2005/07/10 部屋の扉をあける鍵

「彼らは個々の特長と動きを互いにしっかりと把握しており、誰がどのように動いたら自分はこう動くということを熟知している。こうしてデポルティボは中盤での主導権を握ってボールを保持し続ける。
 だが、問題はここから始まる。このデポルティボの華麗な球さばきも中盤までしか機能しないのだ。デポルティボと対戦するチームは中盤でかわされても、その勢いがゴールへ直結することを防ぐために最終ライン付近に人数を多く割き、ゴール前に強固な壁を築く。これによって、ゴールに近づけば近づくほどスペースが減り、デポルティボはその壁を前にして行き詰まることになる。」

何だか最近のジェフについて書いてあるような記事です。5シーズン連続でチャンピオンズリーグに出場してきたデポルティボ・ラコルーニャ、スペインのトップチームです。イルレタ監督の下、猛練習によって、運動量豊富で中盤の主導権を握るサッカーを作りあげたところもジェフと重なります。世界のトップクラスの人材を集めたチームですら、得点を決める鍵を探すのに苦労しています。ジェフレベルでは当然の悩みです。点が獲れないと選手に文句を言うよりも、こんな欧州強豪チーム並みの悩みを持てることを誇りに思ったほうが良さそうです。
オシムサッカー、万歳!

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/spain/column/200507/at00005332.html