2006/12/28 早めの初夢

来年は優勝争いします。的確な選手補強と若返りで競争が激化、甘えのなくなったジェフはアマル監督の指揮のもと、2001年から2005年シーズン以上の強いチームとなります。

大多数のサポーターや世間では、阿部や坂本がいなくなり(祖母井GMが退団することもあって)、また残留争いするジェフに逆戻りすると予想しています。このため、阿部、坂本に対し移籍するな、の声が高まっています。しかし、このクラブに残る気のない人を追いかけても仕方ありません。それよりは、前向きの効果を期待すべきではないでしょうか。

阿部がチームに貢献していたのは疑いありませんが、移籍すれば多額の資金を手に入れられます。その資金で噂される下村や外国人選手を取得すれば、戦力的に落ち込むとは考えられません。阿部の能力が世間が見ているようにジェフの中で飛びぬけた存在とするなら、ほぼフル出場したのに、ジェフは何故今シーズンのようなリーグ戦の結果しか残せなかったのでしょうか。阿部とはいえ、1/11+αでしかないのです。阿部がいなくなることの最大の問題は阿部個人の人気がチームに与えた経済効果の減少だけでしょう。
坂本は、もともと戦力として微妙な選手です。入団時の技術レベルの低さ、アイデアの無さは目を覆うばかりでした。ただ、スタミナと、試合の中で1回は大化けする意外性は貴重な存在です。今でもミスでボールを失うことやボールを持っても判断が遅れることがよく見られます。ジェフというチームだからこそ周りがカバーし、目立たないだけだと思います。水野など有能な若手にチャンスを与えた方がチーム力は上がると思われます。

キャプテンや選手会長がいなくなって、逆にチームの結束は強まるのではないでしょうか。阿部はキャプテンの適任者として選ばれたのではなく、阿部自身の成長を促すため敢えて前監督が任命したと聞いています。他の選手がゴールした時や選手が痛んだ時にこの二人が真っ先に駆けつけるシーンはあまり見かけません。技術的にも精神的にも優れた選手がリーダーシップをとることこそがチームをさらに強くし、苦境を救ってくれるのだと確信しています。

今は打ちひしがれているサポーターが、新たな選手の活躍や若手選手の成長を目にして、安堵する光景が夢の最後の場面でした。小倉、中西、茶野、村井などが去った後と同じ光景です。