2009/07/06 勝負あった

降格圏に漂う2チーム、ジェフ対トリニータの直接対決は2-1でジェフが勝ち、大分に引導を渡しました。

ジェフにとっては負けてもまだ悲観的になるような状況ではありませんが、12連敗中の大分にとっては生きるか死ぬかの大一番でした。大分側は、試合前から社長が「ぶっ殺すつもり」でやるなどとぶちあげ、選手、サポーターも必ず勝つと意気込んでいたようです。しかし、意気込みだけで試合は勝てません。ひどいピッチの中で動きは鈍く、唯一勝てると読んでいたらしいジェフにも負けたことで、試合後のスタジアムは通夜のようでした。帰りに乗り合わせたタクシーの運転手さんも、「もう皆諦めてますよ。維持費の高いビッグアイは取り壊されるでしょう」などと、これからの巻き返しなど期待するふうもありませんでした。

計算上、残り18試合2勝1敗ペースでいけば残留できますから、諦めることはないのですが、当事者はそんな心境にはないようです。私個人的には、大分のチーム自体、九州のチームであり、ジェフに勝ち点を配給してくれるので、嫌いではないのですが、大分にいかなくてよくなれば、ほっとします。ここのスタジアムはJリーグの試合会場で唯一ビデオ撮影を禁じているからです。この日も一脚にデジタル一眼レフを据えて撮影していたら、「静止画はよいが、動画は駄目」と釘を刺されました。スタジアムの下の方から何人かで監視しているようです。陰湿な運営です。

ビデオは撮れず、深井、下村のファインゴールは分解写真で撮っただけですが、勝ってくれれば大分まで足を運んだ甲斐がありました。あとは、ジェフが、間違っても、つられてJ2落ちして来年も大分に行かなければならないような羽目に陥らないよう、祈るばかりです。