2009/07/27 また監督交代

ミラー親子、沢入ヘッドコーチがクビになり、江尻コーチが監督に昇格しました。

成績もさることながら、1年以上かけてもこれだけチームとして熟成しないのは監督の指導方法に問題があるものと思っていました。従って、前任者に続く、短期での交代もやむを得ないでしょう。ただ、契約途中での解任は違約金が多額に上ると思われますので、この時期の解任は、唐突で思い切った処置だと言えます。資金的な負担を負ってくれるであろう株主の、チームをJ2に落としてはならないという覚悟が相当なものと推察されます。今年練習場も出来上がることですから。

後任は妥当な人選です。奥寺以降、監督は日本人では能力が十分でないとのチーム方針(というか祖母井の考え方)から外国人監督が続いていました。しかし、今回はシーズンも押し詰まってからの更迭であり、人選する時間も、チームを1から作り上げる余裕もありません。ベルデニック、ベングロッシュ、オシムのもとでコーチを経験した、生え抜きの江尻しか選びようがなかったといえます。これを機に、以前のように、練習量を増やして体力と連携を鍛え、練習試合で実戦経験を積んで、走り回れる攻撃的チームに変貌できるとすれば、高い違約金も元が取れるというものです。