さもありなん

ナビスコ杯決勝戦で負けた川崎の選手が表彰式で、首にかけてもらったメダルをすぐ外したり、来賓との握手を拒否したり、壁に寄りかかっていたり、ガムを噛んでいたり等々、態度が悪かったということで、協会やJリーグトップの顰蹙をかったと、報じられています。

この試合はTVで見なかったし、表彰式の様子も知りませんが、この報道があった時、川崎の選手なら負ければ起こりうることと感じました。このチームの監督は鹿島出身者で、マリーシアとか称して勝つためなら何でもやるというブラジル流の考え方の持ち主と聞いています。かつてジェフと対戦したあとのコメントを聞いて、相手への思いやりに欠ける人だなあとの感想を抱いたことがあります。この程度の相手なら負けるはずはないとの思い上がりがこうした行動に表れたと言われても仕方ないでしょう。サッカーができるのは、ファンやスポンサー、また相手チームがあってこそということを忘れてはなりません。

今回の事件を受けて、川崎は、準優勝の賞金を返上し、特に態度の悪かった森を1試合以上出場停止にすると、Jリーグに申し出たそうです。賞金の返上など筋違いです。もっと他にやることがありそうな気がします。おたおたと、お偉方の意向に従って早く事を治めようとする姿勢は、返って見苦しいと感じます。チームの首脳陣は真の意味で反省しているのでしょうか。問題ばかり起こし、すぐけんか腰になるような選手をいつまで使い続けるのでしょうか。