2009/09/19 SM更迭

昼田シニアマネジャーが更迭され、神戸さんが後任となると、伝えられます。

昼田さんには荷の重い仕事だったのでしょう。成績の不振、監督選びの失敗と相次ぐ交代、外国人選手選考の失敗、獲得選手の相次ぐ退団・移籍など不手際が目立ちました。これらの失敗による金銭的な損失もかなりなものになっています。諸々の責任を問われた形です。

多くのサポーターからは、昼田さんは口先でうまく丸め込むタイプと見られていたようです。確かに、語呂合わせ的な表現が好きな方で、それが実績に繋がれば、信頼のもととなったのでしょうが、裏目に出たため、不信の原因となっていました。

クラブは、シーズンも押し詰まったこの時期に思い切ったことをしたものです。ミラー監督更迭もそうでしたが、残留のため効果のありそうなことは何でもやってみると考えているのでしょうか。あるいは、J2落ちも覚悟のうえで、今後の再建のための施策を今からうっているのでしょうか。矢継ぎ早の大胆な動きからは、新練習場の完成を控え、社長、経営陣の並々ならぬ決意が伝わってくるかのようです。大株主からの圧力があるのかもしれません。

後任の神戸さんは、ジェフでコーチをやった後、東南アジアのサッカー後進国で代表チームの監督をいくつか勤められました。この種の監督派遣は概ね日本サッカー協会の推薦で行われますが、サッカーの見識だけでなく人柄も穏やかで立派な方なので、いくつも声が掛かったのだと思います。
GM業は初めてかも知れませんが、ジェフが以前のように自前の選手を育てながら、強くなっていったコーチ時代のような勢いを、是非、取り戻して欲しいものです。コーチとしては、2000年、ザムフィールさんからベルデニック監督に引き継ぐつなぎとして指揮され、等々力での川崎戦に勝利した試合をよく覚えています。この勝ちでジェフはJ1残留を果たし、川崎はこの年J2に降格しました。