またまた悩ましい

pana01.jpgパナソニックが新しいビデオカメラTM700を発表しました。3月10日発売です。

このカメラの目玉は1080/60p記録に対応したことでしょう。通常の倍のコマ数で撮影されますので、サッカーのように動きの早い映像を撮るのに最適です。この規格は民生用ではとても実現できない夢としか考えていませんでした(ご参照)が、予想外に早く製品化されました。動画から切り出した静止画も倍美しくなるはずです。このほか、広角側は35mmにワイド化され、望遠サイドは画質を落とさず630mmまで伸ばせますし、内蔵メモリも96GBに増量されていて申し分ありません。非常に魅力的なカメラが出てきました。

問題は、1080/60p記録は新しい規格なので編集やBD作成にEDIUSが対応しているかどうかということ、ビューファイダ123千画素・液晶230千画素と対抗機種比やや貧弱なこと、そして何よりLANC端子が付いていないようであること、などです。フィルターサイズが46mmと大きくなったこともフィールドスコープとの相性という点で不安です。

キヤノン、ソニー、パナソニックと民生用の最上位機種が出揃いました。昨年モデルに比し著しく機能が向上したものばかりですが、私の使用目的からみるとそれぞれ一長一短があり、どれにするか迷うところです。1080/60p記録には強く惹かれますが、サッカー撮影にはLANC端子がないとすれば致命的です。3機種ともまだ詳細が把握できていないところもあるので、検討を続けます。また、ソニーのA1J後継機はどうなったかも気になります。