2008/06/30 スペインサッカー、万歳!

スペインのパスを繋ぐ攻撃的サッカーがヨーロッパを制しました。この勝利は、2006年W杯のイタリアのように守備を固め、少ないチャンスをものにする負けないサッカーが主流を占め、結果を残してきた世界のサッカー界の潮流を変えるきっかけになるかもしれません。

見ていて面白いサッカーが強ければ、スポーツとして、エンターテインメントとして、これ以上のことはありません。スペインの選手たちの技術や運動量は素晴らしく、なかなかまねができる訳ではありませんが、カネが絡み勝利だけが求められる世界のサッカーが変わっていけば、さらにサッカーの人気が高まることが期待できます。

今朝の試合で目立ったのは、前述したようなスペイン選手の攻撃技術の高さですが、その前提としての守備におけるボール奪取能力も見逃すことができません。まさにサッカーにおける守備とは、相手からボールを奪い攻撃の第1歩とすることだ、ということを教えてくれました。点が獲れ、パスが上手ければ、守備はおざなりでよいとする風潮のある日本サッカー界も変わっていって欲しいものです。