監督更迭

スポニチによれば、ドワイト監督が解任され、後任に神戸TDが就任するそうです。

監督交代と聞くとまたかという気分になります。監督を任期途中で解任して結果が良かったためしがありません。次に据える監督がまともなチームを作れたことがないからです。つまり、クラブに監督を選ぶ能力が不足していると言わざるをえません。オシムが日本代表監督に望まれ退任して以降5年間に、オシムの息子、クゼ、ミラー、江尻、ドワイトといずれも任期を全うできず、クラブは契約残存期間の違約金を払い続けるはめになりました。金銭的負担もさることながら、問題は監督が代わるたびにチームの基本戦術が変わり、攻撃的になったり、守備的になったり、パスを繋いだり、ロングボールに頼ったり、酷いときには1人の監督の戦い方が途中で大幅に変更されたりと、一貫性のないチーム作りが続いたことです。これがJ2に低迷する事態を招いたといっても過言ではないでしょう。今後は、クラブとして基本的な戦い方の方向性をはっきりと定め、それに相応しい監督を招聘し、時間をかけて再建に取り組まなければなりません。ジェフというクラブにその能力があるかどうかが問われます。

昨日も書いたようにジェフはチームを作り直すべき時にあると考えていますので、監督の交代自体は、それに沿ったものならば、大歓迎です。交代の目的が単に昇格のためだけならば、無駄ガネは使うなといいたいところです。神戸さんはザムフィールやベルデニック監督時代にコーチを務めていました。フィリピンなど東南アジアの代表監督もいくつか経験しています。しかし、Jリーグでの監督経験はありません。実質的なGMとしてチームの実情をよく把握している神戸さんがどのような指揮を執るか注目してみたいと思います。