2009/04/28 ビデオカメラの条件

スタジアムでサッカーのビデオを撮るためのカメラを探しています。現在は、ソニーのFX7とHC3を使っています。いずれも最近のハイビジョンカメラの進化に取り残されたHDV仕様であり、FX7は画質・機能面では不満はないものの、老骨にはやや重くなってきたこと、一方、小型のHC3は画質とほぼフルオートの操作に不満があります。

そこで、私なりの条件を考えてみました。現行のアマチュア向け小型高級機がベースとなります。例えば、キヤノンのiVIS HF S10、パナソニックのHDC-TM300、ソニーのHDR-XR520Vなどです。いずれも、記憶媒体はテープではなく、メモリ(かHDD併用)で、この1、2年でハイビジョン記録方式の主流となったAVCHDカメラです。大きさ、重さには不満はなく、画質などもこの程度なら十分です。その上で私が求めるのはやや特殊な機能です。

1.ファインダーを備えていること
2.LANC端子(リモートコントロール用)を備えていること
3.ビットレートがAVCHDの上限24Mbpsであること
4.記憶フォーマットは1080/60iと720/60pであること
5.電池、メモリが2時間以上継続使用できること
6.安価なSDHCカード(またはメモリースティック)が使えること

などです。それほど難しい条件ではありませんが、先にあげたアマチュア用はいずれも全条件には適合していません。2年くらい前でしたらどんなカメラにも付いていたファインダーやLANC端子を備えるものが少なくなりました。この2つはサッカーを撮るには欠かせません。
業務用ならばこの条件を揃えたAVCHDカメラは存在します。しかし、FX7並に大きくて重く(そして高価)、使いこなせません。

諦めかけていたら、つい最近ラスベガスで開催された国際放送機器展で、panasonicが業務用の小型AVCHDカメラを発表しました。総重量1kg未満のAG-HMC40です。HPでの発表によれば、日本国内でも8月にAG-HMC45という名称で発売するそうです。朗報です。求めている希望をほぼ満たしてくれます(欲を言えば、ズーム倍率が12倍しかなく20倍が理想的、現時点では夢でしょうが1080/60pで撮れれば言う事なし)。しかし、肝心の価格が不明ですし、ライバルのソニーなどが黙っているわけもないので、各社の製品が出揃うのを待って、検討しようと思っています。