2010年のブログ記事

高校選手権初日

フクアリで初めて高校サッカーが行われたので行ってきました。千葉地区の開催スタジアムはこれまで臨海競技場だったので、随分便利で快適になりました。バックスタンドは日当たりもよく、ポカポカ陽気のもとでのんびり観戦しました。

試合は2試合とも白熱しました。帝京大可児対立正大淞南は、淞南が上下黄色のユニフォームで応援歌もジェフと同じものが多く採用され、よく走るサッカーだったので、親しみが湧き、応援しました。試合終了間際のゴールで勝ち越しました。松商学園対野洲は、当然、青木孝太の出身校野洲の応援です。野洲は立ち上がりから得点を奪われ続け、後半一時1-4と敗色濃厚でした。しかし、ここで2得点を挙げ、これはいける、と思った瞬間、出過ぎたGKの頭上を遥かに越える超ロングシュートでまたもや失点し、万事休すと思われました。奇跡はそこから起こりました。ロスタイム4分を含め5分くらいの間に2点奪い、終了の笛がなる直前に引き分けに持ち込みました。PK戦はともに5人のうち3人が失敗するという泥試合で、結局は野洲が大逆転勝利を収めました。選手、応援団は大喜びでしたが、こんな勝ち方では、これから大会を勝ち抜いていくのは大変でしょう。地味ながら淞南の方が可能性を感じさせます。マスコミでは全く話題に上らない学校ですが。




強化情報続々

名古屋DF竹内彬へ声を掛けているとの先日の報道に続き、今日の日刊は、元ノルウェー代表FWのオーロイとの仮契約が間近かだと伝えています。オーロイは身長204cmの長身で、恐らく世界一背の高いフィールドプレーヤーとのこと、見ものです。また、別の情報によれば、徳島のFW津田の獲得に動いたが、失敗したらしいということです。

これらの動きの背景には新監督ドワイトの意向があるのかもしれません。竹内、津田はドワイトが名古屋時代に指導経験のある選手と伝えられます。オーロイとの接点は明確ではありませんが、前任監督のパスをつなぐサッカー(とは云いながら、点を獲るのは放り込みに頼りきりでしたが)とは異なるスタイルを目指しているとのシグナルかもしれません。これだけの長身ならば、ヘッディングでの競り合いに負けることはないでしょう。クロスの質次第では得点力は倍加しそうです。今後の情報が楽しみです。

障害多々

キヤノンの新業務用ビデオカメラXF100は1ヵ月後に発売されます。サッカー撮影用として、その性能に大いに期待していたのですが、どうやら無理のような気がしてきました。最大のネックは編集ソフトです。新しいカメラはMXFという形式で映像を記録するようです(この辺は難しくて良く理解できていません。仕様書によると、映像圧縮方法MPEG-2 Long GOP、ファイルフォーマットMXFということです)が、この形式は、今使っているEDIUSneoという編集ソフトでは扱えないそうです。同じメーカーの20万円位する放送局用のソフトを買えば、編集できますが、そんなカネはありません。Adobeのプレミアに代えれば、もうちょっと安上がりですが、今更慣れないソフトを使うのは億劫です。ほかにも不満な点がありますので、購入は見送りとします。サッカー用カメラは、動きに強い60pがBDに書き込めるようになるのを待つことにしましょう。

ごく最近、ビクターから40倍ズームで望遠端1656mmの小型ビデオカメラGZ-HM690が発表になりました。これならテレコンバージョンレンズを付ければ3600mm以上の超望遠となり、フィールドスコープなしでカワセミを大写しできます。軽量で、三脚・雲台も小型化でき、レンズは暗くならず、ピントがオートで、ズーム幅も大きいので、極めて好都合です。しかしながら、欠点がありました。肝腎のテレコンを取り付けるフィルターネジが切ってありませんでした。ビクターの前モデルにはこのネジがあったのに、残念です。デジタルズームという手もありますが、画質劣化を覚悟しなければならないでしょう。重い道具を担いで公園通いを続けます。

良い補強

今朝の日刊スポーツで、横浜FCのGK大久保択生を獲得したと報じられています。
 
ずっと以前からジェフの弱点はGKだと思っていました。GK出身だったジェフの社長にそう言ったこともあります。現在の櫛野、岡本も肝腎なところで大きなミスが出るので、安心して見ていられません。外国人GKの補強があっても良いとすら思っています。今回、FCの大久保に声を掛けたことは良い判断だったと思います。大久保は、まだ若く21歳、帝京高校時代にはU-18日本代表に選ばれたこともあり、ジェフも卒業時に獲得を目指したようですが、失敗に終わりました。190cmと長身で潜在能力は高く、次のオリンピック代表も夢ではないとみられる選手です。FCでは監督が古巣から連れてきたGKにポジションを奪われ、出場機会を求めて移籍を希望したとのことです。ジェフで順調に育ち、すぐにもレギュラーの地位を獲得できるよう期待しています。

新監督インタビュー記事

スポーツナビにローデヴェーヘス監督の記事が掲載されました。あまり目に付かない記事だと思いますので、問題があるかもしれませんが、全文を転載します。

「フクダ電子アリーナ開場以来、真のサッカークラブとして輝きをまとったと評判の高いジェフ千葉。チームは昨季、古河電工時代も含め初の2部落ちを経験したが、それでもスタジアムの雰囲気は素晴らしかったという。来季はローデヴェーヘス監督体制のもと、J1昇格を目指す。指揮官のショートインタビューがオランダの全国紙『アルヘメーン・ダッハブラット』に載った。そこでローデヴェーヘスは、「ジェフは日本のビッグクラブではないが、本当の庶民のクラブ。ちょっと"日本のスパルタ"だ」と語っている。

 ローデヴェーヘスはカナダ生まれのオランダ人で、今季はカナダのFCエドモントンで監督を務めていた。「なぜ日本へ?」という問いに対し、ローデヴェーヘスは「わたしはセフ・フェルホーセンとともにUAEのアル・ジャジーラで働いた後、日本の名古屋へ行った。両国はとても対極的で、日本はとても組織された国で、人々はお互いをリスペクトし合っている。食習慣もとても素晴らしかった。素晴らしいのは、ジェフのスタジアムが今でもいっぱい入っていることだ。ジェフは1年前、J2に降格した。J1復帰が目標だったが、それは失敗に終わった。わたしに与えられた仕事は、来季J2で3位以内に入って、J1昇格を果たすこと」と答えている。

 気になるオランダ人補強に関しては、今後の編成次第で今は何も決まっていないという。フローニンゲン、NECとオランダでは結果が出なかったローデヴェーヘスだが、周囲の関係者は「彼は素晴らしい指導者だ」と口をそろえる。ジェフでのさい配に期待したい」

有終の美飾れず

先週の土曜日、リーグ最終戦が行われ、徳島と1-1のドローに終わりました。

徳島に先制され、アディショナルタイムに辛うじて同点にするという、今シーズンのジェフを象徴するような際どい試合でした。期待の若手米倉が活躍したのが唯一の取柄でした。結局、今シーズンは点は獲れないうえに、失点は簡単にしてしまうという悪い形の試合ばかりだったように思います。勝った試合でも安心して見ていられたのは数試合に過ぎません。あれだけの戦力を備えながら、力を発揮できない悔いの残るシーズンでした。

昨日、新監督内定の発表がありました。新聞で伝えられたオランダ人ドワイト・ローデヴェーヘスです。どんなサッカーをする方が知りませんが、Jリーグ指導の経験もあるだけに、日本人の特性を理解したうえで、若手を鍛え、最先端の戦術を教え込んでくれるものと期待しています。

終戦

J1昇格を目指した今シーズンの戦いは、アウェー草津戦で完封負けし、終了しました。

また来年新監督の下でJ1復帰を目指します。今シーズン最も失望したのは、1年間経ってもチームの成長を全く感じることができず、逆に段々弱くなっていったように思えたことです。毎日毎日練習をしながら、それが無駄になったか、もっと悪く、害になったかのようです。指導者に恵まれないというのはこんなことなのでしょうか。試合に勝てなくても何かひとつでも進歩が感じられれば、サポーターは落ち込むことはありません。若手が育っているとの実感があれば、未来に向かって希望が持てます。しかし、今年はそんな期待が裏切られ続けた1年でした。最後の最後までアウェーでは酷い試合しかできませんでした。

次の監督には、目先の勝ち負けだけではなく、サポーターに真の喜びをもたらすような指導を期待したいと思います。

江尻解任か

今日のスポニチに江尻が今期限りで退任するとの記事が出ています。後任のオランダ人の名前も上がっていますので、かなり信憑性の高い記事と思われます。

現在、リーグ戦4位、3位福岡に勝ち点差5離されています。残り4試合しかなく、かなり昇格は難しいところに来てしまいました。肝腎な勝負どころで3連敗しては、4位争いの東京Vには勝ってもその上にはなかなかいけないでしょう。今シーズンの昇格はないものと諦めています。たとえ福岡がこけてタナボタで昇格できたとしても、現在の戦いぶりを続けていてはすぐ降格するのは目に見えており、根底からチームを作り直す必要があります。そうしたタイミングで監督交代が明らかにされました。遅すぎた交代といえますが、交代の決断は歓迎するところです。ただ、今シーズン当初のチーム作りは、コテ先の強化だけで、将来の展望が開けない、J1昇格に拘りすぎた性格のものでした。社長は口では「二兎を追う」と言っていましたが、結局何も得ないで終わってしまいそうです。加えて、昇格が危うくなってもシーズン途中のテコ入れは何もありませんでした。今シーズンの不振は、監督だけではなく、フロントにも責任があります。深く反省して欲しいものです。

新監督はオランダ人のドワイト・ローデヴェーヘスと伝えられます。どんな方か知りませんが、ジェフ初の外国人監督フェルシュライエン以来のオランダ人指導者に期待したいと思います。私としては、チームの若返りと守備体制の確立を願っています。

(追記)
クラブのオフィシャルサイトでも退任が発表になりました。それによると、「契約満了に伴い」とありますので、解任ではないようです。巷では、任期はあと1年あると云われていたのですが・・・。

キヤノンの新業務用カメラ

キヤノンの業務用メモリーカード(MPEG-2記録)カメラXF300の下位モデルXF100が発表になりました。

今使用中のキヤノンHFS21(AVCHD記録)はファインダーが見にくく、液晶画面をフード付きルーペで覗いている状況です。サッカー撮影時には、無理な姿勢から腰に負担がかかっています。また撮影した画像の質にも問題があり、より良いカメラを探しているところです。現行のXF300は同社初の業務用メモリーカードカメラとして、発売時から興味を持っていましたが、いかんせん値段が70万円もし、重量も本体2.6kgと重く、はなから検討対象にはなりえませんでした。今回発表されたXF100は価格30万円、本体重量1kgと大幅に安く、小さく(パナソニックの業務用AG-HMC45と重量はほぼ同じ)なっていますので、検討対象の1つと考えています。

XF100は画質や操作性はプロ用として十分なレベルにあるとは思いますが、ファインダーが0.24型26万ドットとカタログ性能はアマ用並み、ズーム倍率10倍で望遠側焦点距離が300mmしかないことなどが不安材料です。ファインダーの実際の見え具合やデジタルズームの性能(もしついていれば)、テレコンバージョンレンズの装着感など試してみないと分からない面もありますので、発売後じっくり検討してみたいと思っています。サッカー専用にと考えていますが、このカメラの口径はHFS21と同じく58mmなので、もしかしたらフィールドスコープで使えるかもしれません。その場合、カワセミの動画の質が良くなることが期待できます。来年1月半ばを楽しみに待つことにしましょう。

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豆谷旅館6800万円

五島玉之浦の荒川温泉「豆谷旅館」は昨年5月に倒産し、土地、建物、温泉権が競売にかけられていたそうです。このほど五島市の社会福祉協議会が落札し、今後は福祉施設になるようです。

豆谷旅館は五島を代表する温泉旅館でした。次に五島大瀬崎(映画悪人のロケ地)にハチクマを見に行く時は、この旅館をベースにしようと決めていました。まさか経営に行き詰って倒産してしまったとは知りませんでした。ほかにも旅館がありますが、湯は豆谷旅館から引いています。使えなくなることはないとは思いますが、五島の名物旅館がなくなることは観光客誘致に痛手となることでしょう。残念です。

それにしても、わずか6800万円で手に入るなら、終の棲家にすることもできそうです。

何度目か

週末のリーグ戦は、福岡が堅実に勝ち点3を挙げたのに対し、ジェフは横浜FCに完封負けでした。福岡の連敗でせっかく1点差まで詰めていた勝ち点がまた4に開いてしまいました。加えて、チーム存続が決まり意気上がる東京ヴェルディが勝ち点差2に迫ってきました。

多くのサポーターが集まり、ニッパツスタジアムは黄色の乗っ取り状態だったにも拘わらず、やはりアウェーでは勝てませんでした。大事なアウェーの試合を失い続けています。原因はチームとして力がないからに決まっています。選手のレベルもカネも練習環境も横浜FCには負けていないのと思うのですが、何故かチームには勝つ力がありません。アウェーの試合のたびにこのチームに対する失望感が募ります。監督は「アウェーで勝てない原因をキャッチした」と明言していましたが、この試合を見ると、ほんとに解明できたかは疑問と言わざるをえません。監督と違ってクラブ首脳は勝てない原因を把握しているはずですが、こちらはカネ勘定しか頭にないのでしょう。今期の昇格もチーム強化も諦めざるをえないのでしょうか。まだリーグ戦は残っているのに、無力感が漂い始めています。

3連勝

ホーム水戸戦に1-0で辛勝し、今シーズン2度目の3連勝です。

3位の福岡も勝ちましたので、負けるわけにはいかない試合でした。前半はその気持ちが伝わる内容で、試合の主導権を握っていました。しかし、後半に入ると、前半のプレスの疲れからか、水戸にたびたびチャンスを作られます。決定的なのは自らのミスを起点とするものでしたが。それにしても重大なミスが多すぎます。技術が未熟としか言いようがありません。それでも無失点に封じたのは運が良かったからであり、水戸の決定力の無さに救われたからなので、完封を喜んでいる場合ではないと思います。

疑問だったのは、攻めまくられてもなかなか選手を交代させなかったことです。明らかに動きが悪かったりミスの目立った選手がいるのに、ベンチは動きませんでした。終盤やっと伊藤に代えて工藤をだしてから、戦局が持ち直しましたので、その遅さがことさら感じられました。今後も拮抗した試合が多くなることでしょうから、ベンチワークのミスは命取りになります。選手のプレーミスは避けられないので、ベンチにしっかりしてもらいたいものです。

昇格争いは3位福岡に勝ち点差1で続いています。2位の甲府とは7点差ですが、甲府は1試合多く消化しており、直接対決も残しています。6点詰めるチャンスがあるわけですから、甲府を越えることも不可能ではありません。いずれにせよ、自力での昇格はなくこの2チームの自滅を期待せざるをえない状況ですが、昇格のプレッシャーは大きいはずなので十分に可能性はあります。ジェフは、現状、とても昇格に値する力があるとは言えませんが、可能性を信じ、ひたすら目の前の試合を勝っていくしかありません。

日本代表の進化

日本代表は、ザッケローニが監督となって2試合こなしましたが、久し振りに手ごたえを感じる試合振りでした。

W杯では、大会前結果が出ず選手主導で戦術を変え、こわごわ戦ったところ、望外の結果に恵まれたとの印象でした。今回のアルゼンチン、韓国戦は、新監督のしっかりした方針のもと、着々とチームが出来上がってきつつあるように見えました。まだ新体制になったばかりですから、当然監督の考え方が戦いぶりに十分浸透しているとはいえないでしょうが、チームには自信が溢れています。若い選手がヨーロッパに移籍し、そこで成長していることも見逃せません。今後どこまで強くなれるか、興味深く見守ることにします。

ザッケローニの指導

新監督のもとで日本代表の初練習が行われたました。ザッケローニはやはりイタリア人でした。

マスコミではザッケローニは攻撃的と評価されていますが、私はイタリア人の発想はまず守備からだろうと、予想していました。昨日の初練習では、新監督はDF陣を集め、自らゾーンディフェンスの基本を教えたようです。内容は良く理解できませんが、(1)体を常に相手ボールに向ける(2)体の後ろに出されたボールは、後ろの選手に任せて無視する(3)2人1組でボールを持つ相手に1メートルの距離まで体を寄せる、の3点を強調したそうです。基礎の基礎を教えている印象です。初のイタリア人による日本代表指導により、日本にも守備の文化が育まれれば、ザッケローニ招致はそれだけで成功だったと言えるのではないでしょうか。今後に期待しましょう。

ジェフの力はこの程度

ホーム栃木戦は2-1の勝利でした。3連敗を免れました。

早い時間に2得点したことで楽に勝てるかと思いましたが、そうはいきませんでした。リードで慢心したのか、一部の選手のプレーがいい加減で雑になってしまいました。必死さが感じられません。栃木のプレーは相変わらず荒く、後半途中には退場者も出ました。それでもジェフはゲームをコントロールできず、逆に1点返され、最後は時間稼ぎまでしてなんとか逃げ切りました。今シーズンここまで、人数の少ない相手に失点したり、無得点に抑えられたのが何試合あったことでしょうか。今のジェフの力はこの程度なのです。過大な期待を抱いてはいけないようです。シーズン前の期待感はどこに行ってしまったのでしょうか。

1人少ない下位のチームにホームで苦戦しているようでは、残り10試合に多くを期待することはできません。ことに何故か苦手なアウェーで勝ち点を稼げるか疑問です。チームは、昇格には全勝しなければならないところまで追い込まれています。頼みは、3位の福岡やその他のライバルチームが失速してくれることだけという寂しい状況となってしまいました(切羽詰ってくると、普段の戦い方ができなくなることはよくありますので、ライバルの自滅は大いにありうることと密かに期待していますが)。

繰り返えす愚策

ホームでの柏戦は2-3の負けでした。3位の福岡は快勝したので、昇格圏からまた遠ざかりました。福岡が負けてくれることを祈らなければならないとは、情けない状況です。

首位柏に比べ技量の差、体格の差、戦術の差を感じさせる一戦でした。技と体で劣った部分をカバーすべきなのが戦術なのでしょうが、選手にも疑問を抱かれるような戦い方と意図不明な選手起用を続けていては勝てるはずもありません。勝つことが目的なら、ボールを蹴る・止めるが満足にできない選手によるパスサッカーなど早々に捨て去るべきです。時間をかけてチームを作り直すなら、若い選手に入れ替えるべきです。だらだらと今のサッカーを続けてシーズン末を迎えるのはご免です。

遠のくJ1

福岡との昇格争いの大一番は1-2の逆転負けでした。

ラッキーゴールで途中までリードしていたものの、戦いぶりからは逃げ切れそうに見えず、何とか引き分けて帰ってきてほしいと願いながら、TV観戦していました。結果は引き分けどころか逆転負け、がっくりです。途中交代で谷澤、工藤に代えて村井、林というのはどうみても納得いきません。この2選手は守備を期待できないプレーヤーです。無謀にも何が何でも勝ちにいったのでしょうが、案の定、交代後に2失点してしまいました。倉田を含め交代3選手は攻撃面でもほとんど機能しないばかりか、失点につながるミスを犯していました。苦手のアウェーに加え、理解不能な戦術をとっていては、この結果も当然です。

1試合少ない福岡に勝ち点で逆転され、上位の柏、甲府は順当に勝ち点3を上げた結果、昇格は極めて難しくなったといえましょう。これだけアウェーで負けては、どれだけホームで勝っても計算が合わないのは道理です。メンバーを一新し、長期的にチームを作り直していくしかありません。

天皇杯初戦

天皇杯2回戦FC琉球との試合は3-0の勝利でした。次はJ1京都との対戦です。

今回の天皇杯のスケジュールは異常で、1回戦を金曜日に戦った都道府県代表などのチームは中1日でJリーグのチームと対戦しました。このくそ暑い真夏でなくても考えられないような日程です。FC琉球はよく戦い、前半終了間際にネトのどさくさにまぎれたゴールで先制されるまでリードを許しませんでしたし、後半もよく粘っていました。しかし、さすがに疲れたのか終盤に2失点してしまいました。

ジェフはこんな戦いぶりで、アウェーの福岡戦で勝つことができるのでしょうか。次の試合はJ1昇格に向けたライバル直接対決の重要な試合です。負ければ昇格はほぼ絶望と言ってもよいくらいです。天皇杯で休んだアレックス、佐藤、深井などが戻ってチーム状態が激変することを期待しましょう。

ザッケローニ

次期日本代表監督が前ユベントス監督のザッケローニに決まったと報道されています。

イタリアサッカーの門外漢である私でも名前を知っているような有名人がよく来てくれたな、というのが正直な感想です。年俸2億円が魅力だったからとは思いたくありません。きっと、極東のサッカー後進国を世界的レベルに引き上げようとの強い想いにかられてのことでしょう。オシムと同じようにこの国を愛してくれることを祈ります。

この方の人柄は皆さんが褒めているようです。どんな経歴かは報道で分かりますが、どんなサッカーをするかは試合をいくつか見てみないと何とも言えません。守備の国イタリアの人でありながら攻撃的サッカーをすると言われますが、どうでしょうか。前に紹介したようにイタリア人には、日本には守備の文化がない、ゾーンディフェンスの本質を理解していない、と見られているようです。ザッケローニにはまずゾーンディフェンスの守り方を徹底して教え込んで欲しいと願っています。攻撃の構築は遅れても仕方ありません。日本サッカー協会が期待するように4年後のブラジル大会で結果を残せれば、それに越したことはありませんが、それに拘ることはないと思っています。大事なことは今後の日本サッカーの土台を築くことです。ザッケローニが、日本人の適性を理解し、それに沿った正しい方向付けができる人材であることを切に祈っています。

同じチームとは思えない

ホーム岡山戦は4-0の圧勝でした。

ホームではアウェーとは別のチームのようです。あれだけ点を獲れないチームが4度もゴールに入れました。ほんとに謎です。同じ人間がやってこれほど結果に差が出るのは何故なのでしょうか。選手の技術的、体力的要因に違いがあるはずもなく、監督の戦い方についての指示の違いが考えられますが、この辺りは当事者にしか分かりません。ピッチコンディションやサポーターの応援がそれほど大きく影響するとも思えません。あとは、心理的要因なのでしょうか。何でも精神論で片付けるのは嫌いですが、他に理屈付けができません。いずれにせよ、きちんと分析して対応策を講じるのが監督の仕事です。次の大一番、アウェー福岡戦でその成果を発揮してもらわないと困ります。

もう何も言うことがない

アウェー岐阜戦は0-1の敗戦でした。

アウェーでまた勝てませんでした。試合振りも監督のコメントも同じことの繰り返しです。何の進歩もみられません。シーズン開始以来ここで述べてきたことに追加することは何もありません。

シーズン途中、経営陣にも監督にも選手にも何の補強もありませんでした。試合数の少ない福岡に勝ち点差2に迫られるなど昇格争いは混沌としてきているのに、クラブはただ腕をこまぬいてこのままシーズンが終わるのを待っているかのようです。何となく3位にはなれると信じているのでしょうか。来期もJ2だと、経費節減がクラブの最重要課題となって、若手主体にチームを作りかえるシーズンとなることでしょう。それも1つの道であり、楽しみではありますが、その成果が現れるまでクラブが存在し続ける保証はありません。

定位置

ホームでの熊本戦は2-0で勝ちました。墓参りで故郷に帰っていたので、この試合は昨日ビデオで見ました。

優勢な試合ではありましたが、得点は怪しげなPKと相手オウンゴールによるもので、快勝というわけにはいきませんでした。アウェーで勝てず、ホームは何とかごまかしながら勝つというパターンの繰り返しです。上位の柏、甲府は遥かかなたを走っており、昇格争いのライバルも勝ったり負けたりで追い上げてこず、3位の定位置から動きがありません。一見、このまま行きそうな気もしますが、経営危機の東京Vが調子を上げてきているのが不気味です。伝統的に足元のうまい選手が揃っているので、安心していると寝首を掻かれそうです。福岡や鳥栖も虎視眈々と狙っています。ジェフにはチーム全体に弛緩している雰囲気が漂っているのが心配です。

 

アウェーで勝てない

鳥栖との昇格争い直接対決は1-1の引き分けでした。ライバルを突き放すことができず、昇格安全圏にはなかなかたどり着けません。

これでアウェーでは4戦連続勝ちなしで、通算2勝5分け3敗です。アウェーではことに点が獲れません。リードされたり、同点になると、終盤猛攻をしかけるのが常ですが、時すでに遅く功を奏することがありません。最初から攻め続ければ勝機はあると思うのですが、アウェーでは攻撃が慎重(というかちぐはぐ)で、あたかも「負けなければ良し」とする戦い方に見えます。こんな戦い方でJ1昇格がかなうのでしょうか。いつまでも同じことを繰り返し、口先ばかりで反省している状況ではないと思うのですが。

久々の大勝

土曜日の大分戦は5-0の完勝でした。順位は相変わらずの3位です。

5点も獲って勝った試合の記憶がここ数年ありません。2007年に同じ大分に6-0で勝って以来だと思われます。相性の良い相手とは存在するものです。これまで大分にはリーグ戦で1回しか負けていません。加えて、土曜日の試合は大分が他のJ2のチームほど守備的でなく、攻めてきてくれたので、点が獲れたのかもしれません。また、開始早々の谷沢のゴールがチームの硬さをほぐしたのかもしれません。この試合は巻の壮行試合でもありましたので、選手の意気込みに影響したのかもしれません。いずれにせよ、試合内容も悪くはなかったとはいえ、この大勝はこれらの条件があったればこそ、という面を忘れてはなりません。ジェフの現状の実力を示すものかどうかは、この後続く鳥栖、熊本といった次の順位のチームとの対戦を見極める必要があるでしょう。このまますんなり勝ち進めれば、言うことはないのですが。

前半戦終了

リーグ戦は昨日で18試合消化し、後半に折り返しました。節目の試合は首位柏と2-2の引き分けでした。

開始早々、相手GKのレッド退場、PK獲得で一気に優位な立場に立ちました。しかし、10人の柏にオウンゴールで同点にされた後、柏のこの日唯一のシュートを、体を寄せていたDFがブロックできず、逆転されてしまいました。負けを覚悟した終了間際にセットプレーで辛うじて引き分けた、情けない試合でした。守備を固める1人少ない相手に苦戦することはよくあることなので、引き分けは仕方ないとしても、ミスばかりでパスが繋がらないサッカーは危機感を抱かせます。攻めてはいても点は獲れず、ボールを奪われての相手カウンターに冷や冷やさせられました。ずっと、パスを繋ぐことを目標としながら、出し手と受け手のコンビネーションが欠如し、誰もいないところにボールが転がっている光景ばかり見させられました。結局、この日も得点はロングボールとセットプレーによるもので、目指すサッカーとは全く様相を異にしています。選手の能力の問題か、日頃の練習方法の問題なのか分かりませんが、きちんとパスを繋げる日はいつ来るのでしょうか。

気の滅入る敗戦

札幌とのホームゲームは0-3の完敗でした。

どの試合も勝てるなどとは思っていませんが、優勝とJ1定着を目指すというクラブ方針にも拘わらず、J2で12位のチームに手も足も出ないような試合振りは納得できるものではありません。最も気懸かりなのは、開幕以来チーム状態が改善されつつあるとの実感がないことです。開幕時、クラブ首脳・監督は満足のいく補強だったと評価していました。その評価は間違っていたのでしょうか。それともそれだけの選手層を抱えながらもたつくのは、指導者に問題があるのでしょうか。クラブ首脳は現状の問題点はどこから来たものか、しっかり分析しているのでしょうか。当初から懸念されていた外国人枠を空けたままで、今後の補強となると、カネがないと言っているようですが、これまでの無駄使いから生じたカネ不足との反省はあるのでしょうか。

要は、他のJ2の大半のクラブに比し、経営基盤、資金面、観客動員、試合・練習環境などで圧倒的に優位な立場にありながら、結果を出せないのは、人災というしかありません。近年における監督・選手ことに外国人選手を見極める能力の欠如は覆いがたいものがあり、しかもかつて優位にあった選手育成能力もどこかに行ってしまいました。チーム強化の責任はGMにあり、さらには、クラブ全体の運営状況をしっかり管理監督する責任が経営陣にはあります。親会社からの派遣役員にその自覚はあるのでしょうか。

スペイン優勝

今朝は3時に起き、決勝戦を120分フルに観戦しました。スペインが終始押し気味で、延長後半でのゴールによる勝利は順当な結果だったように思います。オランダはプレーが荒く、退場者1名で済んだのはオランダ寄りだった主審の笛の恩恵を受けた印象です。また、オランダのファールの受け方は大仰で、このチームには好意的になれませんでした。

スペインは小柄の選手も多く、日本のこれからのサッカーの手本になるチームなので、大会前から是非優勝して欲しいと願っていました。ただ、今となっては、日本人がこんなパスを繋ぐ素晴らしいサッカーをいつになったらマスターできるか、不安になります。有能な指導者のもとで、十分に時間を掛け、ユース年代から辛抱強く取り組むことが必要でしょう。日本は今回のベスト16で得た自信と流れをどこまで生かせるか、今後の強化方針に掛かっているように思います。単に次のW杯だけを目標とするのではなく、しっかりとした強化策を打ち出して欲しいと願っています。

国内リーグは来週から再開されます。江尻による「ジェフのバルセロナ化」の試みは一向に成果が見えませんが、長期的チーム作りよりは「1年でJ1復帰」を選択したからには、何としてもリーグ戦で結果を出すよう頑張ってもらいましょう。失敗して、監督が交代し、また一から出直しの繰り返しではサポーターはやりきれません。

騒ぎの陰で

東京ヴェルディが経営破綻し、リーグ戦の遂行に齟齬をきたさないようJリーグが7月以降一時的に経営を肩代わりするとのことです。今シーズン終了後もし新たな経営主体が現れなければ、ヴェルディは消滅することになるでしょう。

大分も経営危機にありJリーグからの借入金で凌いでいます。そのほかにも今後の運営に懸念のあるチームはいくつかあるようです。ごく一部を除きJリーグやJFLなどの経営基盤は、極めて不安定です。W杯で活躍するためには、こうした日本サッカー界の土台強化が必要なことはいうまでもありません。W杯で見られたサッカーに対する国民の熱いエネルギーをどうしたらJリーグやその下部リーグに振り向けられるか、どこかで真剣に検討されているのでしょうか。日本サッカー協会やJリーグのお偉方はそのために高給をもらっているはずですが。

日本のW杯騒ぎは終わった

遅ればせながら、昨日の夕食後、日本-パラグアイ戦のビデオを見ました。試合当日は日本戦はパスし、5時前に起きてスペイン-ポイルトガル戦をTV生観戦しました。

日本戦は評判どおり退屈な試合で、正直途中眠くなり、はっと気が付いたらPK戦に入っていました。そんな訳で結果しか分かりません。試合後、PKを失敗した駒野を慰める論調が強いのはいかにも日本的です。PKで失敗することなど、しょっちゅう起こることで、本人は何も恥じることはありません。他人の慰めは必要ありませんし、プレスのインタビューを逃げることもありません。ただ監督の人選には疑問があります。運動量の多いサイドバックの選手を120分フル出場後に使わなくても他にフレッシュなよいキッカーはいくらでもいました。ジェフが2005年にナビスコ杯を獲得した決勝のPK戦でオシムは、途中交代出場した若手の水野、工藤、林をキッカーに指名しました(他の2人は阿部と巻)。坂本などベテランを差し置いての起用でした。全員が成功しました。その時のオシムは3人の人選について、足に疲れの少ない選手を選んだという趣旨のことを言っていました。岡田にはそんな発想はなかったのでしょう。駒野自身についていえば、PK場面でないところに反省材料があると思います。危ういプレーが再三見られました。悪い結果に直結しなかったので、PKの失敗がクローズアップされることとなったのは皮肉ですが。

もう一つPK戦では、川島の動き出しがやや早いのでは、と思われました。特に5人目のキッカーの時は、かなり早く前に出ていましたので、もしあれが失敗だったらやり直しになったかもしれません。今大会での川島は私にとって「日本のMVP」でした。高く評価しているだけに、PK戦での落ち着きを身に着けて欲しいと願っています。

4年に1回W杯の時だけの日本の馬鹿騒ぎも終わり、これからは残り8試合世界最高峰の試合を堪能します。南米勢の強さが際立ちますが、準決勝戦以降が南米選手権になるのはご免ですので、スペイン、ドイツ、オランダの欧州勢に頑張って欲しいと思います。唯一のアフリカ大陸国ガーナにも。

反省

W杯ベスト16が出揃いました。世界も驚く番狂わせがありましたし、前回決勝戦を戦った2国の敗退や南米勢の強さなど印象的な結果もありました。6ヶ月前、組み合わせ決定時に決勝トーナメント進出国を予想しました。その内容は、

A フランス、メキシコ
B アルゼンチン、ギリシャ
C イングランド、アメリカ
D ドイツ、オーストラリア
E オランダ、デンマーク
F イタリア、パラグアイ
G ブラジル、ポルトガル
H スペイン、スイス

でした。結果は外ればかりでした。16カ国中的中は10カ国でした。極めて常識的な予想をしたつもりでしたが、こんなに外れ、自分の不明を恥かしく思います。最大の間違いは日本の突破です。まさか2勝もあげるとは、あのアジア予選の戦いぶりからは期待を込めても予想できませんでした。

反省もせず、次回も懲りにずに予想する自分の姿が目に浮かびます。

1次リーグ最大の驚き

深夜の日本-デンマーク戦は3-1で勝ちました。前夜どうしてもやらなければならないことがあったので、早く寝ることができず、翌日の勤務のためにはTV観戦は断念せざるをえませんでした。結果は朝起きて知りました。家に帰ってからビデオで内容を確認します。

前回書いたことの繰り返しとなりますが、オランダ、デンマーク、カメルーンが揃ったE組で日本が勝ち抜けることなど夢としか思っていませんでした。それはアジア予選やW杯前のテストマッチの戦いぶりから、岡田の目指すサッカーではとても世界では通用しないと見ていたからです。見事に裏切られました。岡田は、それまでのパスをつなぐ攻撃的サッカーをあっさり捨て、守備的に戦う戦術に変更しました。これだけの結果を出されると、頑固な現実主義者は、攻撃的サッカーでは勝てないことを選手に知らしめ、不満を持たずに守備に邁進させる(当然、レギュラーの入れ替えも起こる)ために、敢えて回り道をしたのではないかと、勘ぐりたくもなります。それほどの策士ではないと思いますが。

今日の試合は、日本は引き分けでも良いという、いわば0.5点位のアドバンテージを貰った試合でした。デンマークはどうしても点を獲らなければならないので、本来守備的なチームが最初から攻撃的にならざるをえません。そこには必ず隙ができます。日本はカウンターで点を獲るというのが狙いだったのではないでしょうか。こうした優位な立場に立たせたのは緒戦のカメルーン戦での勝利です。カメルーンが迷走してくれたお陰で(カメルーンはデンマーク戦では良い試合をしていました)、勝ち取った決勝トーナメント進出といえます。

どういう状況にせよ日本が2勝し勝ち抜けたことは、世界の目から見て、今大会1次リーグでの最大の驚きと言ってもよいのではないでしょうか。イタリア、フランスの敗退は衝撃的であっても、一部では苦戦を予想する向きもありましたし、また、初出場スロバキアの勝ち上がりは快挙ですが、あの強かったチェコスロバキアの片割れです(ジェフの元監督ベングロッシュさんとモラフチクの母国でもあります)。それに比べ日本の勝ち抜けを予想した海外メディアがあったでしょうか。日本チームの体格、技術、戦術はまだ世界トップレベルに遠く、敏捷性とまじめさ(組織力と走力)だけではタカが知れているというのが共通した見方だったのではないでしょうか。日本は試合ごとに逞しさを増しているのが感じられます。FKでは個人技を発揮できました(標高、ボールのせいか、これまで各国ともほとんどFKを決めていない)。この驚きをどこまで続けられるか、大会の後半戦を楽しみたいと思います。

上出来

W杯オランダ戦は0-1の敗戦でした。1点差に抑えたことはこの後のデンマークとの戦い方に大きく影響します。得失点差の関係でデンマークと引き分ければ1次リーグ突破が可能となりました。

大会前の親善試合と違って日本はオランダに善戦しました。しかし、試合を支配され、勝つチャンスはほとんどなかったといえましょう。せいぜい引き分けとの試合ですが、それでも上々の結果です。デンマークに勝てるチャンスは少ないと思いますが、こんな立場(リーグ2位、引き分けで突破)で最終戦を迎えられるとは大会前には予想できませんでした。

この結果は、岡田が夢を捨て現実を理解したことでもたらされたような気がします。
当初目標ベスト4を掲げてパスを繋ぐ攻撃的サッカーを標榜し、アジア予選はその方向で戦いました。アジアではその戦い方で通用しました。しかし、大会前のオランダを初め強豪とのテストマッチで負け続け、日本の実力をやっと把握した感じです。W杯直前になって守備的に戦うと言い出し、ワントップとして前線の枚数を減らし、阿部をアンカーとして守備陣を強化しました。堅守速攻の体制です。高校サッカーなど弱いチームが強い相手と戦うときの常套手段です。この変更が効果を発揮しました。もともと規律正しく、運動量豊富な選手たちが多く、守備では相手を押さえ込むことに成功したといえます。もう一つの嬉しい誤算はGK川島の成長です。初めて世界で通用するGKを得たとの印象です。
この戦術でひょっとすると、決勝トーナメントに行けるかもしれません。岡田の遠回りによって無駄な時間を過ごしてしまいましたが、やっと実力相応の戦い方を身に着けました。岡田はやっぱり現実主義者だったわけで、不幸中の幸いでした。

今大会はこの戦術でやり遂げても、このままでは日本サッカーが世界と互角に戦うことはできません。今のサッカーでは自ら仕掛けて点を獲ることができません。攻撃面をどう作り上げるか、やはり世界的な指導者を迎え、長期的ビジョンのもとで新たな方向に向かう必要がありそうです。

南米強し

W杯は8日間経過し、結果は悲喜こもごもですが、これまでのところ南米各国の強さが目立っています。5カ国で7試合消化していまだ負けなしです。アルゼンチンが2勝、ウルグァイ1勝1分け、ブラジル1勝、チリ1勝、パラグアイ1分けです。

昨日はアルゼンチンが強さを見せてくれました。メッシだけでなく、全員が相手数人に囲まれても滅多にボールを失わない技術は驚嘆するしかありません。韓国との個人能力の差は歴然としていました。これがわが国を含むアジアと世界との差なのでしょう。この後、南米5カ国のうち決勝トーナメントに何カ国が進むか分かりませんが、欧州の有力国がもたついている状況からすると、南米が優勝争いの中核となることは間違いないように思われます。アジア勢は何カ国がトーナメントに参画できるのでしょうか。頑張らなくては。

予想外の好結果

W杯日本代表の緒戦はカメルーンに1-0で勝ちました。海外の大会では初の、記念すべき勝利でした。

事前には、オランダ、デンマーク、カメルーンが揃ったこの組で、日本はとても勝利をあげることはできないと、悲観的に予想していました。守備がもろく失点を重ねるばかりで、一向に改善の気配がみられないチームに失望していました。しかし、見事に予想が外れました。何故外れたかは、日本側というよりカメルーン側にあったように思います。アフリカのチームは良い時と悪い時の差が激しいのが特徴です。今回のカメルーンはチーム内のゴタゴタのせいか、かつての「不屈のライオン」とはほど遠く、大味でミスだらけ、悪いカメルーンでした。監督との確執から主力選手2人が外され、一番怖いエトーはゴールから離れた位置でプレーしてくれたので、助かりました。

日本はワンチャンスをものにしました。ゴール場面以外得点機会は皆無でした(岡崎の枠に当たったシュートはオフサイド)。それでも勝てたのは、全員が守備で頑張った効果でしょう。無闇に前線からプレスにいくようなこともなく、エトーなどには複数できちんと対応していました。最後はラインが下がってシュートを浴びましたが、これまでの試合における守備からすると、最後まで守りきれたのは進歩です。カメルーンの攻撃が雑だったので助かった面が大きかったのかもしれませんが。一方、攻撃面ではシュートまでいくような場面はほとんどみられず、放ったシュート数はカメルーンの半分以下でした。前線の選手にサイドやボランチが絡む場面が少なく、要は守備的に戦った結果といえましょう。

この勝利は、普通ならば、一次リーグ勝ち抜けに向け大きく前進したと喜ぶべきところですが、今回はそううまく行きそうにありません。この組でカメルーンは落ちこぼれてしまったようなものなので、残り3チ-ムでのリーグ戦になったと理解すべきでしょう。日本にとってまだ何も始まっていません。確実に突破するには、オランダ、デンマークどちらかに勝たなければならなくなります(実際には、引き分けのケースなどもっと複雑です)。これは至難の業です。もっとも、死んだはずのライオンが生き返ってライバルを倒してくれれば、途は少し拓けます。

W杯開幕

いよいよW杯が開幕し、毎日TV漬けの日がやってきました。とは言っても、1日2試合見るのが限界です。

これまで3日間で、8試合が終わりました。南アフリカでまともに大会が開けるのだろうかとの心配は杞憂に終わりました。試合の結果は意外と感じるものもありますが、それはこちらがいかに世界のサッカー事情に疎いかを示しているのでしょう。半年前に予想した時には、A、B、C、D4組で勝ち抜けるのは、
A フランス、メキシコ
B アルゼンチン、ギリシャ
C イングランド、アメリカ
D ドイツ、オーストラリア
と思っていましたが、ギリシャが韓国に完敗し、オーストラリアはドイツに大敗しました。緒戦で負けると短期決戦なので、苦しくなります。早くも予想が外れそうな雰囲気です。

今大会ではレッドカードでの退場者がかなり目立ちます(8試合中4試合で4人、退場者を出したチームの試合結果は1分け3敗)。審判の判定基準が厳しいようです。それとGKのミスが目立ちます。大会使用球のせいだといわれています。審判のカードとボールのブレ具合に試合結果が振り回される大会になる予感がします。

二週間待ち

壊れていたフィールドスコープの修理は、メーカーのあまり説得力のない説明で押し切られて有償となりました。購入当初からの経緯を説明し、買った時から具合が悪かったと言い張ってもよかったのですが、当時の物的証拠は今となっては何もないし、クレーマーと思われたくもなかったので、引き下がりました。当初はフィールドスコープが故障しているなどとは夢にも思わず、カメラやアダプターとの相性ばかり気にしていたのが失敗の元でした。買わなくてもよいカメラ2台や部品を買って、金銭的にも余計な出費をしてしまいました。

これ以上時間ばかり掛かっていては、万一カワセミの子育てのチャンスに遭遇しても取り逃がしてしまうかもしれません。はやく決着することを選びました。ところが、修理にはあと2週間もかかるとのことです。売るまでは熱心ですが、売ってしまえばのんびりしたものです。

あの本の効果?

サッカー日本代表は今日コートジボアールと練習試合を行います。それに関連した日経の記事に、日本はプレス戦術を変更し「相手が後方で余裕を持ってボールを回しているときは一度隊列を退け」ることにしたそうです。

この点については、宮崎隆司著『世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス』でイタリアの監督5人から揃って馬鹿げた戦術と批判されています。最前線から闇雲にプレスにいき、前線のプレーヤーが疲労困憊し後半肝腎なときに力を発揮できないのが日本のこれまでの姿だというのです。オシムも同じような指摘をしています。岡田もやっと世界レベルでの戦い方を理解したということなのでしょう。上記の書物では、これ以外にも日本の選手はゾーンディフェンスの基本的考え方を理解していないと厳しく指摘されています。プレスの位置の修正は最も分かりやすく、手の付けやすい戦術です。

W杯本番まで残りわずか、世界基準の戦い方に今頃気がついても手遅れなのは否定しようがありません。オシムの後任に正しい指導者を選ばなかったツケと言えましょう。

思ったとおり

フィールドスコープに周辺減光が見られるので、メーカーとやり取りしていましたが、半月経ってやっと点検結果の連絡がありました。スコープのプリズムが外れていたそうです。保証期間内にも拘らず、ユーザーの取り扱い方法に原因があるとの判断なのでしょうか、有償修理になると言ってきました。金24150円也です。ぶつけたりした覚えはなく、リュックサックに詰めて運んだ位で壊れてしまうフィールド用品など聞いたことがありません。カメラ、レンズ類はこれまで数多く扱ってきましたが、こんなにひ弱な光学器械は初めてです。やはりこの手のものは、値が張ってもニコンなど光学専門メーカーの製品を選ぶべきだとの教訓を得ました。

 

まだまだ

東京ヴェルディとの対戦は2-1の逆転勝ちでした。

チーム消滅の危機にあるヴェルディは若い選手の質が高く、技術的にはジェフの選手を上回っていました。読売時代からの伝統なのでしょう。こんなクラブが無くなるのは残念なので、きちんとした経営母体を早く見つけて欲しいものです。サッカーを見放した読売グループが恨めしい。

試合は終盤に2点獲りやっと逆転しましたが、どちらも本来のパスをつなぐというよりも、後方から放り込んだクロスがうまい具合にフリーの味方選手の傍に転げ込んできた結果でした。このところ勝敗に余裕のない試合ばかりのせいか、どの試合も後半はロングボールが多くなり、この方が点の獲れる確率が高いように思えます。江尻が目指すサッカーにはほど遠く、J1で優勝争いする内容に達するには道遠しといった感じです。このあと、W杯による中断まで3試合、水戸、愛媛、甲府戦と続きますが、きちんと勝ちきって、チームの質向上に安心してエネルギーが割けるような状況になれるでしょうか。

何かとすっきり

使用済みのビデオカメラ売却は買取側の査定が終わり、あとは代金が振り込まれるのを待つばかりとなりました。今回処分したカメラは5台で、キヤノンFV30は量販店で下取り5千円、キヤノンXV2・ソニーHC3・ソニーXR500Vは量販店系業者で合わせて6万円強、ソニーFX7はプロ用品販売業者で9万円強と計16万円程で売れました。この資金は理想的カメラが出現した時のために預金しておきます。売却価格の妥当性は全く分かりませんが、もう使わないと決めた機材が目の前から消えて、踏ん切りがつき、せいせいした気分です。

フィールドスコープのけられ問題は、何度かメールで証拠静止画のやり取りをした結果、やっと先方が現物を点検することになり、土曜日に発送します。点検結果はどうなるか分かりませんが、私は素人なりに、原因はスコープの光軸のずれであり、それが正しく調整されて戻ってくるものと確信しています。

フィールドスコープの問題か

できるだけ広いズーム域で、周辺減光なくきれいに撮るにはどうすればよいか、フィールドスコープとビデオカメラの組み合わせに四苦八苦してますが、いまのところ出した結論は、フイールドスコープの光軸がずれていることが原因でけられが発生しているのではないかというものです。カメラを3台代えてみたり、接続アダプターを代えてみたり、その繰り出し量を変えてみたり、絞りを調節してみたり、あらゆることを試してみても一向に改善しないので、あとはフィールドスコープ自体に問題があるとしか考えられません。

メーカー側に静止画で撮影した画像ファイルを送って点検、修理を依頼していますが、こちらの取り扱い方法が間違っていると言わんばかりの回答が来ていて、かっかしながら、さらに交渉しているところです。素直に客から製品を送り返させて点検すれば、すぐ済む話なのに、手間を惜しんでいるのか、不良品はないとのメンツに拘っているのか、簡単にことが運びません。もし万一、フィールドスコープにも問題がないとすれば、カワセミの映像の質をさらに高めることは期待できないことになります。せっかく見つけた楽しみですが、フィールドスコープの能力はこの程度のものと諦め、カワセミのビデオ撮影はやめにしようかとも思っています。

さよなら

ビデオカメラをHDV方式のものからAVCHD方式に変えるのに伴い、古いカメラを全て処分しました。これまでは、この手のモノはカメラにせよゴルフクラブにせよ愛着があるので、使わなくなっても手元において置くことが多かったのですが、収納場所もなくなってきたので、持ち続けることができなくなりました。

2002年最初に買ったデジタルビデオカメラは、テープ式のキヤノンFV30でした。これは新しく手に入れたキヤノンHFM31の下取りに出しました。そのあと買ったキヤノンXV2(テープ)、いずれもハイビジョンのソニーHC3(テープ)、同FX7(テープ)、同XR500V(HDD)は専門店で買い取ってもらうことにしました。これで残ったのは、キヤノンのHFS21、HFM31のメモリーカードカメラ2台だけとなり、すっきりしました。この2台でサッカーとカワセミ、そしてたまには祭りや旅行のビデオを撮ることになります。満足いく映像を残せるかどうか、一抹の不安もありますが。

化けの皮がはがれたか

元J1アビスパ福岡とのホームゲームは1-1の引き分けでした。

これまでホームでは5戦全勝と結果を出してきましたが、とうとう連勝が途切れました。全勝とは言っても草津、富山との戦いはほぼ負けていた試合をロスタイムぎりぎりで拾った危ういもので、チームの力がどの程度なのか測りかねる状況でした。昨日の試合は前半ラッキーゴールで先制したものの選手の動きは悪く、すぐに同点にされ、後半は攻めてはいてもミスばかりでゴールを決め切れませんでした。全般的には中盤での競り合いでアビスパに負けていたので、試合を引き分けで終えられたのは望外の結果だったかもしれません。スケジュールが立て込んでいて疲れていたなどとの言い訳は通用しません。豊富な人材を生かし切れないのも力のうちです。ジェフのレベルは、元J1クラスのチームとせいぜい同じ程度で、とても圧倒的強さでJ1昇格を果たせるようなものでないことがはっきりしました。

今後、シーズンが進むにつれ、チーム熟成を目指して今のようなパスサッカーを続けていくのか、昇格第一で前線への放り込みサッカーで勝ちに行くのか、悩まざるを得ない局面を迎えそうです。

相も変わらず

ゴールデンウィーク3連戦は2勝1分けで乗り切りました。次の日曜日に中3日で福岡戦があるので、その結果を見て判断したほうが良さそうですが、チーム状況には改善がみられません。アウェー大分戦は良い内容だったのに、アウェー栃木戦は追いつかれて引き分け、最下位富山とのホーム戦は終盤追いつき、ロスタイムでの逆転と、不安定な戦いぶりです。守りからカウンターを狙うチームとの戦い方が確立されておらず、点が獲れない時間帯が続くと、我慢しきれず逆にやられてしまいます。前掛かりになった時こそ、「予防的カバリング」を意識して欲しいと思います。選手たちは試合後いつも反省ばかりしていますが、その成果はいつ出ると期待して良いのでしょうか。

J2が3度目の首位柏と違い、J2での戦い方に慣れていないのかもしれません。まあそれでも暫定で2位をキープしていますので、今は、あまりJ2を意識しないで、自分たちのスタイルを作り上げることに専念すべき時期だと考えるべきなのでしょう。

強いのか、弱いのか

日曜日はホームで岐阜との対戦でした。2-0で勝ちました。今期ホームでは全勝です。

試合内容は、一見、シュートチャンスを多く作り、攻めまくって危なげなく勝った印象ですが、あまりにも決定力がなく、ゴールを外しまくったこと、カウンターで何度かピンチを招いたことはこれまでどおりで、進歩が見られません。岐阜の選手の個々の能力がいまひとつのレベルだったので、完封できたのであり、ボールを支配できたのだと思います。J1経験のあるもっと強いチームと当たった時の不安は拭い去ることができませんでした。

最近、珍しく、サッカーの戦術を書いた本を3冊手に入れ、今読んでいる最中です。イタリアのクラブの監督5人が日本代表の試合を主要なプレー毎に具体的に評価している本も含まれています。その中では、ゾーンディフェンスの守備の基本原則が繰り返し語られているのが参考になります。日本代表はさておき、ジェフの守備についても、このセオリーが守られていない、そもそもそんな原則を知らないのでは、と思わせるプレーが見られます。そんなことは分かっているなどと言わず、スペースを埋める予防的カバリング、無謀なプレスのもたらす危険性、斜め後方でのポジション取りなどの重要な考え方を欧州の指導者たちから謙虚に学ぶことも必要なのではないでしょうか。

XR500V

カワセミを撮るのにHFS21でなんとかなると思ったのですが、不満な点(デジタルテレコンを使っても周辺減光がところどころ見られる、静止画も含め画質の制約があるのでデジタルテレコンはそもそも使いたくない等々)も多くて我慢しきれず、ソニーのHDDカメラXR500Vをネット通販で手に入れました。このカメラは旧モデルで一般では販売していません。ネット上で急に売り出され、価格も安くなっていたので買ってしまいました。

口径が37mmと小さいこと、望遠サイドが516mmと十分長いこと、裏面照射センサーで暗くても画質が落ちないこと、変換ケーブルでLANC端子が使えること、ビューファイダーも付いていることなどから、カタログ性能上は、カワセミにもサッカーにもそこそこ向いているはずのカメラです。それなら、初めからこれにすれば良かったのでは、と思うのですが、壊れやすいHDDカメラであること、フォーカスアシスト機能が何もないこと、シャッタースピード・絞りがマニュアル設定できないこと、最大ビットレートが16Mbpsしかないことなどから、発売当初から躊躇していました。しかし、背に腹は変えられません。欠陥には目を瞑ってカワセミ専用カメラとします。うまく行くことを願っています。

初めは同じ仕様でHDDの容量の大きいXR520Vをネットで探してみましたが、1週間前には8万円程度で買えたのに、あっという間に13万円程度まで高騰してしまいました。XR500Vも7万円のもあれば、12万円のもあります。秋葉原あたりのネット専門店で買う時は、十分な情報収集とタイミングの見極めが大切なようです。店の信用状況は運を天に任せるしかありませんが。

何とかなりそう

HFS21は口径が58mmと大きいので、フィールドスコープとの組み合わせに四苦八苦しています。両者をつなぐカメラアダプターをこれまでのTSN-VA2BからTSN-VA3に代えてみました。周りのけられがなくなるズーム域はかなり広角サイドになりましたが、ズーム拡大につれ、相変わらず周辺光量の低下がみられます。そこで、画質は低下するかもしれませんが、デジタルテレコンを使って画像を1.7倍に拡大してみました。この効果は大きく、周辺光量の低下はほとんどなくなったような気がします。広角サイドは捨てることになりますが、何とか使えるメドがたちました。動画画質の低下(もしあれば)と静止画同時撮影時の最高画質選択が不能となる不都合は諦めるしかありません。

サッカー撮影時の問題点は、フード付きルーペのカメラ液晶画面への取り付け方法でしたが、ちょっとした道具を作り簡易的に固定することにしました。こちらも何とかなりそうです。

最悪、口径の小さいカワセミ撮影専用のビデオカメラを買わなければならないかと憂鬱な気分でしたが、その必要はなくなりました。なかなか適当なカメラがみつからなかった状況だったので、助かりました。もちろん資金的にも。

サッカーもいまいち

フクアリでの横浜FC戦で初めてHFS21を使ってみました。

最大の難点はファインダーが見にくいことでした。画面が小さいうえに粗く、選手の識別に苦労しました。途中からフードつきルーペを使いました。こちらは画面が拡大されきれいなので、見やすいのですが、可動式液晶画面に取り付けただけなので、動き易くて的確な角度で保持するのが難しく、覗くのにちよっと姿勢を無理しなければなりませんでした。でもビューファインダーだけよりはずっと快適です。うまく固定する方法を工夫します。

もうひとつは電池の持ちが悪く、追加で買った中容量の電池でも1試合撮るのがやっとです。もうひとつ予備が必要のようです。ズームは望遠端435mmで、やや力不足でした。デジタルズームを使えば739.5mmとなり今使っているFX7とほぼ同じとなりますが、いちいち液晶画面で入れたり、切ったりしなければならないのは不便です。やはりFX7のような20倍ズームが欲しくなりました。最初手振れ防止をオンにしていたら、パンした時反動で少しゆり戻す動きが見られました。三脚を使う場合はオフにすべきようです。撮影した結果の画質はまだ確認できていません。理屈のうえからはHDVより良い画質になるはずなので、期待しています。

試合は4-0で横浜FCに圧勝し、今シーズンで一番良い内容でした。まだ柏や大分などの強敵とは当たっていませんので、気を抜けませんが、2位に浮上し、前途に明るさが見えてきました。

あまりうまく行かない

HFS21にフィールドスコープをつけてテストしてみました。結論はあまり満足いくものではありませんでした。

ズーム域のほぼ中央から全画面が使えますが、望遠サイドにするにつれ、周辺の光量が落ちてしまうことがあります。アダプターの長さの調整がうまくいっていないのかもしれません。アダプターを変えてみようかとも思っています。ファインダーはかなり見にくく、フードつきルーペを使う必要があります。私の目では液晶画面だけではピント合わせがうまくいきません。フォーカスアシストはカメラのダイヤルを使った時だけ有効になるので、フィールドスコープのピントダイヤルを使う分には宝の持ち腐れです。ピーキングは色がやや煩わしくなりますが、役に立ちそうです。なにしろ、カワセミが全く姿を現してくれないので、確たることは言えませんが、総合すると、今のHC3のほうが撮影しやすいように思います。画質は良くなったといえますが。

HF S21

AVCHDビデオカメラHF S21を手に入れました。カタログやネット情報で性能のほとんどは確認できていましたので、手にとっての新しい発見はありませんが、デジタルテレコン(画質を維持したまま1.7倍に拡大できるデジタルズーム)使用時には、静止画同時撮影の際の画質を最高画質にできない点がちょっとがっかりです。また、心配していたフィールドスコープとの相性はそれほど悪くなさそうです。室内で試した限りでは、今使っているHC3と同程度の視野は確保できそうです。できるだけ早く、カワセミを撮影してきちんと確認したいと思っています。場合によっては、フィールドスコープのカメラアダプターをTSN-VA3に変えることが必要となるかもしれません。

連勝

ギラヴァンツ北九州とのアウェー戦は3-0で完勝し、いつ以来か忘れるほど久し振りに連勝しました。

今シーズンアウェーでは、熊本と引き分け、徳島に完敗と勝ちがありませんでしたので、初の敵地での勝利です。完封勝ちだし、巻や坂本を外して若手を使い結果を残せたのだし、ネト、倉田、アレックスの3トップがそれぞれ得点したのだし、大喜びすべきなのでしょうが、いまひとつひっかかるところがあります。一つは相手がJFLから昇格したばかりの北九州だったことであり、もう一つはその北九州に失点してもおかしくない場面を再三作られたことです。さらに、選手交代のパターンが画一的で、追加点を奪うことも試合を落ち着かせることもできなかったことも不満を感じさせます。要は、このチームは昇格できるほどの強さを本当に備えているのだろうかとの不安を払拭できません。柏、大分、甲府、札幌などのJ2強豪との戦いぶりを見るまでは、この不安は続きそうです。

勝つには勝ったが

リーグ戦の第4戦、最下位草津との試合が今年最初のリーグ戦観戦となりました。

今期はこれまで1勝1敗1引き分けと、思いのほか結果が出ていませんし、それ以上に内容の危うい試合ばかりで、1年でJ1復帰、強豪チームへというシナリオは風前の灯火です。今期無得点の草津との対戦でよもや負けることはないだろうと思って観戦していましたが、試合振りは変わり映えしませんでした。相手に先制され、試合終盤にやっと追いつき、ロスタイムのラッキーFKで勝ち越しと、全く勝った気のしない試合でした。勝っても先行きがますます心配となる勝利です。次のアウェー北九州戦でどういう戦いができるかが試金石となります。北九州は今年JFLから昇格してきたばかりのチームで、予算規模も小さく、こんなチームに苦戦するようだと、今年の昇格は無理と言わざるをえません。ベテラン頼りのチームから早急に若返りを図るほうが長期的には得策と言えるかもしれません。

サッカーチームの監督

久しぶりに書き込みます。この間、ジェフの試合結果ははかばかしいものでなく、これだけの選手を揃えながら、J2においてすら結果が残せないのは監督の問題なのかと考えてしまいます。ジェフはかつてベルデニック、ベングロッシュ、オシムという有能な監督の下で一時期強くなったことがあります。監督の重要性については痛いほど味わっているのですが、その役割などについてあまり考えたことも勉強したこともありません。少し整理してみようと思います。

監督の役割はまずどういうサッカーを目指すか、明確にしなければならないでしょう。まずは理想です。しかし、与えられたメンバーの現状がそれを追求するのに十分かどうかを判断する必要があります。選手のレベルやチームの置かれている状況によってはそれに即したサッカーで我慢しなければならなくなるのは当然です。どういうサッカーを目指すかにあわせて、システムを含めた戦術(ここでは戦略を含め広い意味で戦術といっています)を選択することになります。

戦術をチーム内に浸透させ、試合では、それを遂行するのにベストの選手を先発メンバーとして起用します。これは試合の結果を左右する重要な監督の任務です。試合が始まれば、監督ができることは3人の交代枠の利用と戦術の変更位のものです。日ごろから、戦術に即した選手を育成し、その能力をさらに強化するために目的に沿ったトーレーニングを行っておくことが必要です。

選手を思うように動かすには、選手に信頼される必要があり、トータルとしての人間性が大事でしょう。具体的には、選手をどう意欲付けするか、チーム内外でどのような発言をするか、など直接的な技術指導以外の部分も問われることになります。

一般に、指導者というものは難しいものです。ましてやスポーツとなると技術や専門知識も必要とされ、後から学習して身につくものは限られるのではないでしょうか。やはり、天賦の才能が大きなウェートを占めるように思われます。江尻監督にはその才能がどの程度備わっているのか、ここ数試合で世間の評価が固まりそうな雰囲気です。

ビデオ編集用パソコン

ビデオカメラがHDVからAVCHDに変わるのに伴い、現在使用中の編集用ワークステーションDELL precision670では能力不足となってきたので、新しいパソコンを手に入れました。DELLやHP、EPSONなど有力BTOメーカーでは望む仕様のものが見つからなかったので、FAITHというパソコンショップで買いました。

主な仕様は、

CPU Core i7 975
メモリ 12GB
HDD  seasonic 500GB+1.5TB
グラフィック Radeon HD5770
光学ドライブ 8倍速読み書きBlu-ray
電源 SS-750EM
OS Windows7 home premium 64bt版

です。ほぼ望みどおりのセットとなりました。早速Windows7の勉強をしないといけません。

このパソコンに編集ソフトEDIUS Neo2 ブースターをインストールしました。まだ時間がなかったので、実際にAVCHDファイルでの編集は試していませんが、以前よりはかなり快適に編集できるだろうと期待しています。Windows7 64bt版はAVCHDのネイティブ編集に対応していないがごとき記事もみかけましたが、その場合はHQファイルに変換すれば全く問題ありません。この編集ソフトでは、1280-720/60pで撮影、編集したビデオのブルーレイへの書き込みに難がありますが、何とか対応できそうです。ただ、1920-1080/60pについては現状ではどうしようもない(画質を落とすしかない)のは仕方ありません。

ビックカメラへ

昼休みに有楽町のビックカメラへ行ってきました。パナソニックのTM700の発売日と聞いていたからです。

店はすいていたので、じっくりとはいきませんが、ある程度試してみました。画質の良し悪しは全く分かりません(ネット上ではかなり高評価のようですが)。手動のピント合わせはスムーズでした。ピーキングも付いているのでやりやすい印象です。ファインダーは普通です。iAズームという18倍ズームにもしてみましたが、液晶画面では画質がどの程度落ちるか確認できませんでした。目立って悪くなることはない感じです。これだけ望遠が効いて60pで撮れるなら、サッカー撮影には好適でしょう。60pが編集、BD保存できるようになるとの前提ですが。LANC端子がないのが残念です。

ソニーのCX550Vも展示してありましたので手にとってみました。ソニー派遣の店員さんが傍で付っきりでした。まずファインダーを覗いて失望しました。小さくてよく見えません。視度調節をしようにもツマミが小さくうまく動きません。手振れはよく制御されていましたが、望遠サイドが300ミリではサッカーにもカワセミにも使えそうにありません。このカメラはパスです。

キヤノンのHFS21は12日発売とのことです。旧モデルのHF21を見たかったのですが、見つかりませんでした。

がっくり

今期J2リーグ戦の初戦は、ロスタイムに追いつかれ1-1の引き分けでした。

熊本を相手にボールは支配しましたが、きちんとつないでシュートまで行けた訳ではなく、決定的チャンスは得点場面だけだったように思えます。ことに前半の戦い方はロングボールを蹴りこむだけで、つまらないサッカーをやっていました。前線の選手にそのボールをシュートまで持ち込む力はなく、ゴールなど望むべくもありません。得点力のない去年のメンバーをそのまま攻撃陣に使った監督采配には疑問が残ります。一方、熊本は、GKと1対1のチャンスを3度は作りましたし、良いミドルシュートもありました。ポストに当たった決定的シュートもありました。戦い方はジェフと似たり寄ったりとは言え、得点機会の質と量で熊本に完敗しました。何とか引き分けたのは、相手がJ1チームだったジェフを必要以上に怖がってくれた面があったからかもしれません。ジェフ側は反対に「必ず1年でJ1に復帰する」、「いい準備ができています。正直、自信があります」などとJ2を軽く勝ち抜けるリーグと甘くみていたと感じます。去年の天皇杯で岐阜に完敗したのを忘れてしまっていたようです。今日の試合では、J2のチームに所属する選手たちの必死さを見せつけられました。今後35試合、心して取り組まないと容易には勝てないとの警鐘と重く受け止めるべきでしょう。

今日も、昨シーズンと同じく、ゴールは遥か遠く、点は簡単に取られました。今年はJ2にしては贅沢なほどの補強をし、世間の評価では昇格最有力候補と言わるほどの戦力を揃えました。しかし、1試合だけとは言え、結果はこのざまです。まずは何より点を獲れるチームにするには何を変えるべきかよく考えて欲しいものです。

今年の来場ポイント

試合をスタジアムで観戦するとポイントが付くサービスが昨年から始まりました。昨年は対象試合ポイント合計310ポントに対し、305ポイント獲得し、金色のチームマスコットストラップをもらいました。

今年は全36試合総ポイント数が490に増え、400ポイント獲得すると、ストラップと抽選でサイン入り公式球かレプリカユニフォームが当たります。ただし、抽選に当たるのはあわせて10名なのでかなり狭き門になります。400ポイント達成のためにはホーム全18試合とアウェー18試合中9試合を観戦する必要があります。J2のアウェーは地方ばかりで9試合も行くのは到底無理なので、300ポイントを狙います。300ポイントだと特典はストラップのみ、試合球などの抽選はありません。まあ、抽選に当たらなかった場合の400ポイントと同じ特典だし、努力が報われなかった場合の悲しさを味わうこともないので、300ポイントで十分です。

ちばぎんカップ

この前の日曜日フクアリでプレシーズンマッチ、柏とのちばぎんカップが行われました。

結果は1-1、PK戦でジェフが勝ちました。シーズン前とはいえ、J2で最も強いと言われている柏と互角以上に戦えたことは自信となります。ことにPK戦でフランサの難しいシュートを止めたGK岡本にとって転機となる試合になるかも知れません。岡本がPKを止めたのを見た記憶がありません。岡本の問題点は肝腎なところで慌ててしまう精神的な面と思われるので、このプレーで自信を付ければ、大成する可能性もあります。

ユナイテッドパークに戻ってからの練習試合の結果は、
湘南ベルマーレ 1-2
水戸ホーリーホック 1-1
SC相模原 6-3
柏レイソル 1-1(PK4-3)
栃木SC 2-1
横浜FC 3-1
となっています。良くはなっているのでしょうが、同じレベルの相手に対し、圧倒的に勝つまでにはなっていません。厳しいキャンプと連日のトレーニングゲームで疲れが出ているのでしょう。来週のJ開幕にどのようなコンディションで臨めるか注目しましょう。

ちょっとした問題点

各社からニューモデルのビデオカメラが売り出されている真っ最中ですが、今のところはキヤノンのHFS21(3月15日発売)かソニーのA1J後継機(未発表)を購入対象として考えています。

キヤノンのHPを見ていたら、そのHFS21に問題が見つかりました。このカメラはビューファイダーとLANC端子を付けたことを評価していたのですが、LANC端子が液晶モニターの収納裏にあることが分かりました。このため、多分液晶モニターを開かないと使えないものと思われます。通常(プロ用を除き)、液晶モニターを開くと、ビューファインダーは使えません。つまり、このカメラはビューファインダーとLANC端子を同時に使うことができないわけです。どうしてこんな場所にLANC端子を付けたのでしょうか。2つ揃っていることを誉めて損した気分です。Hoodmanのフード付きルーペのお世話にならざるをえません。

 

(追記 2010.2.27)
カメラによっては、液晶モニターを180度回転させ、被写体の方に向けると、モニターと同時にビューファインダーが使えるものもあるようです。キヤノンの旧製品にはそうなっているのがあるそうなので、期待が持てます。

話は別ですが、ソニーのCX550Vについてネット上などで欠陥商品だと騒がれています。スタンダードモードの手ぶれ補正を使うと望遠端で画像が波打つ現象が見られること、アクティブモードを使うと焦点距離300mmを超える領域は自動的に電子式ズームとなりその画質が悪いこと、が問題にされているようです。前にも紹介したようにプロの評価でも望遠サイドの解像度が低いといわれています。実用上問題になるレベルかどうかは自分で確認しないことには何ともいえません。

 

(追記2 2010.4.5)
HFS21は、プロ機並に液晶モニターとビューファインダーが同時に使えることが分かり、前記問題点は杞憂に終わりました。ただ、LANC端子につないだコードが邪魔するので、モニターを完全に閉じることはできません。

Hoodman

Hoodman製のSONY EX1用LCDビューファインダーキットが届きました。

この製品はもともと3インチの液晶モニター用に作られたもののようで、EX1のような3.5インチモニターで使用する時は付属の部品を取り付ける必要があります。取り敢えず、我が家にあるFX7(3.5インチ、21万画素)、HC3(2.7インチ、21万画素)の2つのカメラにセットしてみました。カメラのビューファインダーで見るよりは明らかに大きく、きれいに見えます。また、アイカップが目にしっかり当たるので、手持ちの場合、カメラのブレも小さくなるような気がしました。この点は、実際に撮影してみないとはっきり言えませんが。

楽しみなのは、3.5インチ、92万画素のモニターを備えたキヤノン、ソニーの新しいカメラにHoodmanを装着した時にどの程度きれいに見えるか、です。液晶モニターのサイズはFX 7と同じですが、画面の精緻さは4倍以上違います。カワセミ撮影時のピント合わせに威力を発揮してくれることを期待しています。

岡田解任騒動

韓国に負けるなど不甲斐ない結果が続いている日本代表岡田監督に対し、競技場ではブーイングが、マスコミ、ネットなどでは解任要求が飛び交っています。

何をいまさら、といった印象です。代表監督に岡田を選んだことがそもそも失敗だった訳で、今となっては結果がどのようなものであっても取り返しはつきません。サッカー協会会長はマスコミには不満を述べながらも、直ちに岡田続投を表明しました。それしか選択肢がないのですから、当然の措置です。サッカー協会が世界的に有能な人材を探す能力も時間もなければ、たとえ探し出せたとしても、今の時期にその人が日本代表監督を引き受けるはずもありません。我々は、W杯ベスト4などと大口を利きながら東アジアで3番目にしかなれない監督に率いられたチームが南アで負け続けるのを見ることになるでしょう。

日本サッカー界にとっては、南アで勝てないことは大したことではありません。大事なのは、長期的視点で、世界で戦えるチームをどうやって作っていくかです。岡田がその任に堪えられるとは思いませんので、指導者の交代は必須です。いつ交代させるかの問題でしょう。会長が言うように今の時期に変えると大会本番でのリスクが大きいなどということはありません。このまま岡田がやれば予選勝ち抜けは絶望的なのですから、代わりに誰がやってもそれ以下の結果はありえません。そういう観点からならば、今すぐ交代もあってよいでしょう。オシムレベルの有能な指導者が(南アでの結果を問われることなく)長期的に強化の基礎作りを引き受けてくれるならば、という条件の下ということになりますが。

トレーニングゲームの結果

石垣島、熊本と続いたジェフのトレーニングキャンプも終わり、明日からは本拠地ユナイテッドパークでの練習です。この間、精力的にトレーニングゲームを行いました。勝敗は以下のとおりでした。この時期、個々のコンディションもメンバーの組合せもベストな状態ではないので、試合結果はあまり意味がありませんが、相手も同様の状況なので、今シーズンの戦力の見極めに少しは参考となるでしょう。
 
流経大初日1試合目  1-2 得点者:中後 
流経大初日2試合目  0-1
流経2日目1試合目 4-1 得点者:益山、太田、米倉、ネット
流経2日目2試合目 4-3 得点者:村井、巻、アレックス、倉田
韓国浦項戦       3-2 得点者:太田2、深井
FC東京戦       2-2 得点者:アレックス、金沢
アビスパ福岡戦    0-4
福岡大学戦      5-1 得点者:アレックス、工藤、青木孝太、練習生、金沢
ロアッソ熊本戦    4-0 得点者:太田、伊藤、米倉、練習生

大学生に連敗するところから始まりましたが、徐々に調子を上げ、最後はJ2の熊本に完勝したので、まあまあではないでしょうか。この後も練習試合が続くようなので、注目です。

強い味方

この春売り出される有力メーカーの新しいビデオカメラはいずれもビューファインダーを備えており、老眼近視の者として大変喜んでいますが、肝腎のビューファイダーが使いにくいとの評価もなされています。

そこであちこち見ていたら、Hoodmanという海外メーカー製の「SONY EX1用LCDビューファインダーキット」なる商品が見つかりました。これは、カメラの液晶画面に拡大レンズとカバーを取りつけて、ビューファインダーの代わりにしようというものです。  EX1だけでなく、キヤノンやソニーの新製品でも液晶画面が3.5インチに大型化され、画素数が92万画素と精緻になったので、ビューファインダーより格段に鮮鋭な画像を見ることができるはずです。視度調節もできて、ピント合わせが楽になります。ただし、パナソニックの新製品は液晶が23万画素しかなく、大きな効果は期待できないかもしれません。
いずれにせよ、このフード付きルーペのおかげで、ビデオカメラの選択においてビューファインダーの制約を考慮外におけるようになったのは、大いに助かります。

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またまた悩ましい

pana01.jpgパナソニックが新しいビデオカメラTM700を発表しました。3月10日発売です。

このカメラの目玉は1080/60p記録に対応したことでしょう。通常の倍のコマ数で撮影されますので、サッカーのように動きの早い映像を撮るのに最適です。この規格は民生用ではとても実現できない夢としか考えていませんでした(ご参照)が、予想外に早く製品化されました。動画から切り出した静止画も倍美しくなるはずです。このほか、広角側は35mmにワイド化され、望遠サイドは画質を落とさず630mmまで伸ばせますし、内蔵メモリも96GBに増量されていて申し分ありません。非常に魅力的なカメラが出てきました。

問題は、1080/60p記録は新しい規格なので編集やBD作成にEDIUSが対応しているかどうかということ、ビューファイダ123千画素・液晶230千画素と対抗機種比やや貧弱なこと、そして何よりLANC端子が付いていないようであること、などです。フィルターサイズが46mmと大きくなったこともフィールドスコープとの相性という点で不安です。

キヤノン、ソニー、パナソニックと民生用の最上位機種が出揃いました。昨年モデルに比し著しく機能が向上したものばかりですが、私の使用目的からみるとそれぞれ一長一短があり、どれにするか迷うところです。1080/60p記録には強く惹かれますが、サッカー撮影にはLANC端子がないとすれば致命的です。3機種ともまだ詳細が把握できていないところもあるので、検討を続けます。また、ソニーのA1J後継機はどうなったかも気になります。

HDR-CX550Vの評価

ちょっと家を空けている間に、impress watchが2月19日発売予定のソニーHDR-CX550Vについて評価記事を掲載しました。

このカメラの最大の特徴は、レンズの広角化であることは衆目の一致するところで、この記事も好意的に取り上げています。ただ、無理な広角化の結果、テレ端の解像度が落ちていることを問題視しています。また、ビューファインダーについては、ファインダー内映像が小さい、解像度が低い、視度調節がやりにくい、などの難点があり、「このレベルのビューファインダだったら、別に無くても良かった」と厳しい評価です。解像度201千画素のビューファインダーでもこのような評価だと、キヤノンの123千画素、パナソニック業務用の113千画素だとどうなるのか不安になります。せめてFX7並みの見え具合なら不満はないのですが。

私が使う上では、広角化の裏返しとして望遠側の焦点距離が298mm(電子ズーム使用時417mm)ではいかにも力不足(かつ解像度不足)で、ビューファインダーが見にくいとあっては、このカメラは対象外となりそうです。この記事では取り上げていませんが、マニュアルフォーカス時のアシスト機能がどの程度のものか、HPでも確認できないのも不安材料です。他の候補と比べ明らかに優位にあるのは、レンズ口径が37mmでフィールドスコープとの相性が良さそうなところくらいです。

ピント合わせ機能

新しく発表されたビデオカメラについて調べていると、今持っているカメラについても意外なことを知らされます。

例えば、ピント合わせを補助する拡大フォーカスとピーキングが、サッカー撮影用に使っているFX7に備わっていました。サッカーはほとんどオートでピント合わせしますので、実際に役立つことはないのですが、今までピーキングが付いていたことすら、知りませんでした。また、カワセミ用のHC3には、何と、スポットフォーカス(キヤノンでいうタッチフォーカス)機能がありました。液晶画面でピントを合わせたい場所に指を触れると、瞬時にピントが移動します。これは便利な機能です。ただし、私は現状撮影時に液晶画面を使うことはないので、あっても宝の持ち腐れなのですが。今度、その効果を実感するため、試しに液晶画面を使ってみようかと思っています。

新製品の選択にあたっては、カワセミ撮影時のピント合わせの方法がポイントの1つとなります。しかし、実用上は、液晶画面で表示されるものを使うことはあまりなく、また、マニュアルリングもフィールドスコープのものを使用していますので、数多くあるフォーカスアシスト機能のうち重視すべきものは限られてきます。結論的には、拡大フォーカスは役立ちそうですが、他はあれば便利という位にみていて良さそうな気がします。

OSの再インストール

メインで使っているDELLのパソコンを起動した時、かなり前から「ディスクがない」との表示がしつこく出るので、XPを再インストールしました。元に戻すのにほぼ1日つぶしてしまいました。

OSのインストールはスムーズでしたが、DELLはドライバーのインストールがやっかいです。初めはドライバーCDから指定されたものをインストールしてそれでOKと思っていたのですが、ネットワークのドライバーが読み込まれていないらしく、どうしてもLANに繋がりません。OSを再度入れ直すなどしましたが、効果がありません。DELLのサイトのQ&Aでネットワークドライバーのインストール方法を調べ、やっと解決しました。

あとは、アプリケーションのインストールやメーラーの設定など時間が掛かることばかりで、うんざりしました。今使っているSATA接続の外付けのHDDは、OSを含めパソコンを丸ごとバックアップし、ブートできるようなので、検討してみます。本当は自宅サーバー構築の時にwindows home serverにしておけば、OSのバックアップも簡単だったのでしょうが。

やっぱり勇人も

3年前のキャプテン佐藤勇人が戻ってきました。チームが一番苦しい時期に5人揃って出て行った首謀者的人物がどういう顔をして「千葉のJ1復帰を助けたい」などと口に出せるのでしょうか。4人も揃って古巣にノコノコ戻ってくる今の選手やサッカー界のことは、私など年寄りの門外漢には理解の埒外にあります。今回もあのカンテーラなる怪しげな代理人が暗躍したのでしょうか。

私の基本的な応援姿勢は「ジェフで頑張りたいという選手を応援し、自らの意思で出て行った選手は敵としか看做さない」という考え方です。この基準で行けば、戻ってきたからには出戻り4兄弟を応援しないわけにはいきませんが、素直にそういう気持ちにはなれません。消極的応援に止まるということにしておきます。それよりも、この2年間の苦しい時期に頑張ってくれた選手たちに、出戻り組に負けないでレギュラーを確保して欲しいと願っています。江尻にも、公平で、目先の勝利だけに拘らない選手起用を期待したいものです。

昨日、今シーズンのメンバー構成と背番号が発表されました。主な変更は、アレックスが5番から3番に、池田が14番から4番に、ネットが7番から20番になりました。ネットが7番を空けたので間違いなく勇人が戻ると思っていたら、やっぱり今日の新聞に出ました。5番が空いたままですが、ここには噂のオーストラリア代表DFが来るのでしょう。新加入選手は転出者の空いた番号を割り振られ、山口6番、林11番、村井19番、茶野33番などです。レンタルから戻った青木孝太は以前の29番です。新加入の若手選手は、6人いますが、14番の倉田、28番の伊藤には即戦力としての期待大です。その他の若手も予想を裏切るような活躍でサポーターを驚かせて欲しいものです。

キヤノンHF S21の全貌

HFS21の製品内容がキヤノンHPで発表されました。3月中旬の発売です。

ソニーのCX550V(正式発表はまだ)との比較でいくと、撮影素子はHFS21がやや大きく、有効画素数も601万画素対415万画素と開きがあります。これが、画質を落とさずデジタルズームした時の倍率の差HFS21では17倍、CX550Vでは14倍に響いているのではないかと想像されます。もともとCX550Vは広角側を広く取ったレンズで、この点は高く評価されますが、最大望遠が417mmにとどまることはサッカー撮影では弱点となるでしょう。テレコンバージョンレンズの併用も考えなければなりません。これに対し、HFS21は最大望遠739.5mmと十分な能力です。カワセミ撮影においても効果を発揮しそうです。

カワセミ撮影においては、ピント合わせが大事なポイントとなります。HFS21では、タッチフォーカス(モニター画面にタッチしたところにピントを合わせる機能)、タッチ追尾(モニターでタッチした対象が動いてもずっと追いかける)が可能です。また、マニュアルではピーキング(ピントが合っている場所に色をつける)機能が付いているので、ピントが合っているかどうか確認しやすくなります。拡大フォーカス(マニュアルでピント合わせを行う際に画面を拡大する)もあるようです。CX550Vについては、今のところ、この点が明確ではありません。タッチフォーカスはできますが、タッチ追尾はできるかどうか確認できません。これまでの経過からすると、拡大フォーカス、ピーキングともに期待できないでしょう。ピント合わせでは全般にHFS21が使いやすそうですが、肝心のビューファインダの画素数はHFS21が123k、CX550Vが201kと大分開きがあります。悩ましいところです。

そのほかの点には、私が使う分にはそれほどの違いはありません。記録ビットレートは24Mbpsに揃いましたし、ビューファインダーも付きました。記録メディアはフラッシュメモリでどちらもSDカードが使えます。虹彩絞り(HFS21は4枚羽根、CX550Vは6枚羽根)が採用されボケが美しくなりました。LANC端子もなんとかなりそうです。

現段階では、サッカー撮影に使う上で望遠が効くHFS21が優位にあるような気がしますが、最大の不安は、口径が58mmと大きく、カワセミ撮影時にフィールドスコープとうまくマッチしてくれるかどうかです。この点は実際に取り付けてみないことには確認できません。リスクを犯さないとすれば、CX550Vになります。あとは、パナソニックの新製品、ソニーの業務用新製品が出揃ったところで、最終的な結論を下すことになります。

もう笑うしかない

こんどは茶野が戻ってくるそうです。ジェフは、よそのチームの姥捨山みたいになって、社会福祉活動を主たる業務とするクラブを目指しているかのようです。首脳陣は、そこそこ計算のできる昔の面子を揃えてJ1復帰と行きたいのでしょうが、あまりにも考え方が安直です。こんなロートル頼みのチームでは、復帰がやっとで、J1上位に定着し優勝も狙うという展望が開けるはずもありません。

1年でJ1復帰が至上命令とはいえ、恥も外聞も捨て出戻り選手に頼りきることもないでしょうに。

こんな姿勢でよいのか

ジェフから補強のニュースが相次いでいますが、正直がっかりしています。

補強した選手のリストに、村井、林という若くない、そしてある意味忌まわしい名前が見られます。出場機会を求めて京都に移籍した林はともかくとして、村井は当時レギュラーでオシムサッカーを担う選手として期待されていながら、あの人間力が監督に就任した磐田に日本代表という餌に釣られ、サポーターやクラブの引止めを振り切って移籍しました。私は、ユースからの生え抜きのレギュラーが簡単に移籍したことが、その後の阿部や佐藤などの大量移籍、ひいては今日のチーム転落の引き金となったとみています(もちろん、首脳陣の無能力が根本要因なのは間違いありませんが)。そんな選手が移籍先で戦力外通告を受けたのをみて、戻ってくれと言うとはどんな神経の持ち主なのでしょうか。噂では行き先のない佐藤勇人にまで声を掛けているとのことです。

村井や林のような30歳にもなる、他チームの落ちこぼれを拾ってきて取り繕うような姿勢で、チームの再建はなるのでしょうか。苦しくとも、この先何年もチームの核として活躍できる人材を辛抱強く育てることが今求められていることです。少なからぬサポーターは、現状の寄せ集めチームに心から親近感を抱けないでいますし、何が何でも1年でJ1復帰を望んでいるわけでもありません。このクラブ首脳陣の焦りはどこから来るものなのでしょうか。親会社やスポンサーにばかり目を向けるのではなく、サポーターの心情をきちんと汲むことがクラブ経営の基本ではないでしょうか。

大忙し

ソニーの業務用AVCHDカメラNXCAMの最初の製品として、「HXR-NX5J」が発表され、同時に発売となりました。前に概要が伝えられていましたが、詳細が分かるにつれ、ますます魅力的なカメラのように見えます。ただ惜しむらくは総重量が2.6kgと老骨には厳し過ぎます。それ以外サッカー用として問題はありませんが、このカメラはフィールドスコープにはまず取り付けられないので、現在と同じようにカワセミ用にもう1機必要になってしまいます。そんな訳で、次の機種に期待します。

米国で開催されているCESで、NXCAMの民生機バージョンと思われる「HDR-AX2000」(写真)が発表されたとのことです。HXR-NX5Jよりは機能を落としややコンパクトになっているように見えますが、詳細はまだ分かりません。20倍ズームは魅力ですが、多分この機種もカワセミ用には使えません。ソニー製品なら民生用新製品HDR-CX550Vか業務用A1J並のサイズのAVCHD後継機しかないように思えてきました。

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続々登場

昨日キヤノンが北米市場で新製品を発表したと思ったら、今日はソニー、パナソニックが北米向け新製品を発表しました。パナソニックは中級カメラだけなので、注目はソニーです。

ソニーは、HDR-XR550V、HDR-CX550Vという2機種を発表しました。それぞれ、ハードディスクタイプHDR-XR520V、メモリータイプHDR-CX520Vの後継機です。残念ながら、HDR-CX550Vは引き続きビューファインダーを備えていません。HDR-XR550Vは、シャタースピードをマニュアル設定できる、SDHCカードも使用できる、記録ビットレートが24Mbpsに高められた、など改善された点もあるようですが、詳細は分かりません。業務用を含め各メーカーのAVCHD製品の詳細が判明したところで、サッカー、カワセミ撮影に適したカメラはどれか検討したいと思っています。今使用中の予備の電池、メモリーカード、リモートコントローラーなどが使えるかどうかも決め手の1つとなります。これらは意外と高価なので、要注意です。

 

(追記 1/8)comcorderinfoによれば、HDR-CX550Vにはビューファインダーはつかないとの情報でしたが、ソニーUSAのHPによれば、Viewfinder : Wide (color 201k)と記載されています。多分こちらが正しいと思われます。

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新戦力

J2に落ちて、下村、新居、ボスナー、佐伯、島津、市原、山中、高田、乾が抜け、斉藤が引退しました。新戦力としては、高卒新人の戸島、佐藤、大卒伊藤の新加入に加え、青木の復帰、名古屋から山口、G大阪から倉田、湘南から鎌田の移籍が発表になっています。このほか、オーストラリア代表DF獲得が新聞紙上で報じられています。

新人FW戸島、GK佐藤は長身ですが、他の選手はいずれも小柄な選手ばかりで、これまでの弱点だった競り合いでの弱さが解消されそうもないのが気になります。極論すれば、先シーズンはセットプレーでの得点力のなさ、失点の多さから降格を余儀なくされました。この後シーズン開始までに、こうした視点からの補強はなされるのでしょうか。体の強さは、得点力、守備力の強化に直結します。体格の良い攻撃的な外国人選手の獲得は検討されているのでしょうか。選手補強を渋ったために最悪の事態を招いた先シーズンの轍を今年も踏むことのないよう、クラブは気を引き締めて取り組んで欲しいと思います。

この新製品は使えるかも

キヤノンUSAが、北米市場向けにHDビデオカメラVixiaHF S21を4月ごろ発売すると発表しました。

国内向けiVIS HF S11 の後継機と思わせるネーミングのカメラです。S11は解像度やAFの速さに定評があるので、新機種も国内で販売されれば、評判になるかもしれません。S11は、ファインダーがない、LANC端子がない(要特注)という大きな欠陥があったので、私は全く関心がありませんでした。しかし、新製品はこれらの機能を備えているようです。キヤノンとしては久し振りにハイアマチュア向けの製品を出した感じです。カメラ専門メーカーとして不満に思っていましたが、やっと期待に応えてくれました。

HFS21は、64GBの大容量フラッシュメモリを内蔵したAVCHD方式のメモリータイプのカメラで、SD/SDHCカードスロットをダブルで搭載しています。総画素数859万画素、1/2.6型CMOSセンサーが採用されていて、光学10倍ズームレンズを搭載、新開発の手ブレ補正機能も備えるとのことです。注目しているマニュアル操作がどの程度できるか今のところ不明ですが、S11と同じマニュアル操作用のカスタムダイヤルが備わっているので、S11並のことはできそうです。
機能の詳細は不明ですし、国内での発売もいつになるか分かりませんが、興味を抱かせるカメラであることは間違いありません。

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