2007/02/24 キャプテンYUTO

勇人がキャプテンになったと伝えられます。
入団した当時のことを考えると、夢のような話です。弟の寿人はユースの時から年代別日本代表に選ばれ、トップ昇格は当然といった雰囲気だったのですが、勇人はサッカーに集中していなかった時期があったりして、弟とセットでプロになれたようなものとの評価だったように思います。

しかし、実際にスタジアムやファン感謝デーなどで話をしてみると、評判と違ってきちんと応対できる、素直そうな青年との印象を受けました。弟はサインにも代表であることを書き添えるなど、心はジェフと違うところにあるように感じられたのとは対照的でした。寿人がレンタル移籍した時、同時に勇人にもそんな噂がありました。たまたま会ったときに「変なことを考えるより、ここで頑張っていればきっと良い時がくるよ」と声をかけましたら、ハイと返事してくれました。それからずっと勇人を見守り続けてきました。その後、ベングロシュさんとオシムさんに良い面を引き出してもらい、あの小さな体で日本代表まで上り詰めました。この2人以外の監督では勇人の良さに気がつかなかった可能性が大きかったろうと思います。ジェフにいたからこそ、2人の世界的名監督と出会えたのです。

年上の選手も大勢いますが、勇人がこれからのジェフを引っ張ってくれることでしょう。キャプテンがこれだけ走り回ったら、他の選手は止まっているわけにはいきません。