長崎新聞記事
「団塊世代向け定住誘導策を始動 長崎市旧町地域
「セカンドライフ」を長崎で―。長崎市は今年、"第二の人生"のスタートに近く差し掛かる「団塊の世代」をターゲットにした市内への定住誘導策を本格的に始動させる。昨年からの編入合併で相次いで市域に加わった旧町地域の豊かな自然環境を生かし、都市圏で退職期を迎える世代に農地付きの住宅用地など「田舎暮らし」の場を提供、定住・交流人口の増加を狙う。
「団塊の世代」は、戦後の一九四七(昭和二十二)年から四九(同二十四)年までのベビーブーム期に生まれた世代。企業や官公庁などの定年に伴う大量退職が、一種の社会問題としてクローズアップされている。
市企画部によると、退職世代の受け皿として▽一区画三百平方メートル程度の農地付き住宅用地を造成し、希望者に提供する「定住型農園」▽短期居住のための宿泊施設と農園を備えた「交流滞在型農園」―などを整備する構想。公営住宅・教職員住宅の空き部屋の活用も検討する。
庁内の関係各課によるプロジェクトチームを昨年末に発足させ、事業規模の検討や候補地の選定などを進めている。新年度は、PRのための「農業体験ツアー」や自然に囲まれた暮らしの魅力をアピールする「ふるさと暮らしセミナー」(仮称)の開催、モデル住宅の建築などにも取り組みたい考え。
市企画部は「旧西彼七町の編入合併で、市域に遊休農地や未利用地が増え、退職世代の"自然志向"に応える受け入れ態勢の整備が可能になった。定住・交流人口の拡大による旧町地域の振興や新市としての一体感の醸成にもつなげたい」としている。」
「団塊世代向け定住誘導策を始動 長崎市旧町地域
「セカンドライフ」を長崎で―。長崎市は今年、"第二の人生"のスタートに近く差し掛かる「団塊の世代」をターゲットにした市内への定住誘導策を本格的に始動させる。昨年からの編入合併で相次いで市域に加わった旧町地域の豊かな自然環境を生かし、都市圏で退職期を迎える世代に農地付きの住宅用地など「田舎暮らし」の場を提供、定住・交流人口の増加を狙う。
「団塊の世代」は、戦後の一九四七(昭和二十二)年から四九(同二十四)年までのベビーブーム期に生まれた世代。企業や官公庁などの定年に伴う大量退職が、一種の社会問題としてクローズアップされている。
市企画部によると、退職世代の受け皿として▽一区画三百平方メートル程度の農地付き住宅用地を造成し、希望者に提供する「定住型農園」▽短期居住のための宿泊施設と農園を備えた「交流滞在型農園」―などを整備する構想。公営住宅・教職員住宅の空き部屋の活用も検討する。
庁内の関係各課によるプロジェクトチームを昨年末に発足させ、事業規模の検討や候補地の選定などを進めている。新年度は、PRのための「農業体験ツアー」や自然に囲まれた暮らしの魅力をアピールする「ふるさと暮らしセミナー」(仮称)の開催、モデル住宅の建築などにも取り組みたい考え。
市企画部は「旧西彼七町の編入合併で、市域に遊休農地や未利用地が増え、退職世代の"自然志向"に応える受け入れ態勢の整備が可能になった。定住・交流人口の拡大による旧町地域の振興や新市としての一体感の醸成にもつなげたい」としている。」