2006/10/13 書く気分になれない2

ジェフのチーム内外では、祖母井GMがグルノーブルに転出すると伝えられたことから、大騒ぎになっています。転出を容認した社長は無能扱いされ、サポーターはGMの留任要請、社長の退陣要求の署名活動をやるとか、説明会を開けだとか、ネット上で喧喧諤諤の議論がなされています。

サポーターが、「ウバ害」と騒いで退任を要求した頃とは様変わりです。一部のサイトで、社長とGMとの間で確執があり、事実上社長が追い出した、などと書かれていることで、なおさら騒ぎが大きくなっているようです。社長よりGMの方が給料が高いのはケシカランと、社長が言っているなどとも伝えられます。真相は分かりませんが、全く、低次元の情報合戦といったところです。

サッカーのサポーターは人事権といった経営次元の話まで口を出す権利があると、思い込んでいるところがあります。チームを愛している証拠ですから、悪いことではありません。ただ、残念ながら、サポーターレベルには正確な情報が伝わってきません。どこまでディスクローズするかはクラブ側の判断です。情報操作の入り込む余地がここにあります。これまでも小倉や中西の放出の時、サポーターは訳が分からぬまま大騒ぎしましたが、結果からみると間違った判断ではなかったように思います。今回もクラブから通り一遍の発表しかないことがことを大きくしています。

いまや透明性は企業経営の根幹です。正確な情報の早急な開示は当然やらなければならない事項です。