2007/01/03 明日の見出しが思いやられる

明日の報知あたりの見出しは、「乾、意地の1発」とでもなるのでしょうか。昨年優勝の野洲を八千代が完膚なきまで叩きのめしました。しかし、ゴール裏のカメラマンはほぼ全員が、野洲がゴールを入れるほうに陣取っていました。後半こそ少数が八千代側に回りましたが、それでも圧倒的に野洲側でした。みんな野洲の乾のゴールを撮りたがっていたのは間違いありません。帰宅して見たTV放送のビデオでもプレーに関係ない乾ばかり映しており、アナウンサーは勝負が決まってからの乾のゴールに絶叫していました。

日本のマスコミのスターシステムは害悪以外の何物でもありません。こうしてちやほやされた若者が自分を見失ってサッカー界から消えていった例は枚挙に暇がありません。しかし、誰もその責任を取りません。乾君がこうした道を歩まないよう願うばかりです。

八千代はだんだん調子を上げてきました。国見と対戦した時はロングボールが目立ちましたが、この2試合はパスをよく繋いでいます。これが八千代本来の戦い方のようです。この日は幸運にも恵まれ、点が大量に入りました。多分に野洲の攻撃重視で守備が疎かになったというか、守備面での集中力の欠如に助けられた面があります。相手が守備的に来た時、点が取れるかどうかが今後勝ち抜いていけるかどうかの試金石となるでしょう。次は三沢です。

(写真は八千代米倉の得点シーン。クリックすると拡大されます)