2006/03/26 何かが足りない

チーム状態が好転し、期待を抱いて鹿島戦を迎えましたが、結果は残念なものでした。選手の動きも良く、気合も入っていて、終始試合の主導権を握っていました。これまでの試合に比べボールへの寄せが早くなり、守備から攻撃への切り替えがうまくいっていました。ただ、シュートにつなげるパスに相手に脅威を与えるほどの精度がなく、鹿島DFに余裕を持って対応されていました。数多く撃ったシュートも枠に行くことが少なく、決定的場面は限られていました。

一方鹿島は守備を固め、ことに前半は押さえ気味に来ているように感じましたが、肝心な時には鋭い攻撃を見せ、決定的場面はジェフを上回っていたように思います。鹿島にもシュートミスが多く助けられました。

最後の時間帯でゴールを決められ、惜しい試合を失ってしまいました。全体としての印象は、前試合の清水戦と立場を逆にしたようなものでした。良いゲームをしながらもアンラッキーな1つのゴールで負けた清水の立場に今度はジェフが立たされました。結局、鹿島は攻め込まれながらも自分たちの方が強いとの自信と余裕をもって戦っていたのに対し、ジェフはどこかに不安を抱き、肝心な場面になると慌ててプレーしていた印象です。オシムの言う勝者のメンタリティの問題なのでしょうか。一流チームになりきれないもどかしさを感じます。