外国人4名決定

チームは沖縄でキャンプの真っ最中ですが、新体制発表会の後、今日までにブラジル人2名の加入が決まりました。これで一応今シーズンの陣容が最終的に固まったということになります。ジャイールは韓国チェジュユナイテッド、ケンペスはブラジルポルトゲーザからの移籍で、2人とも攻撃的選手です。なおケンペスは昨シーズン一時セレッソ大阪でプレーしていました。今年はこの2人を軸に点を獲るサッカーとなりそうです。日本人若手を鍛えるよりは手っ取り早い方法を選んだといえます。昇格が親会社やスポンサーからの至上命令だとすれば、クラブとしては時間が迫っている中、頑張って体制を整えたと評価してよいのではないでしょうか。あとは、この2人がどれだけの結果を残せるか、ブラジル人の夫人を持ち、外国人を使うのが巧いと噂される鈴木監督がどう使いこなすかにかかっています。「外れ」外国人でないことを祈ります。

残り2名の外国人選手は、韓国の大学生、ナムとキムです。この2人はどちらかというと守備的プレーヤーです。ブラジル人2名がプロでの経験が豊富なのに対し、この2人は実績がなく、どれほどの実力なのか、すぐ戦力となりうる素材なのかは分かりません。育成的観点から長い目で見るべき選手なのかもしれません。

昨年のレギュラーからは実質的にはFWの藤田が抜けただけで、代わりにブラジル人FW2名が加わったとみれば、攻撃面は強化されたといえましょう。山口、佐藤、兵働など日本人の中核となる選手は不動で、昨年途中加入の谷澤、高橋が開幕から揃う今シーズンは、陣容だけから見れば、良いスタートが切れるはずです。戦術、連携面で抜かりがないよう監督、コーチがどう仕上げるか、期待しましょう。