2009/09/10 V・ファーレン長崎にJ資格なし

V・ファーレン長崎はJリーグへの入会予備審査を受けていましたが、通らず、来季のJ2昇格を断念せざるをえなくなりました。

ネックは、前にここで書いたようにJリーグ規格の競技場を確保できなかったことです。諫早の県立総合運動公園陸上競技場は、長崎国体へ向けた改修工事のため、10年7月~13年3月まで使用不能です。この代替競技場を確保できなかったことが今回落選の主因です。このままでは13年シーズンに間に合うかどうかということで、選手のモチベーションを維持するのが大変でしょう。

また、資本金や広告収入の不足も指摘されています。県、市、地元財界、市民の支援がまだまだ不十分な結果です。長崎には資金的に余裕のある有力企業がなく、地域経済も厳しい状況にあります。今回の資格審査の失敗により、V・ファーレン長崎は、事実上、存続の危機にさらされることになりました。