SONYのNXCAMカムコーダーHXR-NX70Jが発表になりました。
仕様書で見る限り、撮影素子サイズやレンズなど中枢部分が民生用のHDR-CX700と同スペックなので、それをベースとするカメラのように見えますが、実態はどうなのでしょうか。大きく異なっているのはファインダーが格段に性能アップしているところです。老眼近視の者にとっては待望久しいニュースです(実際に覗いてみないと、本当には喜べませんが)。AVCHD記録、60p対応、122万画素ファインダー、LANC端子、本体重量840gと、サッカー撮影に好適な機能を揃えていると言えましょう。望遠端が263mmと不足しているのが最大の不満ですが、デジタルエクステンダーで368mmまで拡大できますし、1.5倍のテレコンを併用すればなんとかなりそうです。ただ、付属のマイクを取り付けると外観がいかにも大仰で、サッカー場のスタンドでは顰蹙を買うかもしれません。内蔵マイクが付いていてハンドル部分を取り外せるようだと理想的なのですが、確認が必要です。
カワセミ用カメラとしては、望遠距離が足りない(デジタルエクステンダー使用が不可欠)うえに、SONYにはフォーカスアシスト機能は多くを期待できない(ただし、高性能のファインダーがそれをカバーしてくれる可能性はあります)でしょうし、フィールドスコープとの相性、静止画機能の詳細も不明です。多分、カワセミ用としては引き続きCANONのHFS21を使わなければならないでしょう。
これまではCANONの業務用XA10を次に購入するカメラの最有力候補として考えていましたが、とりわけファインダーが小さいことが購入に踏み切れない要因になっていました。60pに対応していないので、将来的には再度買い替えが必要となることもネックでした。CANONの画質の信頼性は捨てがたいものがありますが、最優先課題である腰痛対策のためにファインダーが見やすいカメラを選びたい気分です。 AG-HMC45を出しているパナソニックがどういう機能を持った新モデルを発表するかも注目して待ちたいと思います。