今期J2リーグ戦の初戦は、ロスタイムに追いつかれ1-1の引き分けでした。
熊本を相手にボールは支配しましたが、きちんとつないでシュートまで行けた訳ではなく、決定的チャンスは得点場面だけだったように思えます。ことに前半の戦い方はロングボールを蹴りこむだけで、つまらないサッカーをやっていました。前線の選手にそのボールをシュートまで持ち込む力はなく、ゴールなど望むべくもありません。得点力のない去年のメンバーをそのまま攻撃陣に使った監督采配には疑問が残ります。一方、熊本は、GKと1対1のチャンスを3度は作りましたし、良いミドルシュートもありました。ポストに当たった決定的シュートもありました。戦い方はジェフと似たり寄ったりとは言え、得点機会の質と量で熊本に完敗しました。何とか引き分けたのは、相手がJ1チームだったジェフを必要以上に怖がってくれた面があったからかもしれません。ジェフ側は反対に「必ず1年でJ1に復帰する」、「いい準備ができています。正直、自信があります」などとJ2を軽く勝ち抜けるリーグと甘くみていたと感じます。去年の天皇杯で岐阜に完敗したのを忘れてしまっていたようです。今日の試合では、J2のチームに所属する選手たちの必死さを見せつけられました。今後35試合、心して取り組まないと容易には勝てないとの警鐘と重く受け止めるべきでしょう。
今日も、昨シーズンと同じく、ゴールは遥か遠く、点は簡単に取られました。今年はJ2にしては贅沢なほどの補強をし、世間の評価では昇格最有力候補と言わるほどの戦力を揃えました。しかし、1試合だけとは言え、結果はこのざまです。まずは何より点を獲れるチームにするには何を変えるべきかよく考えて欲しいものです。