2005/10/08 この程度

日本代表はラトビアと引き分けました。
ラッキーなゴールでリードして前半を終えた時点では、代表サイトなどでは、日本の方が技術で上回っており、圧勝するだろうとの見方が出ていました。しかし、後半、PKでさらに加点された後、ラトビアは高さと運動量を活かし、圧倒的に攻め立てました。私は前半の途中から日本代表の動きの無さに不安を感じていました。みな足元でボールを受けようとするばかりです。幸いなことにラトビアの決定力の無さに救われ、最後はよく引き分けで終わることができたと安堵するような内容でした。

次のウクライナはW杯出場を決めている欧州の強豪で、ラトビアとはレベルが違います。ことに世界最優秀のFWを抱えています。日本が今日のように、海外でやっているというだけでメンバーを決めたり、水曜日に試合がありラトビアに駆けつけたばかりの選手を交代起用したりといった試合しかできないと、欧州の、世界のサッカーのレベルの高さをいやというほど見せ付けられるでしょう。

なまじ、アジア予選をトップ通過したり、ブラジルに善戦したりしたことから、現日本代表の力を正当に評価できない代表関係者には、今度の欧州遠征は、世界のレベルからは遠く離されていることを再認識する良い機会となるのではないでしょうか。体格差をどうやって埋めるのかという戦術が明確でないと、ドイツW杯での勝利は期待できないと、早く気付くべきです。