2009/04/04 余得

昨日、芝増上寺に花見に行ったら、徳川家の将軍墓所の特別公開をやっていました。墓所の入り口「鋳抜き門」は普段は閉まっていて中は見られません。初めてお参りできました。

正面の2代秀忠、6代家宣を真ん中に、左右に、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂の各将軍と静寛院和宮、将軍生母等合祀、計8基の宝塔があります。宝塔には石塔と青銅製のものがあります。戦後、寺内の別の場所から現墓所に改葬されたそうで、いずれも思いのほか小振りです。
秀忠の宝塔(写真)は、以前は木造で大きなものでしたが、戦災で消失、再建されたもののようです。和宮の宝塔は当時のままだそうです。質素な墓を見て、小説「和宮様御留」の哀しきヒロインを思い出しました。

増上寺は花見で大変賑わっていました。思わぬ特別公開に遭遇し、花見と歴史を楽しめて、得した気分です。