2006/05/10 決定力不足

昨日の代表戦についてマスコミなどのコメントは、決定力が足りない、の一色です。チャンスは作り、シュートは撃てたけど決まらなかった。決められないのが悪い。そんなトーンですが、サッカーのゲームでそんなに点は入らないし、ましてや代表戦、W杯ともなれば、ブラジルであってもそう点を獲れるものではありません。正確なデータは知りませんが、前回のW杯で何度もGKとの1対1の場面を見ましたが、決定率は半分いっているかどうか、という程度ではないでしょうか。点はそうそう入らないものとの前提で試合を見るべきではないかと思います。

それより簡単に点を獲られないことに注力すべきです。昨日の試合でも終盤は、守備をやらないプレーヤーがどんどん投入されたため、結局勝ち越し点を許してしまう結果となりました。点を獲りにいった結果ということなのでしょうが、攻撃は、相手からボールを奪う守備から始まります。ボールを奪えなければ、点を獲るも何もあったものではありません。誰かがボールを回してくれれば、決定的な場所にパスを出す、といった選手はピッチ上に一人いれば十分です。

巻も阿部も精一杯頑張りました。しかし、ドイツの地を踏むことはないでしょう。能力を高めておけば、きちんとチームを作る監督ならば南アフリカへ連れて行ってくれるでしょう。取り敢えず、ジェフに戻ってナビスコ杯、リーグ戦での奮闘を期待しています。