2007/01/19 墨田川全橋踏破

徳川家康が江戸に城を構えて、隅田川に最初に架けた橋が千住大橋と聞いています。その当時は大橋と呼ばれたそうで、今でも橋に架かっている表示板には単に「大橋」と書かれています。

その後、同じく大橋と呼ばれた両国橋などいくつかの橋が架けられ、現在では、千住大橋より下流には16の橋があります(レインボーブリッジと鉄道・自動車専用橋を除く)。自分の記憶を確認する意味もあり、上から列記しますと、千住大橋、水神大橋、白鬚橋、桜橋、言問橋、吾妻橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋、両国橋、新大橋、清洲橋、隅田川大橋、永代橋、中央大橋、佃大橋、勝鬨橋(以上17橋)となります。この中で一番美しいと思うのは清洲橋です。逆に醜いのは隅田川大橋。高速道路に覆われ、風情もクソもありません。景色が良いのは永代橋で、中央大橋や相生橋、佃の高層アパート群など現代東京の象徴的な光景が眺められます。ユニークで心和むのは桜橋、人間・自転車専用橋で花壇や椅子など置かれ、のんびりしています。桜の頃は文字通り桜の花で囲まれます。

散歩の途中、これらの隅田川の橋を折に触れて渡っていますが、これまで水神大橋だけは行ったことがありませんでした。昼休みにチョットというには交通が不便過ぎて、敬遠していました。今日、仕事をサボって、浅草から東武線で鐘ヶ淵まで行き、水神大橋を渡って南千住の駅まで歩きました。やっと、全部の橋を渡ることができました。南千住辺りはごみごみした工場地帯という先入観があったのですが、隅田川と南千住の駅の間は、今や大住宅団地となって、高層アパート、公園、洒落た店舗が広がっていました。川の流れだけは昔のままですが、東京下町の風景は年々変わっているようです。