2007/05/28 応援するしかない

こんな立派なプレーヤーがいてくれて、ジェフサポーターは幸せです。
本来許されないこととは思いますが、羽生直剛オフィシャルウェブサイトから転載させていただきました。

『今、静岡に向かう新幹線の中です。
今回の代表にはジェフから5人が選ばれました。リーグで下から3つ目のチームからこれだけ入ることは珍しい事でしょう。僕は正直、前節ガンバ戦直後に自分のふがいなさに、「もし今回、僕という選手を代表に選手をしてもらえたとしても辞退したい。」という気持ちになりました。そして、チームの人にもその事は伝えました。決して入れるとは思ってはいませんでしたが。もしも、選んでもらえたらですが・・・。
理由は、肩の怪我もそうですが、なによりもパフォーマンスの悪さです。ジェフでも失点に多くからみ、足を引っ張るような選手が代表なんかに行ってはいけないと考えました。
でも僕は今静岡に向かっています。それはアマルさんが「重い荷物をおろすのは簡単だ」と言ってくれたからです。人はいろいろなプレッシャーを受け、それをはね返したときに成長していきます。サッカー選手も特にそうだと思います。ガンバ戦が終わってからいろいろな人と話している中で、代表監督のオシムさんもとても重い荷物を背負ってるんだと思いました。世間のバッシングの中、ジェフから5人も代表に呼ぶ。それは、オシムさん自身にとっても危険な事であり、自分の信念は曲げないという一つの挑戦なんだと...。
だから、僕は素直にプレーで返すしかないんだなと思いました。代表が勝つ事、代表の試合に出て活躍する事、試合に出れなくても練習で代表の選手が少しでも刺激されるプレーをする事。それを目指してとにかくやりきろうと今はそう思っています。
ジェフも今は非常に厳しい状態にありますが必ず好転するチャンスがあるでしょう。その時に良い働きが出来るように僕も少しでもレベルアップして帰ってきます。そして、アマルさんは「代表の新鮮な空気を持って帰ってきてくれ」とも言ってくれました。出来るだけ大きなお土産を持ってこれるように頑張ってきます。
今回、話しをしてくれたアマルさん、フロントの方々、そして僕を心配してくれて話しかけてくれた全ての人に感謝しています。ありがとうございました。この代表という中で必ず何かを掴んで帰ってきます。
そして、サポーターの皆さんへ脳震盪の時の「なおたけ」コールは本当に素晴らしかったです。なんとなく目はぼやけてて一点しか見てませんでしたが耳から入る「なおたけ」コールはなぜか神秘的で...一生忘れません。後日冗談半分で「あのコールの中で、もしもあの僕が戻ってこれなくなってしまってもそれはそれで幸せだ(笑)」ってまわりの選手に話したらタテさん(立石さん)ですら笑ってました(^o^)本当にいつもありがとうございます。僕の大きな力になっています。そしてこれからもよろしくお願いします。

はにゅ~ 』