2007/05/21 レッドカード

広島戦の最初の失点場面、中島のハンドについて、イエローではなくレッドカードが妥当で、主審の温情で助かったというコメントが見受けられます。

あの場面は私の目の前で起こりました。私はゴールラインの延長線上で観戦していました。ですからウェズレーが上げたクロスがよく見えました。あのまま中島が触らなければ、ゴールを通り越して、右サイドエリアのゴールラインの傍に落ちたか、水本がクリアできたと思います。例え、落ちたボールを広島の選手が拾えたとしても直ちにゴールを狙える位置ではなかったように思えました。つまり、あの反則がなかったとしたら、それほど失点のリスクは高くなかったということです。決定的得点場面の阻止というほどの反則ではないように見えました。ですから、主審はイエローカードに止めたと解釈しています。ただし、PKにするのではなく、あのプレーをそのまま流し、寿人の得点を認める判断があってもおかしくなかったとも思っています。この部分は主審の温情を感じました。PKが決まって結果は同じでしたが。

今年のジェフは先制点を取られると勝てません。その意味であのPKは試合の行方を厳しいものにしてしまいました。中島があんなにあわててバレーボールのようなプレーをする必要はない状況でした。沈着さを買われている選手があんな無様なプレーをしてはいけません。今年のジェフを象徴しています。