2006/11/04 連覇しても課題は山積

鹿島が秘密練習を繰り返していたのは、どうもJEFの選手を体力差で圧倒し、痛めつけることだったようです。この作戦にはまって、JEFの選手は次々にピッチに倒されました。体が小さいという弱点をうまく突いてきました。攻撃の要ハースが早々と負傷退場し、ピッチ上には日本人選手だけになりました。やや不安になりましたが、現時点での両チームの力の差は大きかったようで、鹿島に主導権を握られたのは、後半の早い時間帯だけでした。後半半ばになると、鹿島の選手の脚が止まりマークが甘くなりました。水野、阿部の見事なゴールが決まり、危なげなく逃げ切りました。いつもは2点差でも試合が終わるまで安心できませんが、この日は点を獲られる気がしませんでした。何故かストヤノフがいないと点を獲られません。ストヤノフ頼みではなく、皆が自分がやらなくてはという守備の意識が高まるのかもしれません。

これで賞金1億円獲得し、選手の給料をわずかでも上げてやることができそうです。ただ、代表選手が6人も出て、そのほかにもこの日のMVP水野のように結果を出している選手が多いので、出費が増えるのは間違いなく、来期も現有勢力を維持できるか財政上の不安を抱えます。外国人選手3名の去就も分かりません。次の目標であるリーグ優勝を成し遂げるには、まだまだ大きな障害が横たわっています。あまり大きな望みを抱くのではなく、チームの長期的な存続、発展の構想をきちんと固めなくてはならない気がします。

何はともあれ、優勝はおめでたく、嬉しい限りです。頑張った選手たちに乾杯!