高校サッカー2回戦で地元市立船橋と対戦した長崎日大は1点をリードして残り5分を迎えながら、そこから2点奪われ、惜しくも負けてしました。結果は力の差をあらわしていたように思います。開始早々相手のミスで幸運な先制点を挙げましたが、その後は決定的チャンスは少なく、ことに後半は守勢一方でGKのファイセーブの連続によりなんとか無失点に抑えていました。しかしながら、試合終了間際に力尽きてしまいました。市船は長崎の運動量があるうちはなかなか攻撃の形を作れなかったものの、後半風上に立つと、キャプテンの10番の選手が前を向いてプレーできるようになり、地力を発揮し試合を逆転しました。
第二試合は、大晦日に勝った四日市中央工業と市立徳島の対戦でした。四中工は徳島に先制されましたが、後半大量6点を奪い、大勝しました。立ち上がりこそ蹴り合いとなって、ボールが空中にある時間が長かったのですが、その後はロングボールに頼りすぎることなくパスを繋いで、サイドから良い形の攻めを見せていました。初戦を勝ってチーム状態がほぐれてきたような印象です。それにしても終盤のゴールラッシュは見事でした。この日の2試合で計10のゴールが生まれましたが、全て風下側の同じゴールであげられました。臨海名物魔物の風に各校が翻弄されたかのようでした。