勝ち試合から学ぶこと

降格が決まった後の消化試合、FC東京との対戦は2-1で勝ちました。今シーズンFC東京からはリーグ戦で2勝あげました。

この試合は、失うものがなくなって精神的に楽になった面もありますが、どの選手が勝利に役立つかを明確にしてくれました。来シーズンの編成に当たってよく考えて欲しいと思います。江尻がいつも使うメンバーに代わって、DF斉藤、アレックス、MF米倉、FW新居の顔ぶれが先発しました。ボスナー、青木、下村、深井が外れました。この起用の裏にどういう事情があったかは分かりません。また前半早い時期に先発巻が負傷し、ネット・バイアーノが交代出場しました。ネッに代わってすぐに先制点が生まれました。アレックスの素晴らしいアシストでした。後半開始早々今度はネットがヘッドで決勝点を奪いました。ネットは点に絡んだ場面だけでなく、ポストプレーでも守備でも頑張っていました。前線でボールを少しコントロールできるだけでも、周りの動き方が大分代わってきました。江尻が何故この選手を使いたがらないのか、ほんとうに分かりません。アレックスもサイドバックとして運動量と攻撃力で大きな戦力となっていました。ベテラン斉藤も苦しい時は頼りになる選手なので使うべきと思っていましたが、やっと使われました。結果はボスナーより安定した守備をもたらしました。

来期のメンバーはどうなるか、選手の方の事情もあるでしょうし、予算との兼ね合いもあるでしょうが、外国人も含め、クラブとして何としても引止めをはかるべき選手を間違わないようにして欲しいところです。過去にとらわれず、また営業政策を優先することなく、チーム強化に真に必要な選手を揃えなければ、1年でJ1どころか、失礼ながら現在の横浜FCのようなチームになってしまうかもしれません。