次期日本代表監督が前ユベントス監督のザッケローニに決まったと報道されています。
イタリアサッカーの門外漢である私でも名前を知っているような有名人がよく来てくれたな、というのが正直な感想です。年俸2億円が魅力だったからとは思いたくありません。きっと、極東のサッカー後進国を世界的レベルに引き上げようとの強い想いにかられてのことでしょう。オシムと同じようにこの国を愛してくれることを祈ります。
この方の人柄は皆さんが褒めているようです。どんな経歴かは報道で分かりますが、どんなサッカーをするかは試合をいくつか見てみないと何とも言えません。守備の国イタリアの人でありながら攻撃的サッカーをすると言われますが、どうでしょうか。前に紹介したようにイタリア人には、日本には守備の文化がない、ゾーンディフェンスの本質を理解していない、と見られているようです。ザッケローニにはまずゾーンディフェンスの守り方を徹底して教え込んで欲しいと願っています。攻撃の構築は遅れても仕方ありません。日本サッカー協会が期待するように4年後のブラジル大会で結果を残せれば、それに越したことはありませんが、それに拘ることはないと思っています。大事なことは今後の日本サッカーの土台を築くことです。ザッケローニが、日本人の適性を理解し、それに沿った正しい方向付けができる人材であることを切に祈っています。