2005/11/25 珠に傷

一度死んだのに蘇りました。まさに蘇我(われ蘇り)スタジアムです。

浦和戦は、予想通り立ち上がりは浦和に攻め込まれましたが、その後は一進一退、両チームともいくつかゴールチャンスを作りました。しかし、真の意味での決定機は前半水野のFKにハースが頭で合わせ、ゴールインした場面だけでした。副審の判定ミスでゴールは幻に終わりましたが、この副審はその後ハースが抗議したと告げ口し、主審にイエローカードを出させました。自らミスを犯しながら、余計なことをしてくれたものです。

試合が一方的になったのは、終盤にハースに代えて林を投入してからでした。浦和は足が止まって林のスピードについていけず、また、セカンドボールもことごとくジェフが拾いました。水野のゴールは必然だったといえましょう。訳の分からぬ評論家や一部マスコミはDFに当たったオウンゴールで不運だったなどと書いていますが、ゴール前には斎藤が詰めていましたので、もし触らなければ、斎藤が決めてくれたことでしょう。これだけボールを回され、攻めまくられて獲られた点を不運でかたずける、浦和寄りの姿勢にはあきれてしまいます。

かなり本来の戦い方に戻ったこの日の試合は結果とともに満足すべきものでしたが、残念だったのはホームゴール裏ががらがらだったことです。2階のコーナー付近にはほとんど観客がいませんでした。入場券は売り切れのはずなのに何故1万6千人しか入らなかったのか、不思議でなりません。浦和サポの入場券の入手の仕方が一因とも言われていますが、そうとばかりとは考えられません(今後のため原因を分析しておくことも必要でしょう)。基本的には、先行購入できるジェフサポや千葉・市原市民に熱意があれば、こんな事態は招かなかったのではないかと思っています。ホームスタジアムでありながら、アウェーのような雰囲気の中でのプレーを余儀なくされた選手たちが可哀想です。