメントも同じことの繰り返しです。何の進歩もみられません。シーズン開始以来ここで述べてきたことに追加することは何もありません。

    シーズン途中、経営陣にも監督にも選手にも何の補強もありませんでした。試合数の少ない福岡に勝ち点差2に迫られるなど昇格争いは混沌としてきているのに、クラブはただ腕をこまぬいてこのままシーズンが終わるのを待っているかのようです。何となく3位にはなれると信じているのでしょうか。来期もJ2だと、経費節減がクラブの最重要課題となって、若手主体にチームを作りかえるシーズンとなることでしょう。それも1つの道であり、楽しみではありますが、その成果が現れるまでクラブが存在し続ける保証はありません。

    定位置

    ホームでの熊本戦は2-0で勝ちました。墓参りで故郷に帰っていたので、この試合は昨日ビデオで見ました。

    優勢な試合ではありましたが、得点は怪しげなPKと相手オウンゴールによるもので、快勝というわけにはいきませんでした。アウェーで勝てず、ホームは何とかごまかしながら勝つというパターンの繰り返しです。上位の柏、甲府は遥かかなたを走っており、昇格争いのライバルも勝ったり負けたりで追い上げてこず、3位の定位置から動きがありません。一見、このまま行きそうな気もしますが、経営危機の東京Vが調子を上げてきているのが不気味です。伝統的に足元のうまい選手が揃っているので、安心していると寝首を掻かれそうです。福岡や鳥栖も虎視眈々と狙っています。ジェフにはチーム全体に弛緩している雰囲気が漂っているのが心配です。

     

    アウェーで勝てない

    鳥栖との昇格争い直接対決は1-1の引き分けでした。ライバルを突き放すことができず、昇格安全圏にはなかなかたどり着けません。

    これでアウェーでは4戦連続勝ちなしで、通算2勝5分け3敗です。アウェーではことに点が獲れません。リードされたり、同点になると、終盤猛攻をしかけるのが常ですが、時すでに遅く功を奏することがありません。最初から攻め続ければ勝機はあると思うのですが、アウェーでは攻撃が慎重(というかちぐはぐ)で、あたかも「負けなければ良し」とする戦い方に見えます。こんな戦い方でJ1昇格がかなうのでしょうか。いつまでも同じことを繰り返し、口先ばかりで反省している状況ではないと思うのですが。

    久々の大勝

    土曜日の大分戦は5-0の完勝でした。順位は相変わらずの3位です。

    5点も獲って勝った試合の記憶がここ数年ありません。2007年に同じ大分に6-0で勝って以来だと思われます。相性の良い相手とは存在するものです。これまで大分にはリーグ戦で1回しか負けていません。加えて、土曜日の試合は大分が他のJ2のチームほど守備的でなく、攻めてきてくれたので、点が獲れたのかもしれません。また、開始早々の谷沢のゴールがチームの硬さをほぐしたのかもしれません。この試合は巻の壮行試合でもありましたので、選手の意気込みに影響したのかもしれません。いずれにせよ、試合内容も悪くはなかったとはいえ、この大勝はこれらの条件があったればこそ、という面を忘れてはなりません。ジェフの現状の実力を示すものかどうかは、この後続く鳥栖、熊本といった次の順位のチームとの対戦を見極める必要があるでしょう。このまますんなり勝ち進めれば、言うことはないのですが。

    前半戦終了

    リーグ戦は昨日で18試合消化し、後半に折り返しました。節目の試合は首位柏と2-2の引き分けでした。

    開始早々、相手GKのレッド退場、PK獲得で一気に優位な立場に立ちました。しかし、10人の柏にオウンゴールで同点にされた後、柏のこの日唯一のシュートを、体を寄せていたDFがブロックできず、逆転されてしまいました。負けを覚悟した終了間際にセットプレーで辛うじて引き分けた、情けない試合でした。守備を固める1人少ない相手に苦戦することはよくあることなので、引き分けは仕方ないとしても、ミスばかりでパスが繋がらないサッカーは危機感を抱かせます。攻めてはいても点は獲れず、ボールを奪われての相手カウンターに冷や冷やさせられました。ずっと、パスを繋ぐことを目標としながら、出し手と受け手のコンビネーションが欠如し、誰もいないところにボールが転がっている光景ばかり見させられました。結局、この日も得点はロングボールとセットプレーによるもので、目指すサッカーとは全く様相を異にしています。選手の能力の問題か、日頃の練習方法の問題なのか分かりませんが、きちんとパスを繋げる日はいつ来るのでしょうか。

    気の滅入る敗戦

    札幌とのホームゲームは0-3の完敗でした。

    どの試合も勝てるなどとは思っていませんが、優勝とJ1定着を目指すというクラブ方針にも拘わらず、J2で12位のチームに手も足も出ないような試合振りは納得できるものではありません。最も気懸かりなのは、開幕以来チーム状態が改善されつつあるとの実感がないことです。開幕時、クラブ首脳・監督は満足のいく補強だったと評価していました。その評価は間違っていたのでしょうか。それともそれだけの選手層を抱えながらもたつくのは、指導者に問題があるのでしょうか。クラブ首脳は現状の問題点はどこから来たものか、しっかり分析しているのでしょうか。当初から懸念されていた外国人枠を空けたままで、今後の補強となると、カネがないと言っているようですが、これまでの無駄使いから生じたカネ不足との反省はあるのでしょうか。

    要は、他のJ2の大半のクラブに比し、経営基盤、資金面、観客動員、試合・練習環境などで圧倒的に優位な立場にありながら、結果を出せないのは、人災というしかありません。近年における監督・選手ことに外国人選手を見極める能力の欠如は覆いがたいものがあり、しかもかつて優位にあった選手育成能力もどこかに行ってしまいました。チーム強化の責任はGMにあり、さらには、クラブ全体の運営状況をしっかり管理監督する責任が経営陣にはあります。親会社からの派遣役員にその自覚はあるのでしょうか。

    スペイン優勝

    今朝は3時に起き、決勝戦を120分フルに観戦しました。スペインが終始押し気味で、延長後半でのゴールによる勝利は順当な結果だったように思います。オランダはプレーが荒く、退場者1名で済んだのはオランダ寄りだった主審の笛の恩恵を受けた印象です。また、オランダのファールの受け方は大仰で、このチームには好意的になれませんでした。

    スペインは小柄の選手も多く、日本のこれからのサッカーの手本になるチームなので、大会前から是非優勝して欲しいと願っていました。ただ、今となっては、日本人がこんなパスを繋ぐ素晴らしいサッカーをいつになったらマスターできるか、不安になります。有能な指導者のもとで、十分に時間を掛け、ユース年代から辛抱強く取り組むことが必要でしょう。日本は今回のベスト16で得た自信と流れをどこまで生かせるか、今後の強化方針に掛かっているように思います。単に次のW杯だけを目標とするのではなく、しっかりとした強化策を打ち出して欲しいと願っています。

    国内リーグは来週から再開されます。江尻による「ジェフのバルセロナ化」の試みは一向に成果が見えませんが、長期的チーム作りよりは「1年でJ1復帰」を選択したからには、何としてもリーグ戦で結果を出すよう頑張ってもらいましょう。失敗して、監督が交代し、また一から出直しの繰り返しではサポーターはやりきれません。

    騒ぎの陰で

    東京ヴェルディが経営破綻し、リーグ戦の遂行に齟齬をきたさないようJリーグが7月以降一時的に経営を肩代わりするとのことです。今シーズン終了後もし新たな経営主体が現れなければ、ヴェルディは消滅することになるでしょう。

    大分も経営危機にありJリーグからの借入金で凌いでいます。そのほかにも今後の運営に懸念のあるチームはいくつかあるようです。ごく一部を除きJリーグやJFLなどの経営基盤は、極めて不安定です。W杯で活躍するためには、こうした日本サッカー界の土台強化が必要なことはいうまでもありません。W杯で見られたサッカーに対する国民の熱いエネルギーをどうしたらJリーグやその下部リーグに振り向けられるか、どこかで真剣に検討されているのでしょうか。日本サッカー協会やJリーグのお偉方はそのために高給をもらっているはずですが。

    日本のW杯騒ぎは終わった

    遅ればせながら、昨日の夕食後、日本-パラグアイ戦のビデオを見ました。試合当日は日本戦はパスし、5時前に起きてスペイン-ポイルトガル戦をTV生観戦しました。

    日本戦は評判どおり退屈な試合で、正直途中眠くなり、はっと気が付いたらPK戦に入っていました。そんな訳で結果しか分かりません。試合後、PKを失敗した駒野を慰める論調が強いのはいかにも日本的です。PKで失敗することなど、しょっちゅう起こることで、本人は何も恥じることはありません。他人の慰めは必要ありませんし、プレスのインタビューを逃げることもありません。ただ監督の人選には疑問があります。運動量の多いサイドバックの選手を120分フル出場後に使わなくても他にフレッシュなよいキッカーはいくらでもいました。ジェフが2005年にナビスコ杯を獲得した決勝のPK戦でオシムは、途中交代出場した若手の水野、工藤、林をキッカーに指名しました(他の2人は阿部と巻)。坂本などベテランを差し置いての起用でした。全員が成功しました。その時のオシムは3人の人選について、足に疲れの少ない選手を選んだという趣旨のことを言っていました。岡田にはそんな発想はなかったのでしょう。駒野自身についていえば、PK場面でないところに反省材料があると思います。危ういプレーが再三見られました。悪い結果に直結しなかったので、PKの失敗がクローズアップされることとなったのは皮肉ですが。

    もう一つPK戦では、川島の動き出しがやや早いのでは、と思われました。特に5人目のキッカーの時は、かなり早く前に出ていましたので、もしあれが失敗だったらやり直しになったかもしれません。今大会での川島は私にとって「日本のMVP」でした。高く評価しているだけに、PK戦での落ち着きを身に着けて欲しいと願っています。

    4年に1回W杯の時だけの日本の馬鹿騒ぎも終わり、これからは残り8試合世界最高峰の試合を堪能します。南米勢の強さが際立ちますが、準決勝戦以降が南米選手権になるのはご免ですので、スペイン、ドイツ、オランダの欧州勢に頑張って欲しいと思います。唯一のアフリカ大陸国ガーナにも。

    反省

    W杯ベスト16が出揃いました。世界も驚く番狂わせがありましたし、前回決勝戦を戦った2国の敗退や南米勢の強さなど印象的な結果もありました。6ヶ月前、組み合わせ決定時に決勝トーナメント進出国を予想しました。その内容は、

    A フランス、メキシコ
    B アルゼンチン、ギリシャ
    C イングランド、アメリカ
    D ドイツ、オーストラリア
    E オランダ、デンマーク
    F イタリア、パラグアイ
    G ブラジル、ポルトガル
    H スペイン、スイス

    でした。結果は外ればかりでした。16カ国中的中は10カ国でした。極めて常識的な予想をしたつもりでしたが、こんなに外れ、自分の不明を恥かしく思います。最大の間違いは日本の突破です。まさか2勝もあげるとは、あのアジア予選の戦いぶりからは期待を込めても予想できませんでした。

    反省もせず、次回も懲りにずに予想する自分の姿が目に浮かびます。

    1次リーグ最大の驚き

    深夜の日本-デンマーク戦は3-1で勝ちました。前夜どうしてもやらなければならないことがあったので、早く寝ることができず、翌日の勤務のためにはTV観戦は断念せざるをえませんでした。結果は朝起きて知りました。家に帰ってからビデオで内容を確認します。

    前回書いたことの繰り返しとなりますが、オランダ、デンマーク、カメルーンが揃ったE組で日本が勝ち抜けることなど夢としか思っていませんでした。それはアジア予選やW杯前のテストマッチの戦いぶりから、岡田の目指すサッカーではとても世界では通用しないと見ていたからです。見事に裏切られました。岡田は、それまでのパスをつなぐ攻撃的サッカーをあっさり捨て、守備的に戦う戦術に変更しました。これだけの結果を出されると、頑固な現実主義者は、攻撃的サッカーでは勝てないことを選手に知らしめ、不満を持たずに守備に邁進させる(当然、レギュラーの入れ替えも起こる)ために、敢えて回り道をしたのではないかと、勘ぐりたくもなります。それほどの策士ではないと思いますが。

    今日の試合は、日本は引き分けでも良いという、いわば0.5点位のアドバンテージを貰った試合でした。デンマークはどうしても点を獲らなければならないので、本来守備的なチームが最初から攻撃的にならざるをえません。そこには必ず隙ができます。日本はカウンターで点を獲るというのが狙いだったのではないでしょうか。こうした優位な立場に立たせたのは緒戦のカメルーン戦での勝利です。カメルーンが迷走してくれたお陰で(カメルーンはデンマーク戦では良い試合をしていました)、勝ち取った決勝トーナメント進出といえます。

    どういう状況にせよ日本が2勝し勝ち抜けたことは、世界の目から見て、今大会1次リーグでの最大の驚きと言ってもよいのではないでしょうか。イタリア、フランスの敗退は衝撃的であっても、一部では苦戦を予想する向きもありましたし、また、初出場スロバキアの勝ち上がりは快挙ですが、あの強かったチェコスロバキアの片割れです(ジェフの元監督ベングロッシュさんとモラフチクの母国でもあります)。それに比べ日本の勝ち抜けを予想した海外メディアがあったでしょうか。日本チームの体格、技術、戦術はまだ世界トップレベルに遠く、敏捷性とまじめさ(組織力と走力)だけではタカが知れているというのが共通した見方だったのではないでしょうか。日本は試合ごとに逞しさを増しているのが感じられます。FKでは個人技を発揮できました(標高、ボールのせいか、これまで各国ともほとんどFKを決めていない)。この驚きをどこまで続けられるか、大会の後半戦を楽しみたいと思います。

    上出来

    W杯オランダ戦は0-1の敗戦でした。1点差に抑えたことはこの後のデンマークとの戦い方に大きく影響します。得失点差の関係でデンマークと引き分ければ1次リーグ突破が可能となりました。

    大会前の親善試合と違って日本はオランダに善戦しました。しかし、試合を支配され、勝つチャンスはほとんどなかったといえましょう。せいぜい引き分けとの試合ですが、それでも上々の結果です。デンマークに勝てるチャンスは少ないと思いますが、こんな立場(リーグ2位、引き分けで突破)で最終戦を迎えられるとは大会前には予想できませんでした。

    この結果は、岡田が夢を捨て現実を理解したことでもたらされたような気がします。
    当初目標ベスト4を掲げてパスを繋ぐ攻撃的サッカーを標榜し、アジア予選はその方向で戦いました。アジアではその戦い方で通用しました。しかし、大会前のオランダを初め強豪とのテストマッチで負け続け、日本の実力をやっと把握した感じです。W杯直前になって守備的に戦うと言い出し、ワントップとして前線の枚数を減らし、阿部をアンカーとして守備陣を強化しました。堅守速攻の体制です。高校サッカーなど弱いチームが強い相手と戦うときの常套手段です。この変更が効果を発揮しました。もともと規律正しく、運動量豊富な選手たちが多く、守備では相手を押さえ込むことに成功したといえます。もう一つの嬉しい誤算はGK川島の成長です。初めて世界で通用するGKを得たとの印象です。
    この戦術でひょっとすると、決勝トーナメントに行けるかもしれません。岡田の遠回りによって無駄な時間を過ごしてしまいましたが、やっと実力相応の戦い方を身に着けました。岡田はやっぱり現実主義者だったわけで、不幸中の幸いでした。

    今大会はこの戦術でやり遂げても、このままでは日本サッカーが世界と互角に戦うことはできません。今のサッカーでは自ら仕掛けて点を獲ることができません。攻撃面をどう作り上げるか、やはり世界的な指導者を迎え、長期的ビジョンのもとで新たな方向に向かう必要がありそうです。

    南米強し

    W杯は8日間経過し、結果は悲喜こもごもですが、これまでのところ南米各国の強さが目立っています。5カ国で7試合消化していまだ負けなしです。アルゼンチンが2勝、ウルグァイ1勝1分け、ブラジル1勝、チリ1勝、パラグアイ1分けです。

    昨日はアルゼンチンが強さを見せてくれました。メッシだけでなく、全員が相手数人に囲まれても滅多にボールを失わない技術は驚嘆するしかありません。韓国との個人能力の差は歴然としていました。これがわが国を含むアジアと世界との差なのでしょう。この後、南米5カ国のうち決勝トーナメントに何カ国が進むか分かりませんが、欧州の有力国がもたついている状況からすると、南米が優勝争いの中核となることは間違いないように思われます。アジア勢は何カ国がトーナメントに参画できるのでしょうか。頑張らなくては。

    予想外の好結果

    W杯日本代表の緒戦はカメルーンに1-0で勝ちました。海外の大会では初の、記念すべき勝利でした。

    事前には、オランダ、デンマーク、カメルーンが揃ったこの組で、日本はとても勝利をあげることはできないと、悲観的に予想していました。守備がもろく失点を重ねるばかりで、一向に改善の気配がみられないチームに失望していました。しかし、見事に予想が外れました。何故外れたかは、日本側というよりカメルーン側にあったように思います。アフリカのチームは良い時と悪い時の差が激しいのが特徴です。今回のカメルーンはチーム内のゴタゴタのせいか、かつての「不屈のライオン」とはほど遠く、大味でミスだらけ、悪いカメルーンでした。監督との確執から主力選手2人が外され、一番怖いエトーはゴールから離れた位置でプレーしてくれたので、助かりました。

    日本はワンチャンスをものにしました。ゴール場面以外得点機会は皆無でした(岡崎の枠に当たったシュートはオフサイド)。それでも勝てたのは、全員が守備で頑張った効果でしょう。無闇に前線からプレスにいくようなこともなく、エトーなどには複数できちんと対応していました。最後はラインが下がってシュートを浴びましたが、これまでの試合における守備からすると、最後まで守りきれたのは進歩です。カメルーンの攻撃が雑だったので助かった面が大きかったのかもしれませんが。一方、攻撃面ではシュートまでいくような場面はほとんどみられず、放ったシュート数はカメルーンの半分以下でした。前線の選手にサイドやボランチが絡む場面が少なく、要は守備的に戦った結果といえましょう。

    この勝利は、普通ならば、一次リーグ勝ち抜けに向け大きく前進したと喜ぶべきところですが、今回はそううまく行きそうにありません。この組でカメルーンは落ちこぼれてしまったようなものなので、残り3チ-ムでのリーグ戦になったと理解すべきでしょう。日本にとってまだ何も始まっていません。確実に突破するには、オランダ、デンマークどちらかに勝たなければならなくなります(実際には、引き分けのケースなどもっと複雑です)。これは至難の業です。もっとも、死んだはずのライオンが生き返ってライバルを倒してくれれば、途は少し拓けます。

    W杯開幕

    いよいよW杯が開幕し、毎日TV漬けの日がやってきました。とは言っても、1日2試合見るのが限界です。

    これまで3日間で、8試合が終わりました。南アフリカでまともに大会が開けるのだろうかとの心配は杞憂に終わりました。試合の結果は意外と感じるものもありますが、それはこちらがいかに世界のサッカー事情に疎いかを示しているのでしょう。半年前に予想した時には、A、B、C、D4組で勝ち抜けるのは、
    A フランス、メキシコ
    B アルゼンチン、ギリシャ
    C イングランド、アメリカ
    D ドイツ、オーストラリア
    と思っていましたが、ギリシャが韓国に完敗し、オーストラリアはドイツに大敗しました。緒戦で負けると短期決戦なので、苦しくなります。早くも予想が外れそうな雰囲気です。

    今大会ではレッドカードでの退場者がかなり目立ちます(8試合中4試合で4人、退場者を出したチームの試合結果は1分け3敗)。審判の判定基準が厳しいようです。それとGKのミスが目立ちます。大会使用球のせいだといわれています。審判のカードとボールのブレ具合に試合結果が振り回される大会になる予感がします。

    二週間待ち

    壊れていたフィールドスコープの修理は、メーカーのあまり説得力のない説明で押し切られて有償となりました。購入当初からの経緯を説明し、買った時から具合が悪かったと言い張ってもよかったのですが、当時の物的証拠は今となっては何もないし、クレーマーと思われたくもなかったので、引き下がりました。当初はフィールドスコープが故障しているなどとは夢にも思わず、カメラやアダプターとの相性ばかり気にしていたのが失敗の元でした。買わなくてもよいカメラ2台や部品を買って、金銭的にも余計な出費をしてしまいました。

    これ以上時間ばかり掛かっていては、万一カワセミの子育てのチャンスに遭遇しても取り逃がしてしまうかもしれません。はやく決着することを選びました。ところが、修理にはあと2週間もかかるとのことです。売るまでは熱心ですが、売ってしまえばのんびりしたものです。

    あの本の効果?

    サッカー日本代表は今日コートジボアールと練習試合を行います。それに関連した日経の記事に、日本はプレス戦術を変更し「相手が後方で余裕を持ってボールを回しているときは一度隊列を退け」ることにしたそうです。

    この点については、宮崎隆司著『世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス』でイタリアの監督5人から揃って馬鹿げた戦術と批判されています。最前線から闇雲にプレスにいき、前線のプレーヤーが疲労困憊し後半肝腎なときに力を発揮できないのが日本のこれまでの姿だというのです。オシムも同じような指摘をしています。岡田もやっと世界レベルでの戦い方を理解したということなのでしょう。上記の書物では、これ以外にも日本の選手はゾーンディフェンスの基本的考え方を理解していないと厳しく指摘されています。プレスの位置の修正は最も分かりやすく、手の付けやすい戦術です。

    W杯本番まで残りわずか、世界基準の戦い方に今頃気がついても手遅れなのは否定しようがありません。オシムの後任に正しい指導者を選ばなかったツケと言えましょう。

    思ったとおり

    フィールドスコープに周辺減光が見られるので、メーカーとやり取りしていましたが、半月経ってやっと点検結果の連絡がありました。スコープのプリズムが外れていたそうです。保証期間内にも拘らず、ユーザーの取り扱い方法に原因があるとの判断なのでしょうか、有償修理になると言ってきました。金24150円也です。ぶつけたりした覚えはなく、リュックサックに詰めて運んだ位で壊れてしまうフィールド用品など聞いたことがありません。カメラ、レンズ類はこれまで数多く扱ってきましたが、こんなにひ弱な光学器械は初めてです。やはりこの手のものは、値が張ってもニコンなど光学専門メーカーの製品を選ぶべきだとの教訓を得ました。

     

    まだまだ

    東京ヴェルディとの対戦は2-1の逆転勝ちでした。

    チーム消滅の危機にあるヴェルディは若い選手の質が高く、技術的にはジェフの選手を上回っていました。読売時代からの伝統なのでしょう。こんなクラブが無くなるのは残念なので、きちんとした経営母体を早く見つけて欲しいものです。サッカーを見放した読売グループが恨めしい。

    試合は終盤に2点獲りやっと逆転しましたが、どちらも本来のパスをつなぐというよりも、後方から放り込んだクロスがうまい具合にフリーの味方選手の傍に転げ込んできた結果でした。このところ勝敗に余裕のない試合ばかりのせいか、どの試合も後半はロングボールが多くなり、この方が点の獲れる確率が高いように思えます。江尻が目指すサッカーにはほど遠く、J1で優勝争いする内容に達するには道遠しといった感じです。このあと、W杯による中断まで3試合、水戸、愛媛、甲府戦と続きますが、きちんと勝ちきって、チームの質向上に安心してエネルギーが割けるような状況になれるでしょうか。

    何かとすっきり

    使用済みのビデオカメラ売却は買取側の査定が終わり、あとは代金が振り込まれるのを待つばかりとなりました。今回処分したカメラは5台で、キヤノンFV30は量販店で下取り5千円、キヤノンXV2・ソニーHC3・ソニーXR500Vは量販店系業者で合わせて6万円強、ソニーFX7はプロ用品販売業者で9万円強と計16万円程で売れました。この資金は理想的カメラが出現した時のために預金しておきます。売却価格の妥当性は全く分かりませんが、もう使わないと決めた機材が目の前から消えて、踏ん切りがつき、せいせいした気分です。

    フィールドスコープのけられ問題は、何度かメールで証拠静止画のやり取りをした結果、やっと先方が現物を点検することになり、土曜日に発送します。点検結果はどうなるか分かりませんが、私は素人なりに、原因はスコープの光軸のずれであり、それが正しく調整されて戻ってくるものと確信しています。

    フィールドスコープの問題か

    できるだけ広いズーム域で、周辺減光なくきれいに撮るにはどうすればよいか、フィールドスコープとビデオカメラの組み合わせに四苦八苦してますが、いまのところ出した結論は、フイールドスコープの光軸がずれていることが原因でけられが発生しているのではないかというものです。カメラを3台代えてみたり、接続アダプターを代えてみたり、その繰り出し量を変えてみたり、絞りを調節してみたり、あらゆることを試してみても一向に改善しないので、あとはフィールドスコープ自体に問題があるとしか考えられません。

    メーカー側に静止画で撮影した画像ファイルを送って点検、修理を依頼していますが、こちらの取り扱い方法が間違っていると言わんばかりの回答が来ていて、かっかしながら、さらに交渉しているところです。素直に客から製品を送り返させて点検すれば、すぐ済む話なのに、手間を惜しんでいるのか、不良品はないとのメンツに拘っているのか、簡単にことが運びません。もし万一、フィールドスコープにも問題がないとすれば、カワセミの映像の質をさらに高めることは期待できないことになります。せっかく見つけた楽しみですが、フィールドスコープの能力はこの程度のものと諦め、カワセミのビデオ撮影はやめにしようかとも思っています。

    さよなら

    ビデオカメラをHDV方式のものからAVCHD方式に変えるのに伴い、古いカメラを全て処分しました。これまでは、この手のモノはカメラにせよゴルフクラブにせよ愛着があるので、使わなくなっても手元において置くことが多かったのですが、収納場所もなくなってきたので、持ち続けることができなくなりました。

    2002年最初に買ったデジタルビデオカメラは、テープ式のキヤノンFV30でした。これは新しく手に入れたキヤノンHFM31の下取りに出しました。そのあと買ったキヤノンXV2(テープ)、いずれもハイビジョンのソニーHC3(テープ)、同FX7(テープ)、同XR500V(HDD)は専門店で買い取ってもらうことにしました。これで残ったのは、キヤノンのHFS21、HFM31のメモリーカードカメラ2台だけとなり、すっきりしました。この2台でサッカーとカワセミ、そしてたまには祭りや旅行のビデオを撮ることになります。満足いく映像を残せるかどうか、一抹の不安もありますが。

    化けの皮がはがれたか

    元J1アビスパ福岡とのホームゲームは1-1の引き分けでした。

    これまでホームでは5戦全勝と結果を出してきましたが、とうとう連勝が途切れました。全勝とは言っても草津、富山との戦いはほぼ負けていた試合をロスタイムぎりぎりで拾った危ういもので、チームの力がどの程度なのか測りかねる状況でした。昨日の試合は前半ラッキーゴールで先制したものの選手の動きは悪く、すぐに同点にされ、後半は攻めてはいてもミスばかりでゴールを決め切れませんでした。全般的には中盤での競り合いでアビスパに負けていたので、試合を引き分けで終えられたのは望外の結果だったかもしれません。スケジュールが立て込んでいて疲れていたなどとの言い訳は通用しません。豊富な人材を生かし切れないのも力のうちです。ジェフのレベルは、元J1クラスのチームとせいぜい同じ程度で、とても圧倒的強さでJ1昇格を果たせるようなものでないことがはっきりしました。

    今後、シーズンが進むにつれ、チーム熟成を目指して今のようなパスサッカーを続けていくのか、昇格第一で前線への放り込みサッカーで勝ちに行くのか、悩まざるを得ない局面を迎えそうです。

    相も変わらず

    ゴールデンウィーク3連戦は2勝1分けで乗り切りました。次の日曜日に中3日で福岡戦があるので、その結果を見て判断したほうが良さそうですが、チーム状況には改善がみられません。アウェー大分戦は良い内容だったのに、アウェー栃木戦は追いつかれて引き分け、最下位富山とのホーム戦は終盤追いつき、ロスタイムでの逆転と、不安定な戦いぶりです。守りからカウンターを狙うチームとの戦い方が確立されておらず、点が獲れない時間帯が続くと、我慢しきれず逆にやられてしまいます。前掛かりになった時こそ、「予防的カバリング」を意識して欲しいと思います。選手たちは試合後いつも反省ばかりしていますが、その成果はいつ出ると期待して良いのでしょうか。

    J2が3度目の首位柏と違い、J2での戦い方に慣れていないのかもしれません。まあそれでも暫定で2位をキープしていますので、今は、あまりJ2を意識しないで、自分たちのスタイルを作り上げることに専念すべき時期だと考えるべきなのでしょう。

    強いのか、弱いのか

    日曜日はホームで岐阜との対戦でした。2-0で勝ちました。今期ホームでは全勝です。

    試合内容は、一見、シュートチャンスを多く作り、攻めまくって危なげなく勝った印象ですが、あまりにも決定力がなく、ゴールを外しまくったこと、カウンターで何度かピンチを招いたことはこれまでどおりで、進歩が見られません。岐阜の選手の個々の能力がいまひとつのレベルだったので、完封できたのであり、ボールを支配できたのだと思います。J1経験のあるもっと強いチームと当たった時の不安は拭い去ることができませんでした。

    最近、珍しく、サッカーの戦術を書いた本を3冊手に入れ、今読んでいる最中です。イタリアのクラブの監督5人が日本代表の試合を主要なプレー毎に具体的に評価している本も含まれています。その中では、ゾーンディフェンスの守備の基本原則が繰り返し語られているのが参考になります。日本代表はさておき、ジェフの守備についても、このセオリーが守られていない、そもそもそんな原則を知らないのでは、と思わせるプレーが見られます。そんなことは分かっているなどと言わず、スペースを埋める予防的カバリング、無謀なプレスのもたらす危険性、斜め後方でのポジション取りなどの重要な考え方を欧州の指導者たちから謙虚に学ぶことも必要なのではないでしょうか。

    XR500V

    カワセミを撮るのにHFS21でなんとかなると思ったのですが、不満な点(デジタルテレコンを使っても周辺減光がところどころ見られる、静止画も含め画質の制約があるのでデジタルテレコンはそもそも使いたくない等々)も多くて我慢しきれず、ソニーのHDDカメラXR500Vをネット通販で手に入れました。このカメラは旧モデルで一般では販売していません。ネット上で急に売り出され、価格も安くなっていたので買ってしまいました。

    口径が37mmと小さいこと、望遠サイドが516mmと十分長いこと、裏面照射センサーで暗くても画質が落ちないこと、変換ケーブルでLANC端子が使えること、ビューファイダーも付いていることなどから、カタログ性能上は、カワセミにもサッカーにもそこそこ向いているはずのカメラです。それなら、初めからこれにすれば良かったのでは、と思うのですが、壊れやすいHDDカメラであること、フォーカスアシスト機能が何もないこと、シャッタースピード・絞りがマニュアル設定できないこと、最大ビットレートが16Mbpsしかないことなどから、発売当初から躊躇していました。しかし、背に腹は変えられません。欠陥には目を瞑ってカワセミ専用カメラとします。うまく行くことを願っています。

    初めは同じ仕様でHDDの容量の大きいXR520Vをネットで探してみましたが、1週間前には8万円程度で買えたのに、あっという間に13万円程度まで高騰してしまいました。XR500Vも7万円のもあれば、12万円のもあります。秋葉原あたりのネット専門店で買う時は、十分な情報収集とタイミングの見極めが大切なようです。店の信用状況は運を天に任せるしかありませんが。

    何とかなりそう

    HFS21は口径が58mmと大きいので、フィールドスコープとの組み合わせに四苦八苦しています。両者をつなぐカメラアダプターをこれまでのTSN-VA2BからTSN-VA3に代えてみました。周りのけられがなくなるズーム域はかなり広角サイドになりましたが、ズーム拡大につれ、相変わらず周辺光量の低下がみられます。そこで、画質は低下するかもしれませんが、デジタルテレコンを使って画像を1.7倍に拡大してみました。この効果は大きく、周辺光量の低下はほとんどなくなったような気がします。広角サイドは捨てることになりますが、何とか使えるメドがたちました。動画画質の低下(もしあれば)と静止画同時撮影時の最高画質選択が不能となる不都合は諦めるしかありません。

    サッカー撮影時の問題点は、フード付きルーペのカメラ液晶画面への取り付け方法でしたが、ちょっとした道具を作り簡易的に固定することにしました。こちらも何とかなりそうです。

    最悪、口径の小さいカワセミ撮影専用のビデオカメラを買わなければならないかと憂鬱な気分でしたが、その必要はなくなりました。なかなか適当なカメラがみつからなかった状況だったので、助かりました。もちろん資金的にも。

    サッカーもいまいち

    フクアリでの横浜FC戦で初めてHFS21を使ってみました。

    最大の難点はファインダーが見にくいことでした。画面が小さいうえに粗く、選手の識別に苦労しました。途中からフードつきルーペを使いました。こちらは画面が拡大されきれいなので、見やすいのですが、可動式液晶画面に取り付けただけなので、動き易くて的確な角度で保持するのが難しく、覗くのにちよっと姿勢を無理しなければなりませんでした。でもビューファインダーだけよりはずっと快適です。うまく固定する方法を工夫します。

    もうひとつは電池の持ちが悪く、追加で買った中容量の電池でも1試合撮るのがやっとです。もうひとつ予備が必要のようです。ズームは望遠端435mmで、やや力不足でした。デジタルズームを使えば739.5mmとなり今使っているFX7とほぼ同じとなりますが、いちいち液晶画面で入れたり、切ったりしなければならないのは不便です。やはりFX7のような20倍ズームが欲しくなりました。最初手振れ防止をオンにしていたら、パンした時反動で少しゆり戻す動きが見られました。三脚を使う場合はオフにすべきようです。撮影した結果の画質はまだ確認できていません。理屈のうえからはHDVより良い画質になるはずなので、期待しています。

    試合は4-0で横浜FCに圧勝し、今シーズンで一番良い内容でした。まだ柏や大分などの強敵とは当たっていませんので、気を抜けませんが、2位に浮上し、前途に明るさが見えてきました。

    あまりうまく行かない

    HFS21にフィールドスコープをつけてテストしてみました。結論はあまり満足いくものではありませんでした。

    ズーム域のほぼ中央から全画面が使えますが、望遠サイドにするにつれ、周辺の光量が落ちてしまうことがあります。アダプターの長さの調整がうまくいっていないのかもしれません。アダプターを変えてみようかとも思っています。ファインダーはかなり見にくく、フードつきルーペを使う必要があります。私の目では液晶画面だけではピント合わせがうまくいきません。フォーカスアシストはカメラのダイヤルを使った時だけ有効になるので、フィールドスコープのピントダイヤルを使う分には宝の持ち腐れです。ピーキングは色がやや煩わしくなりますが、役に立ちそうです。なにしろ、カワセミが全く姿を現してくれないので、確たることは言えませんが、総合すると、今のHC3のほうが撮影しやすいように思います。画質は良くなったといえますが。

    HF S21

    AVCHDビデオカメラHF S21を手に入れました。カタログやネット情報で性能のほとんどは確認できていましたので、手にとっての新しい発見はありませんが、デジタルテレコン(画質を維持したまま1.7倍に拡大できるデジタルズーム)使用時には、静止画同時撮影の際の画質を最高画質にできない点がちょっとがっかりです。また、心配していたフィールドスコープとの相性はそれほど悪くなさそうです。室内で試した限りでは、今使っているHC3と同程度の視野は確保できそうです。できるだけ早く、カワセミを撮影してきちんと確認したいと思っています。場合によっては、フィールドスコープのカメラアダプターをTSN-VA3に変えることが必要となるかもしれません。

    連勝

    ギラヴァンツ北九州とのアウェー戦は3-0で完勝し、いつ以来か忘れるほど久し振りに連勝しました。

    今シーズンアウェーでは、熊本と引き分け、徳島に完敗と勝ちがありませんでしたので、初の敵地での勝利です。完封勝ちだし、巻や坂本を外して若手を使い結果を残せたのだし、ネト、倉田、アレックスの3トップがそれぞれ得点したのだし、大喜びすべきなのでしょうが、いまひとつひっかかるところがあります。一つは相手がJFLから昇格したばかりの北九州だったことであり、もう一つはその北九州に失点してもおかしくない場面を再三作られたことです。さらに、選手交代のパターンが画一的で、追加点を奪うことも試合を落ち着かせることもできなかったことも不満を感じさせます。要は、このチームは昇格できるほどの強さを本当に備えているのだろうかとの不安を払拭できません。柏、大分、甲府、札幌などのJ2強豪との戦いぶりを見るまでは、この不安は続きそうです。

    勝つには勝ったが

    リーグ戦の第4戦、最下位草津との試合が今年最初のリーグ戦観戦となりました。

    今期はこれまで1勝1敗1引き分けと、思いのほか結果が出ていませんし、それ以上に内容の危うい試合ばかりで、1年でJ1復帰、強豪チームへというシナリオは風前の灯火です。今期無得点の草津との対戦でよもや負けることはないだろうと思って観戦していましたが、試合振りは変わり映えしませんでした。相手に先制され、試合終盤にやっと追いつき、ロスタイムのラッキーFKで勝ち越しと、全く勝った気のしない試合でした。勝っても先行きがますます心配となる勝利です。次のアウェー北九州戦でどういう戦いができるかが試金石となります。北九州は今年JFLから昇格してきたばかりのチームで、予算規模も小さく、こんなチームに苦戦するようだと、今年の昇格は無理と言わざるをえません。ベテラン頼りのチームから早急に若返りを図るほうが長期的には得策と言えるかもしれません。

    サッカーチームの監督

    久しぶりに書き込みます。この間、ジェフの試合結果ははかばかしいものでなく、これだけの選手を揃えながら、J2においてすら結果が残せないのは監督の問題なのかと考えてしまいます。ジェフはかつてベルデニック、ベングロッシュ、オシムという有能な監督の下で一時期強くなったことがあります。監督の重要性については痛いほど味わっているのですが、その役割などについてあまり考えたことも勉強したこともありません。少し整理してみようと思います。

    監督の役割はまずどういうサッカーを目指すか、明確にしなければならないでしょう。まずは理想です。しかし、与えられたメンバーの現状がそれを追求するのに十分かどうかを判断する必要があります。選手のレベルやチームの置かれている状況によってはそれに即したサッカーで我慢しなければならなくなるのは当然です。どういうサッカーを目指すかにあわせて、システムを含めた戦術(ここでは戦略を含め広い意味で戦術といっています)を選択することになります。

    戦術をチーム内に浸透させ、試合では、それを遂行するのにベストの選手を先発メンバーとして起用します。これは試合の結果を左右する重要な監督の任務です。試合が始まれば、監督ができることは3人の交代枠の利用と戦術の変更位のものです。日ごろから、戦術に即した選手を育成し、その能力をさらに強化するために目的に沿ったトーレーニングを行っておくことが必要です。

    選手を思うように動かすには、選手に信頼される必要があり、トータルとしての人間性が大事でしょう。具体的には、選手をどう意欲付けするか、チーム内外でどのような発言をするか、など直接的な技術指導以外の部分も問われることになります。

    一般に、指導者というものは難しいものです。ましてやスポーツとなると技術や専門知識も必要とされ、後から学習して身につくものは限られるのではないでしょうか。やはり、天賦の才能が大きなウェートを占めるように思われます。江尻監督にはその才能がどの程度備わっているのか、ここ数試合で世間の評価が固まりそうな雰囲気です。

    ビデオ編集用パソコン

    ビデオカメラがHDVからAVCHDに変わるのに伴い、現在使用中の編集用ワークステーションDELL precision670では能力不足となってきたので、新しいパソコンを手に入れました。DELLやHP、EPSONなど有力BTOメーカーでは望む仕様のものが見つからなかったので、FAITHというパソコンショップで買いました。

    主な仕様は、

    CPU Core i7 975
    メモリ 12GB
    HDD  seasonic 500GB+1.5TB
    グラフィック Radeon HD5770
    光学ドライブ 8倍速読み書きBlu-ray
    電源 SS-750EM
    OS Windows7 home premium 64bt版

    です。ほぼ望みどおりのセットとなりました。早速Windows7の勉強をしないといけません。

    このパソコンに編集ソフトEDIUS Neo2 ブースターをインストールしました。まだ時間がなかったので、実際にAVCHDファイルでの編集は試していませんが、以前よりはかなり快適に編集できるだろうと期待しています。Windows7 64bt版はAVCHDのネイティブ編集に対応していないがごとき記事もみかけましたが、その場合はHQファイルに変換すれば全く問題ありません。この編集ソフトでは、1280-720/60pで撮影、編集したビデオのブルーレイへの書き込みに難がありますが、何とか対応できそうです。ただ、1920-1080/60pについては現状ではどうしようもない(画質を落とすしかない)のは仕方ありません。

    ビックカメラへ

    昼休みに有楽町のビックカメラへ行ってきました。パナソニックのTM700の発売日と聞いていたからです。

    店はすいていたので、じっくりとはいきませんが、ある程度試してみました。画質の良し悪しは全く分かりません(ネット上ではかなり高評価のようですが)。手動のピント合わせはスムーズでした。ピーキングも付いているのでやりやすい印象です。ファインダーは普通です。iAズームという18倍ズームにもしてみましたが、液晶画面では画質がどの程度落ちるか確認できませんでした。目立って悪くなることはない感じです。これだけ望遠が効いて60pで撮れるなら、サッカー撮影には好適でしょう。60pが編集、BD保存できるようになるとの前提ですが。LANC端子がないのが残念です。

    ソニーのCX550Vも展示してありましたので手にとってみました。ソニー派遣の店員さんが傍で付っきりでした。まずファインダーを覗いて失望しました。小さくてよく見えません。視度調節をしようにもツマミが小さくうまく動きません。手振れはよく制御されていましたが、望遠サイドが300ミリではサッカーにもカワセミにも使えそうにありません。このカメラはパスです。

    キヤノンのHFS21は12日発売とのことです。旧モデルのHF21を見たかったのですが、見つかりませんでした。

    がっくり

    今期J2リーグ戦の初戦は、ロスタイムに追いつかれ1-1の引き分けでした。

    熊本を相手にボールは支配しましたが、きちんとつないでシュートまで行けた訳ではなく、決定的チャンスは得点場面だけだったように思えます。ことに前半の戦い方はロングボールを蹴りこむだけで、つまらないサッカーをやっていました。前線の選手にそのボールをシュートまで持ち込む力はなく、ゴールなど望むべくもありません。得点力のない去年のメンバーをそのまま攻撃陣に使った監督采配には疑問が残ります。一方、熊本は、GKと1対1のチャンスを3度は作りましたし、良いミドルシュートもありました。ポストに当たった決定的シュートもありました。戦い方はジェフと似たり寄ったりとは言え、得点機会の質と量で熊本に完敗しました。何とか引き分けたのは、相手がJ1チームだったジェフを必要以上に怖がってくれた面があったからかもしれません。ジェフ側は反対に「必ず1年でJ1に復帰する」、「いい準備ができています。正直、自信があります」などとJ2を軽く勝ち抜けるリーグと甘くみていたと感じます。去年の天皇杯で岐阜に完敗したのを忘れてしまっていたようです。今日の試合では、J2のチームに所属する選手たちの必死さを見せつけられました。今後35試合、心して取り組まないと容易には勝てないとの警鐘と重く受け止めるべきでしょう。

    今日も、昨シーズンと同じく、ゴールは遥か遠く、点は簡単に取られました。今年はJ2にしては贅沢なほどの補強をし、世間の評価では昇格最有力候補と言わるほどの戦力を揃えました。しかし、1試合だけとは言え、結果はこのざまです。まずは何より点を獲れるチームにするには何を変えるべきかよく考えて欲しいものです。

    今年の来場ポイント

    試合をスタジアムで観戦するとポイントが付くサービスが昨年から始まりました。昨年は対象試合ポイント合計310ポントに対し、305ポイント獲得し、金色のチームマスコットストラップをもらいました。

    今年は全36試合総ポイント数が490に増え、400ポイント獲得すると、ストラップと抽選でサイン入り公式球かレプリカユニフォームが当たります。ただし、抽選に当たるのはあわせて10名なのでかなり狭き門になります。400ポイント達成のためにはホーム全18試合とアウェー18試合中9試合を観戦する必要があります。J2のアウェーは地方ばかりで9試合も行くのは到底無理なので、300ポイントを狙います。300ポイントだと特典はストラップのみ、試合球などの抽選はありません。まあ、抽選に当たらなかった場合の400ポイントと同じ特典だし、努力が報われなかった場合の悲しさを味わうこともないので、300ポイントで十分です。

    ちばぎんカップ

    この前の日曜日フクアリでプレシーズンマッチ、柏とのちばぎんカップが行われました。

    結果は1-1、PK戦でジェフが勝ちました。シーズン前とはいえ、J2で最も強いと言われている柏と互角以上に戦えたことは自信となります。ことにPK戦でフランサの難しいシュートを止めたGK岡本にとって転機となる試合になるかも知れません。岡本がPKを止めたのを見た記憶がありません。岡本の問題点は肝腎なところで慌ててしまう精神的な面と思われるので、このプレーで自信を付ければ、大成する可能性もあります。

    ユナイテッドパークに戻ってからの練習試合の結果は、
    湘南ベルマーレ 1-2
    水戸ホーリーホック 1-1
    SC相模原 6-3
    柏レイソル 1-1(PK4-3)
    栃木SC 2-1
    横浜FC 3-1
    となっています。良くはなっているのでしょうが、同じレベルの相手に対し、圧倒的に勝つまでにはなっていません。厳しいキャンプと連日のトレーニングゲームで疲れが出ているのでしょう。来週のJ開幕にどのようなコンディションで臨めるか注目しましょう。

    ちょっとした問題点

    各社からニューモデルのビデオカメラが売り出されている真っ最中ですが、今のところはキヤノンのHFS21(3月15日発売)かソニーのA1J後継機(未発表)を購入対象として考えています。

    キヤノンのHPを見ていたら、そのHFS21に問題が見つかりました。このカメラはビューファイダーとLANC端子を付けたことを評価していたのですが、LANC端子が液晶モニターの収納裏にあることが分かりました。このため、多分液晶モニターを開かないと使えないものと思われます。通常(プロ用を除き)、液晶モニターを開くと、ビューファインダーは使えません。つまり、このカメラはビューファインダーとLANC端子を同時に使うことができないわけです。どうしてこんな場所にLANC端子を付けたのでしょうか。2つ揃っていることを誉めて損した気分です。Hoodmanのフード付きルーペのお世話にならざるをえません。

     

    (追記 2010.2.27)
    カメラによっては、液晶モニターを180度回転させ、被写体の方に向けると、モニターと同時にビューファインダーが使えるものもあるようです。キヤノンの旧製品にはそうなっているのがあるそうなので、期待が持てます。

    話は別ですが、ソニーのCX550Vについてネット上などで欠陥商品だと騒がれています。スタンダードモードの手ぶれ補正を使うと望遠端で画像が波打つ現象が見られること、アクティブモードを使うと焦点距離300mmを超える領域は自動的に電子式ズームとなりその画質が悪いこと、が問題にされているようです。前にも紹介したようにプロの評価でも望遠サイドの解像度が低いといわれています。実用上問題になるレベルかどうかは自分で確認しないことには何ともいえません。

     

    (追記2 2010.4.5)
    HFS21は、プロ機並に液晶モニターとビューファインダーが同時に使えることが分かり、前記問題点は杞憂に終わりました。ただ、LANC端子につないだコードが邪魔するので、モニターを完全に閉じることはできません。

    Hoodman

    Hoodman製のSONY EX1用LCDビューファインダーキットが届きました。

    この製品はもともと3インチの液晶モニター用に作られたもののようで、EX1のような3.5インチモニターで使用する時は付属の部品を取り付ける必要があります。取り敢えず、我が家にあるFX7(3.5インチ、21万画素)、HC3(2.7インチ、21万画素)の2つのカメラにセットしてみました。カメラのビューファインダーで見るよりは明らかに大きく、きれいに見えます。また、アイカップが目にしっかり当たるので、手持ちの場合、カメラのブレも小さくなるような気がしました。この点は、実際に撮影してみないとはっきり言えませんが。

    楽しみなのは、3.5インチ、92万画素のモニターを備えたキヤノン、ソニーの新しいカメラにHoodmanを装着した時にどの程度きれいに見えるか、です。液晶モニターのサイズはFX 7と同じですが、画面の精緻さは4倍以上違います。カワセミ撮影時のピント合わせに威力を発揮してくれることを期待しています。

    岡田解任騒動

    韓国に負けるなど不甲斐ない結果が続いている日本代表岡田監督に対し、競技場ではブーイングが、マスコミ、ネットなどでは解任要求が飛び交っています。

    何をいまさら、といった印象です。代表監督に岡田を選んだことがそもそも失敗だった訳で、今となっては結果がどのようなものであっても取り返しはつきません。サッカー協会会長はマスコミには不満を述べながらも、直ちに岡田続投を表明しました。それしか選択肢がないのですから、当然の措置です。サッカー協会が世界的に有能な人材を探す能力も時間もなければ、たとえ探し出せたとしても、今の時期にその人が日本代表監督を引き受けるはずもありません。我々は、W杯ベスト4などと大口を利きながら東アジアで3番目にしかなれない監督に率いられたチームが南アで負け続けるのを見ることになるでしょう。

    日本サッカー界にとっては、南アで勝てないことは大したことではありません。大事なのは、長期的視点で、世界で戦えるチームをどうやって作っていくかです。岡田がその任に堪えられるとは思いませんので、指導者の交代は必須です。いつ交代させるかの問題でしょう。会長が言うように今の時期に変えると大会本番でのリスクが大きいなどということはありません。このまま岡田がやれば予選勝ち抜けは絶望的なのですから、代わりに誰がやってもそれ以下の結果はありえません。そういう観点からならば、今すぐ交代もあってよいでしょう。オシムレベルの有能な指導者が(南アでの結果を問われることなく)長期的に強化の基礎作りを引き受けてくれるならば、という条件の下ということになりますが。

    トレーニングゲームの結果

    石垣島、熊本と続いたジェフのトレーニングキャンプも終わり、明日からは本拠地ユナイテッドパークでの練習です。この間、精力的にトレーニングゲームを行いました。勝敗は以下のとおりでした。この時期、個々のコンディションもメンバーの組合せもベストな状態ではないので、試合結果はあまり意味がありませんが、相手も同様の状況なので、今シーズンの戦力の見極めに少しは参考となるでしょう。
     
    流経大初日1試合目  1-2 得点者:中後 
    流経大初日2試合目  0-1
    流経2日目1試合目 4-1 得点者:益山、太田、米倉、ネット
    流経2日目2試合目 4-3 得点者:村井、巻、アレックス、倉田
    韓国浦項戦       3-2 得点者:太田2、深井
    FC東京戦       2-2 得点者:アレックス、金沢
    アビスパ福岡戦    0-4
    福岡大学戦      5-1 得点者:アレックス、工藤、青木孝太、練習生、金沢
    ロアッソ熊本戦    4-0 得点者:太田、伊藤、米倉、練習生

    大学生に連敗するところから始まりましたが、徐々に調子を上げ、最後はJ2の熊本に完勝したので、まあまあではないでしょうか。この後も練習試合が続くようなので、注目です。

    強い味方

    この春売り出される有力メーカーの新しいビデオカメラはいずれもビューファインダーを備えており、老眼近視の者として大変喜んでいますが、肝腎のビューファイダーが使いにくいとの評価もなされています。

    そこであちこち見ていたら、Hoodmanという海外メーカー製の「SONY EX1用LCDビューファインダーキット」なる商品が見つかりました。これは、カメラの液晶画面に拡大レンズとカバーを取りつけて、ビューファインダーの代わりにしようというものです。  EX1だけでなく、キヤノンやソニーの新製品でも液晶画面が3.5インチに大型化され、画素数が92万画素と精緻になったので、ビューファインダーより格段に鮮鋭な画像を見ることができるはずです。視度調節もできて、ピント合わせが楽になります。ただし、パナソニックの新製品は液晶が23万画素しかなく、大きな効果は期待できないかもしれません。
    いずれにせよ、このフード付きルーペのおかげで、ビデオカメラの選択においてビューファインダーの制約を考慮外におけるようになったのは、大いに助かります。

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    またまた悩ましい

    pana01.jpgパナソニックが新しいビデオカメラTM700を発表しました。3月10日発売です。

    このカメラの目玉は1080/60p記録に対応したことでしょう。通常の倍のコマ数で撮影されますので、サッカーのように動きの早い映像を撮るのに最適です。この規格は民生用ではとても実現できない夢としか考えていませんでした(ご参照)が、予想外に早く製品化されました。動画から切り出した静止画も倍美しくなるはずです。このほか、広角側は35mmにワイド化され、望遠サイドは画質を落とさず630mmまで伸ばせますし、内蔵メモリも96GBに増量されていて申し分ありません。非常に魅力的なカメラが出てきました。

    問題は、1080/60p記録は新しい規格なので編集やBD作成にEDIUSが対応しているかどうかということ、ビューファイダ123千画素・液晶230千画素と対抗機種比やや貧弱なこと、そして何よりLANC端子が付いていないようであること、などです。フィルターサイズが46mmと大きくなったこともフィールドスコープとの相性という点で不安です。

    キヤノン、ソニー、パナソニックと民生用の最上位機種が出揃いました。昨年モデルに比し著しく機能が向上したものばかりですが、私の使用目的からみるとそれぞれ一長一短があり、どれにするか迷うところです。1080/60p記録には強く惹かれますが、サッカー撮影にはLANC端子がないとすれば致命的です。3機種ともまだ詳細が把握できていないところもあるので、検討を続けます。また、ソニーのA1J後継機はどうなったかも気になります。

    HDR-CX550Vの評価

    ちょっと家を空けている間に、impress watchが2月19日発売予定のソニーHDR-CX550Vについて評価記事を掲載しました。

    このカメラの最大の特徴は、レンズの広角化であることは衆目の一致するところで、この記事も好意的に取り上げています。ただ、無理な広角化の結果、テレ端の解像度が落ちていることを問題視しています。また、ビューファインダーについては、ファインダー内映像が小さい、解像度が低い、視度調節がやりにくい、などの難点があり、「このレベルのビューファインダだったら、別に無くても良かった」と厳しい評価です。解像度201千画素のビューファインダーでもこのような評価だと、キヤノンの123千画素、パナソニック業務用の113千画素だとどうなるのか不安になります。せめてFX7並みの見え具合なら不満はないのですが。

    私が使う上では、広角化の裏返しとして望遠側の焦点距離が298mm(電子ズーム使用時417mm)ではいかにも力不足(かつ解像度不足)で、ビューファインダーが見にくいとあっては、このカメラは対象外となりそうです。この記事では取り上げていませんが、マニュアルフォーカス時のアシスト機能がどの程度のものか、HPでも確認できないのも不安材料です。他の候補と比べ明らかに優位にあるのは、レンズ口径が37mmでフィールドスコープとの相性が良さそうなところくらいです。

    ピント合わせ機能

    新しく発表されたビデオカメラについて調べていると、今持っているカメラについても意外なことを知らされます。

    例えば、ピント合わせを補助する拡大フォーカスとピーキングが、サッカー撮影用に使っているFX7に備わっていました。サッカーはほとんどオートでピント合わせしますので、実際に役立つことはないのですが、今までピーキングが付いていたことすら、知りませんでした。また、カワセミ用のHC3には、何と、スポットフォーカス(キヤノンでいうタッチフォーカス)機能がありました。液晶画面でピントを合わせたい場所に指を触れると、瞬時にピントが移動します。これは便利な機能です。ただし、私は現状撮影時に液晶画面を使うことはないので、あっても宝の持ち腐れなのですが。今度、その効果を実感するため、試しに液晶画面を使ってみようかと思っています。

    新製品の選択にあたっては、カワセミ撮影時のピント合わせの方法がポイントの1つとなります。しかし、実用上は、液晶画面で表示されるものを使うことはあまりなく、また、マニュアルリングもフィールドスコープのものを使用していますので、数多くあるフォーカスアシスト機能のうち重視すべきものは限られてきます。結論的には、拡大フォーカスは役立ちそうですが、他はあれば便利という位にみていて良さそうな気がします。

    OSの再インストール

    メインで使っているDELLのパソコンを起動した時、かなり前から「ディスクがない」との表示がしつこく出るので、XPを再インストールしました。元に戻すのにほぼ1日つぶしてしまいました。

    OSのインストールはスムーズでしたが、DELLはドライバーのインストールがやっかいです。初めはドライバーCDから指定されたものをインストールしてそれでOKと思っていたのですが、ネットワークのドライバーが読み込まれていないらしく、どうしてもLANに繋がりません。OSを再度入れ直すなどしましたが、効果がありません。DELLのサイトのQ&Aでネットワークドライバーのインストール方法を調べ、やっと解決しました。

    あとは、アプリケーションのインストールやメーラーの設定など時間が掛かることばかりで、うんざりしました。今使っているSATA接続の外付けのHDDは、OSを含めパソコンを丸ごとバックアップし、ブートできるようなので、検討してみます。本当は自宅サーバー構築の時にwindows home serverにしておけば、OSのバックアップも簡単だったのでしょうが。

    やっぱり勇人も

    3年前のキャプテン佐藤勇人が戻ってきました。チームが一番苦しい時期に5人揃って出て行った首謀者的人物がどういう顔をして「千葉のJ1復帰を助けたい」などと口に出せるのでしょうか。4人も揃って古巣にノコノコ戻ってくる今の選手やサッカー界のことは、私など年寄りの門外漢には理解の埒外にあります。今回もあのカンテーラなる怪しげな代理人が暗躍したのでしょうか。

    私の基本的な応援姿勢は「ジェフで頑張りたいという選手を応援し、自らの意思で出て行った選手は敵としか看做さない」という考え方です。この基準で行けば、戻ってきたからには出戻り4兄弟を応援しないわけにはいきませんが、素直にそういう気持ちにはなれません。消極的応援に止まるということにしておきます。それよりも、この2年間の苦しい時期に頑張ってくれた選手たちに、出戻り組に負けないでレギュラーを確保して欲しいと願っています。江尻にも、公平で、目先の勝利だけに拘らない選手起用を期待したいものです。

    昨日、今シーズンのメンバー構成と背番号が発表されました。主な変更は、アレックスが5番から3番に、池田が14番から4番に、ネットが7番から20番になりました。ネットが7番を空けたので間違いなく勇人が戻ると思っていたら、やっぱり今日の新聞に出ました。5番が空いたままですが、ここには噂のオーストラリア代表DFが来るのでしょう。新加入選手は転出者の空いた番号を割り振られ、山口6番、林11番、村井19番、茶野33番などです。レンタルから戻った青木孝太は以前の29番です。新加入の若手選手は、6人いますが、14番の倉田、28番の伊藤には即戦力としての期待大です。その他の若手も予想を裏切るような活躍でサポーターを驚かせて欲しいものです。

    キヤノンHF S21の全貌

    HFS21の製品内容がキヤノンHPで発表されました。3月中旬の発売です。

    ソニーのCX550V(正式発表はまだ)との比較でいくと、撮影素子はHFS21がやや大きく、有効画素数も601万画素対415万画素と開きがあります。これが、画質を落とさずデジタルズームした時の倍率の差HFS21では17倍、CX550Vでは14倍に響いているのではないかと想像されます。もともとCX550Vは広角側を広く取ったレンズで、この点は高く評価されますが、最大望遠が417mmにとどまることはサッカー撮影では弱点となるでしょう。テレコンバージョンレンズの併用も考えなければなりません。これに対し、HFS21は最大望遠739.5mmと十分な能力です。カワセミ撮影においても効果を発揮しそうです。

    カワセミ撮影においては、ピント合わせが大事なポイントとなります。HFS21では、タッチフォーカス(モニター画面にタッチしたところにピントを合わせる機能)、タッチ追尾(モニターでタッチした対象が動いてもずっと追いかける)が可能です。また、マニュアルではピーキング(ピントが合っている場所に色をつける)機能が付いているので、ピントが合っているかどうか確認しやすくなります。拡大フォーカス(マニュアルでピント合わせを行う際に画面を拡大する)もあるようです。CX550Vについては、今のところ、この点が明確ではありません。タッチフォーカスはできますが、タッチ追尾はできるかどうか確認できません。これまでの経過からすると、拡大フォーカス、ピーキングともに期待できないでしょう。ピント合わせでは全般にHFS21が使いやすそうですが、肝心のビューファインダの画素数はHFS21が123k、CX550Vが201kと大分開きがあります。悩ましいところです。

    そのほかの点には、私が使う分にはそれほどの違いはありません。記録ビットレートは24Mbpsに揃いましたし、ビューファインダーも付きました。記録メディアはフラッシュメモリでどちらもSDカードが使えます。虹彩絞り(HFS21は4枚羽根、CX550Vは6枚羽根)が採用されボケが美しくなりました。LANC端子もなんとかなりそうです。

    現段階では、サッカー撮影に使う上で望遠が効くHFS21が優位にあるような気がしますが、最大の不安は、口径が58mmと大きく、カワセミ撮影時にフィールドスコープとうまくマッチしてくれるかどうかです。この点は実際に取り付けてみないことには確認できません。リスクを犯さないとすれば、CX550Vになります。あとは、パナソニックの新製品、ソニーの業務用新製品が出揃ったところで、最終的な結論を下すことになります。

    もう笑うしかない

    こんどは茶野が戻ってくるそうです。ジェフは、よそのチームの姥捨山みたいになって、社会福祉活動を主たる業務とするクラブを目指しているかのようです。首脳陣は、そこそこ計算のできる昔の面子を揃えてJ1復帰と行きたいのでしょうが、あまりにも考え方が安直です。こんなロートル頼みのチームでは、復帰がやっとで、J1上位に定着し優勝も狙うという展望が開けるはずもありません。

    1年でJ1復帰が至上命令とはいえ、恥も外聞も捨て出戻り選手に頼りきることもないでしょうに。

    こんな姿勢でよいのか

    ジェフから補強のニュースが相次いでいますが、正直がっかりしています。

    補強した選手のリストに、村井、林という若くない、そしてある意味忌まわしい名前が見られます。出場機会を求めて京都に移籍した林はともかくとして、村井は当時レギュラーでオシムサッカーを担う選手として期待されていながら、あの人間力が監督に就任した磐田に日本代表という餌に釣られ、サポーターやクラブの引止めを振り切って移籍しました。私は、ユースからの生え抜きのレギュラーが簡単に移籍したことが、その後の阿部や佐藤などの大量移籍、ひいては今日のチーム転落の引き金となったとみています(もちろん、首脳陣の無能力が根本要因なのは間違いありませんが)。そんな選手が移籍先で戦力外通告を受けたのをみて、戻ってくれと言うとはどんな神経の持ち主なのでしょうか。噂では行き先のない佐藤勇人にまで声を掛けているとのことです。

    村井や林のような30歳にもなる、他チームの落ちこぼれを拾ってきて取り繕うような姿勢で、チームの再建はなるのでしょうか。苦しくとも、この先何年もチームの核として活躍できる人材を辛抱強く育てることが今求められていることです。少なからぬサポーターは、現状の寄せ集めチームに心から親近感を抱けないでいますし、何が何でも1年でJ1復帰を望んでいるわけでもありません。このクラブ首脳陣の焦りはどこから来るものなのでしょうか。親会社やスポンサーにばかり目を向けるのではなく、サポーターの心情をきちんと汲むことがクラブ経営の基本ではないでしょうか。

    大忙し

    ソニーの業務用AVCHDカメラNXCAMの最初の製品として、「HXR-NX5J」が発表され、同時に発売となりました。前に概要が伝えられていましたが、詳細が分かるにつれ、ますます魅力的なカメラのように見えます。ただ惜しむらくは総重量が2.6kgと老骨には厳し過ぎます。それ以外サッカー用として問題はありませんが、このカメラはフィールドスコープにはまず取り付けられないので、現在と同じようにカワセミ用にもう1機必要になってしまいます。そんな訳で、次の機種に期待します。

    米国で開催されているCESで、NXCAMの民生機バージョンと思われる「HDR-AX2000」(写真)が発表されたとのことです。HXR-NX5Jよりは機能を落としややコンパクトになっているように見えますが、詳細はまだ分かりません。20倍ズームは魅力ですが、多分この機種もカワセミ用には使えません。ソニー製品なら民生用新製品HDR-CX550Vか業務用A1J並のサイズのAVCHD後継機しかないように思えてきました。

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    続々登場

    昨日キヤノンが北米市場で新製品を発表したと思ったら、今日はソニー、パナソニックが北米向け新製品を発表しました。パナソニックは中級カメラだけなので、注目はソニーです。

    ソニーは、HDR-XR550V、HDR-CX550Vという2機種を発表しました。それぞれ、ハードディスクタイプHDR-XR520V、メモリータイプHDR-CX520Vの後継機です。残念ながら、HDR-CX550Vは引き続きビューファインダーを備えていません。HDR-XR550Vは、シャタースピードをマニュアル設定できる、SDHCカードも使用できる、記録ビットレートが24Mbpsに高められた、など改善された点もあるようですが、詳細は分かりません。業務用を含め各メーカーのAVCHD製品の詳細が判明したところで、サッカー、カワセミ撮影に適したカメラはどれか検討したいと思っています。今使用中の予備の電池、メモリーカード、リモートコントローラーなどが使えるかどうかも決め手の1つとなります。これらは意外と高価なので、要注意です。

     

    (追記 1/8)comcorderinfoによれば、HDR-CX550Vにはビューファインダーはつかないとの情報でしたが、ソニーUSAのHPによれば、Viewfinder : Wide (color 201k)と記載されています。多分こちらが正しいと思われます。

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    新戦力

    J2に落ちて、下村、新居、ボスナー、佐伯、島津、市原、山中、高田、乾が抜け、斉藤が引退しました。新戦力としては、高卒新人の戸島、佐藤、大卒伊藤の新加入に加え、青木の復帰、名古屋から山口、G大阪から倉田、湘南から鎌田の移籍が発表になっています。このほか、オーストラリア代表DF獲得が新聞紙上で報じられています。

    新人FW戸島、GK佐藤は長身ですが、他の選手はいずれも小柄な選手ばかりで、これまでの弱点だった競り合いでの弱さが解消されそうもないのが気になります。極論すれば、先シーズンはセットプレーでの得点力のなさ、失点の多さから降格を余儀なくされました。この後シーズン開始までに、こうした視点からの補強はなされるのでしょうか。体の強さは、得点力、守備力の強化に直結します。体格の良い攻撃的な外国人選手の獲得は検討されているのでしょうか。選手補強を渋ったために最悪の事態を招いた先シーズンの轍を今年も踏むことのないよう、クラブは気を引き締めて取り組んで欲しいと思います。

    この新製品は使えるかも

    キヤノンUSAが、北米市場向けにHDビデオカメラVixiaHF S21を4月ごろ発売すると発表しました。

    国内向けiVIS HF S11 の後継機と思わせるネーミングのカメラです。S11は解像度やAFの速さに定評があるので、新機種も国内で販売されれば、評判になるかもしれません。S11は、ファインダーがない、LANC端子がない(要特注)という大きな欠陥があったので、私は全く関心がありませんでした。しかし、新製品はこれらの機能を備えているようです。キヤノンとしては久し振りにハイアマチュア向けの製品を出した感じです。カメラ専門メーカーとして不満に思っていましたが、やっと期待に応えてくれました。

    HFS21は、64GBの大容量フラッシュメモリを内蔵したAVCHD方式のメモリータイプのカメラで、SD/SDHCカードスロットをダブルで搭載しています。総画素数859万画素、1/2.6型CMOSセンサーが採用されていて、光学10倍ズームレンズを搭載、新開発の手ブレ補正機能も備えるとのことです。注目しているマニュアル操作がどの程度できるか今のところ不明ですが、S11と同じマニュアル操作用のカスタムダイヤルが備わっているので、S11並のことはできそうです。
    機能の詳細は不明ですし、国内での発売もいつになるか分かりませんが、興味を抱かせるカメラであることは間違いありません。

    Canon_HF_S21_LeftOpen_Prov.jpg

    やっぱり

    懸念していた通り、朝、サーバーを起動してみたらLANが繋がりません。パソコンのBIOSを変更し、オンボードのLANカードを無効にしてみました。これで一応LANと繋がりましたが、すんなり行った訳ではなく、今後に不安を残したままです。当面、電源を落とさないでおきます。

    ほぼ完成しましたが

    自宅サーバーの再構築がほぼ終わりました。29日にドスパラからパソコンが届き、早速fedora7をインストールしてみました。しかし、どうやってもパソコンがLANカードを認識しません。fedoraの最新版をインストールすればうまくいくかもしれないと思い、ウェブからダウンロードを試みましたが、これが難しく、解説本の付録のDVD を使ってみました。それでもだめなので、LANカードに1780円也を投資して取り付けてみました。これもうまくいきません。OSを再び古いのに変えたり、考えつくことは手当たり次第やってみました。まさに七転八倒です。えーい、ままよとLANケーブルを最初のLANポート(マザーボード・オンボード)に戻したところ、何とうまくLANに繋がりました。結局、追加で手に入れたLANカードもfedora11のDVDも無駄になってしまいました。何故こんなことになるのか、さっぱり分かりません。

    どうにか全体の9割程度は復元できました。しかし、設定の途中で何度か警告が出たり、パソコンをシャットダウンして再稼動した時に自動的にLANに繋がらなかったり、何かと不安定です。LAN関係は手を付けたいところもありますが、いつまた繋がらなくなるか不安があるので、腫れ物に触るがごとく、そっとしています。取り敢えず、行ける所まで行ってみて、だめになったらまた考えます。

    明日は無事にパソコンが動きますように・・・。

    ドスパラ

    結局、サーバーマシンはドスパラの激安ミニタワーKightGCにしました。ベース価格26980円ですが、HDDを320GBから500GBに増量し1700円高、それにCPUとHDDの静音化で14600円高、DVDドライブで1001円節約し、税込み42279円となりました。静音化という意外なところでの出費が嵩みました。1日中動いているものなので、住人の平穏のため仕方ありません。

    主な仕様は、
    CPU  CeleronE3200 2.4GHz
    メモリ 1GB
    HDD  500GB
    光学ドライブ DVD-ROM
    グラフィック オンボード
    電源 350w
    OS  無し

    といったところです。暮の30日頃、自宅に届くようです。あとはlinuxのOSとサーバーソフトのインストールが必要です。前に参考書を買い込んだFedora7にするか、最新のFedora12にするか、12の中身を検討して決めようと思っています。前回の作業はすっかり忘れてしまったので、無事サーバーを構築できるか、少々不安です。今回は1日でも長くサーバーが壊れないことを祈ります。

    自宅サーバー

    暮れも押し詰まったこの時期にサーバーパソコンがダウンしてしまいました。友人の手を煩わせてまでNECの水冷式サーバー専用パソコンを手に入れたのに、あっけなく使えなくなってしまいました。

    動画の公開にはレンタルサーバーでは容量が不足するので、自宅サーバーの再構築は避けて通れません。この際、バックアップ用も兼ねてWindows Home Serverを導入したいのですが、ソフトが高価なのと、MovableTypeが使えそうにないのがネックになって、踏ん切りがつきません。バックアップ用ならばパソコンとHDDもそれなりのものを揃える必要があります。代替案は、ドスパラあたりのOSレス安物パソコンを買ってきて、無料のlinuxをOSとし、これもタダのサーバーソフトApacheなどをインストールする方法です。これなら、サーバーの機能は十分ですし、3万円も掛かりません。そろそろ結論を出さなければなりません。

    今年の総括

    ジェフオフィシャルサイトで今シーズンの来場ポイントサービスの特典引換案内がありました。それによると、300ポイント達成者は42名、200ポイントは3193名、100ポイントは3028名でした。私は1試合欠場の305ポイントでした。300ポイントの特典はストラップとオフィシャルショップの5%割引券です。ささやかなものです。ストラップ受け取りだけのため、わざわざオフィシャルショップに出掛けなければなりません。郵送してくれればよいのに。

    今年の公式戦の試合数は44試合(リーグ戦34、ナビスコ6、天皇杯3、ちばぎん1)、うち42試合をスタジアムで観戦しました。リーグ戦のアウェー浦和戦と天皇杯アウェー大分戦を欠席しました。埼玉と九石には行かないことに決めていますので、行きたいと思う試合は全て行ったことになります。今年は健康に恵まれた証拠です。試合の勝敗数は、敢えて触れないことにします。

    44試合での全ゴール数は45、ほぼ1試合1得点しかあげられませんでした。今シーズンの不振を象徴しています。欠席した2試合でのゴールが4つありました。また、撮り損ねたのが1つ、ビデオ撮影禁止が2つで、結局、ビデオ撮影に成功したのは38ゴール、ビデオの代わりの連続写真撮影が2ゴール、計40ゴールを記録に残せました。今年は、シーズン中、撮影したビデオを編集する気力がありませんでしたので、恒例の「ゴールシーン集」制作は全く手付かずの状態です。来シーズンが始まるまでには仕上げたいと思っていますが・・・。

    スカイツリー

    この季節になると、毎年、本所松坂町の吉良邸跡を訪れます。目的は元禄市と松坂もちです。TV局のカメラも来て今年も賑わっていました。

    両国から浅草に出て、業平橋まで足を伸ばしました。もちろん、建設中の東京スカイツリーを見るためです。遠くからは眺めていましたが、近くに行ったのは初めてです。231mまで伸びていました。浅草吾妻橋あたりから眺めるとまだ他のビルに埋もれていますが、完成して600mを超えると壮観でしょう。外側は丸いパイプの組み合わせでできており、東京タワーとは大分印象が異なります。業平橋はカメラを持った見物客で溢れていました。

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    メジロが来た

    今日は用事があってカワセミ撮りにいけませんでしたが、メジロが2羽庭に遊びに来てくれました。とっさのことでフィールドスコープなど用意する暇もありませんでしたので、普通のビデオカメラを手持ちで撮影しました。それでも距離が近いので、そこそこの大きさで撮れました。静止画にしたら、日本画風の淡い感じの写真となりました。カワセミもこれくらい近くに来ると撮影は楽でしょうね・・・。

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    色々あった週末

    サッカーとカワセミとビデオ編集で明け暮れた週末でした。

    時系列でいくと、土曜の未明にW杯の組み合わせが決まりました。総じて、極端に強者の集まったグループはなく、ほぼ決勝トーナメント(正式には決勝とか予選とか言わないようですが、慣行に従います)に進出しそうな国が特定できます。とはいっても、波乱が起こるのもW杯予選リーグです。外れを覚悟して予想します。

    A フランス、メキシコ
    B アルゼンチン、ギリシャ
    C イングランド、アメリカ
    D ドイツ、オーストラリア
    E オランダ、デンマーク
    F イタリア、パラグアイ
    G ブラジル、ポルトガル
    H スペイン、スイス

    ヨーロッパ重視になってしまいました。TVで見ているからかもしれません。この中で予想に困ったのが、Dグループのオーストラリアとセルビアとガーナ、Eグループのデンマークとカメルーンです。アフリカ諸国は強かったり弱かったりしますので、よく分かりません。日本はEグループですが、予選突破の可能性は極めて低いだろうと思っています。ただ、岡田はベスト4を目指すといまだに言っていますので、きっと何か秘策があるのでしょう。それに期待します。

    組み合わせの結果を聞きながら、新幹線で大阪に向かいました。昼は道頓堀でお好み焼きにしました。きれいに焼いて出てきたので、やや拍子抜けです。その後、ジェフのJ1最後の試合を見届けに万博記念競技場に行きました。J1最下位らしい試合で完封負けしました。相手もJ1の3位とは思えないような内容で、ずる賢さと審判の未熟さに助けられた勝利でしょう。もし今後私がサッカー観戦から離れるとしたら、それはJリーグ審判に愛想が尽きた時だろうと、思っています。誤審が多く、判定基準が欧州とは違い過ぎます。判定がぶれます。感情的になります。それに偉そうにし過ぎます。判定ミスを繰り返しスロービデオで見せ付けられる海外と違って、日本では「審判は神聖」として批判の対象にすらしてはならないという風潮があります。試合後のインタビューで監督が審判批判をしてもJリーグ関連サイトではその部分はカットされます。過保護が審判技術の向上を妨げています。日本が世界のサッカーから最も遅れているのは審判ではないでしょうか。協会が対策を真剣に検討しないと、日本サッカーは世界から置いてけぼりにされる恐れがあります。

    日曜日は、先週撮影したカワセミビデオの編集、夕方は公園でカワセミ撮影、帰ってきてその編集と、カワセミづくしの1日でした。この日午前2時頃、ジェフの契約満了選手の発表がありました。トップチームでは、ボスナー、下村、新居、佐伯、島津の5人、リザーブスでは、市原、山中、高田、乾の4人です。トップはともかくとして、リザーブスの若手3人が不憫です。うち2人はまだ入ったばかりです。なのに、チャンスも与えられず首にするくらいなら、何故ユースから昇格させたのでしょうか。発表時刻といい選手の首の切り方といい世間知らずのこのクラブらしいやり方です。J2になったのに、1試合当り入場料を値上げするようなクラブに何を言っても無駄でしょう。

    ワールドカップ組み合わせ

    来年南アフリカで開催されるW杯の組み合わせ抽選会は5日に行われますが、それに先立ち、抽選方法などが発表されました。

    32チームのうち、シード国グループはブラジル、イタリア、スペイン、オランダ、ドイツ、アルゼンチン、イングランドそれに開催国南アフリカとなりました。32チームは8組に分けられ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出できますので、南アフリカの組に入れば他の強豪7カ国とは対戦せず、かなり有利な組み合わせになります。逆にシード落ちしたフランス、ポルトガルなどの強豪国は7つのシード国と同じ組に入る確率が高く、これらの組は「死の組」と呼ばれることでしょう。

    シード国以外のチームは地域毎に3グループに分けられます。日本はアジア・北中米カリブ海・オセアニアのグループに入りました。予選リーグではこれらの国と対戦しません。逆に南米・アフリカのグループ、欧州グループと対戦することになります。この2つのグループの国はいずれも難敵ばかりですから、予選リーグの勝ち抜けは容易ではないでしょう。

    最下位

    最下位の大分にも0-2で完敗し、最下位に転落しました。

    最下位でも17位でも順位はどうでもよいのですが、同じJ2で戦う相手と比べ、戦い方、選手のプレーの質の差は不安を抱かせます。ボールは圧倒的に支配でき、シュート数もはるかに多いのに、点を奪えず、逆に失点していました。大分は少ないチャンスの中で、前目のサイドにすばやくボールを入れ、効果的にゴールを狙ってきました。ジェフはポゼッションサッカーを標榜しながら、中盤でボールを奪ってもミスから攻撃態勢にスムーズに移れず、FWのネットがボールに絡むのは適当に入れられたロングボールを競り合うときだけでした。ネットはボールが来なくて無理なプレーに走りがちでした。

    選手でまず目についたのはGKの差です。西川は目の覚めるようなファインプレーをしたわけではありませんが、しっかり堅実にプレーしていました。それに比べ岡本は不安定です。自信がないのか肝心なところで慌ててしまいます。簡単に得点を許す場面が多過ぎます。もうひとつは、前から言われているゴール決定力の差です。相手は難しい角度からもきちんと枠内にシュートを撃っていました。また、ジェフの中盤はワンタッチパスを狙うせいかミスが多く、大分の選手に比べボールのつなぎ方が粗雑に見えました。

    来期はどういうメンバーで戦うことになるか分かりませんが、トラップ、パスといった基本技術を含めプレーの質をもっともっと上げていかなければ、J2ですら苦戦は免れないでしょう。監督はFW、ボランチ、センターバックの補強を要望しているようですが、要は全て足りないということです。時間が掛かることを恐れず、じっくりと選手を鍛えることが必要でしょう。

    勝ち試合から学ぶこと

    降格が決まった後の消化試合、FC東京との対戦は2-1で勝ちました。今シーズンFC東京からはリーグ戦で2勝あげました。

    この試合は、失うものがなくなって精神的に楽になった面もありますが、どの選手が勝利に役立つかを明確にしてくれました。来シーズンの編成に当たってよく考えて欲しいと思います。江尻がいつも使うメンバーに代わって、DF斉藤、アレックス、MF米倉、FW新居の顔ぶれが先発しました。ボスナー、青木、下村、深井が外れました。この起用の裏にどういう事情があったかは分かりません。また前半早い時期に先発巻が負傷し、ネット・バイアーノが交代出場しました。ネッに代わってすぐに先制点が生まれました。アレックスの素晴らしいアシストでした。後半開始早々今度はネットがヘッドで決勝点を奪いました。ネットは点に絡んだ場面だけでなく、ポストプレーでも守備でも頑張っていました。前線でボールを少しコントロールできるだけでも、周りの動き方が大分代わってきました。江尻が何故この選手を使いたがらないのか、ほんとうに分かりません。アレックスもサイドバックとして運動量と攻撃力で大きな戦力となっていました。ベテラン斉藤も苦しい時は頼りになる選手なので使うべきと思っていましたが、やっと使われました。結果はボスナーより安定した守備をもたらしました。

    来期のメンバーはどうなるか、選手の方の事情もあるでしょうし、予算との兼ね合いもあるでしょうが、外国人も含め、クラブとして何としても引止めをはかるべき選手を間違わないようにして欲しいところです。過去にとらわれず、また営業政策を優先することなく、チーム強化に真に必要な選手を揃えなければ、1年でJ1どころか、失礼ながら現在の横浜FCのようなチームになってしまうかもしれません。

    NXCAM

    NXCAMの情報があちこちに出始めました。ソースは国際放送機器展でのメーカーの説明です。

    まず分かったことは、この展示会に出品されているカメラは、HDVカメラZ5JをベースとしたAVCHDカメラで、記憶装置部分を除くと、Z5Jそのもののようです。Z5Jは総重量2.6kgで展示カメラはそれよりやや軽い程度です。値段もZ5J並みということです。私が気になるLANC端子はなく、リモート端子に置き換わりました。しかし、呼び名が変わっただけで従来のLANC端子用のコントローラーは使えると伝えられます。この点は安心です。もちろん可動式ビューファインダーも付いています。記録レートは最高24Mbpsで申し分ありません。電池はFX7と同じL系で、今使っているものが使用できます。以上、機能はほぼ希望を満たしていますが、私は軽量、小型機を求めていますので、この展示品は売り出されても対象外となります。

    もう一つはあまりはっきりしないのですが、取材者のコメントから、小型機A1Jの後継機にあたるモデルも売り出されそうとのニュアンスが感じられます。ただしその時期ははっきりしません。こちらが展示品並みの基本機能を備えているなら、本命になりそうです。パナソニックのAG-HMC45と比べどの程度小型化されるでしょうか。

    やっとソニーも

    ソニーがAVCHDフォーマットの業務用ビデオカメラを発売すると発表されました。シリーズ名はNXCAMで、撮影素子は1/3型の「Exmor」3CMOSセンサー、記録媒体はメモリースティック PRO デュオです。光学20倍の35mm換算29.5mm~590mmズームレンズ付のカメラが今日から開催されている国際放送機器展で展示されています。

    NXCAMシリーズは来年初頭に発売されるようですが、展示品以外にどんな製品が出てくるかは不明です。私は小型のHDVカメラA1Jに相当するAVCHDカメラが出てくることを期待しています。業務用のAVCHDカメラはパナソニックだけが発売し、ソニー、キヤノンは出遅れていました。民生用では主流になっているのにやっと追いついた感じです。あまりにソニー、キヤノンの対応が遅いので、パナソニックの小型カメラAG-HMC45を購入しようとした矢先でしたが、ソニーが小型を出す可能性もあるので、しばらく待つことにします。ソニーが期待を裏切らないことを祈ります。性能についてはAG-HMC45に不満はないのですが、この性能にしてはボディが大きく、もっとコンパクトなものを希望しています。もしこの大きさなら、ズーム比は今日発表されたもののように20倍は欲しいところです。どんな製品が出てくるのか、また、キヤノンも追従するのか、Jリーグが開幕し、カワセミの活動が本格化する3月頃まで様子を見守りたいと思います。

    大分の危機、Jリーグの危機

    Jリーグは、公式試合安定開催基金から大分に計6億円融資することを決めた、と報じられています。大分の財務状態は累損11億円、債務超過5.6億円と伝えられ、どの程度の売上・利益規模の企業か知りませんが、普通の企業なら存続できないほどの危機的状況です。こうした状況を招いた原因は、身の程を考えず、勝敗の結果だけを追い求め監督や選手の補強にカネをつぎ込んだ経営姿勢にあり、自業自得です。本来なら市場から退場してもらわねばなりませんが、サッカーは相手があって成り立つ商売なので、今回の融資は、みんなで助けようとして行われるものです。

    華やかなJリーグの試合の裏で、経営危機にあるJのクラブは大分だけではないようです。というより、ごく一部を除きほとんどのクラブが経済的に自立できていません。Jリーグ以下のカテゴリーでは言うまでもありません。はっきり言って、今のビジネスモデルではJリーグは企業として成り立たっていないのが現実です。Jリーグの理念として野球のように特定の企業に依存せず、地域密着で経営を行うとしていますが、理念倒れとなっています。サッカーの試合の特質として毎日興業するわけにいかず、1試合の入場者数も限られます。入場料収入だけではクラブを維持できません。不足分をTV放映料収入、関連グッズの売上、広告料収入(親会社やその影響力でむりやり取り込んだ広告を除く)でカバーできれば、理念は達成できるのでしょうが、現実はそこまでいっていません。結局、Jリーグが嫌った親会社企業の支援に依存しています。支援しようという企業のサイドに立てば、広告宣伝効果の薄い中で、地域貢献・スポーツ振興といった高邁な意識がない限り、おいそれとカネをつぎ込むことは株主の厳しい目もあり難しい状況です。

    問題は、夢を追いかけ続けていて、日本でサッカーリーグが存続しうるかということです。企業のカネがなければ選手に高い報酬を払うこともできません。野球との差は開くばかりです。小さい子供たちはサッカー選手になりたいと思っていても親にすれば、こんな安月給で将来に不安のある職業につかせようとする訳がありません。せっかく起こった若者のサッカー志向の流れもこのままではしぼんでいくのは避けられないでしょう。現実を踏まえ(地域密着と言いながら、地域住民の出資ではなく有力企業を親会社とすることなど)、企業が喜んで支援するシステムへの変更が必要でしょう。スポンサーの業種制限の撤廃、クラブ名に企業名を付けることの解禁など勇断をもって実施すべきではないでしょうか。それとも、自分の応援するチームなら喜んでカネをつぎ込んでくれるサポーターがいくらでも増え続けると、Jリーグのお偉方は考えているのでしょうか。

    何の展望も開けない

    天皇杯4回戦、FC岐阜との試合は0-1の完封負け、情けない結果でした。内容も完敗で、ジェフはまさにJ2未満であることを曝け出しました。

    負けたことを別にしても、試合内容、戦術、技術、体力、監督采配などチームのあらゆる点がこれまで負け続けてきた状態と何ら変わりなく、これから向かう方向が全く見えない試合でした。今後を展望し、チームを変える立場にあるのは、まず監督です。江尻の現実を見極める力、それを変えていく力が問われています。言葉ではなく、過程と結果で示して欲しいところです。また、実質的なGMの神戸さんはどういう考え方なのでしょうか。知りたいところではあります。

    今日の試合終了後、目の前を通り過ぎた審判団にジェフのファンからはしたない罵声が飛んでいました。審判にも問題はあったとは思いますが、全く決定的チャンスを作れなかった不甲斐ないチームの敗戦を審判のせいにするのは見苦しい姿でしかありませんでした。

    かさばって重い

    ヨドバシカメラにジンバル雲台を受け取りに行きました。

    現物を見た感想はなにしろでかい!近くの公園はともかく、動物園にどうやって運ぶかが問題です。リュックサックに入れてみたら、何とか納まりましたが、カメラやフィールドスコープ、マウントシステムなどと絡み合って出し入れに難渋します。加えて、カメラがもう少し大きくなる見込みなので、どうやらリュックサックを大きなものと取り替えないといけないようです。

    肝心の性能の方はほぼ満足いくものです。マウントシステムにセットしたフィールドスコープとカメラ、大型のビデオカメラ単体、いずれも狙ったところでピタリと止ります。カワセミだけでなく、上空高く飛ぶ野鳥も捕らえられそうです。はやくハチクマを撮影する機会を持ちたいものです。

    ジンバル雲台

    カワセミやハチクマなど野鳥をビデオ撮影するために雲台を買うことにしました。ジンバル雲台という種類の雲台で中国メーカーBENROの製品です。本当なら米国のウィンバリーのものか国産品を買いたかったのですが、値段が高く諦めました。

    ジンバル雲台には2つのタイプがあり、カメラをぶら下げて取り付けるもの、横からねじで留めるものです。いずれもカメラの重心と縦横の回転軸を一致させてあり、カメラをどういう方向にも自由に軽く動かせ、どこに向けても安定して止まります。普通のビデオ雲台ですと、カメラを上や下に向けると、カメラが止まらず動き続けてしまいます。その都度ねじ留めしなければなりません。ジンバル雲台があれば、超望遠でも被写体にカメラを合わせやすくなり、ハチクマのように飛んでいる鳥も追いかけやすくなります。重いのが唯一の難点です。

    買ったのは写真左のぶら下げるタイプです。フィールドスコープはどちらでも取り付けられますが、ビデオカメラ単体ではこちらしか使えません。土曜日には手に入る見込みです。

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    切り替えて明るいニュース

    日刊スポーツによると、成立学園高のFW戸島章君と山梨・日本航空高のGK佐藤慎之介君の二人が来期ジェフに入団するとのことです。二人ともU-18日本代表候補だそうですから、期待が持てます。戸島君は身長188cmと長身で、小柄な選手が多いジェフにとっては貴重な存在になりそうです。GKはジェフの弱点ですから、佐藤君には早く先輩を追い抜いて欲しいと思います。

    年末年始の全国高校サッカー選手権の予選が各地で行われており、長崎の国見などが名乗りを上げています。成立は東京A地区で帝京と決勝を争うことになっていますし、日本航空は山梨県予選で準決勝に勝ち残っています。うまくすれば、両校とも晴れの舞台で見ることができるわけです。当然、今年は両校の応援に駆けつけます。

    J2降格確定

    等々力競技場で来期のJ2降格を見届けてきました。2-3の逆転負けでした。

    ジェフ、古河は45年間守り続けてきたトップリーグの地位を失いました。私が最初に国立競技場で古河を応援したのは昭和41年だったと記憶しています。トップリーグにいたほぼ全期間を見守りとおしてきた計算になります。もっとも大半の会社員現役期間中はスタンドに足を運ぶことはほとんどありませんでしたが。

    チームからは「1シーズンでJ1に復帰する」ことをクラブの目標とするとのコメントが出されました。建前としてはこう言わざるをえないでしょうが、本当に必要なことは、長期的視点からどういうチームをどうやって作り上げていくかというコンセプトを明確にすることだと思います。J1で常に優勝を争えるようなチームにすることが最終目標のはずです。J2で目先の好成績を挙げることではありません。OBの川渕が珍しく良いことを言っています。チームの目標はJ1に居続けることではなく、J1で優勝することだ、と。

    昨日の試合は、勝つしかない試合だったので、最後に、攻め続けてカウンターで決勝点を入れられたのは仕方ないでしょう。問題は中盤や前線での競り合いに負けボールを失って、得点のチャンスの芽をつぶし、また、失点の原因を作ってしまったことでしょう。今シーズン見慣れた光景です。根本は体の小さな選手や技術レベルの低い選手への依存度が高過ぎたことにあります。来期以降のチーム作りにあたって考えなければならない点だと思います。

    試合前、川崎の選手・スタッフと思われるメンバーが背広を着て頭を下げて回っていました。深く反省し、失った信頼を取り戻すとの挨拶も聞こえました。しかし、得点した外国人選手は試合後のインタビューで何度も、出場停止となった森のために頑張ったと言っていました。森は気の毒な何かの被害者だったのでしょうか。

    さもありなん

    ナビスコ杯決勝戦で負けた川崎の選手が表彰式で、首にかけてもらったメダルをすぐ外したり、来賓との握手を拒否したり、壁に寄りかかっていたり、ガムを噛んでいたり等々、態度が悪かったということで、協会やJリーグトップの顰蹙をかったと、報じられています。

    この試合はTVで見なかったし、表彰式の様子も知りませんが、この報道があった時、川崎の選手なら負ければ起こりうることと感じました。このチームの監督は鹿島出身者で、マリーシアとか称して勝つためなら何でもやるというブラジル流の考え方の持ち主と聞いています。かつてジェフと対戦したあとのコメントを聞いて、相手への思いやりに欠ける人だなあとの感想を抱いたことがあります。この程度の相手なら負けるはずはないとの思い上がりがこうした行動に表れたと言われても仕方ないでしょう。サッカーができるのは、ファンやスポンサー、また相手チームがあってこそということを忘れてはなりません。

    今回の事件を受けて、川崎は、準優勝の賞金を返上し、特に態度の悪かった森を1試合以上出場停止にすると、Jリーグに申し出たそうです。賞金の返上など筋違いです。もっと他にやることがありそうな気がします。おたおたと、お偉方の意向に従って早く事を治めようとする姿勢は、返って見苦しいと感じます。チームの首脳陣は真の意味で反省しているのでしょうか。問題ばかり起こし、すぐけんか腰になるような選手をいつまで使い続けるのでしょうか。

    天皇杯4回戦へ

    カワセミでばたばたしている間に、大分で天皇杯3回戦が行われ、トリニータに3-2で勝ち、4回戦に進みました。

    この試合は観戦に出掛けませんでした。何度も書いているようにこのスタジアムは嫌いだからです。嫌いであってもここでは負けたことがないのですから、縁起は良いスタジアムです。TVでも放映がなく、中身は分かりませんが、私の個人的イチオシの米倉が2点獲り、金崎の2ゴールで迫ってきた大分を突き放しました。育成のためにももっと使わなければならない選手と思っていますが、江尻は結果を出していても使わず、先の見込みのない選手ばかり使いたがります。この試合の結果を見て少しは考え方を変えてくれるとよいのですが。

    次の4回戦は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場kumagaya Sports & Culture Park Athlentics Stadiumとかでやるようです。Jリーグのスタジアムガイドを見ると、JR熊谷駅から徒歩50分と書いてあります。バスもあるようですが、本数が少ないのか徒歩50分が真っ先に書いてあるので、気が萎えてしまいます。最悪タクシーの利用を考えないと大変なことになります。来年からはJ2ですので、地方ではこんなことが当たり前かも知れず、Culture Parkでカルチャーショックを和らげておきましょう。
    FC岐阜に気持ちよく勝って、せめて天皇杯くらい良い思いをしたいものです。

    またやられた

    今日はカワセミが姿を見せてくれず、がっかりでしたが、もう一つがっかりさせられました。
    ビデオカメラの静止画撮影機能を使って、アオサギや紅葉した木々の写真を撮りフィールドスコープ使用時の画質をチェックしようと試みました。アオサギなどはかなり大きく、鮮鋭に撮れたように見えましたが、帰ってメモリースティックからパソコンに移そうとしたら、エラーになってしまいました。サムネイルだけは見られたのですが、本体は表示もコピーも移動もできませんでした。全部失敗です。

    この症状は、今年名古屋の東山動物園に行った時も現れました。その時も写真全部が取り込めませんでした。その後、メモリースティックをフォーマットしたら、正常に使えましたので、使い続けていたのですが、今回またも失敗してしまいました。カメラが悪いのか、メモリースティックが悪いのか、いずれにせよソニー製品に裏切られました。

    カワセミ撮影

    掲示板やビデオ集のページに掲載しているように、このところ狂ったようにカワセミのビデオ撮影に入れ込んでいます。

    そもそもは、仕事の上で以前ご指導を頂いたお取引先の方が定年退職を機会にカメラを始められ、数年のうちに素晴らしいカワセミの写真を撮られたのを拝見したのがきっかけです。この方は、カワセミの写真集を自費出版されたり、個展を開かれたり、大活躍されています。

    5月のゴールデンウィークに出掛けた千葉市動物公園の大池で、たまたま、カワセミの姿を見かけました。その時は小さな写真が数枚撮れただけでしたが、美しい姿をビデオに撮ってみようと思いつきました。写真では大先輩に追いつくことはできないので、やっている人の少ないビデオにしました。6月に最初のビデオ撮影をしましたが、1.5倍のテレコンバーターを付けただけでは力不足でした。道具立てが揃った9月の連休から、暇な天気の良い休日には動物園に通い始めました。2.2倍のテレコンとデジタルズーム1.5倍を加え、約2500mmでの撮影です。それでも倍率不足で望んだ大きさには撮れませんでした。ただ、幸いなことには、途中から雨が降った1日を除き、行くたびにカワセミが姿を現してくれました。また、ごく近所の公園の池にもカワセミが現れることが分かりました。

    そしてついにkowaのスポッティングスコープ(フィールドスコープ)を手にいれ、この土曜日に初めて使ってみました。6000mm以上の大望遠の結果は上々です。ただし、予定していたビデオカメラFX7には合わず、家庭用小型カメラHC3しか使えませんでした。オートフォーカスの反応が悪く、マニュアル撮影もほとんどできないので、画質は思ったほどではありませんでした。さらに、これだけの大望遠であることから、三脚や雲台の能力不足も露呈しました。ビデオカメラは以前からAVCHDのものに変える予定でしたが、三脚や雲台までは資金が回りません。何より今でも持ち運びすると腕が痛くなるほど重いのに、さらに重量を増やすようなことは老骨には無謀です。カワセミの撮影もカネとチカラの世界のようです。

    来期の応援構想

    J2ではどのような応援をするか、思案中です。ホームを全試合観戦するのは大前提として、アウェーの試合にどれ位出掛けるか、ビデオのゴールシーン集は作るのか、シーズンシートの座席をどうするか、などの検討事項があります。

    今年は、アウェー浦和戦を除き全試合を観戦する心積もりでしたが、ほぼその通りになりそうです。もともと来年からは、J1,J2に拘わりなく、経済的理由から地方遠征は厳選するつもりでした。J2に落ちたことで、首都圏での試合は横浜、調布、柏(見込み)に限られ、水戸、草津、栃木(、甲府?)など中途半端な場所のほかは遠方での試合が圧倒的に多くなります。観戦試合数はかなり減ることになり、その大半はスカパー観戦となるでしょう。スカパーをHDに変更する投資が必要です。

    あとの事はゆっくり考えます。

    来期の構想

    土曜日の試合でジェフは鹿島に完敗したのに対し、ライバル大宮は日曜日浦和に完勝し、事実上今期は終了しました。

    残りの試合のうち、天皇杯と降格が正式決定するリーグ川崎戦は、今までどおりのメンバーで戦うでしょうが、それ以外は来期を見据え、若手主体のメンバーに切り替えて欲しいと思っています。J2では、今まで溜まったチームの垢をすっきりと洗い流すことが必要です。ここ数年、チーム生え抜きの主力が次々と退団した結果、よそでも主力となりえなかった中途半端な選手を寄せ集め、穴埋めしてきました。来年からは一からチームを築き上げる良い機会です。1年でJ1に戻らなければならないものでもありません。

    チームの中心になるのは、生え抜きの若手選手であって欲しいと願っています。若手の中では、現状、米倉が傑出しています。高校時代から、サッカーセンスと運動能力には定評があります。攻撃ではこれを青木孝太、金沢あたりが支え、中盤の守備では益山が要とならなければいけないでしょう。センターラインは、FWはネットバイアーノ(残留するなら)、攻撃的MF米倉、守備的MF益山、DFは人材難ですが、福元(残留するなら。そうでなければ池田)で構成することになります。この回りをチームに残るベテラン、外国人で固める、というのはどうでしょうか。守備体制は4バックに拘る必要はないと思います。サイドバックに人材がいないなら、慣れている選手の多い3バックシステムで一向に構いません。何より、この戦い方ならば勝てるというシステム、戦術を確立し、迷いのないチームを作ることです。

    監督は江尻の続投となるでしょうが、勝てるチームを作れるかは未だに未知数です。チームの中で、最も成長進化しなければならないのは監督かもしれません。何となく、江尻はJ2でも旧態依然とした戦い方しかできないような予感がします。フロントもしっかりとした構想に基づき、思い切った選手の入れ替えを図って、監督が新しいチーム作りに向かわざるを得ないよう仕掛けることが必要です。

    今日も勝てず

    京都とのホームゲームは終了間際に追いつかれ、1-1の引き分けでした。

    試合を見ていて、ああやっぱり勝ちきれなかったか、と冷めた感想しか湧き上がりませんでした。この試合を勝とうが引き分けようが今シーズンの結末は変わりようがないというのが本音です。これだけミスの多いチームはJ1に相応しいとは言えません。高校生ですらしそうもないミスを連発していました。フリーで相手GKがいないゴールに向かって撃つシュートでさえ入りません。点取り屋として急遽補強したブラジル人はベンチに座りっぱなしです。4人いる外国人が揃って試合に出たことはなく、最大で2人という試合が大半です。使えない外国人なんか揃えて意味があるのでしょうか。いつの間にか生え抜きの選手が消え、寄せ集めばかりとなったチームを若手中心で作り直すよい機会ができました。数年先を見据えてじっくり取り組むにはJ2も悪くない場所かもしれません。

    やっと追いついた

    前回9月22日に書込みして以来、MovableTypeへの移行に伴い、ウェブログの移設を行ってきました。今日やっと終わりました。写真の貼り付けはまだこれからです。全部で759件のはずですが、1件足りません。探しようがないし、たとえ見つけても今から追記すると順番が狂うので、このままにしておきます。

    HPの再構築にあたってあと手をつけなければならないのは、愛犬自慢の全記事と写真集の一部を新しいデザインに統一することです。内容は変わらないので、遅れてもそれほど支障なく、時間をかけて行います。かなりエネルギーが掛かりましたが、今回の作業でMovableTypeを少し理解することができました。今なら、アイデアさえあれば、もうちょっとましなカスタマイズができたかもしれません。今後はデザイン変更が楽になりますので、今のに飽きたら、何か工夫してみます。

    書き込みを休んでいる約1か月間にいろんなことがありました。ジェフは連敗し、いよいよ降格の時が近づきました。日本代表はペテンみたいなマッチメークの試合に連勝しました。私は動物園にカワセミを撮りに通い続け、今日は自宅近くの公園でカワセミを見つけました。安上がりの老後の趣味がもう一つできた感じです。撮影方法を研究中です。また、パソコンの世界ではWindows7の発売が間近に迫り、我が家でもパソコンが壊れかけています。代替を検討中ですが、ビデオ編集用とするので、Windows7×64bit、Core-i7、Blu-rayの組み合わせとなりそうです。

    2009/09/22 10試合勝ちなし

    アウェー、ヴィッセル神戸戦は終了間際に追いついて、2-2の引き分けでした。

    神戸に何度も得点機を作られ、引き分けたのは幸いでした。同点にした時間帯のように、積極的に攻めないと点は獲れません。いつものことながら、最初から思い切って行って欲しいものです。この試合で評価しうるのは、GKに岡本を使いましたが、うまくプレーしていたこと、終盤、坂本が交代し4バックから3バックになってから守備が落ち着き、攻撃が活性化したことです。顔ぶれから見ても今のジェフでは4バックには無理があると、思っていました。今後、江尻はどうするのか注目です。

    連休中なのに、新幹線の日帰りでした。往きは少し早めに出て、南京街で昼飯にしました。大変な混みようで、行列の店が多く、初めての店にしましたが、この店でも客足が途切れることはありませんでした。帰りは駅弁、売店では売り切ればかりで、やっと「カレーすき焼き」にありつけました。

    2009/09/19 MovableTypeで超忙しい

    このところ、未済のビデオ編集もほっぽらかして、ブログツールの勉強に励んでいます。HPトップにそっとリンクを貼ってありますので、MovableTypeに関心がおありの方はどうぞ。全くこの方面に素養のないまま、年寄りが無謀なことをやっているのをお笑いください。

    2009/09/19 SM更迭

    昼田シニアマネジャーが更迭され、神戸さんが後任となると、伝えられます。

    昼田さんには荷の重い仕事だったのでしょう。成績の不振、監督選びの失敗と相次ぐ交代、外国人選手選考の失敗、獲得選手の相次ぐ退団・移籍など不手際が目立ちました。これらの失敗による金銭的な損失もかなりなものになっています。諸々の責任を問われた形です。

    多くのサポーターからは、昼田さんは口先でうまく丸め込むタイプと見られていたようです。確かに、語呂合わせ的な表現が好きな方で、それが実績に繋がれば、信頼のもととなったのでしょうが、裏目に出たため、不信の原因となっていました。

    クラブは、シーズンも押し詰まったこの時期に思い切ったことをしたものです。ミラー監督更迭もそうでしたが、残留のため効果のありそうなことは何でもやってみると考えているのでしょうか。あるいは、J2落ちも覚悟のうえで、今後の再建のための施策を今からうっているのでしょうか。矢継ぎ早の大胆な動きからは、新練習場の完成を控え、社長、経営陣の並々ならぬ決意が伝わってくるかのようです。大株主からの圧力があるのかもしれません。

    後任の神戸さんは、ジェフでコーチをやった後、東南アジアのサッカー後進国で代表チームの監督をいくつか勤められました。この種の監督派遣は概ね日本サッカー協会の推薦で行われますが、サッカーの見識だけでなく人柄も穏やかで立派な方なので、いくつも声が掛かったのだと思います。
    GM業は初めてかも知れませんが、ジェフが以前のように自前の選手を育てながら、強くなっていったコーチ時代のような勢いを、是非、取り戻して欲しいものです。コーチとしては、2000年、ザムフィールさんからベルデニック監督に引き継ぐつなぎとして指揮され、等々力での川崎戦に勝利した試合をよく覚えています。この勝ちでジェフはJ1残留を果たし、川崎はこの年J2に降格しました。

    2009/09/15 マルハン撤退

    大分のメインスポンサー、パチンコ屋のマルハンが今季限りでスポンサーをやめると、発表されました。

    Jの規制でパチンコ屋はユニフォームに名前を入れられません。マルハンは練習着の胸にマークを入れてきました。これだけでは年間3億円の効果は望めず、撤退を決めたのでしょう。これまで名前は出せなくても支援すると言っておきながら撤退するのは、大分のJ2降格見通し、自社の損益状態など他の隠れた理由があるのかもしれません。

    大分にとっては経営の根幹にかかわる痛手です。地元に有力企業がなく、もともと資金集めに苦労していたチームですから、現在の予算規模での経営が難しくなるのは必至です。J2降格となればなおさら、チームの存続自体が危ぶまれる状況も懸念されます。鳥栖といい、V・ファーレン長崎といい、九州では、サッカーチームの運営が難しい。

    2009/09/14 上野鈴本演芸場

    上野の天ぷら屋で昼を終えて帰る途中、鈴本の前を通りかかったら、ちょうど昼の部の開演直前でした。看板の出演者に「すず風にゃん子、金魚」とあり、それに釣られて、生まれて初めて下町の寄席に入ってしまいました。

    国立演芸場には何度か足を運び、そこで一度見た「にゃん子と金魚」に強烈な印象を受けました。何しろ相当なお年のはず(年齢非公開)なのに、元気一杯、舞台を飛び跳ねます。ことに金魚さんは、ちびで色黒、ゴリラの真似を得意技とするなど、女らしさをかなぐり捨てて頑張っています。その金魚さんの芸をまた見ることができるとあっては、寄席の入り口でとどまる訳にいきません。他の落語家の時は居眠りしながら聞いていましたが、にゃん子金魚になったら、眠気など吹っ飛んでしまいました。期待通りの舞台でした。

    そのほか、トリの三遊亭伯楽の「火炎太鼓」などの落語、漫才、手品、津軽三味線などたっぷり4時間楽しんで(居眠りもしながら)2,800円は得した気分です。

    2009/09/14 覚悟はできた

    新潟とのホーム戦は0-1の負けでした。

    残り9試合になった段階で17位、下位にいた柏、大分は監督交代が当たって勝ち星をあげています。ジェフは9試合勝ちなし、新監督になっても結果は出ていません。奇跡の残留を遂げた昨年以上に先が見えない霧の中でもがいています。ネットバイアーノの加入が霧を一気に晴らしてくれることを願っていましたが、まだ本領を発揮していません。今の段階でこのようなチーム状況では、J2への途のカウントダウンが始まったと覚悟せざるをえないでしょう。

    あとは、監督が選手の状況を見極め、適切な選手起用と采配を行うこと、選手が監督の求めることにしっかり応えること、これに全力で取り組むしかありません。サポーターはチームが勝てなくてもスタジアムに足を運び、声を枯らして応援しています。それに応えることこそが、プロとしての使命です。
    V・ファーレン長崎はJリーグへの入会予備審査を受けていましたが、通らず、来季のJ2昇格を断念せざるをえなくなりました。

    ネックは、前にここで書いたようにJリーグ規格の競技場を確保できなかったことです。諫早の県立総合運動公園陸上競技場は、長崎国体へ向けた改修工事のため、10年7月~13年3月まで使用不能です。この代替競技場を確保できなかったことが今回落選の主因です。このままでは13年シーズンに間に合うかどうかということで、選手のモチベーションを維持するのが大変でしょう。

    また、資本金や広告収入の不足も指摘されています。県、市、地元財界、市民の支援がまだまだ不十分な結果です。長崎には資金的に余裕のある有力企業がなく、地域経済も厳しい状況にあります。今回の資格審査の失敗により、V・ファーレン長崎は、事実上、存続の危機にさらされることになりました。

    2009/09/10 4点に惑わされそう

    ガーナ戦は乱打戦となり、4-3で勝ちました。

    決定力不足といわれた攻撃陣が4点も獲りました。快挙と言いたいところですが、サッカーは相手次第なので、手放しでは喜べません。ガーナはヨーロッパや南米ほどの強国ではありませんし、この試合に臨む本気度も分かりません。また、2点リードされ、やけくそで攻めた結果であって、決定力がそんなに急につくはずもありません。

    問題は守備です。モチベーションが低いと思われるガーナに3点も許してしまいました。攻撃的にいって守備が手薄になったという面もありますが、1対1の弱さをこの試合でも露呈しました。数的優位を作る動きも緩慢で、前に行ったDFがちんたら戻ってくるようでは失点が多くなるわけです。この試合も中沢と田中ツがCFに入りました。今回若手のDFを選ばず、せっかく連れていった岩政も全く使いませんでした。層が薄い上に経験を積ませず、守備を強化しようという姿勢が岡田には見られません。中沢、田中ツのコンビは現状ベストかもしれませんが、怪我も多くピークを過ぎたことは否めません。世界的レベルからみたら、ただでさえ弱体なDF陣をどうやって補強するつもりなのでしょうか。

    2009/09/07 真の敗因は

    日本代表とオランダとの試合は、例によって、ところどころTVで観戦しました。後半途中までは見た目は互角以上に戦い、最後は失速して3失点し完敗の試合でした。

    試合後の監督のコメントは、疲れなどから前線からのプレスが効かなくなったのでやられた、これを90分間やり切るしか道はない、との趣旨だったように受け取っています。マスコミもほぼ同様の意見だったようで、本田が交代出場し守備をしないことがそれに輪をかけたと伝えています。もっとも、これは中村のコメントの受け売りかもしれません。評論家の中には、90分間プレスを掛け続けるなど、カミカゼ突撃ができるわけはないと論評している人もいます。

    私ははっきり言って、個の力の差が大き過ぎて、とても当面改善の余地はなく、W杯で強豪国に勝つなど夢のまた夢だと思いました。プレスが掛け続けられるか否かの問題以前の話です。プレスを続けられればある程度有効かもしれませんが、それで勝てるかというと、よほどの幸運に恵まれないといけないでしょう。日本代表のゴール付近でのプレーに得点の臭いを感じません。点が獲れなければ勝てないのは自明のことです。そこへ行くと、オランダの点の獲り方は衝撃的でした。ゴール前の密集の中でもゴールに向かって強い、正確なボールを蹴ることができます。マークが付いていても日本の代表DF程度なら簡単に交わしてゴールしました。守備でも、DF陣は日本攻撃陣に危うい場面などほとんど作らせませんでした。多分、中村のFKが得点に最も近かったプレーでしょう。流れの中では皆無です。

    決定力も守備力も、要はゴール付近における個人能力の質の差は歴然としています。この差は有能な監督のもと、超長期に渡って計画的にチーム作り(個の力をあげるか、差を補う方策を養うか)をしないと埋めきれないと感じさせました。自国の戦力を的確に評価できず、目先のW杯でベスト4を目指すなどという世迷言を言うような指導者は今回限りとして欲しいものです。