JEFは巻の1トップ、左山岸、右水野、トップ下羽生の攻撃陣で、阿部、佐藤、坂本の3ボランチでした。佐藤が前目だったようです。この布陣はあまりよく機能したとは思えませんでした。終盤、水野に代えて工藤を入れ、いつもの坂本左、山岸右にし、さらに羽生に代えて林をいれ、2トップになってからの方が得点できそうな場面が増えました。
ロスタイムになって試合は動き、新潟の揺さぶりで失点、ダメかと思ったところで林が目の覚めるようなオーバーヘッドシュートを目の前で決めてくれました。ただ、本当のところ、このゴールはオフサイドだったように見えました。撮影したビデオを見ても画面の中だけではオフサイドです。画面の外に新潟の選手がいたかどうかはわかりません。新潟の外人選手は抗議していましたが、審判は認めましたので、素直に喜びましょう(追記:ビデオを詳細に見直すと、折り返した巻と相手DFはジャンプしており、カメラの位置から見ると後ろに見えやすいので、真横から見ると、オフサイドでなかったというのが正解かもしれません)。終了間際にも得点チャンスがありましたが、主審の不可解な判定によるファールとシュートミスで、勝利を逃してしまいました。
はるばる新潟まで行って負けなくて良かったとの安堵の気持ちですが、一方では、新潟や前の試合のセレッソなど中下位のチームにすっきり勝てないようでは、リーグ優勝はもちろんのこと上位入賞も難しいのではないかと、がっくりきています。鹿島の快進撃は止まりましたが、ガンバや浦和、広島が元気です。水曜のナビスコ準決勝浦和戦、土曜の広島戦が疲れのピークであり、戦いの山場となりそうです。
試合データ(ジェフ-新潟)
得点:1-1
シュート数:14-19
CK数:5-5
FK数:16-15
警告:0-1