2008/11/15 間違いでした、で済ますつもりか

天皇杯でのベストメンバー問題で、当然のことながら、理事会で処分なしとの結論になったそうです。

日刊スポーツによれば、
「処分がなかった上に、この日は千葉への批判が間違いだったことも分かった。犬飼会長は「データがそろっていない段階で、千葉と大分という話がきた」と弁明し、Jリーグが定めるベストメンバー規定(天皇杯は対象外)を照らし合わせると磐田と仙台も違反していると指摘。はからずも、情報の集約のお粗末さを露呈することとなった」
とのことです。

問題は2つ、いわれのない中傷を日本サッカー界の最高責任者がしておきながら、クラブの名誉を傷つけたことに対し何らの謝罪もなく、責任を取るとの動きがないこと、もう一つの問題は、マスコミは何の検証もなく問題発言の多い会長の言葉をそのまま鵜呑みにし、会長による名誉毀損行為の片棒を担いだこと(今更、「情報の集約のお粗末さを露呈することとなった」などとどの面をして書けるのでしょうか)です。

最近のサッカー界において極めて理不尽な存在である協会とTVを含めたマスコミ双方が絡んだ今度の失態は、まさに象徴的だと思われます。