2005/06/12 オシムの教え

昨日の試合後の記者会見でオシム監督が日本代表、ユース代表についてコメントしています。A代表については例によって当たり障りのない答え方しかしていませんが、ユースに関して答えた中に、オシムの今の日本A代表に関する本音があるように思われてなりません。

「ヨーロッパの人間がどのようなプレーをするのかを見てほしい。例えば、オランダはユースチームなのに、典型的なオランダのサッカーをやっていた。A代表もああいったサッカーをするんだ。パスのつなぎもうまいし、早くプレーもするし、サイドチェンジもうまい。個人技、一人で何かができる選手がたくさんいる。身体能力も高いチーム」
「ここで日本の問題は(途中略)日本の指導者が考えるべきだが、身体的、身長、体格で劣った日本がどうやってそこを埋め合わせるか、自分たちの道をみつけていくかだ。そこはものすごく大事なこと。(途中略)何をコピーしても、コピーはコピーだ。」

日本人の特性に合った「典型的な日本のサッカー」を、A代表からユース年代まで一貫して教え込むことの必要性を説いているように思われます。