サッカー日本代表は今日コートジボアールと練習試合を行います。それに関連した日経の記事に、日本はプレス戦術を変更し「相手が後方で余裕を持ってボールを回しているときは一度隊列を退け」ることにしたそうです。
この点については、宮崎隆司著『世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス』でイタリアの監督5人から揃って馬鹿げた戦術と批判されています。最前線から闇雲にプレスにいき、前線のプレーヤーが疲労困憊し後半肝腎なときに力を発揮できないのが日本のこれまでの姿だというのです。オシムも同じような指摘をしています。岡田もやっと世界レベルでの戦い方を理解したということなのでしょう。上記の書物では、これ以外にも日本の選手はゾーンディフェンスの基本的考え方を理解していないと厳しく指摘されています。プレスの位置の修正は最も分かりやすく、手の付けやすい戦術です。
W杯本番まで残りわずか、世界基準の戦い方に今頃気がついても手遅れなのは否定しようがありません。オシムの後任に正しい指導者を選ばなかったツケと言えましょう。