2008/01/12 Change!

新GM(チーム統括本部長)に就任した昼田さんが、就任の抱負の中で、「今季、我々には、『Change-変化』が必要になると感じています。(途中略)2010年を見据え(略)我々の進むべき道『Jef's Way』を築きあげたいと思っています。」と述べておられます。まさに、変化が今のジェフに必要なことと思われます。

オシム時代のジェフは、今移籍しようとしている6選手や阿部、坂本、ストヤノフなどが中心になってプレーし、結果を残しました。しかし、同じ選手が揃った一昨年後半や、6選手主体の昨年は、アマル監督の下で散々な結果でした。アマルだって東欧ではそれなりに実績のある監督です。つまり昨年プレーした選手は、オシムという特別の、言いようによっては特殊な監督の下でしか結果を出せない程度の選手だった訳です。そんな選手主体では、せいぜい13位程度の結果しか出せないのですから、このままで良いわけがありません。昼田さんの言う変化がチームに必要な所以です。監督を代える、オシムのような特別の監督はいないのですからその指導がなければ勝てない選手を代える、このことを恐れてはなりません。思い切って変化し、2010年にむけ長期的視野をもってチーム再構築にのぞむべきです。

幸に、オシムの下で代表に数多く選ばれたため、移籍していく選手たちは実力以上に高く評価されているので、多額の移籍金が入ります。この資金を有効に活用すれば、普通の監督でも勝ち抜けるチームを築き上げることが可能でしょう。本音を言えば、クラブの両株主が、余剰が出ればその分支援を削減するという方針を捨て、必要なら強化資金を増額する位の支援をして欲しいところです。適切な人材の投入も必要です。事業活動で得た利益の社会還元はいまや企業の社会的責任です。サッカーは文化です。文化への資金や人材の投下は格好の社会貢献です。変わらなければならないのは、株主も同じです。