セルティックといえば、ルボミール・モラフチクを思い出します。2002年、スロバキア人のベングロシュ監督がムイチンの代わりにセルティックから呼んだ選手です。松本での名古屋戦や最後となったナビスコ杯での気迫のこもった、素晴らしいプレーを記憶しています。
来日早々豪雨の中での練習で脚を痛め、ほとんど試合には出られませんでしたが、両足でのキックの正確さはまさにワールドクラス、故障に伴う引退はほんとに残念でした。
残っていれば、若い選手には良い手本となった選手です。試合前、林と一緒に練習しているとき、蹴った後体重が流れないよう、何度も教えていたのが印象的です。指導力もありそうなので、機会があれば日本に戻ってきて指導者となって欲しい選手の一人です。恩師の名将ベングロシュさんはいつまでもJEFに関わってくれているように、ルーボもそうなることを期待しています。
セルティックがどんなチームか知りませんが、技術能力の高いルーボが主力として活躍できたチームですから、中村もきっと良い結果を出してくれるでしょう。