2006/10/01 6人プラス1、さらにプラス1

大分トリニータ戦は2-1の辛勝でした。
大分はジェフ以上に貧乏ですが、シャムスカになってほんとに良いチームになりました。大した監督です。その大分は何故かジェフに勝てません。しかし、今は順位も上におり自分たちの方が強い、今度は負けるはずがない、との意気込みを感じさせる姿勢でこの試合を戦っていました。確かに後半の前半に限ればジェフを圧倒するような良い試合をしていましたが、まだ何かが足りないようです。負傷で先発を外れたマリオが入ると一気にジェフに流れが来て、逆転してしまいました。

ジェフもそうですが、弱いチームが強くなって良い試合をするようになってもなかなか勝ち続けることは困難なようです。心理的な面まで含めて強豪チームになるには一朝一夕にいくものではありません。大分にしても、清水にしても、川崎にしても、自分たちは強い、こんな相手に負けるわけはない、などと思い込んでもそう簡単に勝てるほどサッカーは単純ではないということでしょう。

そんな清水などのサポーターから、日本代表に自分たちより下にいるジェフから4人も選ばれているのは理不尽だとの声が聞かれます。今日発表されたガーナ戦のメンバーには、阿部、巻、羽生、佐藤勇人に加え、さらに山岸、水本の2人が選ばれました。このほか勇人の弟、広島の佐藤寿人もジェフの出身です。そして今晩さらに元ジェフの山口(G大阪)が追加されました。前にも書きましたが、阿部、佐藤兄弟の3人はジェフユースの同期です。今回選ばれた山口は彼らの先輩ですし、山岸は後輩です。昔の仲間が5人揃いました。
この5人が活躍した頃のジェフ下部組織は強かったのですが、最近は成績がやや低調です。建て直しを図って、この5人や岡本、工藤、川渕、竹田に続いてトップチームに上がれるような選手を育てて欲しいものです。真の強豪チームになるには、潤沢な資金か、優れた育成システムが必要です。いずれも短時間に揃えられるものではありません。強豪チームになるのは長い道のりです。