2006/06/01 やればできる

日本代表のドイツ戦は予想以上の善戦でした。チームとしてのまとまりがやっと出てきた感じで、あのドイツ相手にチャンスをいくつも作っていました。4年掛けてこれまでできなかったことが急にできるようになった印象です。選手たちの自発的話合いなど意見のぶつけ合いが良い結果を招いたのでしょう。そうなると、監督は???ということになりますが・・・。

本番での予選リーグ全敗予想を覆しかねない内容だったので、よろこんで良いのでしょうが、安心してもいられない面もありました。高原の2点目など、病み上がりのバラックの淡白な守備に助けられた感じですし、そもそも現状のドイツがどの程度のコンディションか、よく分からないところがあります。
もうひとつは前回も触れた守備の弱さです。選手の守備意識は高かったのですが、セットプレーから簡単に点を獲られる、まるでジェフの生き写しです。簡単には完治できない病です。選手の体格面の改善は今から望みようはないので、中盤のプレスを強化し高い位置でボールを奪って、ゴール前でファールを犯さないようにしなければならないでしょう。しかし、世界の強豪相手にそんなことが簡単にできるとも思えません。
GKの神がかり的な活躍だけが頼りかもしれません。