オシムは、本当にサッカーが好きな人なので、欧州でのようなプレッシャーを受けることなく、サポーターが喜ぶ試合をするチームを作ることを心から楽しんでいるように見受けられます。ジェフというクラブは、貧乏で観客数も少なく練習施設もボロですが、素直で献身的な選手達に恵まれていて、伝統的に攻撃的なチーム作りをやってきました。オシムにとって、制約のある駒を使いながら、最大限の成果を求めてチームを作り上げるには、まさに好条件が揃ったクラブだったように思われます。
最後の大仕事として、新しい競技場も完成し環境が整ったことから、クラブ最大の懸案である、観客数の増加と財政基盤の強化にひとはだ脱いでくれる気になったのではないかと、勝手に推測しています。ご家族の生活環境だけが心配ですが、祖国と違って平和な日本で最後のサッカー人生を堪能して欲しいと願っています。