2009/06/18 世界は遠い

久し振りにW杯の話題を。最終予選の最終戦はオーストラリアに1-2の逆転負けでした。2006年のドイツでの予選リーグ第1戦を彷彿とさせる結果でした。日本チームはジーコの時代から進歩していない、と考えるべきなのでしょうか。

監督が、あのツキだけはあるが何もしないジーコからオシムに代わって、日本人にあった、考えて走るサッカーを目指しましたが、病に倒れそれを全うできませんでした。後任の岡田について私は、前に書いたとおり、現実主義者でありそこそこのチームは作れるが、世界の強豪国に勝てるコンセプトを持ちあわせているかは疑問とみていました。W杯本戦出場は事実上すでに決定していましたので、ここ数試合、親善試合ではなく、真剣勝負でどこまで結果を出せるか注目していました。残念ながら、W杯予選ウズベキスタンには辛勝したとはいえ、消化試合と化したカタール(相手は真剣勝負でした)、オーストラリア戦も含め、世界と戦うにはあまりに力不足というのが実感です。

体格と技術に優れたチームをどういう戦い方で破っていくのか、その基本戦術、方法が見当たりません。そんな状況にありながらベスト4進出を目標に掲げる岡田の勇気に敬意を表しますが、根拠のない口先だけにならないよう、この1年間でそれを実現する具体的方法を確立して欲しいと願っています。私個人的には、今回は、本戦のチケットを確保する努力をする気は全くありません。