気の滅入る敗戦

札幌とのホームゲームは0-3の完敗でした。

どの試合も勝てるなどとは思っていませんが、優勝とJ1定着を目指すというクラブ方針にも拘わらず、J2で12位のチームに手も足も出ないような試合振りは納得できるものではありません。最も気懸かりなのは、開幕以来チーム状態が改善されつつあるとの実感がないことです。開幕時、クラブ首脳・監督は満足のいく補強だったと評価していました。その評価は間違っていたのでしょうか。それともそれだけの選手層を抱えながらもたつくのは、指導者に問題があるのでしょうか。クラブ首脳は現状の問題点はどこから来たものか、しっかり分析しているのでしょうか。当初から懸念されていた外国人枠を空けたままで、今後の補強となると、カネがないと言っているようですが、これまでの無駄使いから生じたカネ不足との反省はあるのでしょうか。

要は、他のJ2の大半のクラブに比し、経営基盤、資金面、観客動員、試合・練習環境などで圧倒的に優位な立場にありながら、結果を出せないのは、人災というしかありません。近年における監督・選手ことに外国人選手を見極める能力の欠如は覆いがたいものがあり、しかもかつて優位にあった選手育成能力もどこかに行ってしまいました。チーム強化の責任はGMにあり、さらには、クラブ全体の運営状況をしっかり管理監督する責任が経営陣にはあります。親会社からの派遣役員にその自覚はあるのでしょうか。