こんな姿勢でよいのか

ジェフから補強のニュースが相次いでいますが、正直がっかりしています。

補強した選手のリストに、村井、林という若くない、そしてある意味忌まわしい名前が見られます。出場機会を求めて京都に移籍した林はともかくとして、村井は当時レギュラーでオシムサッカーを担う選手として期待されていながら、あの人間力が監督に就任した磐田に日本代表という餌に釣られ、サポーターやクラブの引止めを振り切って移籍しました。私は、ユースからの生え抜きのレギュラーが簡単に移籍したことが、その後の阿部や佐藤などの大量移籍、ひいては今日のチーム転落の引き金となったとみています(もちろん、首脳陣の無能力が根本要因なのは間違いありませんが)。そんな選手が移籍先で戦力外通告を受けたのをみて、戻ってくれと言うとはどんな神経の持ち主なのでしょうか。噂では行き先のない佐藤勇人にまで声を掛けているとのことです。

村井や林のような30歳にもなる、他チームの落ちこぼれを拾ってきて取り繕うような姿勢で、チームの再建はなるのでしょうか。苦しくとも、この先何年もチームの核として活躍できる人材を辛抱強く育てることが今求められていることです。少なからぬサポーターは、現状の寄せ集めチームに心から親近感を抱けないでいますし、何が何でも1年でJ1復帰を望んでいるわけでもありません。このクラブ首脳陣の焦りはどこから来るものなのでしょうか。親会社やスポンサーにばかり目を向けるのではなく、サポーターの心情をきちんと汲むことがクラブ経営の基本ではないでしょうか。