今年のチーム

昨日、新体制発表会見が行われました。同時に開催されたサポーターコミュニケーションの内容はまだ伝わっていない段階ですが、今年は大丈夫との確信を抱くことはできませんでした。それは、攻撃の柱となる選手をいまだ探し出せていないからです。

昨年は、肝心な時に点が獲れない欠陥を露呈し、リーグ5位に終わりました。チームを変えていかなければ、J1昇格、定着は成し遂げられないのは明白です。TDが代わり、監督・コーチも一新され、違うチームになる下地は整いました。問題は実際にプレーする選手がどう変わるかという点です。顔ぶれは、外国人プレーヤーが全ていなくなり、FWの藤田と荒田、サイドの坂本、武田が抜けました。これまで新加入は控えGK、大卒DF1名、韓国人学生2名が決まっただけです。レンタル中だった兵働、大塚の完全移籍、高橋のレンタル継続は好材料とはいえ、この部分は昨年並みに過ぎません。点を獲るための即戦力FWが不可欠です。日本人には目ぼしい選手はいそうもないので、外国人頼みになるでしょうが、開幕までに間に合わせ、チームに馴染ませることができるでしょうか。

外国人は、有能な選手を獲得できればそれに越したことはありませんが、獲れてもやってみないと分からない面もあります。「絶対J1!」を標榜するなら、今いる顔ぶれでチームの戦闘能力を大幅に強化するしかありません。変わらなければならないことを選手の意識に植えつけ、明確な戦術構築と厳しいトレーニングで個人の能力と選手間の連携をともに向上させる手腕を新監督に期待できるのでしょうか。注目して見守りたいと思います。