一方的ながら

ホーム札幌戦は2-0で完封勝ちしました。ドワイト監督も「今日のゲームは、今シーズンの中で、一番いいゲーム」と評価したように、危なげない勝利でした。

この試合はメンバーがかなり入れ替わり、先発には佐藤、坂本、村井、林と4人の出戻り組が揃いました。控えには茶野と藤田の大ベテラン、平均年齢はいくつだったのでしょうか。その中で初先発の村井が新しいポジションのボランチで大活躍しました。喜ぶべき事ながら、チームの進歩という点では不満が残ります。シーズンが深まったこの時期にベテランに頼らざるをえないようではチーム作りは失敗でしょう。とても今後を見据えたメンバーとは思えません。

久し振りに対戦した札幌は怖さを感じないチームになっていました。以前はチームを引っ張っていたブラジル人選手が一人もいなくなったのが原因でしょうか。中盤で簡単にボールを奪えますし、キープも楽にさせてくれます。シュート数26-5が物語るようにジェフがずっと攻め込んだ試合でした。それでも2点しか奪えないのが首位に立てないジェフの現状なのでしょう。プレスの弱い相手に対しいくらボールを支配できたとしても喜んではいられません。村井とてこの相手だからこその活躍だったかもしれません。次の試合で真価を証明して欲しいところです。