キヤノンUSAが、北米市場向けにHDビデオカメラVixiaHF S21を4月ごろ発売すると発表しました。
国内向けiVIS HF S11 の後継機と思わせるネーミングのカメラです。S11は解像度やAFの速さに定評があるので、新機種も国内で販売されれば、評判になるかもしれません。S11は、ファインダーがない、LANC端子がない(要特注)という大きな欠陥があったので、私は全く関心がありませんでした。しかし、新製品はこれらの機能を備えているようです。キヤノンとしては久し振りにハイアマチュア向けの製品を出した感じです。カメラ専門メーカーとして不満に思っていましたが、やっと期待に応えてくれました。
HFS21は、64GBの大容量フラッシュメモリを内蔵したAVCHD方式のメモリータイプのカメラで、SD/SDHCカードスロットをダブルで搭載しています。総画素数859万画素、1/2.6型CMOSセンサーが採用されていて、光学10倍ズームレンズを搭載、新開発の手ブレ補正機能も備えるとのことです。注目しているマニュアル操作がどの程度できるか今のところ不明ですが、S11と同じマニュアル操作用のカスタムダイヤルが備わっているので、S11並のことはできそうです。
機能の詳細は不明ですし、国内での発売もいつになるか分かりませんが、興味を抱かせるカメラであることは間違いありません。